暑邪外感 (夏季に暑邪に外感してしまった場合/傷暑・冒暑) <暑により現れる症状> 1つかれやすい疲乏 2自汗 1おでき 1咳嗽 1悪寒発熱 2感冒
<相談例> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >4週間前に発熱41℃の風邪にかかり、熱は引きましたが咳・痰が止まりません。 >だるい 微熱 汗っかき 不眠 >咳が出る 切れにくい痰がある >胸が痛い 胸苦しい 脇が詰まった感じ 胸やけがする >下痢(一月ほど前から) 大変な高熱ですね。こういう熱を無理なく収めるには大変な技術が必要です。 どこかに無理なやり方があると必ずその無理はどこかの臓器の症状として残るものです。 今の場合、咳嗽と下痢になって残っています。 咳嗽は肺で下痢は大腸ですが、漢方では肺・大腸は陽明経で表裏の関係で考えます。 《邪熱下利証》(協熱利)という症候があります。 これは「湿熱」と「暑湿」の邪を感受した時に起こります。 この時の下痢(泄瀉)はかなり激しくて穢臭が強く、肛門は灼熱する程のものです。 腹痛や胸部滿悶感があり、いったん下痢してもスッキリとは出ないで、喘や咳嗽を伴います。 これは細菌やウイルスなどの感染症と同時に「湿熱」や「暑湿」等の「湿邪」も侵入して、 胃腸を損傷し、伝導が失調し、清濁を分別することが出来ず、湿熱がストレートに 下注したものです。 治療には<清熱>と同時に<化湿>も行わなければなりません。 また最初からある体表の病邪もまだ解決されていませんから 頭や身体の微痛や微熱に対しても考慮しなければなりません。 単に解熱・止咳・止痢剤を組み合わせていても効果は出ません。 ハッキリと病邪の種類と生体の病理を理解していなければなりません。