秋の訪れ
栗拾い
じこ棒 (唐松林に生えるきのこ)
日に日に秋の深まりを感ずる頃になりました。秋晴れの昼下がり博とラスピーと連れ立って散歩に出かけました。栗拾いでもしてくるかとの博の提案で袋とゴム手袋を用意しました。案の定 山栗がいっぱい落ちていました。花豆よりすこし大きいほどの小さな栗です。見つけると一生懸命拾いたくなります。拾ってくればむざむざ捨てるわけにも行かずこれを片付けるのが大変です。一つ一つ丁寧に おに皮をむいて 湯がいて幾度もあく抜きをして 渋皮煮にするのです。でもこれは私にとってこの季節の年中行事の1つなのです。大きな買ってくる栗と違って自然のものがこれだけおいしくなるのは格別の喜びです。
さて、栗拾いから戻って我が家の庭に入るとなんとじこ棒(からまつだけ)がいっぱい顔を出していました。今年はきのこの当たり年かもしれません。全く知識のない頃はどんどん無造作に踏み潰していました。ある時近くのペンションの人が篭を持って採っていました。これ食べられるんですかと聞くと とても美味しいと言う。その後気をつけているとあちこちのお店屋さんで篭に詰めて売っているのです。結構な値段でした。そこで我が家でも早速味わってみようと採ってきました。博にそれを告げると君だけ食べたらとつれない返事。なれないきのこを食べるのは気味が悪かったらしい。教えてくれたおばさんにもう一度念をおして今度は ほうとうにほんの少し入れてみた。博の顔はこの時も浮かぬ顔、そこで私は景気よく死なば諸共じゃないの二人で一緒に食べれば怖くないわよと言った。せーのと一口たべてみた。以来 これも我が家の秋の味覚のひとつになった。 2002年10月3日
八ヶ岳山麓(6)

