第18回 政治って何?
「選挙って何のために行っているか知っている?」
一般的には、政治家と呼ばれる人を選びに行っている。国の政治を行う政治家や、市や県など地方の政治を行う政治家を選ぶ。
日本では、ある年齢以上になると、日本国籍を持つ全員に選挙をする権利と、立候補して選ばれれば政治家になる権利が与えられる。立候補する人は、自分はこういう仕事をしますというのを伝える。それを聞いて、みんながこの人に政治をしてもらおうと選ぶ。
選挙にもいろいろな方式があって、個人を選ぶものや、政党というグループを選ぶものもある。どれも、一長一短あって、それらが混ぜられた方式になっている。
また、田舎と都市部で一票の格差の問題もある。一票の格差というのは、選挙で選ばれた人が何票集めないと当選しないかというのが、場所によって違う問題。東京とか大阪とか都市には人がたくさん集まっている。地方には人が少ない。ある場所ごとに選挙で当選する人数が決められていて、都市部の方が多くの人の投票がないと、選挙に当選しないということが起こる。これは一票の重さに差がでることになるから問題。
ただし、これを完全になくすと、都市部にばかり有利な政治がおこなわれることになり、人が集まりすぎるなどの弊害も生じる。
「政治家と呼ばれる人はどういう事をしていると思う?」
政治家には、国の仕事をする国会議員と、県や市の仕事をする地方議員がいる。
まず、国会議員の仕事は、法律をつくること、予算を決定すること、内閣総理大臣を選ぶことがある。
そのために必要な国内の状況の把握や、他の国との交渉なども行う。こういった情報や交渉を元に、法律を作り、税金を何に使うかを決める。この法律は憲法の枠の中で作られる。憲法は、国の大きな方向性を決めるのと同時に、国会議員がその枠内で法律を作っていいですよというのも、決めている。そういう役割があるから、憲法を変えるには、国民投票が必要になってくる。
次に、地方議員の役割は、条例を作ることと、県や市のレベルの予算を決定すること。
そのために必要な、その地域内の状況の把握や、国内の交渉、状況の把握も行う。こういった情報を元に、条例を作り、税金を何に使うかを決める。条例は、国の法律の範囲内で作られる。
「もし、自分が政治家になったら、どんなことをする?」
これはどういう立場の政治家になるか、なにを目的に政治家になるかによっても違ってくると思う。例えば、世界の環境問題を改善しようと思って政治家になる人もいると思う。また、日本の国から、貧困の問題をなくして、もっと豊かにしようと思って政治家になる人もいると思う。
国の法律を変えることができる、また国民から集めたすごい金額の税金を使うことができる政治家だからこそ可能な仕事は多い。
ただ、できることと、自分の思うようにできる税金の金額が多いからといって、その権力やお金を欲しいために政治家になるようなことは、やめた方がいい。それは公務員などにも共通するところがある。私利私欲のために政治家になると、それを選んだ、国民や市民にとっては、なにも良い事はない。また、本人にとっても多くの人を不幸にすることによって、少しの権力やお金が手に入る程度にしかならない。
政治家を目指すなら、世界をみて、多くの人や生き物の生活や暮らしをよく変えていく、ぐらいの気概は持って欲しい。
メッセージ
「政治家には、世界や地域を変えていける力がある。そういう意識の人が政治家になり、また選ぶ側もそういう人を選んでいく必要がある。」