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私は下記の病気と宣告されました。ムコソルバン錠15ミリグラム3錠/日 処方されて飲んでいます。
以下関連資料
気道が拡張して気道の壁を破壊してしまう病気です。いきなり起きる場合(突発性)とほかの病気に原因があるもの(続発性)に分類されます。突発性は遺伝的なものが影響していることが多いです。症状のない場合は治療の必要はありません。
初期の症状
血痰、咳、発熱などの症状があります。
進行すると...
肺炎や気管支炎を起こしやすくなり徐々に呼吸機能が低下します。
検査
血液検査やX線、CTの画像検査で気管支の拡張を確認します。肺炎や気管支炎を合併した場合は痰の培養検査で病原菌を確定します。また、肺機能検査や血液ガス分析で病気の進行度を検査します。
治療の方法と見通し
基本的には薬物治療です。肺炎や気管支炎を合併した場合は病原菌に対して有効な抗菌薬を投与します。血痰が続く場合は止血剤など症状に応じて薬物で対処します。
呼吸をする際の空気の通り道として気管・気管支があり、木が枝分かれするように末梢(しょう)になるほど細くなってゆきます。この気管支の一部がさまざまな原因により非可逆的に太くなった状態です。痰(たん)を伴う慢性的なせきの原因として比較的多く見られる病気です。
原因としては、先天的なものも含めさまざまなものがありますが、肺炎や結核といった炎症に続発するものが多くを占めます。
私たちは毎日大量の空気を吸い込んでいますので、空気中に含まれる雑菌やほこりを痰として喀出(かくしゅつ)する必要があります。気管支は空気の通り道であると同時にこれらの痰の排出経路でもあります。正常の気管支粘膜には繊毛と呼ばれる細い毛が生えており、繊毛の働きにより次々に作り出される痰はのどの方へと運ばれてゆきます。気管支の一部に拡張が生じ、この繊毛運動が傷害されると痰の喀出がうまくゆがないためにさまざまな症状が現れます。拡張した気管支に貯まった痰は、起床して活動を始めてしばらくしてから喀出されるという特徴があります。疾の量は多く、せきとともに喀出され、多い人では1日に数百mlになることもあります。他の症状として多いものに喀血があります。
喀血は感染の増悪などが引き金となり引き起こされることが多く、痰にわずかに血液が付着するくらいのものから数百mlにおよぶ多量のものまでさまざまな程度があります。月に何度も喀血する人から、数年に一度くらいの人まで頻度もさまざまです。また症状というよりも原因と関連したことになりますが、慢性副鼻腔炎(蓄のう症)を合併することが多いのも特徴の一つです。このため患者さんでは耳鼻科での診察も重要です。
診断は、程度の強いもの以外は普通の胸部写真ではわがりにくく、以前は気管支造影という検査が行われていましたが、最近ではCT写真で多くの情報が得られるようになっています。一部の気管支に限局した拡張は、外科的に取り除くのが最も効果的な治療法ですが、多くの患者さんでは拡張はいくつかの気管支におよんでおり、痰を十分喀出し感染を起こさないということが治療の中心になります。
原因
肺炎などに続発することが多い
肺結核や肺炎、胸膜肥大などに引き続いて発症するケースが多くみられます。
また、慢性気管支炎と同様に慢性副鼻腔炎の人にも発症しやすいものです。
まれに、先天的に気管支拡張症と慢性副鼻腔炎、臓器の位置が左右逆になっている内臓逆位症
の三つの症状を併せ持つカルタゲナー症候群がみられます。カルタゲナー症候群は、家族内での
発症が多く、ほかの先天異常を合併しやすいことなどから、遺伝的な要因が関わっていると
考えられます。
症状
多量の痰を伴う咳が続く
主な症状は、慢性の咳と痰です。病気の進行と共に痰の量は次第に増え、
ときには血痰が出るケースもあります。ただし、無症状のまま経過することも多く、健診などの際に
病気が明らかになることがあります。
気管支の拡張した部分に細菌やウイルスが感染すると、急性の炎症が起こって、痰の量はさらに
多くなり、悪臭を伴う黄色く濁った膿性の痰がでることもあります。また、血痰も多く
現れる症状の一つです。
感染症を繰り返し起こしたり、肺に障害が及んで喀血や呼吸不全を招くケースもみられます。
喀血した場合、短期間のうちに気管の閉塞を起こして窒息する危険があるので、
一刻も早く治療を受けなければなりません。
検査と診断
気管支造影剤を行って病気を確定
診断は、血痰などの特徴的な症状の確認と画像検査によって行われます。
胸部X線検査やCT検査では、気管支の拡張に伴う気管支壁の肥大や、その周囲の炎症がみられる
ことがあります。しかし、単純X線写真だけでは異常が発見されないケースもあり、確定診断のためには
気管支造影検査が必要です。気管支造影検査では、気管支の拡張部位、拡張の形状や程度といった
詳しい変化をしることができます。
重症度を判定するために、肺機能検査も行われます。
治療
症状により薬物療法か手術を選択
拡張した気管支を元の状態に戻すことはできないため、手術によって拡張した部分を切除する
必要があります。
ただし、切除手術の適応となるのは、肺機能が十分に保たれていて、病変が気管支の一部に
限られているケースです。
肺機能が著しく低下していたり、拡張が広範囲に及んでいる場合には、手術後に正常な呼吸を
することが困難となり、生命の危険を招く可能性があるので適応されません。
手術ができない場合には、病気の進行を抑えることを目的とした薬物療法が行われます。
症状を悪化させる主な原因は細菌の感染で、膿性の痰や血痰が続く時は、
感染症を起こしていると考えます。そこで、喀痰検査によって細菌の種類を特定し、原因菌に最も
有効な抗生物質を投与されます。
感染症の症状が治まったら、気管支を浄化する治療が行われます。気管支内に痰が溜まると、
ガス交換の機能が低下して呼吸困難を招いたり、再び感染を起こす危険が高くなるため、
気管支拡張剤や気道粘膜溶解剤、消炎酵素剤などをネブライザーで吸入したり、内服することで
痰を排出させます。
また、痰を出しやすくするために、体位ドレナージも行います。
肺の下部に痰がたまる事が多いので、うつぶせになり、下腹部の下に枕を入れて腰を高くし、
頭部を低くします。このとき、背中をたたいてもらったり、背中に電気マッサージ器をあてて
振動を与えると効果が上がります。
感染を防ぐために、インフルエンザなどのワクチンの予防接種が行われることもあります。
喀血した場合、治療は急を要します。
喀血の治療は、窒息の防止と止血がポイントとなります。
喀血が少量の時は、止血剤が処方され、外来で経過の観察が行われますが、喀血が多量の
ときは、入院して、気管支鏡検査で喀血部位を確認してから、そのまま内視鏡下で血液を吸引し、
出血部位に止血剤を注入します。
こうした治療を行っても止血できない場合は、気管支動脈閉塞術が必要になります。
気管支動脈閉塞術は、気管支動脈にカテーテルという細い管を挿入して金属コイルなどを送り込み、
出血部位をふさぐ方法です。気管支動脈閉塞術による止血の成功率は、80〜90%程度です。
禁煙と規則正しい生活を心がける
慢性気管支炎や気管支拡張症は、かぜなどの感染症をきっかけとして急速に悪化します。
そこで、日ごろから細菌やウイルスに対する抵抗力を高めておく必要があります。睡眠や栄養を
十分にとるほか、乾布摩擦や冷水摩擦で皮膚を強くすることも効果的です。
口の中の雑菌や虫歯が感染源となることもあるので、食後は必ず歯を磨き、口の中を清潔に
保ちます。
痰は感染の大きな原因となるので、朝起きたら就寝中にたまった痰を必ず出すようにしましょう。
粘り気の強い痰は、水分を多くとると出しやすくなります。気管支の内腔を広げるために、
温かい飲み物をとるのもよいでしょう。
また、加湿器を利用して室内の乾燥を防ぎ、気管支をいたわるような室内環境を整えることも
大切です。
喀痰や喀血がみられるときは、入浴や飲酒を控えます。入浴による体温の上昇やアルコール飲料の
作用で血管が拡張し、血液循環が活発になって喀血が出やすくなります。
咳は体力を消耗させるので、たんぱく質や鉄分を豊富に含んだ食事が欠かせません。
ただし、香辛料をきかせた辛い料理など、刺激の強い物は控えるようにしましょう。
禁煙を守ることも重要です。レストランなどでは禁煙席を選び、受動喫煙も避けるように注意します。
また、帰宅したら必ずうがうをする習慣をつけましょう。
このほか、散歩や軽い体操をして適度にからだを動かしたり、規則正しい生活を心がけることも
大切です。
慢性気管支炎や気管支拡張症は、長期にわたって治療を続けなければならないため、
とかく生活が消極的になりがちですが、病状が安定しているときは外出するなどして、
気分転換を図りましょう。
文献 田村尚彦先生(内科医長)