MOVIES

単純に、僕が見て面白かったものです。全部ヴィデオで出てます。

まずは音楽もんから。MOVIES(2)もあります。

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ブルース・ブラザース

 もういいでしょ。タイトルだけで。説明なんて要らないでしょう?僕は京都でロードショウで見て以来、20回は見てると思います。本当は、パーツだけ見ている回数を入れると100回くらいになります。R&Bが大好きな2人の趣味が高じてとうとう映画まで撮ってしまったという、実はかなりオタクな映画です。例えば、地下鉄がとおる横のエルウッドの部屋でかかるSP盤のルイ・ジョーダン「レット・ザ・グッドタイムス・ロール」とか、8トラック(知ってるかな?)カーステレオのサム&デイヴとか、いろいろ隠れキャラがジョークすれすれで出てくる楽しさも含めて、元気が出る映画です。いまだに見ることもあるもんな。


グレイス・オブ・マイ・ハート

 これはキャロルキングがモデルのソングライター物語。50年代-70年代のロック&POPを支えたもうひとつの人たちが彼らみたいな若くて有能なソングライターでした。後半はキャロルキングの半生からはなれますが、ストーリーとしては上手くまとめていきます。実際に、50年代後半のティーンの作家たちの作曲風景は、こんなだったと言うのは本で読んでましたが、かなり精緻な時代考証で当時のニューヨークでのレコーディング風景が出てきたときは、ちょっと興奮しました。機材が当時のまんまだし、楽器もすごいヴィンテージものなんやもん!またキャロル以外にもモデルになってるアーティスト(ライチャス・ブラザーズ、シフォンズら)がはっきりわかるところが、余計にうれしかった。

そんなこと一切知らなくても、お嬢さんが音楽を作っていく中で女性として自立していく話は、十分面白いです。これは特に女の子に薦めたいなぁ。


クロスロード

 ロバートジョンソンの未発表曲を探すブルーズフリークの少年と、伝説のハーピストの旅。という渋い設定ですが、実は後半でなぜかスティーヴ・ヴァイが出てきて、吉本のような展開になるオモロイ映画です。途中まではブルーズを探す旅で、台詞もかっこいいのが多い。これを見ると、いかに白人がブルーズにあこがれているか良くわかる。ライクーダーの音楽も冴えまくりです。


ハーダー・ゼイ・カム

 ちゃちな映画です。でも、ルーツレゲエをしっかり把握したい人は、あの当時のジャマイカがふんだんに見られるのと、色んなアーティストが流れるときに感じる緊張感のようなものを体験しておいてもいいと思います。ちゃちなんですが、ちょっと怖い後味が残る、不思議な映画です。ジミークリフが、光ってます。


バックビート

こないだもTVでやってましたが、これはビートルズファン必見ですね。ビートルズの最初のベーシスト・スチュサトクリフの実話です。天才的な絵画センスがあった彼は、ジョンと一番親しくしていたといわれてます。ジョンも、彼にはとても重要なものを感じてたと思われます。それは中期のレコード<リボルバー>のジャケットが、ジョンとスチュの親友だったドイツのビートルズファン・クラウスブーアマンによってかかれていることや、スチュの彼女だったアストリアにだけ撮影を許した写真が最近出てきたりしたことでも明らかです。この映画は、スチュを見ることによって後のジョンの抽象性が暗示されてるように、僕には思えました。  ちょっと暗いですけど、いいですよ。


コミットメンツ

バンドでもやろーぜ!一発当てようぜ!っていうのは、失業保険でもらえるお金が多いイギリスでこそ言える環境かもしれないなあ。この映画を見てるとそう思います。またイギリスは昔からブラックミュージックに憧れをもつ人が多くて、研究家やシングルマニアが世界一多い国でもあります。となると、野心を持つやつらはR&Bから這い上がっていく、と。がんばれベアーズのバンド版っすね。大好きだけど。



ラ・バンバ

50年代ロックンロールの、もうひとつの顔というか。ロックンロールはそれまでの音楽に比べ誰でもが参加できる要素がものすごく多い音楽でした。簡単に出来るから。だからブルーズではぱっとしなかったチャックベリーやカントリーよりのエヴァリーブラザーズ達でも、日の目を見られたのです。この映画の主人公、リッチーヴァレンスはメキシコからのアプローチをロックンロールに仕掛け、大成功するのですが・・・。感動ものです。


バンディッツ

かっこいい!女の子のロックバンドの話です。最近のドイツ映画です。なんていいのだろう。多分バンドイメージは「焔」や「ヨシュア・ツリー」の頃のU2でしょう。いや、もうちょっと前かも。「転がりつづける」という、ロックの重要な要素をちゃんと映画に盛り込んでます。 これ以上はいいません。MUST!


天使にラヴソングを1&2

特に2。これは歌う人へのヒントがいっぱい詰まった映画です。ほんの数秒単位でそのヒントは流れますから、必死で見てください。例えば1では、一番若いシスターに発声を教える場面があって、それ以前とそれ以後の彼女の姿勢がちゃんと変わっていたり(猫背に)するんです。2はそんな目で見ると、それこそ数十回くらいありますよ。亀渕由香さんの「ボイス・オヴ・ジャパン」でもここからの選曲があるってのは、実はそういうことじゃないかな。


フォー・ザ・ボーイズ

ベット・ミドラー!スゴイシンガーであり役者であり監督でもある彼女の、僕は「ローズ」よりも好きな作品です。この人は72年にでてきたときは、すごいシンガーとしてでした。デビューアルバムの評価はとても高かったし、実際TVで見た彼女はむちゃくちゃ上手かった。でも好きになれなかったんです。それは多分、ミュージカルシンガーのような過剰なステージマナーがいやだったんです、当時は。でも。「ローズ」でジャニスになりきった彼女を見て、なんと底の深いシンガーなんやと思い、それから一連の「女の友情もん」映画をみるにつけ、この人はエンターテインメントの極地にいるなという認識に変わりました。そんな彼女しか出来ないだろうというはまり役を、この映画でつかんだ。だから悪いはずがないです。シンガーの半世紀にわたる人生の話。