淤血阻絡 (外感内傷は共に血液の循環を悪くする) 心脈淤阻 (過度の美食や過労により血流障害を起こした場合) 淤阻脳絡 (血気が逆上すると脳内血淤を起こす) 淤積大腹 (中焦・下焦の血液循環が悪いと胃や子宮に積となる) <淤血により現れる症状> (1)淤血 1排尿痛 2膀胱結石(石淋) 1健忘 2頭痛 3偏頭痛 4てんかん癲癇 1白内障 2脇痛 3肩痛五十肩 4腰痛 5足なえ 6しっしん湿疹 7脱毛 1吐血 1声嗄れ 2手足のしびれ 3月経が早くなる 4閉経 1小便が出にくい 1微熱 2おでき 3しもやけ凍傷 4蕁麻疹 1甲状腺腫(頚粗) 2痔 3いぼ疣 4月経痛 5子宮筋腫 6不妊症 1痛風 1紫斑 (2)胞宮 淤血 1経期延長 2月経過少 3月経過多 4不妊症 (3)膀胱 淤血 1下腹部痛 (4)胃 淤血 1すぐ腹がへる 2胃痛 (5)肝 血淤 1腹水 (6)心 血淤 1胸痛 2胸悶 3動悸
<相談例> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 血栓性静脈炎の原因は手術時の経脉の損傷や下肢への「湿熱流注」により気血が淤滞して 脉絡が不通となり、営血が循環しなくなって腫脹痛をなすものです。 これを「湿熱蘊結,血脉淤阻」の状態といいます。 その他に自律神経失調症のような症状が出ていますが、これはむしろ血栓性静脈炎がスト レスとなっての結果もあるかと思われます。 更年期障害にしては年齢が少し行き過ぎている様です。 >冷え性、めまい、頭が重い、食欲不振と発汗、くちが乾く、苦いなどです。 いずれにせよ現在の症状としては先の「血脉淤阻」と「湿熱」のほかに「気虚」が加わっています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >右足指及び両手指に冷感(蒼白に成る)症状及び右足親指に潰瘍出来 >病院にて閉塞性動脈硬化症と診断され 閉塞性動脈硬化症を中国では「肢体動脉硬化性閉塞症」といい、漢方では 「血痺、脉痺、脱疽」の範疇に入ります。 病因は寒邪阻滞で、病機は気血淤滞,絡脉不暢ですが、体質的な問題を無視できません。 単に寒冷だけを排除しても気血の淤滞は改善されません。 もう一つ、血栓を溶解させなければならないという問題があります。 血栓の問題はコレステロールなどの血中脂肪分の生成と深く関わっています。 漢方では血中脂肪を「痰湿」と考えています。 痰湿は「津液」が変化したものです。 つまり「津液が煮詰まり濁痰になる」とします。 なぜ津液が煮詰まったかといえば、脾肺腎の気化機能の失調が原因です。 そしてそれは「脾腎陽虚気弱」の結果です。 血流が悪くなって生ずる粘稠な血液を「淤血(おけつ)」といいます。 血栓は痰湿と淤血の混合物です。 これから漢方では「痰淤同源」と言っています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >頭皮の痛みも抜け毛も治まりません 原因不明の脱毛について漢方では経験上次の様な言葉があります。 「脱髪日久にして多方の治療を経てなお不効ならば淤血論治にて試してみるべし」 淤血(おけつ)とは血流が悪くなって生ずる粘稠で非生理的な血液をいいます。 また「血熱・陰虧・気血虚弱などの明確な原因が特定できない場合は淤血阻滞の脱髪と して扱え」、「無病脱髪は亦是れ血淤なり」とも言います。 そのことを《医林改錯》では「淤血不去,新血不生(古い血が去らなければ新しい血は 生まれない)、それでは髪が養われないので脱毛する」と表現しています。 舌の色や脉状のなかに淤血の徴候は見て取れるものですが、これは実際に本人を診察 しなければ分からない事です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >3年前に発症。リウマチによる手足の関節の痛みと腱鞘炎の痛み 急性期が過ぎると経絡の気血の運行は滞り、淤血と痰濁に変化します。(痰滞与淤血相互搏結) それらが骨骼や関節に停留してしまうと取り除きにくくなってしまいます。 気血が凝滞するゆえ骨骼は僵硬になり、淤血が内停するゆえ疼痛部位は固定して烈しくなり、 血液が周流しないゆえ肢体は麻木します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >足の静脈が浮き出てきて、下肢静脈瘤というものではないか 下肢静脈の血行が悪くなり青筋が突起するのは多くは「気虚血淤」の結果です。 >月経痛がある(おなかが痛いのではなくて、頭痛) 月経期には出血により血海が虚し、血液は脳の経絡を養えなくなります。 だから月経後に後頭部が空痛したり、眼窩や眉稜骨が痛んだりします。 これも同じく「気虚血淤」の結果です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >交通事故により顔面を骨折し、現在、開口障害、顔面の痺れに悩んでおります >顔面麻痺 頭痛 頭が重い 目が痛い 外傷による血行障害を漢方では「淤血(おけつ)」といいます。 淤血内留,血行不暢のために筋脉が養われず、顔面麻痺が起こったのですね。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >夜寝ている時に肩甲骨の間のあたりが痛みます。 >ただし、日中はさほど痛みを感じません。 漢方では夜寝てから痛むのは「気血凝滞」による痛みと云われています。 その原因は「気虚血少」といって、経絡の失養にあります。 >赤ちゃんがいるので、いつも抱っこしているのですが、それが原因でしょうか。 多分それでしょう。 昼の疲れが夜まで残ると夜間に背中の経絡の気血が停滞して空虚になるので痛みになります。 昼間の活動によって再び経絡の気血は回復するので痛みは減軽します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >脊髄を損傷し下半身不随です。それによるしびれです。 >しびれ、むくみ これは外傷による「淤血阻滞痿廃」ですね。 神経損傷と組織損傷のうち阻害物質である「淤血」を除くことによって回復し得る ものを最大限に回復させる事は残された大切な手段です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >子宮がんの手術の後遺症により、リンパ浮腫といわれました。 >脚の指、足首が動きません。ふくらはぎもパンパンです。 こういう例はよく耳にします。 手術の後遺症で経脉不通のところが出来て「淤血」となり、四肢が腫脹するのでしょう。 手術ミスによる淤血ではなくて局部的な気虚が原因で起きた淤血ですから「気虚血淤」といい、 気虚と淤血の両方を治さなければなりません。 淤血ですから血流と関係があり、症状は夕方になるにつれて重くなります。(朝軽暮重) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 拡張型心筋症で利尿剤を服用中ですと当然、 >口が渇く >頻尿 の症状が現れる訳で、この事は「漢方の証」を決めるヒントになりません。 残るは >動悸が激しくなると非常に苦しがります。 >その時の様子は、心臓のあたりにしこり(壁)が有るようだと言っております。 この二症状だけで、あとは何も特徴が書いてないので大変つかみにくい例ですね。 直接お会いできれば他に何かつかめるのかも知れませんが、‥‥‥。 仕方がないのでこの A 心臓のあたりにしこり(壁)が有るようだ B 非常に苦しがります の二点について消去法にて推論することにします。 「動悸・息切れ」の原因になるものには大きく分けて次の五種類のタイプがあります。 1 気虚証 2 血虚証 3 気血両虚証 4 気陰両虚証 5 心脈痺阻証 心脈淤阻 A、Bの二症状を特徴とするのは5の心脈痺阻証 (心脈淤阻)が最も疑わしく思われます。 1〜4は機能的な病変だけでまだ可逆性がありますが、 5は器質的な病変にまで及んでいるので、もう不可逆的で外科的手術の対象になります。 しかしおじいさんには手術の意志はないとのことなので、漢方で何とかと言うことですね。 器質的病変を改善すると言うことは大変困難なことで、長期間の覚悟が必要です。 しかし出来ないことではありません。 漢方には淤血という概念と駆淤血剤という薬があります。 淤血とは別名、ふる血とも言い、非生理的な血液のことです。 このふる血が原因となり主に血管障害を起こし、長期間の内に器質的病変にまで生長するのです。 ふる血を分解して血流改善をするのが駆淤血剤です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >不整脈の影響による急性脳梗塞です。3年前に不整脈の為カテーテル手術をしました。 こういう病歴があると、既に今日あることは予想できましたね。 不整脈の原因は漢方的にいうと、「心気虚弱」の体質ということになります。 「心気」の働きが弱いと血流が悪かったり、脈動に結滞が出たりします。 これを「気虚血淤」の状態といい、血栓が出来る元になります。 脳梗塞による左半身麻痺は経絡の気血が虚した事による痺れ・萎縮に該当します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 血の流れが悪くて停滞したり(血滞)、或いは血管から漏れ多出た出血を漢方では「淤血」 (おけつ)といい、独特の見方を致します。 脳溢血もその中に含まれます。 昏睡状態ということは目下、おけつが脳内に存在すると言う事ですから、(淤血内停,阻塞脈絡) 出きるだけ早く吸収しなければならない状況です。(治宜活血化淤法) おけつを吸収する薬物を「駆おけつ薬」といいます。 > 血管の浄化を促すような漢方薬を ご希望のような薬効を果たすのが活血化淤法です。 これはコレステロールも含めて血流に関する総合的な改善を図りますから、脳溢血・高血 圧・高脂血症は当然適応症となります。 今はともかく、おけつを取り去る事に専念すべきです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「子宮内膜症及び子宮筋腫で腸が癒着」とは誠に同情します。 癒着という現象を見ても分かるように、この病態には「淤血」の存在があります。 淤血と書きますが、血液の流れが滞って血管の局部や臓腑の中に停滞した証候をいいます。 これが原因で腹内に塊が出来ることも多いのです。 舌唇は紫暗色、経血は黒っぽく、さめはだを呈します。 月経痛・血の塊がまじる、という状態にもなります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 5年程前より慢性前立腺炎で、足のそけい部に痛みがあり治りません。 >とくに内腿、おしりの穴の左右のでっぱった骨のまわりに違和感があるのと >やはり下腹部の痛みが特に目立ちます。 疼痛が固定痛となった時、それを漢方では淤血(おけつ)があると言います。 また前立腺炎とは「湿熱」が原因の病気ですが、 この湿熱が慢性化して長引けば淤血が出来る事になります。 細菌が居ない状態なのに何故後遺症だけが続くのかというと、 病巣に淤血が残っているからだと思われます。 そして淤血が累積すると終いには肉塊になって腫瘍のようになります。 それを淤積(おせき)と言います。 すべての原因であるこの淤血を取り除かなければなりません。 そして淤血を取り除く漢方薬のことを駆淤血剤と言います。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 脳腫瘍が見つかった後また子宮体癌が発見されたのこと、どちらが原発巣なのか分かりま せんがいずれにしろ癌体質と言うことで対応を考えてみます。 漢方の抗癌剤治療に於いてはおおよそ次のように整理できます。 1.気虚型 2.陰虚型 3.気陰両虚型 4.治療サイクル終了後 状況から見て、1.2.3.の訴えが無いようですから、あなたのお母さんの場合は 4.の時期でいいと思います。 この時期には気の充実があり、陰液の欠乏がなければ更に癌を攻撃することが出来ます。 かといって抗癌性の薬物ばかりではその副作用に耐えられなくなるので、薬草による場合 でも可能な限り副作用を防止しなければなりません。 そういった配合の仕方で処方を組みます。 『上海中医薬雑誌』に発表されている処方に 「清熱消瘤煎(せいねつしょうりゅうせん)」というのがあります。 八月札・白花蛇舌草・半枝蓮10 露蜂房・白朮 3 陳皮 2 この処方ですと片や癌を攻撃しつつ、一方で体を保護するという意味がありますから長期 間にわたって服用しても副作用の心配は余りありません。 ただし身体の状態が悪くなってきたら1.2.3.の対象になり、攻撃よりも保身の方ば かりを心配しなければならなくなります。 癌患者の状態は急変することがよくあります。 ですから短期間づつその時の状態に合わせて処方することが重要です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 癌痛が発生する根本的原因は陰陽気血の平衡失調にある。 癌の本質は本虚標実であるといいます。 即ち全身は虚で局部は実の病症です。 基本病理としては“虚”“淤血”“痰”“毒”の四つに概括できる。 虚は“不栄なれば痛む”で、実は“不通なれば痛む”です。 従って扶正補虚・化淤通絡は癌瘤の治療法の基本であると同時に癌痛の予防の基本でもあります。 癌患者に対して弁証選薬した以外に、常に健脾益気・補腎化淤・軟堅散結の漢方薬を用い ると、それが固体の免疫機能を高め、癌瘤を抗縮させると同時に癌痛の発生を軽減緩和さ せることにもなります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >月経量が多過ぎる 月経が遅れる 月経が早くなる 月経痛がある 月経が来ない >血の塊が混じる 出血が止まらない おりもの 血液の流れが滞って血管の局部や臓腑の中に停滞した証候を漢方では淤血(おけつ)と言います。 婦人では子宮の周りにもっとも溜まりやすいのです。 子宮の周りには衝脉・任脉という月経に関係の深い経絡が二本通っています。 この衝脉・任脉に淤血が停滞すると月経錯前錯后(早くなったり遅れたり滅茶苦茶になる)、 経行腹痛、漏下不断(いつまでも月経が続くこと)、経閉不行(月経が来ない)、 悪露過期不止(おりものが続く)など色々な事が起こります。 >気がふさぐ 怒りっぽい 眠ってばかり 衝脉・任脉はまた肝経という経絡に深く関わっているので肝経の病変として精神的な面で も影響が現れます。 >めまい 頭痛 頭が重い 目がかすむ 目がまぶしい なみだ目 目が痛い 耳鳴り 耳が痛い 肝経は耳や目を通って頭へ上りますからその経路でも病変が起こります。 >臍の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る 食べてもすぐ腹が減る 肝気が欝滞すると胃腸で気滞が起こります。 >頻尿 尿を失禁する 咳をすると尿が漏れる 排尿痛がある(時々) 肝経はまた陰部を回りますから尿の排泄が異常になります。 >斑点(しみ) かゆい 抜け毛 フケ性 かゆい 若白髪 肝気の欝滞が長引くと湿熱が生じ、フケを発生します。 湿熱は風を呼び、痒くなったり抜けたりします。 熱は髪を枯れさせて白くします。 >乳房にしこりがある 肝経は乳首を通るので肝気の欝滞はしこりになって現れます。 >子宮筋腫 そして淤血が累積すると終いには肉塊になって腫瘍のようになります。 それを淤積(おせき)と言います。 舌唇は紫暗色、経血は黒っぽく、さめはだを呈します。 月経痛・血の塊がまじる、という状態にもなります。 すべての原因であるこの淤血を取り除かなければなりません。 そして淤血を取り除く漢方薬のことを駆淤血剤と言います。 このようなのを「衝任淤阻証」と呼んでいます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >体重が10Kgほど増加。 >手、足のむくみがひどい。 >特に手はれたようにパンパンになりぎることも不愉快なほど。 >むくみがおきてくると、3日くらいはとれない。 腫れたり引いたりする浮腫は腎臓病から来るむくみではありませんね。 しかもパンパンになると言うのは特殊なものに思えます。 >生理が20日おきにくるようになる。 併せて生理異常があるとこれは衝脈の異常から考えなくてはなりません。 衝脈とは体内を流れる経脈の一つで子宮から起こり、“血海”とも言い、 月経の来潮と密接に関係しています。 >去年まで2年間くらい、毎日お酒を飲んでいたのだが、半年ほど前から、 >まったく受け付けなくなったことも気になっている。 これですね、原因は。 お酒が長く続くと脾胃に“湿熱”を生みます。 おそらく以前から子宮筋腫か何か婦人科の病気を持っています。 これは漢方では「淤血(おけつ)」といって、血の汚れの一つです。 この「淤血」と湿熱とが結びついて悪さをしています。 これを「衝任淤湿凝結証」といい、嚢腫を形成しています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >胆のう癌と宣告された 癌の基本病理は“虚”“淤血”“痰”“毒”の四つに概括できます。 悪性腫瘍を漢方的に分類しますと次のようになります。 1. 痰毒蘊結型(悪性淋巴腫) ……リンパ腺が腫れ皮膚の色は紫紅色で酸脹感や軽い疼痛があり、発熱・自汗盗汗・口渇・便秘がある ……治療は[清熱瀉火解毒・化痰散結]法による 2. 寒痰凝滞型(肉腫〜悪性淋巴腫) ……腫塊は硬く皮膚と同じ色で痛くも痒くもない。発熱せず常に寒冷を感じ顏色が悪い ……治療は[温化寒凝・消痰散結]法 3. 痰凝淤阻型(肉腫)……腫塊の形が明らかで硬く推しても動かず局部は脹って痛みがある。 色は青紫で顏色は暗く舌には淤斑がある。 ……治療は[消痰軟堅、散淤梢腫]法 4. 陰虧血燥型(悪性淋巴腫、肉腫の放射線・化学療法後の晩期病人) ……貪血・消痩・盗汗・皮膚掻痒・微熱・便秘・尿が濃い ……治療は[滋陰養血潤燥]法 胆のう癌は3.痰凝淤阻型に属し「治痰」と「駆淤血」がキーポイントとなります。 治痰の薬草は……皀角刺・白芥子・黄薬子・海藻・昆布・瓜呂根・土貝母など 駆淤血の薬草は……穿山甲・地鼈虫・桃仁・紅花・乳香・没薬など 抗癌の原則は先ず「病名」を第一とし、「辨証」を第二とします。 すなわち「治痰・駆淤血」を基礎として、これに表面化している症状を勘案して処方に加味します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >帯状疱疹のあとの痛み 現代医学では帯状疱疹をウィルス性の病毒感染症と考えていますが、 漢方では感染し易い人と感染しにくい人がいることから体質にも注目しています。 >気がふさぐ 怒りっぽい さむけ 微熱 午後から熱が高くなる >顔面 : 赤い 瞼がむくむ 頭痛 頭が重い 鼻がかわく 鼻血 >唇が腫れる 口が苦い 口が臭い 歯茎が腫れる 歯茎から血が出る 口が乾く >脇が痛い 脇が詰まった感じ…………(肝胆経の通る部位) >便秘と下痢をくりかえす >下肢 : むくみがある >湿疹 にきび フケ性 かゆい 若白髪 >月経量が多過ぎる 月経痛がある 血の塊が混じる これらは全て肝胆脾経の湿熱の存在を示唆しています。 湿熱が経絡を阻遏した結果、血熱が生じ、久鬱して化火し、火毒内燔となり 営血を灼熾し、湿熱毒気が循経外溢して肌膚に相搏った為と考えます。 つまりウィルス性の外感毒邪之火と体質的な肝胆湿熱が搏結し、湿熱邪毒が皮下に 壅滞した状態なのです。 急性期が過ぎて湿熱が取れ、ウィルスが姿を消しても后遺神経痛が残るという事は 皮下組織に残った余毒のせいです。 湿熱毒がさんざんに気血を損傷していったからです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 右眼部の帯状疱疹 > 右目の後ろの神経に電流が流れるような痛みが残りました。 帯状疱疹は脇・腰・背中・眼などに出ることが多いものです。(肝は眼に開く) その部位はすべて肝胆の経絡に関連しています。 肝胆の経絡は湿熱を帯びやすく、外邪のウィルスと結び付くと湿熱毒となります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >昨年、狭心症を患い >間歇性破行症 >最近右手首で、脈拍が感じなくなった。 これより「血淤気滞」の疑いがあります。 おそらくは肥満のコレステロールによる血行障害で経脉の運行が不通となり、筋肉が栄養されないからでしょう。 >日中猛烈に眠気が襲う、午前と午後に2回くらいづつ、さらに大アクビが出る。 血淤気滞により陽気が脳まで伝わらないためでしょう。 >尿意を催したとき我慢できなくて、漏らしてしまう。 脳のみならず四肢や尿道の筋肉にまで陽気が届いていません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >ニキビ跡が消えません。(赤く残っています) いわゆる淤血(おけつ)が残った状態だと思います。 血流をよくして汚れた血液を排除してはどうでしょうか。 これを「排陳致新」といいます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >数十年来、痛風・糖尿病・高血圧と持っており、 >脈が結滞を起こす……3〜5回に1回止まります。 >動悸がする 胸が痛い 胸苦しい >手指がしびれる 血流が悪くなって生ずる粘稠な血液を「淤血(おけつ)」といいます。 それが心臓や血管に現れると病気も最終段階です。 加えて肥満もあり、血中脂肪の「痰湿」はますます血流障害を助長します。 血管の浄化を促す漢方薬を活血化淤剤といいます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >腰椎ヘルニア手術後より、左脚(お尻、太腿、)の痛み、向うずねの痛みとしびれ >術後は足の冷えもあり、10日程前より、電気毛布を入れて寝ております。 >唇の色が紫色 術後に何らかの原因で「おけつ(淤血)」が生じましたね。 淤血が経絡を塞ぐので気血の鬱滞・失温から痛み・しびれ・冷えが現れます。 微細な淤血を溶かして経絡を復活させなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >20年間酒を飲み続け、鼻とその周辺が赤くなってます。 漢方では“酒さ鼻”といい、飲酒や辛辣物を過食してその熱が発散せず胃に内伏し、 肺へと上って鼻端を薫蒸したものです。 鼻には陽明(肺・胃)の経絡が現われているからです。 その熱血が外の風寒に触れて凝縮して淤血に変わっています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >一週間ほど前から突然腰痛、および上半身の筋肉痛、首痛などの症状 >仕事上のストレスによるものではないかと 精神的ストレスがあると、筋肉が固くなってギックリ腰を起こしやすくなります。 するとその一寸した「閃挫」からなかなか回復しません。 なぜなら元からあったストレス体質が気の流れを悪くしていて「気滞」を起こしているからです。 きっかけは重いものを動かしたり変則的姿勢の継続ですが、気の流れを良くしなければ腰痛は治りません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 切り取って縫い合わせましたがまたケロイドになってしまいました。 > 真っ赤でテカテカしてて、パンパンに腫れ上がり大きなシコリができてしまいました。 ケロイドの事を漢方では皮膚瘢痕といい、「金・刀・水・火之傷愈合後に起こる」事として問題にしています。 その原因は主に「気血の凝聚」にあり、淤血阻滞による瘢痕といっています。 「活血化淤,軟堅散結」の法によって淤血を消去すれば治癒する可能性があるでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 腫れは無く、この症状は半年くらい続いています。 > しかし、右手の親指の痛みはもう10年来かもしれません。 このように長い期間続いている痛みは気血の凝滞です。 おそらく気虚または気血両虧が原因の血滞があったのでしょう。(気虚血淤) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 気がつくと立てなくなるほど腰が痛くなっていることが多い。 云うまでもなく「仕事で根をつめすぎた時」というのが原因でしょう。 腰痛や座骨神経痛はどうして起こるかという事について古典には次の様に書かれています。 「長時間視力を使えば血を傷つけ、長時間横たわっていると気を傷つけ、 長時間座っていると肉を傷つけ、長時間立ち続けると骨を傷つけ、 長時間歩くと筋を傷つける。これを五労の所傷という。」 つまるところは過労(労損腰痛)です。 > 3番目:胃痛。ひと月に1〜2回ほどひどく胃が痛む。 これも同じく長時間作業による「血傷」の一つでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥