
コモと出会ったのは、小学生の頃でした。
ひとりっこで毎日さみしかった私は、しょっちゅう犬欲しいーと
おかんとおとんに言ってはいたものの、
おかんは喘息もちだし、おとーさんは犬が好きそうにも見えないし、
まーうちで飼うことはないだろ・・・とあきらめをつけていました。
世間は雅子様の結婚が決まっておめでたムード。
「雅子様の実家にいる、あのヨークシャテリアっていう犬がほしい〜」と騒ぐ私でありました。

僕の話ですか?
そんなある日。
近所に「レモンハウス」という小さなペットショップができました。
チャリンコこいで、ソッコーチェック!です。
ショーウィンドウのヨークシャの子犬のかわいさににわくわくしつつ、
その値段にがっくし。買ってもらえる訳がない。
と思っていたある週末。
夕飯は焼肉かどこかにいくかねと家族で車で出かける途中、
レモンハウスの前を通りがかりました。
「あーここ最近できたよね」と期待度0でつぶやく私。
「ほおーよってみるか」とパパ。
へっ!?!?超びっくりです。
今思えば、おとんはその頃早めの反抗期を迎えてあまり喋ってくれなくなった娘が
久々におとんも関われる発言をしたことが嬉しかったのでしょう。
ペットショップで家族団らん、くらいのつもりだったに違いありません。
生まれて初めて入るペットショップ。
かわいいこいぬがいっぱい・・・目がテンです。
全部だっこしてもイイデスカー!?
おかーさんあたしこのヨークシャの女の子ほしい〜とねだってみた時、
ふとおかんが言いました。

ダウンジャケットあったかいです。
「あららららー、なにこのこは〜?」
なになに?
「ウィンドウに鼻押し付けてるから鼻がつぶれちゃってるのねと思ったら、離れてもかわんないのよー!」
なんじゃそりゃ・・・
それまでヨークシャしか目に入っていなかった私は、
目だたない下の段にいる白い子に初めて気が付いたのでした。
「しろくてふわふわー。でもなんか微妙なかわいさね・・・」
正直、この時点ではヨークシャの方が欲しかった私。
だって白い子ちゃんはこいぬっぽくなくて、妙に静かだったのです。
こいぬってもっとこう、くるくる遊ぶもんじゃないのか・・・?
そこで一時間ばかり二匹をかわるがわるだっこして悩みました。
そのうち、白い子の「のろくて不器用そうなところ」がだんだんかわいく思えてきて、
ヨークシャは大人気だし、愛想いいからほっといても売れるだろうけど、
この子がこのまま売れなかったらかわいそう・・・
しかも3ヶ月こえてて値下げしてるじゃんか>_<!!!
「このこだったら飼ってよし」のおかんの一言で、決まりました。
おとーさん呆然です。「え、飼うの?カードきくのここ??」
ききますパパ。大丈夫ッス!

というわけで、焼肉は中止。
かわりに真っ白いペキニーズのこいぬが帰りの車に乗りました。
こうして、我が家に一人家族が増えました。

すっかり長老男ですな。
「・・・はやくドアをあけんかい。」
余談:「コモ」という名前は、「親も子もおバカで・・・」という理由で、レモンハウスのおねーさん達につけられていました。
コモのおかあさんは、今も昔もレモンハウスの看板犬です。
親子揃ってちょっと頭ガタリナイ・・・-_-。。だったみたいです。
さすがにそれどうなの?と我が家でも改名が検討されましたが、
本人が慣れてるし、このままでいいだろとなりました。
いーかげんな家族だ・・・
