心に語りかける言葉

心の中で、普段どんな言葉が飛び交っているだろうか。自分を傷つける言葉の場合は要注意。知らないうちにどんどん自分を弱らせていくから、なんとか止めないといけない。心理学的には、感謝や不満の感情は増幅して残るらしい。感謝は良いけれども、不満の悪循環は断ち切る必要がある。

プラス思考が良くても、マイナス思考の人がプラス思考にこだわると、かえってストレスがたまるかもしれない。逆に病状が進む悪循環に陥るおそれもあるから、プラス思考じゃなければいけないとか思わない。まずマイナス思考を止めることだけを考える。それができれば自然に心は前を向くはず。

できないから駄目とか考えることはない。わざわざ自分を否定する必要なんて全然ない。人の非難も気にしない。どう思われようが関係ないのだから。自分はこうしたいとか、これをやりたいとか、そういう気持ちが自分を前へ向かせる。あくまで基準は己の気持ち。自分の心に忠実になることが、「よりよい人生のコツ」。

体を整えることが心を整える基本

まず一番最初にリラックスすることを心がけてみよう。どんな運動をする場合にも、ウォーミングアップしておくと怪我が少なくなるように、心も同じ。何かことを始める前に心を柔軟にしておくことが、リスクを減らすことになる。そのためにまず体からリラックスさせること。


1:ストレッチ

感情は筋肉に直結しているから、悩みは無意識に筋肉の慢性疲労を起こす。だから、体がほぐれると心もほぐれる。


2:マッサージ

目はストレスの影響が特に出やすい部分の一つだから、マッサージしながら目を意識的にリラックスさせる。それから全身をほぐしていく。


3:笑顔

そして毎日少しずつ笑顔の練習。通常は感情から筋肉への流れだが、これを逆にする。そうすると心も柔らかくなっていく。


4:ゆったりした呼吸

リラックスには、笑顔と同様、柔軟な呼吸も大切。ゆる体操などでのゆったりとした呼吸は非常に効果的。

これらはリラックスするために必要な方法。笑顔を作るのも、笑うのが目的ではなく、心をリラックスさせるための1つの方法。心がリラックスできたら、次に適度な緊張が必要になる。以下はそのほんの一例。

5:しっかりした呼吸

太極拳とか吹き矢健康法の活用などは1つの選択肢。呼吸が安定すると心も安定する。


6:刺激と運動

ドラムは技術がいらずに誰もが楽しめ、ストレス解消になる。実験では、ドラムを演奏した人たちは免疫力を高める細胞が活性化したとのこと。

習慣から抜け出す

習慣から抜け出すには強い動機付けが必要。自然に抜け出せることはない。時間が気持ちを醸成するけれども、時間が解決することはない。気持ちの準備が自然にできた時に、意志を持って小さな目標に挑戦してみる。意志を持てなければ助けを借りる。この時も後ろを向いていては進まない。少なくとも気持ちが前向きになっている時に、少しだけ助けを借りてみる。

自己認識を変える

1: 自分の良い所や好きな所を、小さいことでもいいから100コ挙げる。
2: これが出来たら人生が劇的に変わると思うことを3つ挙げる。
3: それが出来るようになるためにはどうしたら良いか、計画を立てる。


計画を立てる時のポイントは、入り易いことと続け易いことの2点。
大きな目標を出来るだけ細分化し、やりやすくすることがポイント。


4: 計画に従い行動する。
5: より良い方法に気が付いたら、計画を修正する。


その繰り返しをすることで、意識せずに抜け出しているはず。


物事の克服は全てこの過程。

1:強みと弱みを把握する。
2:弱みを克服する緻密な計画を立てる。
3:それを行動に移す。
4:失敗したら計画を修正する。
5:その繰り返し。


この単純作業が変わることはない。
どれだけやり易い計画に出来るかで勝負は決まる。
サルでも出来るくらいの目標を立てること。

問題の分析と対処

問題点を解消する場合は、できるだけ具体的に分析する。そしてそれらにどう対処するかを思いつく限りあげてみる。その中で効果の上がりそうなものを試してみる。それが難しければ、一番やりやすいものから潰していく。下に問題点を具体化するいくつかの例を挙げてみる。頭の中で考えるだけではなく、きちんと書き出してみること。問題点が絞り込まれてポイントを把握しやすくなる。道がここしかないと定まれば、どんな人も容易に行動に移れる。どうしたらいいかわからない時は、わかることからハッキリさせることがポイント。

<例1: クラス中からシカトされている>


(分析)

悪意は皆から感じたわけではない。
一部の人間が原因。
その理由は自分にも多少心当たりはある。
ただそれを直せばシカトが止むかと言えばそうではない。
つまり本質的原因は相手にある。
自分は引き金にはなったかもしれない。
今後同じことが起こらないために、直したほうが楽になる。
とはいえそれは後の話。


(対処)

自分はどうしたいのか。
シカトを止めさせたいのか。
それとも無視できるのか。
無視できるなら問題ない。
止めさせたい場合、本人に言うのは有効か。
親や教師に言うのは有効か。
本を読んで対処法を調べてみるのか。
友人に相談するのか。
すぐに手を打つのか、しばらく様子を見るのか。

<例2: 母親から暴力を受けて育った>


(分析)

母親に気に入られるように努力した。
母親の気分で暴力を受けた。
言われた通りにやらないと暴力を受けた。
言われた通りにやっても、機嫌が悪いと暴力を受けた。
原因は自分にはない。
母親の機嫌が悪いのは性格のせい。
さらに暴力が習慣になってるせい。
ストレスを溜め込む環境のせい。
ストレスが溜まる原因は、友人がいない。
仕事で父親の帰宅が遅い。
趣味がない。
家事の休みがない。


(対処)

性格は直すことは困難。
習慣と環境は直せる。
怒鳴りつける習慣を直すには、やり返すのが有効か。
はっきり口で伝えるのが有効か。
父親に諭してもらうか。
ストレスは減らせるか。
家事を手伝っても変わらない。
父親の帰宅を早くできるか。
サークル活動に目を向けさせられるか。
母親が望むものは何なのか。
それは得られるものなのか。
直らないなら施設に行くか。
親戚の家に行くか。

<例3: 対人関係が苦手>


(分析)

みんな自分を情けない人間だと見てるような気がする。
視線が気になってしょうがない。
人前でしゃべることができない。
ずっと年上の人は大丈夫。
優しく許してくれそうな気がする。
歳が近い人や年下は苦手。
少しでもミスをするとバカにされる気がする。
男性も女性も同じ。


(対処)

カウンセラーに相談してみるか。
ネットで同じような人を探してみるか。
オフ会で一人ずつ仲間を増やしてみるか。
会話のイメージトレーニングしてみるか。
人の優しいところを見るようにするか。
大丈夫とひたすら自分に言い聞かせてみるか。
何か一つ誰にも負けないものを持ってみるか。
寺に行って修行でもしてみるか。
直せなくても誤魔化せれば余裕を持てるかも知れない。
笑顔の練習をしてみるか。
優しい話し方を身につけるか。
発声や早口言葉を練習するか。
壁に向かって演説や漫才の練習でもしてみるか。


<実行してみる>

幾つか挙げてみたが、この中で選んだものをやり易いように計画を立てる。例えば、何か一つ得意なことを持つことに決めたとする。(実はこれがある人は、上記の悩みも小さいことして捉えられる。)それを「自然な笑顔の持ち主」になることと決めてみた。どんなものでも、獲得のポイントは入りやすさと続けやすさ。自分にとってそのポイントにあうものは何だろう。いろんな芸能人の顔マネから入るのがいいかもしれない。これならつまらなくないし、入りやすいし続けられそうな気がする。いろんな顔マネをすると、顔の筋肉が柔軟になって笑顔も作れるはず。そう決めたら後は何も考えないで実行するだけ。バカみたいに思われるかもしれないけれども、効果はある。

目の付け所を変える

欠点を克服しなくても、状況を変えることは出来る。長所だけに目を向ける。自分の視点を変えるだけ。 このポイントは、プラス思考が「意識」であるのに対し、こっちは「事実」だと言うこと。プラス思考は逆に作用するリスクがあるけれども、事実は否定できない。たとえ小さくても「満足できる現実」に目を向けるということ。小さな穴から堤防が決壊するように、それが突破口になる。

社会においても、勝負する時に欠点に目を向ける暇はない。自分の長所だけを武器にして、常に今もっている力でやりきるしかない。何が出来るかは考えても、何が出来ないか考える余裕もないし必要もない。欠点より長所に目を向けられる能力の方が、社会ではずっと役に立つ。人間なんてみんな欠点だらけなのだから、悪いことを気にしてもしょうがない。もし欠点に目を向けるなら、きちんとそれを克服して糧にする。その心構えがないなら、欠点は見ないで長所だけを見ておくこと。

現実をしっかり確認できる力があれば、ひきこもりから抜け出すことは可能。心が弱ってる時は実はこれが弱い。見ているようで見ていない。自分の長所も見えてないし、何が問題なのかも見えてない。だから妄想に負けてしまうわけだけれども、妄想は現実ではない。自分のいいところを100コ、毎日しつこいほど確認しよう。

常に心に置く言葉




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