アニメをDivX6動画にエンコードする方法のまとめ -最速の男YS2一周忌を悼んで-

MPEG2-TSからDivX+mp3inAviのアニメファイルを作る方法を紹介します

0.前提
 まずfriioやPT1で保存したMPEG2-TSファイルがローカルに存在してることが前提です
 さらにこのTSはDrop0であることが前提です(本編途中にDropがあると音ズレが発生します)
 TSはすでにB25デコードしてあるものとします

1.使用するソフト
 ・BonTsDemux DTV関係ツール
    TSファイルをm2v(映像)とwav(音声)にDemuxするのに使います
 ・AviUtl AviUtlのお部屋
    カット編集や各種フィルタをかけるのに使います
 ・DivX6 Featured | DivX.com
    定番の動画コーデックです
 ・Lame ACM MP3 Codec Lame Download
    これも定番の音声コーデックです

2.PCの準備
 ・AviUtlのフィルタ群を動かすためのランタイムを準備します
        Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
        Microsoft .NET Framework 3.0 再頒布可能パッケージ
        Microsoft .NET Framework 3.5
        Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable Package
        Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
    なんでもかんでも入れればいいんです
    僕の環境だと今はこんな感じです
    何のためにどれが入ってるのかよく覚えてません
        

3.AviUtlの準備
 ・AviUtlに各種プラグインをインストールします
    MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In まるも製作所
        m2vをAviUtlに読み込ませます
    Lanczos 3-lobed 拡大縮小 まるも製作所
        高品質のリサイズフィルタです
    非線形処理な先鋭化+前置フィルタ(prefilter for nonlinear sharpen・nonlinear sharpen) がらくたハウスのがらくた置き場
        シャープフィルタとブラーです、非常に便利です
    WarpSharpMT AviUtl オリジナルプラグイン公開サイト@wiki
        強力なシャープフィルタです、アニメで使うと輪郭くっきり+ベタ塗りになります
    アンシャープマスクMT AviUtl オリジナルプラグイン公開サイト@wiki
        色にメリハリをつけます+輪郭もくっきりさせます
    簡易マルチスレッド化するフィルタ AviUtl オリジナルプラグイン公開サイト@wiki
        これを使ってnlsharpenをマルチスレッド動作させます
    DeDotMT AviUtl オリジナルプラグイン公開サイト@wiki
        局名と放送時間が変わってもなくならなかったBS-TBS深夜枠のクロスカラーとドット妨害を低減します
    うちのAviUtlはこんな感じです
        
    x264出力プラグインも入ってます、たまに使ってます
        x264出力プラグインは今回は使いません
        透過性ロゴも使ってません、ウォーターマーク入ってても気にならないです

4.AviUtlの設定
 ・AviUtlの環境設定をします
    最大画像サイズ、最大フレーム数、リサイズ設定の解像度リスト、画像処理のスレッド数を変更します
    うちの環境設定です
        
 ・各種フィルタの設定をします
    まず入力プラグインの設定をします
        
    各フィルタの強さの設定です
        
    かけるフィルタは番組によって変えてますがフィルタの強さ自体はほぼ固定にしてます
 ・フィルタ順序の設定をします、一番重要です
        
    「サイズの変更」より上のフィルタは使わないので上のほうにまとめておいてます
    速度重視なのでクロップ+リサイズの後にノイズリダクションを置いてます
 ・動画コーデックの設定をします、DivX6.8.5です
        
    PhenomIIはSSE4フルサーチには対応してません
    仕上がりサイズを揃えたいのでビットレート指定でヴァリアブルビットレート出力にしてます
 ・音声コーデックの設定をします
        
    mp3にするときは48kHzでコンスタントビットレートにしないと音がズレます
 ・入力プラグインの順序も設定します
        
    ほぼデフォルトです
 ・fpsの設定もします
    「設定」→「フレームレートの変更」から「24fps<-30fps」と「間引きに自動24fps処理を使う」にチェック
        ここ最近は24fps番組ばかりエンコードしてます
        VFRにしてたのはひだまり365が最後
        ED60でも大雑把に逆テレシネかけてます、アスラクラインEDガクガクしてます
        BS-JのかんなぎもEDガクガクでした
 ・インターレース解除の設定もします
    「設定」→「インターレースの解除」から「自動24fps」「トップ→ボトムフィールド」にチェック
        BS-Jのかんなぎはボトムファーストだったけどあれは例外
        だいたいほぼすべての番組がトップファーストです
 ・大雑把にフレームレートをチェックできるようにします
    「表示」→「間引き予定フレームの表示」にチェック
        これでプレビューでシークしたとき間引きフレーム左上に×マークが表示されます
        新番組は大雑把にコマ送りしてみて重複フレームをチェックしてます

5.BonTsDemuxの設定
 ・設定といってもほぼデフォルトです
  というか設定するところなんてないです
        
    Demuxできればなんでもいいんです

6.エンコードする前に大まかな流れの説明
    ・まずTSをm2vとwavにDemux
    ・AviUtlでm2vとwavを読み込み
    ・CMや提供シーンをカット
    ・好みのフィルタをかける
    ・コーデックを使って出力
    ・出来上がるまで待つ
    ・仕上がりをチェック
  どうです?簡単でしょ?

7.実際にエンコードを行います
 まずTSをm2vとwavにDemuxします
    まずTsBonDumuxに保存したTSファイルを読み込ませ映像と音声を分離します
        
    これで映像部分のm2vファイルと音声のwavが生成されました
        

8.生成したm2vとwavをAviUtlに読み込みます
 m2vとwavをそれぞれAviUtlにドラッグ&ドロップすると読み込まれます
        
    m2v読み込みが完了すると入力プラグインによってglファイルが生成されます
    画質補正系のフィルタをかける前にまずCMなどの不要部分を削除してカット編集を行います
    その後クロップ値の設定を行い、プレビューを見ながら上下左右の無効領域(黒帯部分)が見えなくなるようにしましょう
    神経質な人はアスペクト比を計算しながら値を決めるといいかも知れません
    上の画像はCMカットとクロップ+リサイズを行ったところです

9.用意した画質補正フィルタを適用します
 「フィルタ」からそれぞれ適用するフィルタのチェックを入れていきます
        
    上の画像はクロップリサイズに加えて非線形先鋭化+前置きフィルタ+ワープシャープをかけたものです
    ここで適用するフィルタは個人の好みですのでプレビューを見ながらフィルタの効果を確認しましょう

10.実際に出力を行います
 「ファイル」から「Avi出力」をクリックして出力の設定を行います
    今回は2pass出力をします
    1pass目は解析のためのログファイルですので出力ファイル名は適当です
        
    まず「オーディオ圧縮」からlameMP3の48kHz192bpsを設定します
    次に動画コーデックの設定を行います
    「ビデオ圧縮」メニューの中からDivXを開きます
        
    レースコントロールから「マルチパス1パス目」を選びます
    ここではビットレートも指定しています
    値を設定したらOKボタンをクリックします
    Avi出力の画面に戻りますので「バッチ登録」をクリックします
    引き続き2pass目の設定も行います
    フィルタなど全ての設定は1pass目のままで「ファイル」から「Avi出力」を選択します
        
    2pass目に出力するファイルは実際の動画ファイルですので、実際のファイル名をつけます
    動画コーデックの設定をしますので、「ビデオ圧縮」からDivXを開きます
        
    2pass目では「レースコントロール」から「マルチパス二回以上」を設定します
    ビットレートは1pass目と同じ値にします
    他の値もすべて1pass目と同じものを設定します、設定したらOKをクリックします
    Avi出力画面に戻りますので「オーディオ圧縮」もlameが入っているか確認します
    正しく設定されていたら「バッチ登録」をクリックします
    この設定でエンコードを開始します
    「ファイル」→「バッチ出力」をクリックします
        
    1pass目直後に2pass目の出力を行うように並んでいることを確認します
    「開始」をクリックして実際にエンコードを開始させます
    エンコードが完了するまでひたすら待ちます
    指定したディレクトリにファイルが出力されたらエンコード完了です

    今回出力したファイルの詳細です
        [シャングリ・ラ 第02話 「池袋呪海」 (BS11 1280x720 DivX6.8.5).avi]
        1280x720 24Bit Divx 5.x(DivX503b281/DivX503b2816/DivX503b2816p) 23.98fps 34046f 3404.01kb/s
        MPEG1-LayerIII 48.00kHz 192.00kb/s CBR JointStereo/MS
        [RIFF(AVI1.0)] 00:23:40.001 (1420.001sec) / 639,524,992Bytes

    あとは実際に出力したファイルを再生してみて仕上がりをチェックします
    今回はあくまでエンコードの簡単な方法です
    YC伸張設定やオートフィールドシフトの使用方法、フレームレート判定方法などについては気が向いたら解説します