sdによる英文ボキャビルを対象とした 記憶&忘却実験 (その1) ©sd
2006/2/12
1.はじめに:
先に 「Ebbinghausの記憶実験とその考察
」 をアップしましたが、
あれは対象が「無意味音節の集まり」であり、かつEbbinghaus個人の結果であります。
実際の英文または英単語の暗記に応用した場合に どうなるかは自明ではありませんし、
当然個人差もあるでしょう。
そこで、sdが 下記の様に 実際の英文を対象に 暗記実験を実施して考察することにしました。
まだ 十分なデータは集まっていませんが、 とりあえず (その1) として
わかった範囲で報告します。
2.検討すべき課題と結果概要:
実験をするにあたって、当初考えた課題とその結果のグラフ は以下の表の通りです。
| # | Ebbinghausの結果で検証・検討すべき課題 | sdの実験の途中結果 | 結果のグラフ |
| 1 | 24H後の残存率が30%程度かどうか。 違うならなぜ? いくら? ばらつきは? |
60%±10%程度。 違いの原因は不明。 |
fig 1 |
| 2 | 近似式は y=100*k/{log(t/a)}^n
という sdの考察 で良いか? とくに n=2で良いか。 |
y=k*t^(-c) という 累乗則が正しそうである。 |
fig 1 |
| 3 | 干渉を避けるための 練習間隔(休憩時間)はどの程度 必要か? 1日? 1時間? 10分? |
10分以上休憩すれば Type1, Type2ともに 干渉は無い。 5分以下 程度で干渉あり。 |
fig2-1 fig2-2 fig2-3 fig2-4 |
| 4 | 1回の連続した練習において、「飽和する」練習量は 200%程度か? それとも時間制約か? |
今回の実験範囲内では 120%程度で飽和する。 時間制約かどうかは不明。 |
fig 3 |
| 5 | (練習が飽和も干渉もしないという前提において) 「定数kは累積練習量に比例する」という sdの予想 は 成立しているか? |
実験データは少ないが y=k*t^(-c)という形において 累積練習量とkは比例して いると思われる。 |
fig 4 |
| 6 | 24H保持できるための累積練習量は330%程度か。 違うならいくら? ばらつきは? |
180%程度と思われるが まだデータが少ない。 |
fig 5 |
| 7 | 無意味文と有意味文で差があるのか? | 確たるデータはまだ無いが たぶん ありそう。 |
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| 8 | 1年以上の長期記憶の外挿はどこまで ただしいのか。 |
まだデータ無し。 | |
| 9 | そもそも「100%練習量」とは何で決まるのか。 | まだよくわからない |







