
2011.8.15〜20
| 慶良間諸島へ 旅のプロローグなんて,いつもバタバタしてる私。今回は新幹線代を払っても,岡山から沖縄まで往復する正規料金の半額で行けるからということで,神戸空港発の沖縄便を直前に手に入れて,出発しました。神戸空港は三宮からのアクセスも楽で,これはよかったなぁと・・・(そう思ったのですが,帰る際にはなかなかな事件も・・・最後に書きますが,すんなりといかないのが,やはり私の旅のようです。) 巨大になった那覇空港に到着。前回訪れたときにはまだ,離島行のJTAが別の那覇空港だった時代ですから,正直とまどうばかり。それでも大きな行き先表示に助けられて,すんなりと「ゆいレール(日本最南端最西端の電車・・・モノレールですが)」に乗ることができ,見栄橋という慶良間行きの船が出る泊港にほど近い駅で降りて,そこから徒歩5分・・・
座間味島,到着。桟橋にあふれる,折り返しで帰る人々の波の中を抜けると,今は使われていなさそうな懐かしい建物(旧 港の待合室?)が見えてきました。今はコミュニティの施設になっているそうで,この夜も9時半頃までエイサーの練習や,その関係かどうか分からないけど歌声も,ここで響き渡っていました。 前回この島に来たときには,宿も決めずに降り立って,不安な思いの中で,仲村旅館の女将さんと出会ったっけなぁ・・・桟橋から今回お世話になる宿まで歩く間,そんなことを思い出していました。荷物を置いたら,あの仲村旅館を探してみよう・・・・ でもそれは,やらなきゃよかった行為でした。17年前に,私に素敵な思い出を残してくれた仲村旅館は影も形もありません。跡であろうその場所は,更地。そしてそのそばには,なかったはずの小さな小さな遊園地・・・・ ちょっと肩を落として,帰りかけましたが,すぐに宿に帰る気にならず,もう一つの思い出の商店「105」を探しました。 これは,健在。当時食べるのもちょっと考えてから,口にしたパンなどの食材が,少〜し改善されてる! いや他の食材や生活雑貨はなかなかに充実してる! 明日のために,オリオン1個と,冗談メニューの「慶良間鹿の運知」を買って帰りました。
今宵は,波の音を遠くに聞きながら,予想以上に涼しい風に包まれながら,眠りにつく・・・はずでしたが,私の部屋の下は「ゆんたく」状態でとってもにぎやか・・・もちろん目が冴えてしまいました。ひとしきり泡盛でいい気分になって,さていつ眠りについたのやら・・・・ |
| 和山海雲さんと慶良間の内海へ 2日目。風は少々西よりに吹いているものの,快晴です。3日間の海中散歩を楽しむべく,船を出していただく和山海雲さんのお店へ。今日のお客は4名。ご夫婦で参加されているなじみの方と,さすらいのスキンダイバーさん(女性)と,私で,10時過ぎに港東側から出発。途中から乗って来るという2名の女子大生さんたちのことも聞きながら,今日の最初のポイント「阿真」へ。 ここは,満ち潮の時ならば「ウミガメ」に会えるポイント。前回持参のフィルムカメラでは追いかけられなかったウミガメを,今度は撮影するぞと気合いを入れて,エントリー・・・うーこれが沖縄の海か?水が冷たい! と思いつつ,でもウミガメの姿を探して,水深2〜4mの部分を漂うこと3分・・・いました!
「やまちゃん,次のポイントに移動するよ」と言われるまで,もう夢中になって,水深12mまでOKというコンパクトデジカメを酷使していました。ウミカメと一緒になって海中散歩することおよそ20分・・・でも,私にとっては一瞬だったように感じられるほどの時間でした。沖合に遠ざかっていくウミガメを見送りながら,次のポイント安慶名敷西へ。
この日の海中散歩は,これで終了。すでに船を出航させてから5時間以上が経過しています。もともとは「4時間の海中散歩」ということでしたが,この日は少しサービスしてくれたのかもしれません。 で,翌日もう1日,この船長さんにお願いして,船に乗せてもらうことに。いい場所を知っておけば,次に行くときに「ここはこんな素敵なところだよ」といろいろな人に言えるので,お勉強・・・・ 船から下りて さすがに船に乗っていた時間も多かったとはいえ,長時間泳いでいましたから,身体は「ばてたぁ」と訴えてきました。もう1ポイント,ビーチからのエントリーで潜りに行ってみようかと思っていましたが,こんな状態なので自重。シャワーを浴びてシュノーケル3点セットやカメラを洗って干した後,夕暮れまでの時間を,港付近をぶらぶらすることに。換えのTシャツを持って来忘れていたので,港の観光案内所で購入し,すぐに着て過ごしました。たくさんのデザインがありましたが,今日の思い出に,ウミガメがデザインされたものを選んで。
天の川もきれいに見えたこの日,午後10時前まで,星空を仰ぎながら,また波の音に包まれながら,座間味港にあるクジラのモニュメントの一角や,また少し西の真っ暗な浜で過ごしました。真っ暗と言っても,星明かりが照らしてくれているので,波の音を聞きながら寝っ転がれるエリアを探すことができ,そこでは静かに語らいながらひとときをwith泡盛・・・・ |
| 和山海雲さんと慶良間の外海へ 「今日は西風が吹いていないよ・・・」船長さん,何を話し始めたかなと思っていましたが,どうやら波が穏やかだから昨日行けなかったいろいろなポイントに行けそうだよということらしい。それはうれしいので,即座に賛成。でも今日は同行する方々の中にシュノーケリングビギナーの方もおられる。最初の2ポイントでは先導役を頼まれ,海好きエンジニアさんと今日は5ポイント潜りました。 まずは,昨日も行った「ウミガメポイント」。昨日よりも見えやすい形の大きなウミガメが泳いでいたので,やっぱり写真撮りまくり・・・でも昨日のようにはいかず,いいショットが少なかったです。有頂天になるとロクな事がない・・・・
ですが,ビーチから見に行けると言うことは,大勢来ている海水浴のお客様にも手軽に見ることができるわけで,だから,浜辺にやってくるウミガメを大勢で追いかけ回すこともあるとか。だから 「最近は大きなウミガメがなかなかここまでやって来なくなってきてるんだ。残念だけど。」 と,船を次のポイントに移動させながら船長さんがお話されました。
調子に乗って泳いだり潜ったりしていましたが,目の前をあまり見たくない生物が漂ってきました。 正体は「伊勢エビ」。正確には,その脱皮した後。写真に撮ってみるかね?と言われたのですが,さすがにこれは辞退。エビアレルギー持ちに,なかなかに厳しいシーンとなりました。 そのせいでもないのでしょうけれども,この後,船酔いしてしまったビギナーさんを気遣うどころではなく,私も船に戻る前に・・・波に漂いすぎて酔ってしまうなんて・・・情けないなぁと思いながら,これで帰られる方を送るためにいったん港に戻ることになって,私はちょっとホッとしていました。 ・・・いやいや,そんなんじゃ,いかん! 身体を鍛え直さねばと,思うばかりです・・・
「無人島らしくないけど,こんなところでのんびりするのも,いいね」 エンジニアさん,又来ようという表情いっぱいでした。そして「沖縄の他の離島も良かったけど,こんなに沖縄本島から近くて素敵なところ,もっと来てみたい。」さらに目が輝いていました。
でも,泳いで潜って中に入ってみたら・・・前言撤回!!
最後までこの海中洞窟の中で,漂っていたくなった私でした。 この日の最後のポイントが「ユヒナ」。もっとも案内してくれる人によっていろいろな名前がついているらしく,この夜,あるショップの人からは「そこは『ウチャカシ』と言うんじゃないかい?」・・・さて,本当のお名前は? この日の最後を飾る場所ですし,実際それにかなう素敵なポイントでした。でも,かんじんのカメラが「休憩させてよぉ・・・」状態になってしまって,写真はわずかしか撮れませんでした。
この日,ゆんたく会場では,船長さんのご紹介があったダイビングショップで,ほかの店の方々とご一緒して,飲めや歌え(というほどではないのですが)の,ひとときを過ごしました。 ゆったりした時間の中でお仕事をしながら生活されているお話をたくさん聞かせていただきましたが, 「でもね,僕(32歳)給料は5万円。最高で。」 「稼がないといけないから,ダイビングショップで働くかたわら,この慶良間諸島をつなぐ渡し船している村内航路の船の操縦もして暮らしてる人もいるよ。」 「今日のこのスタッフだけじゃなくて,ここのみんな,『なんくるないさ』(どうにかなるさ)で,にこにこしてるけど,必死に暮らしてるんでもあるよ・・・ヒック・・・」 ・・・そろそろ酔いが回ってきた様子です・・・ 私も,クーラーいらずの心地よい南風が吹きそよぐ中で,ここで暮らせたらなぁという思いと,現実の壁を,いろいろ思いながら,聞いていました。そのあと,部屋に帰ったはずでしたが,この日もやっぱり,気がついたら,砂浜(サンゴの,ですが)で眠っていたようです。夜間巡視をしていた座間味小中学校の先生(多分そう言われたように記憶してますが)に起こされて,この方ともお話ししたかったなぁと思いつつ,ようやく今宵の部屋に戻って,そのまま再び,ごろん・・・・ |
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| 阿嘉島と慶留間島と外地島へ うー痛い。仕事で外働きしていたから日焼けは大丈夫と思っていたのですが,むき出し部分はひりひり・・・ この日また別の方々と船で,という予定を変えて,陸地から海や島を眺めてみようということにしました。
5時間ほど自転車を借りて,ここからつながっている3島を巡ってみようと,快晴の空の下を出発。でも,すぐにあまりの暑さに,木陰で休みながら・・・ まずは慶留間島へ。 ここには天然記念物のケラマ鹿が生息しています。もっともそんなに簡単に出会えるはずはない・・・ バイクで巡っていた女の子たちが,そのバイクで山道にまで分け入って,でも発見できなくて「(ケラマ鹿)いないね」・・・ なんてことしてるんだ! と思って苦言を言おうかと思ってるうちに,バイクは高らかなノイズとともに走り去ってしまいました。
このあと外地島にも向かおうと思いました。飛行場しかない無人島だよ,と知っていたのですが,とりあえず行ってみようか・・・ですがあまりの暑い日ざしと延々続きそうな急坂に巡る気力が萎えて・・・Uターン。元々外地島と慶留間島をつないでいたであろう,崩れた桟橋が残る瀬戸をながめながら,再び慶留間島へ。さあ,阿嘉島に戻ろう・・・
再び阿嘉島に渡ろうとした時,眼下に広がる海が素敵な色でお出迎えをしてくれました。
何とか着替えて,身体や機材を洗って,それらは強烈な太陽で乾かすことにしました。でも船に乗る頃にもまだ乾いていなくて,私は2時間あまりのフェリー乗船中に,3階のデッキで乾かすべく店開きしました・・・・ でも見ていると似たようなことをしてる人が何人かおられて,お互いに顔を見合わせて・・・苦笑い・・・
つい4日前に歩いて離島航路を待った泊港。そんな場所なのに,大都会に帰らされたような気さえ・・・ もう,あの島で味わえた ゆったりしたときの流れは,ありません。
そう思っていたら,意外な一言が返ってきました。 「実は,さっき顔を見ても『やまちゃんだ』とは分からなかったんだ。でもあなたの話し声を聞いて『間違いない』と思ったんだよ・・・」 初めてです,こんな事を言われたのは。 まさか私の「声」を覚えてくださっている人がいるなんて。 その夜は,彼の息子さんが那覇で居合いを練習した帰りをピックアップする,ということで,一緒に私が今宵泊まる うるま市の1500円の宿まで送ってくださることになりました。遠回りなのに,ありがとう・・・・ ・・・一人になって,宿に入り,部屋で一人っきりになった瞬間,この5日間のことがぶわぁっと目の前を流れていきました。そして,なぜか,涙が・・・・なんで? 久しぶりの,ひとりぼっちの夜でした。うちに帰れば当たり前なのにね。 |
| うるま市から那覇へ そしてなぜか空港寝・千鳥足? すぐに眠れなかったので,夜の具志川の街へ。でも宿の周りで夜中に開けているのは,小さな飲み屋と,唄バーが数件。そんな中で,お弁当屋(?)のおじさんがこちらをじっと見つめていたので,私もそこに引き寄せられるように・・・弁当容器にカレーを入れてもらい,店のそばの縁台のような所に座って,食べました。「・・・・」おじさんが何やらしゃべってきたのですが,現地のおじいおばあがしゃべっているかのような,琉球言葉で全くもって理解不能・・・ 返事ができなかったのは,そのせいなんです。ごめんなさい。 翌朝。
「食べ物,ありますか?」 たずねると,ビックリされてしまいました。当然ですよね。でも,ありがたいことに「昨日のでよければ」と言って,売れ残り(だろうと思われる)パンを私に渡してくれました。80円。飲み物も合わせて200円で,この朝の「非常事態」を乗り切りました。 そんなの大したことないじゃないか,と思われるかもしれませんが,このあと乗ったバスから周囲を眺めていましたが,食料を手に入れられそうなお店はおろか,コンビニ,モーニングのありそうなお店も,このバス路線には全く見あたらず,30分ほど走った先でようやく「吉野屋」発見・・・・あそこで買っててよかった・・・・
それにしても,駅名案内の前には各駅にちなんだようなショートミュージックが車内に流れました。私でも分かったのは「安里駅」の唄。これ「安里やユンタ」だぁ! もっと民謡を知ってたら,もっと楽しめそうです。 県庁前で降りて,これまた16年ぶりの国際通り。初めて三線を買ったお店は影も形もなく,またおみやげ物屋も,どこまかわりばえのしない品揃え。ただ,泡盛などの酒だけを扱っているお店は,かわりなくありました。どの店でも(といっても,私が立ち寄ったのは3件だけですが)試飲できるので,私が「白百合」を頼むと,3件ともとたんに私への接し方が変わって,じゃぁこんなのはどう?と勧めてくれました。誓って言いますが,私は下戸。ただ一口含む泡盛,中でも特に「白百合」が好きなだけ。当然わずか6杯おちょこのようなので口に含ませていただきましたが,それだけで十分酔心地になった私でした。 なので,立ち食いの店で「野菜そば」を注文。沖縄そばの肉抜き版で野菜が少し乗っています。400円で十分お腹いっぱいになりました。
那覇空港でチケットの交換をしようと,カウンターに並ぼうとすると・・・目を疑うようなこの言葉 「現在関東東海地方を襲った集中豪雨のため,折り返し便の飛行機の手配ができておりません」 まさか私の乗る便が・・・表示は「行先変更願います」!? じゃぁ他の便・他の空港に行く便に振り替えてもらおうと思ったのですが,これまた長蛇の列。しかもこれだと正規料金で帰らないといけない。乗れなくなった帰りの便もすでに支払っていますが,これに乗れないとなるともう手持ちのお金はわずかの私は・・・ 空港カウンターの一番はしっこだけ,人の数が少なかったので行ってみると,そこはスカイマーク。払い戻しは割引料金の便だったので,ほんの少ししか返金がなかった。だから安く買える(帰る)便はないか元々の料金が安めのこの会社にたずねたら「名古屋便なら,時間は遅いですがあります。」即決。購入しました。 宵闇になって,飛行機に乗り込みました。それまで,空港で・・・実は一眠りしてしまっていました。そうです,あの試飲がこんな時になって効いてきて,荷物を抱えたままベンチでぐっすり眠っていたようです。目が覚めたときには見事なほど「お腹すいたぁ」! またしても空腹です。そんな状態で飛行機に乗るわけにはいかない・・・急いで何か食べよう。で目の前に「そば」。もずくそばもあったので食べてみると・・・おいしい! こうなると座間味島の和山さんのところで販売していた「もずくそば」を食べていなかったことを後悔・・・ 家に帰ってから注文できるものならしようと思いました。 深夜23時をかなり回った頃,名古屋中部空港到着。まだ動いていた名鉄に乗って名古屋駅前まで。土曜の夜ということに加えて,こういうことになってしまった関東東海地方の豪雨のせいでしょう,ふだん名古屋に止まらないはずの深夜バスが,いくつかは停車して乗せてくれることになっていたので,乗せてもらうことができ,乗り継ぎ乗り継ぎで,岡山インターでおろしてもらったのが,夜明け前・・・・ やはり,私の旅には,何かがあります。トラブルという名の,得体の知れない何かと,なかよしになれるという,豪華なオプションが,いつもサービスされています。ほしくないけど。 で, なんとこの帰った日の朝から,職員仲間と熊野古道を歩くというお仕事が・・・・ 岡山出発の団体バスの中で,皆さん山登りやハイキングに向かうような格好をされている中,私だけ「南国を旅してました」的な格好。浮きまくりでした。でもそんなことより何より,バスの中で私は,軽くいびきをかきながら爆睡(だったそうです)。 |
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