第27回 感情をコントロールする (12歳で知るべき30のこと)

第27回 感情をコントロールする

「どんな感情があると思う?」
 喜怒哀楽というのが、よく言われる。「喜」は喜び、「怒」は怒り、「哀」は悲しみ、「楽」は楽しいという感情。他にも、イライラしたり、どきどきしたり、わくわくしたり、感動したり、色々な感情がある。
 感情の中には、プラスの感情と、マイナスの感情がある。プラスの感情は、喜び、楽しい、感動するといった感情。これがあるから、人生が豊かで、楽しいものになる。感情を外に出すかどうかは別にして、感情自体がないと、なにもやる気が起きない。
 マイナスの感情は、怒りや悲しみや、イライラするといったもの。この感情も大切。ただし、つきあい方には注意が必要。これらのマイナスの感情を、必要以上に持ちすぎたり、このマイナスの感情しか持てないという状況にならないようにしないといけない。最悪、生きる意味がないと思いこんでしまって、自殺するようかこともある。マイナスの感情に、心が押さえ込まれてしまうような病気も存在する。
 嫌なことがあって、マイナスの感情を持ったとしても、いつかプラスの感情を持てるようなでき事が起こる。感情とはうまく付き合っていかないといけない。

「感情はそのまま外に出す方がいいと思う?」
 感情を表現するということはとても大切。嬉しいことを素直に喜べる、楽しい時は楽しめる。なにかに出会ったときに感動できる、そういう感情を持つことができて、それを表現できるのは、とても良いこと。子供は、感情がそのまま出るので、一緒にいて楽しい。
 ただし、感情を出すときに、2つのことに注意が必要。
 1つ目は、一時的なマイナスの感情を出す場合。例えば、なにかあって、頭に血がのぼって、怒りの感情を持ってしまった時。怒りの感情自体は、悪い物ではないが、一時的な感情をそのまま出してしまうと、人を傷つけたり、人間関係を壊してしまう。
 2つ目は、相手の感情を考えた方がいいこともある。入学試験などで、自分が受かって、一緒に受けた人が落ちた場合、それ自体は試験なので、仕方ないし、起こりうること。ただし、相手の前で喜びすぎると、相手が傷つくこともある。
 マイナスの感情に気をつけつつ、プラスの感情を表に出せるようにしよう。

「感情をコントロールするためにどういう方法をとるのがあると思う?」
 マイナスの感情は、コントロールした方がいい場合もあると言った。その方法の例をいくつか、挙げておきたいと思う。
 一時的な怒りの感情を持ったときは、一度立ち止まる習慣をつける。そして、なぜ自分が怒っているのか、その対象は何なのかを考えてみる。そして、その怒りのもととなった問題を、どうやったら取り除けるかを考えてみる。
 例えば、学校で誰かに悪口を言われた時、怒ること自体は必要。でも、その怒りに任せて、悪口を言い返すと、お互い気分を害してしまう。その子がなぜ悪口を言ったのか、その悪口によって、なにか問題がおこるかなどを考えてみる。そうすると、意外とたいしたことでなかったりする。逆に、プラスの対応で返せたりすると、その悪口がやんだりもする。
 また、テストでうまくいかないことや、仕事でうまくいかないことも、これから起こることがある。そういうときでも、うまくいかないことと、自分を分離することは知っておいた方がいい。英語のテストで点数をとれなくても、それは自分の中の英語の部分だけがうまくいっていないだけ。仕事がうまくいかなくても、それは自分の中の、特定の仕事がうまくできないだけ。自分全部が否定されるわけではない。英語がうまくいかなければ、英語をがんばればいい。仕事がうまくいかなければ、その仕事で努力するか、仕事を変わればいい。  自分の根本や本質の部分は変える必要が無い。


メッセージ

「いろいろな感情を持って、表現するのは大切。ただし、マイナスの感情はコントロールした方がいい場合もある。」

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