![]()
yasuとmomoの欧州ふたり歩き ![]()
その4.オランダは煉瓦色
ユトレヒトに到着10時21分。駅から見るとかなり近代的な都市に見える。どうやら外は雨らしい。大荷物をさげてまわるのはさすがにしんどいので、ボストンバッグをコインロッカーに入れる。3.50ユーロ也歩くのもさすがに疲れたので、strippen karltを買ってバスでcentral museumに向かう。museum方面は2番のバスで(駅からショッピングセンター方面に向かって左に降り、いちばん端のバス停)一方方向の環状線になっている。momo、バスを見て「がったん、がったん」と言い出す。「これは、バス」と教えると、それ以来「でんしゃ」「ばす」はお気に入りとなる。見るたびに「ばすばす」と言っている。

<ユトレヒトのバスで>
dom、univと通るので、観光には便利だが、それ以上に学生が利用しているようだ。駅前のビル街を一歩越えるととたんにクラシックな街並みになる。長崎のハウステンボスそっくり(もちろんこちらがパクリだが)。石畳と煉瓦作りの街並みが続く。domやunivを過ぎ、central museumに到着。期待を胸に入る。
リーフレットの地図にもBrunaの表示があり、どんな展示かと楽しみにする。ところが、探せど探せどBrunaの展示らしきものはなし。何度も館内を回っている日本人父娘っていうのも不思議だっただろうなあ。どうやら、information centerの横にある棚ひとつ分がBrunaコーナーで、日本で出版されているブルーナ本や、解説書があるだけ。shopにはそれなりにBruna商品がある。どうやら、Miffy、オランダ語でnijncheは本国オランダではそれほど注目されていないということか。後からベルギーの友だちBrunoに聞いた話だが、数年前はBrunaが脚光を浴びてた時期があって、それからはあまり注目されていないそうな。ま、いわば子どものおもちゃで言えばクラシックなものらしい。そうだよね、キャラクターものとして大人までもが子どものキャラを集めるのは日本ぐらいだもんね。

ま、それでもいいや。次はBrunaじいちゃんが毎日通うというcafe orloffに向かう。半分どっちでもよくなってきたが、どっちみちdom辺りへ行くつもりなので、お昼にちょうどいいや。momo、赤いコートをフードまでかぶり、さながらサンタクロースのよう。雨の中元気に歩いているので、関心。とゆーか、多分水たまりをぴちゃぴちゃするのが楽しいらしい。どこでも遊んでんなー。さっき来たバス道から一本曲がり、運河沿いを歩く。ほんとハウステンボスそのままやねと感心する。

この通り、いろいろなお店やさんがあるが、日曜のためほとんど休み。飲食店のみ営業中である。orloffはもったいぶって日本向けのガイドには場所を書いていないが、めっちゃわかりやすいところにある。トレードマークのでっかい時計もよく見える。しかし、このカフェ、ほんと日常のお客(常連客)とのやりとりがあり、日本人観光客がブルーナ目当てに押し掛けるのは確かに迷惑だろうなと思った(私も含めて。反省)。行ってみたい人にはあこがれの地かもしれないが、そっとしておくのが最良ですな。

雨が強くなってきたので、とにかく撤退。domからバスでUtrecht駅へ帰る。

次はDen Haag 。Den Haag CSに着いてトラムに乗り換えに行く。駅の真上にもトラムのターミナル、駅と平行の道にもトラムのターミナル。トラムだらけ。勘で駅横のstopに出ると大正解。17番のトラムで直にGemeeritemuseumに出られる(ガイドブックには10番って書いてあったぞ!)。どこで降りたらえーやらわからんかったけど、近くにすわっとるおかーさんが教えてくれた。ありがたい。Haagは王室があるという意味である意味中心地のような都市。人も多い。街並みは新しいものあり、古いものありで、とてもすばらしい街だと思う。Binnenhof辺りや運河など、水辺が多いのも落ち着く。

city museum "Gemeerite museum"は超満員。人山の黒だかりである。なので、目的をPiet Mondorianに絞ることにする。たくさんの学芸員が揃いの服を着ているので、よくわかる。日本の美術館とちょっと違う。どうやら特別展が盛況のようだが、そんなのに目もくれず近代エリアに向かう。近代エリアは幾分静かなもの。あんまり近代絵画には興味ないのかな?Piet Mondorian roomは近代エリアの一番奥。手前の方が初期の作品で、奥に進むに従い形や色が象徴化され、形や色が単純化していく。一番奥に最晩年の"Victory Boogie Woogie"がある。図版本では気づかなかったが、張り込みが多い。Cubism Artもよくよく見ると油彩のにじみやむらや揺れがよくわかる。DesignでなくArtなんだなと気づく。所々挑発するように斜めに線がはいった作品がある。Miffyの絵本にも出てるような作品だが、これは決してPiet Mondorianの作品ではない。彼のものはキャンバスを斜めにしてでも線は平行・垂直になっている。momoこんなシンプルな作品を見て「みっふぃーちゃーん」って言ってた。おそるべし観察力。
<ーーー こんなんを見て「みっふぃーちゃーん」って言ってた
ふと目を離したすきにmomo再びcubic artを見に走り出し、学芸員のお姉さんに注意される。「Please hold your child!」失礼しました。Gemeerite museumのstoreで奈良美智さんの本発見。それもオランダ語。すげー!、本物の国際派げーじゅつ家だったんだ。
オランダのDe Steil等で、オランダはカラフルと考えてしまうが、そうでもない。服も車もシックな色が多い。でも、このような鮮やかな色が入ってぴったり収まるのが不思議なところ。Mondorianのcubic artのよう。90%シックで10%カラフルなのが入るのがこの国のバランス感覚なのかもしれない。因みにお国柄と言えば、列車内も他でもケータイでかちゃかちゃ遊んでいる人やぺちゃくちゃと話し回っている人はあまり見ない。個人主義とは言うが、他者とのかかわりや社会の成熟という意味で日本とは比べものにならないほど進んでいるぞ。
Gemeerite museumを出る頃は既に4時。マウリッツへいそげ!。でも、誰に聞いても知らんって。とりあえず近そうなBinnenhofへ向かう。スケートリンクの近くの人に聞いてようやく発見。

閉館前で空いていたのか、あまり人気ないのか、ま、ともかく入る。結構質の高い作品が多いぞ。上の方でRembrantの解剖教室発見。よくよく見ると左腕を開いてたのね。にしても、先生が腕切って見せてくれているのに全然見てないし。先生の立場がないぞ!。にしても、この先生も視線もあらぬ方向を向いている。こんな医者には診てもらいたくないぞ。集団肖像画に近いようですな。次の部屋でRembrantさん発見。でも、だいぶ年くってるぶんで、まるまると太ったおっちゃんやわ。山高帽の凛々しいおじさまのイメージと違いすぎ。あちゃちゃー。あわてて見て回ったためかフェルメールが見あたらなかった。手近にいた日本のおねーさんふたり連れに聞く。まだ行ってなかった奥の部屋に発見。「真珠のイヤリングの女」作品は小さいんだ。この独特の青。澄み切ったオランダの空の青。自然環境が育てた芸術感覚だね。
さてさて、また遅くなるとまずいので、急いでDenHaag Holand Sporへ向かう。戻ればいいのに他の方向へ行ってしまうからややこしい。見つけたtram stopで聞くと、「wrong direction」だって。あいたたた。また別のstopへ行くと「opposit way」と教えられる。危うく郊外へ出るところだった。みんな優しい人ばかり。欧州の街は怖いなんて誰が言ったんだ!?しかし、Holand spor方面行きのtramはあふれんばかりの人人人。夕方のラッシュである。最悪の状況だが、乗らないと駅に着けないのでがんばって乗っちゃう。みんなごめんなさい、大荷物で。結局予定してた17:05の列車を取り逃がす。「Tharysに乗れる?」って聞くが、「it's not available」だそうな。予約いっぱいってことか。1時間待ちとなる。

18:05の列車は旅行客でいっぱい。ファミリー3人で座っているボックスがひとり分空いていて、呼んでくれる。momoを座らせるが、ぐずりだすので、膝上に乗せる。そのファミリーはRosendaalで降りる。momoとふたり夢の中。気が付くと街中の高架、豪華な欄干。Antwerp centraalである。centraalから前に黒髪のおねーさんが乗ってきた。kiplingバッグを持っていて、さては日本人か?と思ったが、電話でchineseを話している。在住者らしい。再び夢の中へ。気が付くと今度はライトアップされた鐘楼が見える。Mechelen到着。momo依然爆睡。歩く気力も残ってないので、taxiでホテルへ向かう。
![]()