サケマス<ホッチャレ物語>--2004.11.3up


十月中旬、北海道でサケマスの遡上を見た。 以前にも断片的には見たことはあったが、今回はいろいろな場

面で遡上するサケマスと触れ合い、意識を新たにした。

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--------- 標津川水門------------- ナイベツ川に遡上したサクラマス---------- サケの遡上が見られる千歳川上流-----

道東の標津川では、夕方、孵化場の水門付近に数千匹とも思われる鮭が群がり泳いでいた。時折上流へ行

こうとして、大きくジャンプをするもの、浅瀬で重なり合っているものなど。鮭はどれもすでに傷だらけになってい

た。千歳川では、上流の支流ナイベツ川にサクラマスが昇っていた。ナイベツ川は千歳の飲料水となる川で、

全国でも名水と言われ、とてもおいしい水が湧いている。

近年、サケマスの多くは孵化場に運ばれてしまうのだが、運良く孵化場へ取り込まれずに、自力で故郷の川に

辿りついたサケマスは、そこで産卵し、力尽きて一生を終える。

 湧き水の匂いを頼りに遡上し、最後の力を振絞って、川に子孫を託した無残なサケマスの屍を、地元ではホ

ッチャレと呼ぶ。ホッチャレは熊を初めとする森の動物たちや水中の微生物、水生昆虫たちの餌となり、 巡り巡

って森を育てると言う。森の木々に、海に由来する窒素が認められたという研究報告があるそうだ。これこそ大

自然のなせる生態系本 来の姿だと思う。

世界遺産の登録がささやかれている知床半島には、かろうじて北海道の原風景が残っている。しかし人工増殖

を始めて百年以上、海と森との豊かな生態系が揺るぎ始めているという。今後は人工増殖を集約的に抑え、ダ

ムなどの障害物を取り除いて、サケマスの自然再生、天然産卵出来る川へと戻して行かなくてはいけないよ

うだ。  ホッチャレが本来の役目を充分に果たせる環境があってこそ、大自然の生態系が保たれることになり

そうだ。

ーーーーー---------ーーー----------ーーーーー----------茨の実2004.11月号より(鈴木紅映記)参考資料<JR北海道車内誌>


<1994年9月、北海道は台風18号の被害甚大でした>

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----- 紅葉と倒木------------------ーーー- 林道の倒木------------------------ ななかまどの紅葉<千歳ドミニオ>--------


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