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大自然に身を任せて 早や10年
年をとると1年々々が速く過ぎると言われます。それを痛感する今日このごろです。博退職後ここに居を構えて早10年、あっという間に過ぎました。博もラスピーも皆揃って元気です。何よりの幸せだと感謝しながら日々を送っています。今は冬の真っ只中、周りの草木も 生き物もそっと身を潜め 春の来るのをじっと待ち望んでいるのです。そして私達3人(ラスピーも一人)も同様、静かな静かな生活です。春になって草木が目覚め 小鳥たちが囀り始める頃になると 私達も 心おどり 活動開始ということになり 夏を迎える頃には、エンジン全開、そして秋が来て、又冬になる、自然の変化に すっかり溶け込んで 逆らわず ゆったりと流に乗って動きます。
博は陽気のいい季節にはゴルフ、畑仕事と活動的ですが 冬は囲碁に専念しています。但しどんなに寒くても、日に3回はラスピーとのお散歩を欠かしません。、滑り易い道なのに 転びもせずよく歩きます。囲碁はこの地区の会の主要メンバーになり 県大会にまで出場し活躍しています。暇があれば インターネットやCATVなどの囲碁番組を通じて熱心に勉強しています。物事に簡単には動ぜず ゆったりと いつも平常心を失わず 人間が出来ているなと 感心することばかりです。
さて、容子の最近のことを 少し告白しましょう。パテシエ?としての菓子作りは機会があればいつでも応じています。洋裁は最近 自分のおしゃれもあまり必要を感じなくなり 孫たちも同様、要するに需要がなくなったので 廃業状態です。今夢中になっているものは お絵かき、昔は60歳の手習いといわれましたが70歳にして初めて絵筆を持ちました。かわいい名もない草花など見ているうちに何となくスケッチを始めました。縁あって 近くの先生に指導を受けるようになり、最近はこの寒さの中 清里や野辺山まで写生に出かけ楽しんでいます。音楽も美術も 人に聞かせたり 見せたりするのが目的ではなく自分自身が楽しむことに意義ありと思うようになりました。とっても楽しいです。楽しめることが幸せだと思えます。描いているうちに傍にある筆洗の水が凍ったり、絵筆の先に 玉ころが出来て よく見たら 氷ついているのです。そこで 車の中で描くことになりました。雪に覆われた八ヶ岳や、一面の雪景色などいろいろ描きました。これから暖かくなって 画面に緑色の色彩が増えていくのが待ち遠しいです。相変わらずパソコンはなくてはならない道具です。ここへ住むようになるとき 始めたパソコンです。そのとき夢のように思っていたことが 10年後の今 実現しています。その夢は夢でなかったのです。この道具一つで世界と繋がると思いました。本当にそうなのですね。こんな山の中で 孤独を楽しんでいる おばあさんでも この道具で瞬時にして世界のあらゆる所のお友達と話が出来ます。それを実感しているのがネットを通してプレイするコントラクトブリッジです。人と人で向き合ってプレイすると ヘマをするとパートナーに 恐ろしい顔で睨まれます。睨まれるだけならまだしも 後で罵声まで浴びせられます。その 恐ろしさに耐えかねて ブリッジから逃げ出した私でしたが今 ネットを通してするブリッジの楽しさを再発見、世界中のプレーヤーと プレイを楽しんでいます。昨夜はラトビアの方がパートナーになりました。プレイ中簡単な会話も交わします。自分がヘマをすればごめんなさいといい,相手が うまいプレイをすればパートナーを褒め、その人柄を感じ取ることが出来るのです。ラトビアって何処にある国かと後でインターネットで検索し いろいろ知りました。ロシヤ崩壊後 やっと表舞台に立てた国だったのです。一つのテーブルに ノールウエイ、アルゼンチン、アメリカなどの友達が集まります。面白いです。
思いは世界中を駆け巡ります。ブリッジとはこんな楽しみ方も出来るのだと 再発見したのです。勿論ヤフーのネットで 日本のお友達とも楽しんでいます。物言わぬソフトを使ってのプレイとは全く違います。
春よこい、早く来いと 待ちわびながらも こんな楽しいこともあるのです。
2005年2月8日記
