火毒内陥……火熱の邪が営血に深入し、心神を犯す/火陥/疔毒走黄 火毒上攻……火熱の邪が頭面を上犯すると瘡瘍となる 火毒蘊結……火熱の邪が蘊結して解けなければ瘡瘍癰腫となる <毒により現れる症状> 1肛門周囲膿瘍 2足がほてる 3臀癰 1おでき 2体毛脱落 1おたふく風邪(腮腺炎) 1おでき 2臀癰 1おたふく風邪(腮腺炎) 2はしか麻疹 1膝腫れ痛む 2手指の湿疹 3体臭 4膿疱 1おたふく風邪(腮腺炎) 1おかん悪寒 2黄疸 3肛門周囲膿瘍 4おでき 5膿疱 6ものもらい 7目赤(流行性結膜炎) 1舌痛 2おたふく風邪(腮腺炎) 3睾丸脹痛 4ニキビ 5乾癬 6酒さ鼻 7帯状疱疹 8お尻のできもの 1頭のふけ 1おたふく風邪(腮腺炎) 2ものもらい 1はしか麻疹 1やけど(火湯傷) 1膝腫れ痛む 2やけど(火湯傷) 1おたふく風邪(腮腺炎) 1床ずれ(褥瘡) 1はしか麻疹 1目赤
<相談例> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >頬なんて赤くなって痛く、最近は頬から顎にかけてボコボコと。 >生理不順もなく、身体的には健康。 ニキビは次の様に分類されます。 1.肺熱型 2.熱毒型(膿疱型) 3.脾胃湿熱型 4.血淤型 この分類法では2.熱毒型(膿疱型)がもっとも疑われます。 皮膚と肺胃の関係から、先ず肺胃に蘊熱が溜まりやすい体質であること、 次に外界の刺激物(毒邪)に触れて熱と毒が互いに結びついて丘疹や膿疱になるものと想像されます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 背中、臀部、大腿部、腹部のみに膿疱が多数 > 大きいものになると5〜6cmにもなり、 > 痛みを伴いながら腫脹し、排膿を繰り返す。 これはどうも多発性毛膿炎の一種、[病<節(せつ)]であろうと思われます。 いわゆる「おでき」ですね。 「諸痛痒瘡、皆心(しん)に属す」といって、皮膚の瘡瘍(できもの)は多くは心(しん)の 責任であると考えます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >鼻の周辺に大きく腫れたおできがよくできる。 おできは頭面や項(うなじ)や胸背・臀部など色々なところに出ます。 こういうのは一括して「無名腫毒」といいます。 多くは膏梁厚味の御馳走を食べ過ぎて、湿熱火毒が内鬱したために経絡が塞り、気血が 凝滞して紅腫熱痛するものです。 これは言うまでもなく内鬱している湿熱火毒を解毒して汗や大小便で外へ出して やらなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >お尻におできができる。10代のころからで、化膿して跡が黒く残る。 >1ヶ月に一度程度で、できるのは臀部のみ。 「邪熱結聚」による臀癰(でんよう)といいます。 もともとは外傷からの感染が原因です。 場所が足の太陽膀胱経に属します。 これは「多血少気」の経絡で臀肉が厚実なため、気血の流れが壅遏しやすいのです。 感染による邪熱が結聚して気血壅遏の結果、臀癰になったのです。 味の濃い物や油物の取り過ぎが原因で六腑に熱が蓄積して「湿熱火毒」が生じています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 二年位前から膠原病を患っており、その治療のため服用しているフ゜レドニンの副 > 作用で抵抗力や免疫力が低下して帯状疱疹や化膿性疾患に悩まされたり血糖値がなか > なかさがらなかったりしています。 膠原病はどんな種類のものか書いてありませんが、本当にプレドニンによる 副作用が現れているのか又は自分の体質的な原因で帯状疱疹や化膿性疾患が 現れているのか? > そこで漢方薬で抵抗力や免疫力を高める方法があるのかを知りたいのです。 いづれにせよ病名や検査値に関係なく漢方独自の理論で、いかにして現状を 改善するかを考えます。 すなわち抵抗力や免疫力を高める目的というではなく、現在の化膿疾患に対 する治療法になります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >尋常性乾癬、オイリー肌(顔のみ) >耳の後ろやうなじの髪のはえぎわ、背中、おへその中などに出 >てきました。そんなに痒くはないのですが、フケの量はすごいです。 もともと湿熱がこもりやすい体質で、それが鬱久して化毒したものでしょう。 毒熱熾盛ともなると表面に大量の脱屑を生じます。 清熱凉血・解毒除湿を図らなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >頭皮の痒みとフケから始まり、今では頭皮のただれで瘡蓋だらけになりました。 >ニキビなど出来たこともなかったのですが、最近になって眉に吹き出物ができてしまいました。 >喘息症状まで出て夜間に呼吸困難で眠れないことが多々あります。 2年も脂漏性湿疹が続くと湿熱に火毒も加わります。 漢方では皮膚は肺の領域と考えるし、肺・大腸は表裏一連のものとして扱いますから、 便秘・脂漏性湿疹・喘息はみな同一原因に関連付けられます。 足の陽明経という経絡で結ばれている肺・大腸の湿熱毒を除去しなければなりません。