以下の文書は2005年5月にある会誌に投稿したものです。
最近、私達のバラやステンドグラスに対する取り組みについて話す機会があり、
以前まとめた本文を思い出しました。
書いた当時を基準に「何年前」と言うような書き方をしており、
分かりにくい部分もありますが、直さずにそのまま載せています。
|
バラ色の人生始まる
私は小さい頃から手先が器用で、物を作るのが得意な方です。妻が毎日楽しそうにステンドグラスを作っているのを見たり、手伝ったりしているうちにいつの間にか私も始めていました。 当時は会社勤めなので、普段はステンドグラスを作る時間がありません。そこで正月やゴールデンウィークの休みはどこにも出かけずまとめて作るようになりました。おかげで、それからは連休のラッシュや交通渋滞に巻き込まれることもなくなり、長い休暇があっという間に過ぎてしまいました。 2000年、アメリカのステンドグラスランプ協会(ASGLA)のカレンダーに妻と二人で作った作品が掲載されました。 ASGLAはプロ・アマを問わず世界各地のステンドグラスの製作に携わっている人の集まりで、会員数は約六百人。その最大のイベントは会員の作品を集めたカレンダーの発行で、それは世界各国で毎年三万部ほど販売されています。 これに採用されるには協会の役員による審査で競争率が五倍程度の関門を通らなくてはならず、カレンダーに載るということは会員として非常に名誉なことになるわけです。世界のステンドグラスのプロと並び、自分達の作品が初めて載ったカレンダーを見たときの感動は今でも忘れることはできません。それ以来私達は毎年応募していますが、幸運なことに今まで七年連続(来年も既に決定)で採用されております。 ガーデニング 田舎暮らし 居をかまえた長野県東御市は市民のための色々な趣味の講座をバックアップし、運営しています。一定の条件を満たせば、市の広報で受講希望者を募集したり、市の施設を無料で使わせてもらえます。今から三年前、私達はまだ東京に住んでいましたが、これに申し込み、ステンドグラスの教室を始めました。長年「自分達のステンドグラス教室を」と思っていましたが、これがやっと実現したわけです。 一昨年の九月、長年勤めた会社を辞め、信州に転居しました。子供達はそれぞれ独立し、夫婦二人の生活が始まりました。東京に住みながら信州で三年弱の予行演習をした私達に退職や転居に伴う不安はありませんでした。 こちらへ越してきてからはステンドグラスとガーデニングは趣味というより生活の一部になっております。この一年半で庭は次第に整ってきました。我が家の庭の自慢は道路に面して作ったバラ園です。現在八十種以上のバラが植えてあり、バラの咲く時期には大勢の方が我が家にやってきます。ステンドグラスの生徒さんがバラを見に来たり、バラを見に来た方がステンドグラスを始めたりとステンドグラスとガーデニングは相乗効果を持って知り合いを増やし、短期間で沢山の友達が出来ました。 ステンドグラス教室ではステンドグラスの技法を教えるだけでなく、ステンドグラスを通して人とのお付き合いの輪が広がっていくような教室を目指しています。県内でもステンドグラス教室は珍しいようで、最近ではかなり遠方から習いに来られる方もおられます。ステンドガラスを習う人はこれからも増えていくでしょう。また、私達から習った人は私達と同じようにステンドグラスの輪を広げていってくれるでしょう。まだ始まったばかりですが、今後どのように発展していくか楽しみです。 年毎に生長する植物を相手に、ガーデニングには「完成」がありません。植木が一人前になるには二〇年、三十年かかります。私達もこの地でゆったりと庭の進化を愛で、地域の人との輪を広げながら有意義な時間を過ごしていきたいと思っています。 ホームページ アドレスはhttp://www.geocities.jp/yodasgs/ |