第4回宗教を知ろう (12歳で知るべき30のこと)

4.宗教を知ろう

次は、これまでとは少し話題を変えて、宗教の話をすることにする。

「世界にはいろいろな宗教があるんだけど、どんな宗教があるか知っている?」
 仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教などが、大きい宗教。ただし他にも沢山の宗教がある。日本は仏教の人が多いが、もちろんキリスト教やイスラム教などを信仰している人もいる。また、キリスト教や仏教の中も、さらに細かく分かれている。仏教だと、浄土宗、浄土真宗、真言宗などたくさんの宗派が存在する。そして、新宗教、新興宗教というのが、新しくできている。どれかの宗教から派生している場合もあるし、全く新しい場合もある。
 多くの場合、人間や自然の力を超えた存在が中心となり、集まっている。例えば、神様、これは人間や自然の超える存在の典型例。また、多くの宗教には教えがある。この教えは、その宗教に入っている間は守らなければならないもの。また、守ると幸せになれるもの。
 世界には、そのどれかを信じて信仰している人が多い。大昔からあるから、文化とも深く結びついているものも多くて、日本にあるお寺や神社、教会なんかは全てそういう宗教関係するもの。だから、直接、信じていなくても考え方や、生き方にが影響をうけていたりする。  宗教は科学と違って、その教えや正しさを証明することができるものが少ない。それは、元々の成り立ちが、人間や自然のの力を超えた存在が中心となっているから。そのため、どの宗教が正しいや、どの宗教が優れているというものが言えない。

「神様はいると思う?」
 神様はいるっていう人もいるし、いないって人もいる。もちろん、見たっていう人もいる。お父さんは、見たことがないからいるかどうか、判断することができない。あまり、宗教とか信じていない方だけど、神様はいるかもしれないなとは思っている。
 以前、会社の研修で、自分の考えをいろいろ話すというのがあった。その時にそこにでていた外国人が、「私は神様はいると考えている。なぜなら、宇宙の始まりは『無』で、そこから物質と反物質ができた。『無』から何かができるためには、なにかの力やきっかけが必要だ。その力やきっかけが神の力だ。」と言っていた。面白い考え方だなと思う。
 お父さんは神様がいても、いなくても、あまり気にしていない。神様に罰せられるから、これはやめておこうとか、神様のためにこれをしようとか、そういう考え方はしたくない。また、信じてるものだけを救うとか、お金を渡さないと助けないとか、そういう神様なら必要ないと思う。人間や自然の力を超えた存在が、神様だと思うから、そんな小さい神様なら必要ないと思う。
 いずれにせよ、神様がいてもいなくても、自分で考え、自分の正しいと思うことをするようにしている。

「宗教の違いから戦争にることがあるのは知っている?」
 それぞれの宗教には、考え方の違いがある。信じている神様も違う。そういう面で相容れない場合はある。
 昔は、キリスト教は地球が宇宙の中心だと信じていて、天動説を唱えた人を認めなかった。十字軍と言って、教会が軍を持ったこともあった。逆に、仏教を信じていた昔の日本でも、キリスト教を迫害した時代はあった。
 今も、宗教と関係する戦争は多く起こっている。いろいろなケースがあるが、今の状況をいうと、一見、宗教の間の戦争に見ても、裏にはそれ以外の事情が潜んでいる場合も多い。たとえば、中東と呼ばれる地域で、ISISと呼ばれるイスラム教徒関係の強い組織が戦争を起こしている。あれは、石油がたくさん出る地域の権利争いが絡んでいたりする。その権利争いが、根底にあって、恨みなどとして残っている。ニュースだけを見ていると、イスラム教が危ないようにも見えるが、そう考えるのは正しく無い。
 もちろん、宗教ごとに考え方の違いはあるし、正しいか間違えているかの答えはない。ただ、戦争みたいに宗教によって誰かが不幸になるのは間違えている。どの宗教の神様も、人々が不幸になるような戦争を望んでいないことは確か。

メッセージ

「宗教は非常にたくさんあり、考え方も違う。お互いの宗教を尊重し、お互いが幸せになれるように行動することが重要。」

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