腎虚火旺 (久病により腎陰を損傷すると反対に陽が高ぶり熱を生ずる/陰虚火旺証) <陰虚火旺により現れる症状> 1アフター性口内炎 2うつ気鬱 3化膿性中耳炎 4歯茎が腫れる 5歯衂 6唇裂 7舌痛 8鼻血 9老眼 10盗汗 11動悸 12不眠 13おねしょ遺尿 14足がほてる 15しみ褐斑 16経間期出血 17癲病(知能障害) 18紫斑 19吐血
<相談例> ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >顔の毛穴が黄色い皮脂と思われる固まりで詰まっています。 皮脂腺から出る脂肪がさらさらして流れ易ければ汗腺に詰まる事も無いのですが、 硬化し易い性質があると詰まってニキビになります。 ここでさらさらしているか、ねっとりしているかで道が分かれます。 何故ねっとりするのでしょうか? ニキビのことを一名“青春の花”といいますね。 何故思春期にニキビが出易いのでしょうか? 生長発育のための基礎物質を漢方では「腎精」といいます。 元気や血液の元となり、生殖に関係し、生命の基礎物質に相当するものです。 陰精‥‥陰津の元‥‥腎陰・元陰・真陰 陽精‥‥陽気の元‥‥腎陽・元陽・真陽 青少年期の発育盛りにはこの陰陽のバランスが崩れやすいのです。 身長や体重が急速に増えるとき、陽気を抑える陰気が相対的に不足の状態になる訳です。 これを「陰虚体質」といいます。 現代医学ではこれを性ホルモンのバランスで説明しているものです。 漢方ではホルモンではなく薬草でこれを調節することが出来るのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 漢方では人体は陰陽から成り立っていると考えています。 「陰は内に在りて陽之守也.陽は外に在りて陰之使也.」 「陽は氣を化し.陰は形を成す.」 つまり陽とはエネルギーであり、機能です。 陰とは物質であり、血液や体液や臓器のことです。 陽は陰から生まれますが、陰はまた陽を行き過ぎないように制御する役割です。 このバランスが狂うと陽が過剰になったり、逆に陽が不足したりするのです。 ニキビが何故できるかというと、この陰陽のバランスが崩れたからです。 特に陰が不足して陽を制御しなくなると、陽は勝手に暴走します。 それを「陰虚陽亢」といい、鬱熱や炎症となり陽性の病証を起こします。 現代医学ではこれをホルモンで説明する場合があります。 過労やストレス、食生活の乱れ、夜更かし、タバコや酒、食品添加物、排気ガス 等はすべて陰を浪費して相対的な陽気の亢進状態(虚陽)にする傾向があります。 精神の興奮、不眠、肩凝り、目の疲れ――→交換神経の興奮がこれです。 顔面というのは陽明経絡(肺・胃)の病理がよく反映する所です。 肺や胃に陽(熱)が蓄積すると、それは顔面の熱症として具体化します。 肺や胃の熱は何故生まれるかと言うと、肺や胃の陰が不足するからです。 そして肺や胃の陰の大元は腎で、腎の陰が不足して肺や胃に影響しているのです。 元凶は腎の陰の不足です。 それを「腎陰虧虚」といいます。 整理をしますと、先ず津液や体液の大元である腎陰が虚すると その影響を受けた胃陰や肺陰も虚し始めます。 陰虚になると陽熱(虚陽)が起こり、胃や肺の支配下にある顔面に上ります。(火気熾盛,鬱滞肌膚) これは内から発生した内熱です。 内熱が盛んになると外界の熱(細菌やアレルゲン)と呼応して炎症化しやすくなります。 「内熱熾盛,外受風邪」という状態です。 つまり「内外合邪(外熱内熱の合邪)」です。 強力になった熱邪は「火盛成毒」といって化膿性の毒にまで発展します。 これがニキビやおできとなります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 風邪をひいている人やひきかけている人のそばに寄っただけで喉が痛くなる 咽痛から始まる風邪には特徴があります。 「津液」といって、基本的に粘膜を保護する体液が不足している人が 罹りやすいものです。 体液を生産するのは「腎」が大本で、生産されたものを「腎陰」といいます。 即ち腎陰が不足すると津液が足りなくなり、咽痛が起こりやすくなるのです。 腎と肝とは密接な関係にあり、よく「肝腎かなめ」と言われています。 耳は体側にあり、ここを通る経絡は少陽胆経や少陽三焦経です。 この二つの少陽経はまた肝と表裏の関係にあります。 つまり、 腎→肝→胆経・三焦経→耳 というつながりから 耳が痒い原因へと遡ることが出来ます。 「腎陰」が不足するのを「腎陰虚」といいます。 腎は肝と親子関係にあり親の影響は直ぐに子に伝わるので、 「肝腎陰虚」とも言います。 生理時に腰痛を起こしやすくなります。 腎精が不足しているのでスタミナも無いわけです。 >体がだるい 肝腎の陰分が虚すると反対に陽気が亢進します。 これを「陰虚陽亢」の現象といいます。 頭寒足熱の反対で、頭熱足冷となります。 >いつも足が冷たい 更には「肝風内動・腎火上炎」へと進みます。 肝風は痒みを、腎火は痰湿を伴って汁となり、耳へ噴出します。 現代医学的に言うならば「外耳道真菌症(カンジダ)」でしょうか。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 早漏のことを漢方では「早泄」といいます。 清代の<沈氏尊生書>では「未だ交わらずして泄するか、又は交 わるや直ぐに泄する」と描写しています。 元代の医家、朱丹渓は次の如く指摘しています。 「閉藏を主るのは腎で、疎泄を主るのは肝である。 二臓にはみな相火があり、上れば心に連なる」 つまり精液を蓄えるのは腎であり、射精するのは肝である。 またこの二臓の陽気が強くなると「相火」となり、ついには上っ て心火となると言っています。 肝の相火は怒りやイライラなどの精神的ストレスによって容易に 燃え上がります。 単身赴任の外国暮らしという状況や食生活の乱れも当然一因とな っているでしょう。 心火が旺盛になると陰陽のバランスが崩れて腎精は保持できずに 泄れやすくなるのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >子宮筋腫で生理の時出血が異常に多いので正常に、あるいはそれに近く。 体内を流れる経脈の内、子宮から起こる衝脈のことを“血海”と言い、 月経の来潮と密接に関係しています。 この衝脈にもし「湿熱」などが介在して衝脈を損傷すると黄帶下(黄色のおりもの) があったり、更には「陰虚内熱」などが加わると“血は熱を得れば則ち沸く” と文字通り、熱が血脉を傷つけて月経過多・経血逆流などが起こります。 これを「衝任伏熱」の状態といいます。 >だるい 健忘症 発熱 眠ってばかり >腰が痛い 膝が痛い こぶらがえり むくみがある これも若しかしたら「湿熱」のせいかも知れません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >月経が早くなる(この2ヵ月は24〜25日周期) 上の症状から「陰虚証」の可能性があります。 先ず、月経が早くなることを「経行先期」といいますが、 何故早くなるかと言うと、熱が衝脉を揺り動かし、血液を妄行させるからです。 衝脉というのは子宮から起こる経脈の一つで“血海”とも言い、 月経の来潮と密接に関係しています。 ではどこから来た熱かというと、 >だるい 寝汗をかく つねに眠りが足りない感じ >めまい 頭が重い 目が乾く/まぶしい 耳鳴り >口が乾く これらから見て陰虚(または血虚)、体液(津液)の欠乏から来る「虚熱」でしょう。(津血同源) 虚熱があるのでだるかったり寝汗が出たりするのです。 目が乾いたり口が乾いたりするのもそれを証明しています。 陰虚(または血虚)になると目や耳という肝や腎が通じている清竅(あな)の 機能が充分に果たせなくなります。 (津液不足,口干咽燥;気陰虧損,不能上充清竅,故視物昏花,目喜垂閉,耳聾或鳴) >腰が痛い 腰がだるい 足がだるい 「腰は腎の外腑」といい、腎虚になると上のような症状が起こります。 肝脈と衝脈はつながっていること、 また肝腎は「乙癸同源」で兄弟のようなものであること、 それらを総括すると「肝腎陰虚証」とみなす事が出来ます。 >単純ヘルペスA手足に湿疹B吹き出物 単純性口唇ヘルペスや慢性湿疹B吹き出物などはすべて「陰虚火旺」という 火力を得て「外湿」と結び、「湿熱」となって発生したものです。 普段から陰虚(または血虚)に対する備えをしておればこれらの症状を未然に防ぐ ことが出来るでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >薄毛。……全体的に地肌が見えるようになったことです。 漢方では「髪は血余」といい、陰血不足(血虚)が原因です。 陰血虧損の脱毛は頭頂或いは兩額から始まり、頭皮には油脂やフケが多いものです。 陰血不足はそこに止まらず、更に「陰虚内熱」という状態へと進みます。 >夜は足が熱すぎるのでなかなか眠れないことです。 >小便がでにくい >寝汗をかく 不眠 陰虚とは「精血」の不足と「津液」の虧損などの「陰虚液少」のことです。 陰と陽はバランスが取れていなければどちらかが強く現われます。 通常、陰が陽を制して陽気の過剰をおさえています。 陰気が不足して陽気過剰を押え切れなくなると足熱・盗汗・小便黄赤灼渋などになります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >12歳 腎盂炎、18歳 尿路結石、 この二つは炎症を伴なう熱性疾患ですから当然のこと、陰性でも寒冷性でもありませんね。 過去の病歴よりして陽性・熱性の体質に分類されます。 しかし >頭痛 耳鳴り >口乾く >発疹 かゆい 湿疹 水泡 おできや化膿 にきび >月経量が少い 月経が遅れる 月経痛がある 流産しやすい から考えるとこれは「実熱」ではなく、「虚熱」であることが分かります。 虚熱の本態は「陰虚」です。 つまり「陰」が虚していて「陽」を制御できない為、見かけ上の「熱」である虚熱が 表面化しています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 漢方の書物には次の様に書かれています。 小産(流産)は大産(難産)よりも重い。 大産は栗が熟して自然にこぼれるようなものだが、 小産は生(なま)の実を採って其の皮を破るようで、其の根蒂を断つことである。 軽んずると忽ち死者を多く作る事になる。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― では虚熱はどうして発生するかというと、大抵は「七情怫鬱,鬱而化火」が原因です。 「火が燃えて炎となれば水はいよいよ涸れる。 譬えれば水が竭きれば稲も枯れるというもの。 胎児とて同じことで、安泰で居れる訳が無い。」 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >寝汗をかく 眠ってばかり >歯茎が腫れる 歯茎から血が出る 盗汗・怠惰嗜眠・牙齦腫脹・歯衄とくれば「腎精不足」と「腎陰不足」による 「陰虚内熱・虚火上炎」は直ぐにも判断できます。 >足が冷える これは腎の「陰陽互根」の結果、陰虚が陽虚をも現したからでしょう。 生来、腎虚体質の者が虚火を制することが出来なくなって、 腎虚火旺・陰火上騰を来たして陰血が火に随って浮越したのが歯衄で、 胃経・大腸経に熱を及ぼしたのが牙齦腫脹です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >頻尿です。疲れると近くなり、ときに血尿(目で見てピンク・赤)にもなります。 >頻繁にすぐ足がだるくなり頻尿に悩むようになりました。 頻尿については >だるい 健忘……(腎は骨髄を生ず、脳は髄の海 : 脳海空虚‥‥頭暈・健忘・精神萎縮) >耳鳴り ……(腎は耳を主る) >腰イタだるい……(腰は腎の外腑) >でん部冷える 足、足首むくみ、だるい いたい むりょくで歩けないときも ……(腎は作強の官、腎虚すれば足腰が萎える) 「腎虚」は疑いのないところ。 >急に熱くなる >まぶしい なみだめ かゆい 耳の中痒いときも 耳鳴り >苦い 乾く >鼻から下にきび多い >量は少ないときとスゴイくらい多いときがある 肝腎の陰虚陽亢による「虚熱」があります。 足がだるくて頻尿や残尿感が伴なうのはそのせいです。 よく膀胱炎と間違えられますが、無菌のはずです。 虚熱を吸収できるだけの充分な肝血と腎陰を補給しなければなりません。 さもないと一旦妊娠した場合には血虚・陰虚による早産や流産の危険に 見舞われる事になります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >性格・精神状態を記載しました 性格とは無関係です。肉体的疾患ですから引け目を感ずる必要はありません。 >イライラが続き 短気でカッとしやすい >充血しやすい、にきび(特に子どもの頃ひどかった) >口内炎ができやすい >口が乾きやすく唇が切れてよく出血する これらは皆陽気の過剰です。 陰陽はバランスが取れていなければならないのに陰気が不足しており、陽気を抑え る事が出来なくなっています。陽気の暴走です。 >朝に左耳がやや聞こえにくい事がある >足が冷えやすくまれに足全体が夜中に痛む、生まれた時より下肢は弱いほう >腰はだるく肩同様凝りやすい みな「腎」に関連していますから「腎陰虚」が進行して「腎陽亢」の状態になっています。 >剃刀負けしやすい、頭皮がかゆくなりやすい、毛髪は細い、 射精不能と同時にこれも「陰虚陽亢」の結果の一つです。 漢方の文献には次の様に書かれています。 「精血不足或いは津液虧損すれば陰虚液少・陰不制陽の現象が起きる。 多くは先天虧損または久病労損、或いは熱病后の陰液耗傷の影響に因る。 形体は消痩し、口燥咽干・眩暈失眠・潮熱盗汗・五心煩熱・尿少色黄などの症状は みな陰虚内熱の表現である。」 これよりして「陰虚火旺不射精症」と呼ばれています。 「腎陰虧損,陰虚火旺,相火妄動」となれば遂には「陽強易挙(勃起しやすい)」 となり、勃起ばかりして射精が出来ずに陰茎が痛みます。 将来的には必ず精子の異常につながります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >トイレに行っても残尿感があり、またすぐ行きたくなります。痛みなどはないです。 よく膀胱炎と間違えられて抗菌剤などを飲ませられる事があります。 しかし検査をしても細菌は検出されない事が多いです。 老年の婦人にしばしばこういう方がおられます。 もちろん若い方からもよくこの訴えを聞きます。 これを漢方では「陰虚生熱,膀胱気化不利」といいます。 陰陽のバランスは肝臓においても腎臓においても、五臓のどの臓においても絶対に 必要な事です。 漢方医学の治療はすべてがこの陰陽のバランスを整える事にあります。 膀胱というと単なる尿を蓄える袋みたいに考えるのが現代医学の考え方です。 しかし漢方では膀胱も腎臓に対応する六腑の一つであり、生理機能を持っていると考えています。 膀胱をまとっている経絡を膀胱経といい、それは背中を上がって頭のてっぺんにまで行っていて、 風邪を引いたときにゾクゾク寒気がするのはこの経絡に寒気を受けているからです。 さて、膀胱経の働きの一つに水液の代謝があります。 必要な水分を吸収し、廃水を体外へと排出します。 この働きを「気化」機能といいます。 気化が正常であってはじめて排尿も正常に行われます。 ところが腎陰と腎陽のバランスが崩れると膀胱の気化機能もうまくいきません。 もっとも多いのはストレスや過労からくる腎陰の消耗です。 そうすると陰気不足で相対的に陽気過剰になり、膀胱が熱に脅かされる為に 少ししか尿量を蓄える事が出来ずに頻繁に尿意を催すことになります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >カンジダ膣炎 >便秘 陰部が痒い 慢性化したカンジダ症には必ず何らかの体質的な原因があります。 漢方では「陰痒」といっていますが、これは「精血虧弱」のため陰器が滋養を失い、 干渋して灼熱(血燥生風)するからです。 これを「肝腎陰虚陰痒」といいます。 「腎は精を蔵し、肝は血を蔵す」る働きがあるのに、肝腎の陰が虚すると 精血ともに少なくなり、筋膜を濡潤できず、カンジダ症に対する免疫力も衰えます。 >顔や頭皮に大きいおできができます。 その結果生じた「虚熱」がニキビやおできの誘因になっています。 >つかれやすく抵抗力が弱ってるような気がします というのも「肝腎陰虚」という陰陽のアンバランスのせいでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >陰部にかゆみがあり、ぷつぶつと湿疹のようなものが出来て 肝経が陰部を通っているので女子陰痒は通常肝経の湿熱によるものが多いものですが、 >腰がだるい しびれる かかとが痛い 足がだるい これは腎虚の症状です。さらに >月経量が多過ぎる 月経が早くなる 月経痛がある を併せて考えると「肝腎陰虚」が根底にあります。 従って「陰虚」が招いた「虚火」が陰部で燻っていると思われます。 これを「肝腎陰虚陰痒」といい、陰部は干渋して灼熱し、夜間には痒さがひどくなり、 おりもの(帯下)は黄色いのが少量出るものです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >汗っかき >鼻や顔が脂っぽい >歯茎から血が出る >足の裏がほてる >おできや化膿 陽気の過多です。陰陽はバランスよく調和していなければなりません。 それが多くはストレスのために陰分を失う事が多くなり「陰虚」となって、陽気を制御 することが出来なくなり発生するのが汗や油脂や出血なのです。 陰分の不足による相対的な陽気の過多ですからこれを「虚熱(虚火上炎)」といいます。 (陰虚内熱) >顔(耳の中)や体が火照る 「腎気は耳に通ず」といい、耳には腎経絡が通っています。 腎の陰気が不足しているようです。そのために腎火が燃えるのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >首から下は色白なのですが、顔だけとても赤いのです。 色白なのにどうして顔だけ赤いのでしょうか? 昔から“冷えのぼせ”という言葉があります。 赤い顏をしているから全身が温かいのかと思ったら、 実は手足などはひどい冷え性だったりします。 >全身に冷え、特に足、腰、手の先など。 「上熱下冷」で“頭寒足熱”の逆になり、不健康です。 漢方では「赤色は火に属し,熱を主る,すなわち手の少陰心経の色なり」 と、赤色は心熱(血熱)を意味しています。 漢方では生命は「陰陽の平衡」によって営まれていると考えています。 例えば昼は陽気が勝り、夜は陰気が盛んになります。 昼夜の陰陽が正常に循環していく為には一つのルールが必要になります。 すなわち陰はたっぷりと豊富にあって、陽はその中に包容されて容易には露出せず、 というのが「陰平陽秘」といって、正常な陰陽のあり方です。 >午後からは特にひどく、頭がぼーっとする。 午前は日中の陽で、午後は日中の陰です。 本来ならば午後は陰が増え陽が減らなければならないのに、 陰が増えてこない為に陽がずーっと持続するのです。 陰が足りないと陽を制御できなくなり、陽気が表面に出やすくなります。 いまはどうやら「陽盛陰衰」になっているようです。 では何故、陽盛陰衰というふうにバランスを崩したのでしょうか? 人体では五臓六腑のうち上半身にある肺心が陽臓で、下半身にある肝腎が陰臓です。 (脾は中央にあって陰陽に偏りません) 陰を形成する役割の肝腎が衰えるとどうしても肺心の陽気が高ぶります。 これを「陰虚体質」といい、「陰虚陽亢」または「陰虚火旺」の状態を起こし易くなります。 >ニキビがひどく、ニキビあとがしみになる。あぶらっぽい。 >ときどき、かゆみのある湿疹ができる。 心熱(血熱)が、もっとも陽気の集まりやすい顔面に昇って毛細血管を拡張させているのです。 陽火は過敏性です。 外湿と結びついて「湿熱」となり、「風」を呼びこんで掻痒となります。 >全身に冷え、特に足、腰、手の先など。 その一方では下半身の肝腎の衰えから根源の火(相火という)の燃焼が乏しくなります。 漢方の書物では次の様な表現をしています。 「陰虚内熱面色紅為陰虚不能制陽,虚火上炎所致之虚熱証,所以表現為顴紅, 且在午后陰虚陽盛時出現,伴有潮熱盗汗,五心煩熱,」 対処法としては陰を育てて陽を抑えるという「滋陰斂陽」の法を取らなければなりません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >冷え性。冷えると、おしりと膝の上が痛み出す。 冷えが起こる原因を「血虚」や「陽虚」とばかり考えてはいけない事があります。 >微熱 汗っかき >目が赤い >口が乾く >便秘 出が悪い 切れが悪い 上のような症状はどちらかと言うと「熱性」の症状です。 いわば「上熱下寒」というような傾向があります。 これは単純な虚寒体質とはいえません。 中間をさえぎる何か障害物があって上熱下寒に分離している場合もありますが、そう いう訴えがありませんからこれは「熱しやすく冷めやすい」方の冷え性だと思います。 熱しやすく冷めやすいのは体の熱容量が小さいからです。 鉄は熱容量が小さく、木は熱容量が大きいものです。 これを漢方では、鉄は小さな陰陽の器で、木は大きな陰陽の器だとみなします。 そして鉄では、陰気が小さいのでストレスを受けると直ぐに陽気が昂ぶって熱くなり、 平静になるとそのあと熱を保持できなくて直ぐに冷え切ってしまう事になります。 陽気の根源は陰気ですから、陰気が小さい事がすべての原因です。 (石炭は陰気で炎は陽気に相当する) こんな人を「陰虚(陰気が少ない)」体質といいます。(石炭の蓄えが少ない) 特に腎陰が虚すと腎火が燃えて「便秘・頻尿・出が悪い・切れが悪い」ことになります。 これを「陰虚内熱」といいます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >こめかみがズキズキと痛みます。 >時々、頭のてっぺんの内部が痛く感じるときもあります。 >目が痛い こめかみは少陽胆経の循行するところ、頭の巓頂は厥陰肝経の循行するところです。 肝胆経は表裏の関係にあり、両経の陽気が集まって上行するとこの部位に頭目脹痛や眩暈 を起こします。 >ひどい肩こりです。痛くて、眠れない時もあります。 >腰が痛い(最近痛い) 膝が痛い 足が冷える 足の裏がほてる なぜ肝胆両経の陽気が昂ぶったかというと、その先に肝腎の陰虚があったからです。 陰気が虚すると相対的に陽気が高揚することになります。 その為に肩凝りや腰痛・足の冷えやほてりが常症としてあるのです。 頭痛は「陰虚陽亢」の結果に過ぎません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >排尿時尿道に痛みがあり >寝汗をかく >腰が痛い これは腎陰虧虚の尿痛です。 平生から寝汗のような陰液を傷つける事があり、それによって内熱(虚火)が発生し、 膀胱の気化作用が悪くなったものです。 清濁が分けられなくなるとやがて「膏淋」や「血淋」へと発展します。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >膀胱炎(尿が白っぽく濁り下腹が張るような不快感 >菌は居なくなったが、症状が改善されない 最近こういう膀胱炎が増えています。 膀胱蓄熱といって、そのために膀胱の気化作用が失調して小便渾濁となっているのです。 この熱はどこからやって来たのか、外因にばかり目をやらないで、内因にも着目しなけれ ばなりません。 >腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 膝が痛い しびれる 足が冷える >こぶらがえり かかとが痛い 足がだるい 足の裏がほてる >月経が早くなる 月経痛がある 血の塊が混じる おりもの これらは「腎陰虧虚」に由来する「虚熱」に相違ありません。 (陰虚内熱,熱移膀胱,気化失司,清濁不分,故小便渾濁如米シ甘) >だるい 不眠 >めまい 腎陰虧虚の尿濁は全身的な徴候として他に頭暈耳鳴,顴紅盗汗,虚煩不寝,腰膝酸軟等の 「陰虧火旺」証が観察される筈です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >口唇の皮膚がごわごわした感じでポロポロ皮が剥け、唇の色も悪い。 >両口角は皮が剥けてボロボロ。ひどくなると切れます。 >口の周りが赤くなっていて時々痒くなります。 >寝汗をかく時がある 漢方では“唇裂”とか“唇燥裂”という名で呼ばれています。 急性熱病などで体液を消耗したときに起こることがありますが、そうでない場合 としてはフォルマリンなどの温燥性の刺激物に触れた場合が考えられます。 これを「温燥劫陰」といい、結果的に「陰虚火旺」の症状を呈します。 この火炎が口を灼くと唇裂が出現します。 またあわせて「顴紅唇赤、潮熱盗汗,虚煩不眠」など、頬が赤くなり寝汗や不眠症 も伴うことがあります。 >耳鳴り 陰虚は腎陰の虚となる場合が多いので腎と関係深い耳鳴りとして現れます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >仕事に集中しようとすると涙がで、目がかすむ。 『証治准縄』という書物の「無時熱泪」という所に 「労心竭意,過度深思,動其火而傷其汁也」と書かれています。 (神経を使った仕事を長時間していると腎の虚火が燃え上がり腎水を消耗する) >神経を使った仕事を長時間していると、尿の切れが悪くなる。 >口が乾く >疲れると声がかすれる >腰がだるい 足の裏がほてる これは肝腎陰虚の状態です。 これが更に高じると上記のように虚火上炎して「腎虚火旺」へと進みます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >鶏肉食べると鼻血が出る >顔面 : 赤い 口が臭い 歯茎から血が出る 口が乾く 日常的に上部に熱があるのは虚損に基づく“熱”です。(虚熱) >腰が痛い 腰がだるい 膝が痛い 抜け毛 その虚損とは「腎の陰虚」であることを指しています。 鶏肉を食べると鼻血が出るのは鶏肉が陽性に偏った食べ物だからでしょう。 「陰虚火旺」といって陰虚はすぐに虚熱を発します。(労損傷陰則水不制火) その虚熱が鼻から出血をさせるのです。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ >長年の頻尿も困っています。 >手の平が熱い >腰が痛い 足が冷える 足がだるい 足の裏がほてる 最初に“長年の頻尿”がある事から分析しなければなりません。 手足のほてりは「五心煩熱」と呼ばれる症状の一つで「腎陰虧虚,陰虚生内熱」の意味があります。 この内熱が膀胱の気化作用に影響して頻尿をもたらしています。 >微熱と疲労感 >喉の乾燥、痛み、目のひどい乾燥があります。 同じく内熱が津液の影響を受けやすい所で顕著に現れています。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 舌の辺縁部が時々、発赤することがありましたが、(当時は痛みはなし) > 今年に入り、その状態が慢性的になり、痛み、灼熱感を伴うようになりました。 舌痛は臓腑の熱の現れです。その部位によって臓を特定できます。 > 舌辺の両側より、先端部です。 > 不眠(20代より、睡眠導入剤を服用) > 口が乾く > 足が冷える むくみがある > 流産しやすい 不妊症 舌尖の紅刺灼痛は「心火」になりますが、長年の経過やその他の事を見ると実火ではなく、 虚火だと思われます。 《舌診研究》には陰虚火旺の舌痛は「多くは不眠の者や夜間労働の人に見られる」、 陰虚だと「心神が失養するので夜は眠り難くなる」とあります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 子供の頃から異常な回数。我慢はできない。尿パッド常用。 > 足の裏がほてる > 二番目に対して、右帰丸と桑ヒョウ蛸散を同時に。 これは生来の腎陰虚体質です。 しかも陰虚が長らく続いて熱化しています。(腎虚火旺) 右帰丸と桑ヒョウ蛸散はどちらも温薬であり、逆治になります。 > 歯茎の痒み。舌で押したり爪でかきむしるため、歯肉がえぐれている。 > 現在は加味逍遥散。以前は香砂六君子湯、もっと以前は龍胆瀉肝湯。 下にあるべき虚火が浮き上がり、口内をあぶり炎症を起こしています。 虚火には滋陰をたっぷりとやり、火熱を吸収してやらなければなりません。 加味逍遥散・香砂六君子湯・龍胆瀉肝湯いずれにも共通する理論がありません。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > なみだ目(外に出ると涙、だらだら流れます) > 胆のうを手術で取り無いためです 老齢になるとよくある症状で、肝腎の虚が始まっています。 > 年中のどが痛く腫れていて、慢性咽頭炎と言われました。 肝腎陰虚が嵩じると咽喉が乾燥しやすくなり、慢性的に咽痛を感じます。 > 汗っかき(自分の汗で風邪をひきます) また陰虚陽亢といって、陽気が強くなるので汗かきになります。 > 頻尿 咳をすると尿が漏れる 切れが悪い 排泄をつかさどる腎の働きが悪くなっています。 > 外出すると疲れて、2,3日体がだるく、動くのがつらいです。 肝腎陰虚のため腎精も乏しくなり、すぐに疲労し回復も遅くなります。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 一番治したい病気鼻臭。二番目は外陰部のかゆみ。 鼻臭よりも外陰部のかゆみの方がよほど問題です。 しかし両方には関連性があり、一方が良くなれば他方も良くなります。 > 足裏のほてり > 鼻が乾く、鼻糞が臭い > 陰部がかゆい 掻くと垢みたいのがポロポロでる。 くさい。 みな津液(体液)が不足して虚熱(仮熱)を呈している状態です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 暖かい場所に行くと、手の平・甲が真っ赤になり 手掌の中央には心経絡が通ります。 ここが熱くなるのは「陰虚内熱」といい、心陰・腎陰が不足して制御しきれない陽気が熏蒸する事を意味します。 おそらく手術の無理がこのような形になったのでしょう。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 一番治したい病気鼻臭。二番目は外陰部のかゆみ。 鼻臭よりも外陰部のかゆみの方がよほど問題です。 しかし両方には関連性があり、一方が良くなれば他方も良くなります。 > 足裏のほてり > 鼻が乾く、鼻糞が臭い > 陰部がかゆい 掻くと垢みたいのがポロポロでる。 くさい。 みな津液(体液)が不足して虚熱(仮熱)を呈している状態です。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ > 唾液が泡状になり粘り、さらさらした唾液が出にくく口が渇く。 > 寝汗をかく > 顔が熱しやすく、 > 咳をすると尿が漏れる > 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 膝が痛い 脚がしびれる 腎陰虚の証が出揃っています。 > 舌が肥大し、歯型がつく。 > 舌の左側面、根元が痛くなてきた。 さらに陰虚火旺へと進み、腎から心へ影響が出ています。