第20回 投資や株を知ろう
「株ってなにか知っている?」
株というのは、会社の権利の一部のことをいう。株を買うと、会社の権利の一部を買うことになるので、その会社のやり方に口を出すことができる。例えば、会社の方針を承認するための、選挙権みたいなものを得ることができる。他にも、その会社が儲かれば、お金がもらえる。儲かれば儲かるほど、もらえるお金が増えるから、その儲けの額にともなって、会社の権利の金額(株の金額)も上がっていく。
会社が儲かっていないときに株を買って、会社が儲かった時に売ると、その金額の差分が手元に残ることになる。
株以外にも、会社の権利の一部を手に入れたり、口を出す方法はいろいろある。例えば、直接、投資することも可能。どんな会社が儲かるか、先を読んで、そういった会社にお金を投資する投資家と呼ばれる人もいる。
ただし、株も直接の投資も、その会社がつぶれると、買った株や投資したお金はなくなってしまう。そういるリスクがあることも覚えておかないといけない。
「もし、株や投資ってものがなかったらどうなると思う?」
アイデアや時間、会社を作ろうという気合いはあるけど、お金がない人に、お金が行きにくくなる。株や投資というのは、お金がある人が、アイデアや時間、気合いのある人に、お金を貸す行為だと考えていい。その代わりに、そのお金をつかってやったことがうまくいった時には、その儲かったお金の一部を手にすることができる。
こういう仕組みによって、いろいろなアイデアが実現され、生活が便利になり、経済が活性化する。こういう経済が、お金などを中心に回っていく仕組みを資本主義という。
今は、少なくなったが、共産主義という考え方もある。これは、みんなで決められた分だけ働き、決められた分だけ、お金や食料を分け与えましょうという経済の考え方。一件、平等に見えるが、がんばった人やアイデアを持った人が生かされないため、うまくいかなくなってきて、そういう仕組みをとっている国は少なくなってきている。
「他にも、日本や世界の経済を動かしているものってどんなものがあると思う?」
例えば、土地や家を売買する不動産屋さんがいる。こういう人たちは、ある人には不要になった土地や建物を、必要な人に仲介することによって、経済の一部に組み込まれている。
他にも、銀行などの金融機関がある。いろいろな仕事をしているが、その中にはお金の貸し借りもある。今、使っていないお金を貯金として集めて、必要な人に貸している。貯金には利子をつけて集めて、借金にも利子をつけて貸している。この仕組みで経済が回っている。借金の話は、次の話にしたいと思う。
他にも、保険というものがある。例えば、健康保険は、常に掛け金というお金を払っておく。そして、病気などをしてお金が必要な時には、その掛け金から戻ってくる。だれでも、大きな病気をして、お金がかかる可能性があるので、助け合いにもなっている、
こういったもので、経済が回っている。
メッセージ
「株や投資などは、経済を回す仕組みとして必要。ただし、お金を失うリスクもある。」