肺陰虚 (体質的な陰虚あるいは熱が津液を損なって肺の粛降作用を失する) 肺腎陰虚 (久病により腎陰を損傷すると呼吸が苦しくなる) <肺陰虚・肺腎陰虚により現れる症状> 1鼻づまり 2咳嗽 3喉痒 4声嗄れ 5痩せ 6微熱 7痰と咳
<相談例> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >就寝中、鼻が詰まる >鼻がかわく >夜中に口が乾くことがある >前立せん肥大の手術 漢方の考え方はパズルを解くようなものです。 上の四つのことは一見何の関連も無いように見えますが、 「陰陽」の眼鏡を通して見ると実はスッキリと原因が見えてくるのです。 昼間ではなく、特に夜中に起こる病変には意味があります。 陰陽論では昼を陽、夜を陰とみなします。 昼に顕著な病変は陽気の病気で、夜に顕著な病変は陰気の病気です。 陽気とは無形の「機能」のことを指し、陰気とは有形の「物質」を指します。 人体は夜作られる物質の基礎の元に昼の活動性と言う機能を得ています。 この生理的物質のひとつに「津液(体液)」と言うものがあります。 津液の化生・吸収・散布・排泄のシステムを司るのは三焦・肺・脾・腎の四つの藏です。 いま鼻と前立腺に津液の不足が認められます。 その結果、前者では乾燥を、後者では肥大を見ました。 何故津液不足になったかと言うと、脾胃における津液の生成不足という内因(内傷) が挙げられます。 これを「脾陰不足」と言い、大抵は長年の辛熱性の食べ物が原因です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >鼻の粘膜が乾いて、頭がぽーとして、口内炎、頭痛、鼻が痛くなる >喉が痛い 粘液や体液を「津液」といいます。 この津液の化生・吸収・散布・排泄のシステムを司るのは三焦・肺・脾・腎の四つの藏です。 今は「鼻は肺の外竅、喉は肺の門戸」から肺だけに症状が現れていますが、 肺だけの問題ではありません。 津液の生成に関わるのは第一に脾胃です。 脾胃で作られた津液を「脾陰」といいます。 体表から汗などになって津液が奪われるという場合もありますが、そういう外因(外燥)に 対してこちらは食べ物が辛熱性に偏った為の内因(内燥)に由るものです。 >日本で冷え性に効く漢方、2、3種類、 効果がちょっと効いてくると激しい頭痛 >がでて、仕方なく飲むのをやめたことがあります。ちなみに、中国圏などでもらっ >た漢方はそういう問題はありません。 津液不足には温性の薬草は禁物です。 冷え性に効く漢方薬というのは多くは温性です。 ますます津液を奪うので乾燥が憎悪します。そのために激しい頭痛がしたのでしょう。 >にきび(鼻の調子が悪いときに) 「津は血の母となす」と言う言葉があります。 津液と血液とは浸透しあい、転化しあっており、津血は同源であるという意味です。 従って津液が不足すると心血は不足し、「虚熱」が発生します。 この熱がニキビの原因になっています。 >月経痛がある 心血の不足から月経に関係深い衝脈・任脈の二脈が空虚となり、「津虧血燥」による 月経痛が起こります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >4年前に風邪を引いた…… 四年来の咽痛ということはもはや外因による時期は過ぎてしまい、 体質的な内因が原因である事は間違いありません。 >喉が痛いに比例して舌がピリピリする事があります。 「舌は心の苗」といい、心(しん)の病変は先ず舌に現れるものです。 従って舌痛は心の陰陽が平衡を失った事の表われです。 舌痛でもっとも多いのは「陰虚火旺舌痛」です。 《舌診研究》には「多見於失眠及夜間労作之人」と書かれています。 これは「素体陰虧」すなわち体質的に津液(陰液)が不足しているタイプです。 一方、咽喉は湿潤されていなければならないのに津液不足(陰虚)だと虚熱をもち、 痛みを生じます。 慢性の咽痛は殆どが「陰虚」が原因です。 >葛根湯を飲むと胃が痛くなります。 葛根湯は体を温めて汗をかかせる薬ですからますます津液不足になります。 津液のうちの胃陰が不足すると胃痛になります。 陰虚の程度がひどくなり、「陰虚津傷,虚火上炎」となると舌は赤みを帯びて裂紋が 入る事がありますが、程度が軽く、「気陰兩虚」になると舌の外見は左程変わりません。 >舌のり真っ白!! これは実際に見てみなければ分かりませんが、陰虚のほかにもう一つ、「湿」か 「痰」の存在が疑われます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >一年近く、微熱、全身倦怠感が続いている >喉が痛い このような長い間の咽痛は大抵「虚火上炎」による「陰虚津傷」です。 咽痛だけなら「肺陰虚」で考えますが、 >腰が痛い 腰がだるい むくみがある 足がだるい 足の裏がほてる >目が赤い 目がまぶしい 目が痛い 目が痒い 腰や目の症状も出ているので「肺腎肝の陰虚」を兼ねている「陰虚咽痛」です。 外部からの感染症ではなくストレスなどによる「内傷」です。 これは「気陰兩虚」に属しますから急いで気陰を補って「虚熱」を去らなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >咳が出る ゼイゼイ音がする 呼吸困難 診断は喘息でしょうか……。 >喉が痛い 声がかすれる >切れにくい痰がある >かゆい フケ性 これらは肺陰の虚です。いわゆる「陰虚津傷」です。 >だるい(いつも) 少しでも動くと呼吸が苦しい 肺気の虚もあります。あわせて気力と津液の両虚です。(肺気陰両虚) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >昨年、春、秋にも、風邪をきっかけにした同様の症状にそれぞれ約二ヶ月悩まされた。 繰り返し同じ症状になるという事は体質的な内因があるようです。 >乾いた咳が止まらない。 >扁桃腺あたりの痛みが一日続いた後、 >口が乾く(喉が乾く) 肺の津液(肺陰)が不足しています。(肺陰虚) 肺陰虚という体質の人は乾燥にとても弱く、粘膜が乾燥すると咽痛・干咳・嗄声を起こし、 津液が回復されない限りはいつまでも続きます。(肺失滋潤,肺気上逆) これを「肺陰虚咳嗽」といいます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >今年の四月に右肺が自然気胸となり、内視鏡により手術を行う。 >癒着が有った為一部切除を行ったが見落としが有った様で5月に再発、 >その時より喉の異物感(閉鎖感)及び微熱37℃3分前後が続いている。 咽部梗阻(梅核気)の成因には肝気上逆・痰凝気滞・肺熱陰虚の三つがあります。 気胸の手術後ですから「肺熱陰虚」がもっとも疑われます。 >朝起きたときは36℃4分程度なのですが、昼過ぎより37℃3分前後になります。 >喉の閉鎖感を感じる部位は舌の付け根の奥で、粘膜・水分が無くなっている様な感じ >微熱 午後から熱が高くなる 寝汗をかく やはり「肺陰虚」による虚熱が残っています。 咽喉から気管への粘膜が濡潤を失い肺気の粛降がうまくいっていません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >喘息と不妊症で悩んでいます。 漢方では、受胎は腎気旺盛、精血充実しておれば、 任脈通じ、衝脈は盛んになり、月経は順調で妊娠することができる。 腎気が虚弱で、気血不足し、衝脈・任脈が失調すれば 妊娠することができない、と考えています。 あなたの場合は体格から考えて「気血不足」はありえませんから、 不妊の原因は「腎気虚弱」だと思われます。 喘息については、 「肺は気を主り、腎は気を納める」、 「肺は気の主であり、腎は気の根である」 と言われるようにように肺の降気と腎の納気という共同機能によって 呼吸は行われています。 不妊症と喘息の両方を持っているあなたは共通項として 「腎気虚弱」を予想できます。 腎気が旺盛になれば両方ともに解決する可能性もあります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >呼吸困難(喘息) 喘息だけなら肺の病気ですが、他に動悸と口乾があるとこれは肺だけではなく、 肺の病気が腎にまで及んでいる様です。 「肺は気を主り、腎は気を納める」、 「肺は気の主であり、腎は気の根である」 と言われるようにように肺の降気と腎の納気という共同機能によって呼吸は行われています。 肺は腎にとっては母にあたります。 従って「母病及子」、「金不生水」のように表現します。 腎は五藏六府の土台とも言える大変大切な藏です。 病根は深そうです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >肺ガン(左肺全摘出)手術後約4ヶ月です。 漢方ではガンのことを邪毒だと考えています。 この邪毒が肺を犯したので肺の本来の機能としての宣散と粛降が行われなくなり、 津液は敷布せず積聚して痰となり、「痰凝気滞,血行受阻,気滞血淤,絡脉阻遏」 へと順次に積聚や核へと癌腫の形成が進んでいく事になります。 >だるい 気がふさぐ 微熱 >喉が痛い 声がかすれる 切れにくい痰がある 肺気が阻遏された結果、熱毒が化生し、気と陰を傷耗し、血脉を損傷し、経絡を痺阻 するので発熱、咽痛、嗄声、胸痛、喀血、咳痰などを現します。 漢方の対応としては「化痰軟堅、益気養陰」を主にします。 化痰すれば肺は粛降することが出来ますし、軟堅すれば腫瘤は削消されていきます。 これはとりもなおさず邪毒が取り去られたからです。 肺ガンによって正気が虚すという事は気と陰が不足したという事です。 したがって益気養陰する事が扶正(正気を助ける)の実の内容です。 現代の言葉でいえば「免疫機能」の回復ということです。 この時にもっとも大切なのが“攻邪而不傷正(邪毒を攻めても正気を傷つけず)”、 “養正而不助邪(正気を養っても邪気は助けない)”という事です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >>肺ガン 漢方ではガンをある種の「邪毒」と考えています。 邪毒とは自然界の六淫(風寒暑湿燥火)や七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)およ び食べ物・房労・外傷という三つの原因(内因・外因・不内外因)が交差して生み 出される悪質な(長期的)病邪です。 本来肺は“宣散”と“粛降”の機能を持っています。 皮膚呼吸や発汗作用など肺気の上向きの機能を宣散と呼び、気の出入りである呼 吸や水分代謝により尿利をつけたり大腸から排便する下向きの機能を粛降と呼ぶ。 病因には新旧の2種類があり、新しい病因なら一刻を争ってその病邪を追い出そ うとして正気と邪気が争います。(邪正闘争) しかし長い時間をかけて積もってきた旧い病因だとこの邪正闘争(免疫反応)も不 完全燃焼になります。 これを漢方では「邪の集まるところ必ずその気虚す」と言います。 このように邪毒が肺を犯すと肺の正気が虚し、臓腑の陰陽と気血が乱れ、宣散と 粛降が行われなくなります。 その結果、津液は敷布せず積聚して痰となり、痰が凝結すれば気は滞り血もまた 流れず「気滞血淤」となり、次第に積聚や核へと癌腫の形成が進んでいく事にな ります。 肺気が阻滞されるとやがて熱毒が生じ、気と陰を傷耗し始め、血脉は損傷され、 経絡が痺阻するので発熱、咽痛、嗄声、胸痛、喀血、咳痰などを現します。 このように肺ガンによる咳嗽は「肺陰虚咳嗽」に属し、背景には「陰虚火旺」や 「痰熱」が隠れています。 さて、このように肺ガンの実態を理解してみるとどうすればこれに正しく対処で きるかが分かります。 (1) 邪毒を排除すること (2) 気と陰を回復すること の二つに尽きます。 現在世間で喧伝されているアガリクスやプロポリスやサルノコシカケなどの単用 や併用はみな(1)に属します。(天然物ではあるけれど漢方薬ではありません) 現代化学の抗癌性薬品と大同小異です。 (1)だけに重点を置いて、自分の体力を省みないと必ずや薬物の副作用に会いま す。 闘病という長い勝負には(1)よりも(2)の方を優先させるか又は(1)と(2)を併用す ることがより大切になります。 漢方ではどんな病気の場合でも必ず辨証分型という思考過程を通らなければ処方 が決まりません。 先に肺ガンは「邪毒+気陰両虚」であると書きましたが、これはもっとも多見さ れる例を言ったまでで、ほかにも色々な分型があります。 例えば 気陰兩虚型 肺脾兩虚型 気血兩虧型 肺腎兩虚型 淤毒型 なども一 つの分類です。 体力の弱った患者さんには細心の辨証分型をしてピッタリと当てないと薬効が出 ないで副作用ばかりが出てしまいます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 中医辨証分型治療: (1) 気陰兩虚型:生脉散加味…………もっとも多い (2) 肺脾兩虚型:四君子湯加減 (3) 気血兩虧型:当帰補血湯加味 (4) 肺腎兩虚型:麦味地黄湯加味 (5) 淤毒型:竜虎化淤湯 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >一年ほど前から急に声がかすれて発声がうまくできなくなりました。 >声帯が片方麻痺していて動かないとの事 《景岳全書》という書物には“声音は臓気より出る。臓が実していれば声は宏大となり、 臓が虚していれば声は怯小となる。”とあります。 また「声の門は肺にあり、声の根は腎にあり」とも言われ、必ず母体には臓があります。 >切れにくい痰がある もともと「陰虚(血・津液が不足しやすい)体質」であると過労によって肺腎の津液が 不足しやすく、虚火が上炎して粘膜が干燥し、咽喉干痛・喉痒痰粘・声帯微紅となります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >鼻詰まりです。鼻水は出ません。 >口の渇きも治したいです。水分をとっても、またすぐに渇いてきます。 「肺は鼻に開竅する」「肺は水の上源」「腎は水腑なり」 これは肺腎両虚による鼻塞でしょう。 腎陰が虚すので津液は上れず口渇し、肺陰が虚すので鼻腔粘膜は虚燥して詰まるのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >就寝中からほてりがでて、午前中は不調が続くことが多い。 >頭に血が上り鬱血状態が続くと思われる。 >口が乾く(寝ている間) >足が冷える 煩熱ですね、これは「陰虚(血・津液の不足)」からくる「虚熱」です。(陰虚生内熱) 陰陽の「陰」とは生命を維持する体液などの物質的なものを指します。 陰陽はバランスが取れていないとなりませんが、陰が一方的に不足すると陽気が過剰 になり冷えとのぼせの両方が起こります。 夜は陰分を補うための重要な時間なのに、その役割が果たせていないのでいつまで 経っても補陰ができず空回りしています。 >鼻,耳,のどの血管が膨らんだ状態、鼻詰まり、のどのつまり、頭、耳に圧迫感 鼻と喉は肺の管轄で耳は腎の管轄です。 肺と腎の陰液の不足からくるアレルギー状態です。 >頻尿のため夜3回くらい起きる 冷えからくるのではなく反対に煩熱が膀胱に迫って尿意を催させるだけで尿量は少ないものです。 >当初、神経的なパニック状態で不安、いらいら、不眠がひどかった。 陰液の不足は心(心陰虚)にも及んでいるので神明(意識)をつかさどる心がバランスを 失したのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >唾液が多く、かつ、粘りが強く、ぬるついて、 唾液は五液(汗・涕・泪・涎・唾)の一つで、「五臓化液の説」によれば 「心は汗、肺は涕、肝は泪、脾は涎、腎は唾」を生産するので、五液の 分泌異常は五臓の異常と関係が深い事になります。 普通は唾と涎を合わせて唾液と称していますが、唾は粘稠で涎はさらさらしています。 漢方では「肺痿」の病というのがあります。 これは気候が暑かったりして体内に「燥熱」が生じ、津液が肺や胃に回らない状態の病です。(陰虚肺熱) 津液が不足すると肺では咳嗽が出やすくなり、口が渇き、声がかすれ、肌が乾燥し、唾液が粘稠になります。 現代の唾液分泌過多症に該当します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 3年前から声がかすれる > 喉の渇き感、痰の絡み 肺の陰が虚しています。(肺陰虚) 陰虚とは津液(体液・唾液・血液・汗などの水分)の不足です。 汗かきの人がよくなります。 それで粘り気のある痰もからみ、声がかすれます。 > ミゾオチ付近のモヤモヤ感 陰というものは日中に消耗されるので、夕方から夜にかけて症状が出ます。 津液の生産には脾胃があずかり、津液の分布には肺があずかっています。 それでどちらかの陰が虚すと、脾胃と肺に同時に症状が出ます。 ミゾオチのモヤモヤと声がかすれるのは同じ原因によります。 また陰が虚すと陽気(エネルギー)が発生しにくくなるので疲労感が強くなります。 > 脇が匂う、脇に痒い湿疹が出やすい > 冬場足のすねが乾燥肌で粉を拭き痒い 脇は肺の部位で、汗が濃縮されて匂ったり、湿熱化して湿疹になります。 皮膚の保湿性が少なくなった老人性掻痒症への始まりです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 春になると首が凝り鼻の奥が痛くなり頭痛が起こる。 > 鼻づまり クシャミ 鼻が乾く 鼻血 口が乾く 春になると、という事から季節性があるようです。 花粉症ではなくとも春の乾燥性の空気自体が原因物質となり、 アレルギー性鼻炎などになりやすいものです。 鼻乾や鼻血や口乾からアレルギー性であることが伺われます。 漢方ではアレルギー性の原因を「風熱」といい、 これが肺経に鬱して熱化すると「気滞」を起こし、 鼻づまりや鼻の奥の痛みや頭痛になります。 > 胸やけがする 食べてもすぐ腹が減る > さめ肌 肺経の鬱熱が長居すると肺胃の陰気を消耗し、上記のような症状を呈するようにもなります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 膠原病(全身性エリテマトーデス) > ループス腎炎 > 6才くらいから喘息 肺の病が腎に及んだ、即ち五行の金が水を生まず,母の病が子に及んだという状態です。(肺病及腎,金不生水,母病及子) > 椎間板ヘルニア > 腰が痛い 自宅からの下り坂を500m程歩くと膝が痛い その結果「肺腎陰虚 」になっています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 一年中鼻の通りが良くなく、ひどいときは鼻で一切呼吸ができなくなる。 > 幼少期より ひどいときは口を開けないと眠れない > 一年中鼻くそがたくさん取れる 肺の陰虚です。(鼻は肺の竅) > 1年中睡眠時に寝汗が出る 幼少期より続く > 汗っかき :食事中(特に辛い物) > 舌がもつれる : 飲酒時はもつれて話せなくなる > アフター性口内炎がでる: 2・3か月に一度出る 心の陰虚もあります。 そのために心の陽気が抑えられていません。(汗は心液なり),(舌は心の苗) > 空腹時に口の中の感じが気持ち悪く、いやな味がする。口が臭い > 口が乾く > 食べてもすぐ腹が減る: ちいさいころから1食1〜2合のご飯を食べているが、 > 普通の人と同じ量ではすぐに腹が減る。 胃の陰虚もあります。 そのために胃の陽気(胃熱)が抑えられず口渇や飢餓感が出ます。 > シャックリ: 1か月に1回ほど 30分ほどで収まる > 胸やけがする これも胃熱です。 > 頻尿: 90分に1度 他の人と比べると、1回の排泄における排出量は少ない感じがする。 > おねしょ : 小学校6年まで続き、今でもストレスが極度になるとたまにある > 足の裏が汗をかきやすい 足が臭い 陰虚が原因となり内熱が生ずる結果、腎・膀胱にまで火が脅かしています。 全部合わせて生まれつきの「肺心胃腎の陰虚」が原因ですが体質改善は可能です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 冷え性と汗っかきとむくみです。 > 夜中トイレに2回以上いきます。 冷えと暑がりといえば正反対のものが表裏していますね。 どちらかが偽者なのです。 > 喉が乾きやすく、一日で水や茶を2リットルぐらい飲みます。 > 一年で300日ぐらいは常に喉が痛いです。 みな熱性の症状ですが、慢性化していることから「虚」が基本です。 裏には陰虚があり、表面には虚熱(虚火)があります。 陰虚を補わなければ仮の症状である、汗っかき・夜中トイレ・口渇・咽痛などは消えません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥