旅のページ
2009年12月24日〜2010年1月2日
vol.1 出かけるまでも,旅,のはずなんだけど・・・

さて今年の出発は・・・

 いつ出発できるんだろう?・・・
 今年猛威をふるった,新型インフルエンザ。私自身はかかることなく過ごすことができましたが,うちの職場は流行しまくって,予定通り休みに入ることができるかどうか分からなくなりました。なので,毎年旅行会社の企画に乗っかって飛行機の席をゲットしていたのが今年は不可能に。ようやく12月初めになって,12月24日でお仕事終了が決まったのですが,もちろん安い飛行機の便なんてもうありませんでした。もしもJRで行き帰りとなると岡山−北海道は共に2日がかりになるので,帰りだけでも飛行機に,とチェックを重ねると,今話題のJALに1席だけ空きが・・・自身いろんな思いのあるJALですが,JAL株主でもあり私の写真や旅の師匠でもある鶴貧乏「ご結婚おめでとう」師匠が「大丈夫」と太鼓判を押されるので,最後の一席というのも何かの巡り合わせと考えて,席を予約しました。行きはギリギリまでねばって残席を見つけようとしましたが無理で,結局
「久々に陸路を行こう」
ということになりました。
 
 09年の夏は,地震見舞いのついでに東北まで行ったけど,新幹線乗り継ぎは遠かった!,のはどうしてそう感じたのか考えました。結論は「昼動いたから」。じゃあ,と夜行列車のパターンを考えて予約を試みましたが,思うようにいかず(出発日を24日にしたのがだめだったようで・・・),最後に残った選択肢は,雪で止まったらおじゃんの日本海側ルートのみとなりました。今年は雪も多いし,途中で止まったりして行けなくなることもあり得るので数日迷いましたが,仕事後にすぐ出発できるのはこれしかない。新大阪から「寝台夜行日本海」,青函トンネル経由で北海道へ,いう方法を選んで出発することにしました。


 気がついたら青森。あわてて白鳥に乗り換えて・・・
 24日で仕事を終えるためには連日超勤,旅荷物の準備も仕事を終えてから23日の天皇誕生日の夜に,というドタバタぶり。なんと言っても24日は仕事を早じまいしてからのスケジュールが山積み,職場を出た瞬間からもう寸刻みのタイムテーブルがスタートです。あっという間にハラハラドキドキの状態・・・・
 なんとか新大阪に停まっている日本海号にすべりこみました。すぐにやってきた車掌さんに私の上段が終点まで空いていることを確認して,スペシャル荷物置き場(2階の毛布類置き場)に荷揚げをしました(私の荷物は座った私より大きいし,カメラ機材満載なので,置き場確保が大変なのです!)。これまでの夜行列車であればそのすぐ横の上段席を確保するのですが,末席のボックスは上下共に片側1つずつしかないので,ちょっぴり広い下の段で眠ることにしたのでした。・・・と書いていますが,実際には荷揚げをして安心したとたんに睡魔に体を倒されて,情けないことに,次に気がついたのは夜も明けきった8時半,青森駅到着寸前でした。
「しまったぁ,珍しくなってしまった夜行列車の写真一つ残していない・・・」
 さっき荷揚げしたばかりな感覚の中で,あわてて荷下ろしをして,青森駅に降り立ち,白鳥号に乗り換えて青函トンネルへ・・・なのにまた,荷物をだっこして座ったまま爆睡・・・五稜郭前で目覚めて,体じゅうポキポキ状態でしたが,ともあれ函館到着。ここで駅前まで出てお昼を食べてと考えていましたが,体の感覚が重かったこともあって,一気に札幌まで行くことに。
 特急北斗に乗ったのは何年ぶりだろう,と感慨にふけりながら乗り込んで,自動ドアの側席に荷物を滑り込ませて,出入り口で少々寒いけど自動ドア横の席,駒ヶ岳が見える右側に座って・・・一口ホットコーヒーとパンに口をつけた・・・そんなところでまた爆睡スイッチON。駒ヶ岳を見た記憶もなく,次に目覚めたのは「おなかすいたなぁ・・・」苫小牧に進む日本一長い直線軌道上,でした。すっかり冷えたコーヒーを飲んで目を覚ましました。函館を出るときに食べかけたあのパンは,床で私を見上げていました。


 札幌に到着して
 こうなりゃ,一気に道東まで乗り継ごうか,とも思いましたが,さすがに苫小牧前で目覚めたあとのこの体は悲鳴を上げていました。出発前の無理もあったし,また2年前のように体をこわしたら元も子もありませんから,札幌駅で下車。小雪舞う中でしたが,意外に暖かく,複雑な気分でした。しかし,そんなことはつかの間,荷物を背負ってホームに降りる時に空腹感を思い切り感じて,危うく空足を踏むところでした。
「こりゃ,すぐ食べないと。」
 地階の,札幌に着いたら必ず立ち寄るトンカツ屋に行きました。弁当専門の店ながら,いつもそこで食べさせてもらっていて,今回も同様に・・・空腹で胃袋が縮こまってるかと思ったのですが,1人前きっちり食べてしまいました。次に向かったのは,ミスド。札幌のここへ寄るときの目的は,毎度同じ「年賀状仕上げ」で,今回も一気に仕上げて札幌中央郵便局から投函・・・・少しだけ時間があったので,北海道物産をそろえたコーナーの一角にある飲食コーナーへ。そこでハックナインのアップルジュースに出会う。おいしくて,一気に飲んで,後悔・・・「ゆっくり味わいながら飲めばよかった・・・」
 スーパーおおぞらに乗って一路釧路へ。また眠るかと思いきや,今度は目が冴えて・・・真っ暗な中を東へ東へひた走る列車の中で,私の頭の中には「大いなる愛よ夢よ(松山千春)」と「ホームにて(中島みゆき)」の歌声が流れ続けました。車両内で一緒に乗っている皆さんは一様にぐっすり眠っておられる中で,一人真っ暗な窓の向こうを眺めていました。
「今年は雪がありますように」


 ♪・・・発の夜行列車降りたときから,釧路駅は雪の中・・・♪
 16時過ぎに岡山を出発して一気に釧路まで,じぇいぁらぁしてたどり着いたのは23時過ぎ。途中下車の札幌も年賀状投函以外はほぼ駅の中にいたから,トータル31時間のJR旅,終了。釧路駅も小雪,でも明るい。雪明かりがあるからかもしれないなと思いつつ,師匠の定宿にチェックインして,荷物を部屋に置いたところで再び爆睡。今日はクリスマス・・・・明日の予定は起きてから考えよう・・・・


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快速しれとこに乗って,コッタロへ・・・




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