浸透設備


建物の屋根や敷地の雨水は、敷地内に浸透させることが近年多く、そのために「浸透設備」が敷設されます。ここではその材料と敷設状況を紹介します
■有孔管(VU)
・UV管に写真の様なあなをけたもの。有孔管に流れた雨水はこの穴から敷地に浸透させる。在来の工法で良く使う配管といえる。
■有孔管(フレキタイプ)
・製品により軽量化と柔軟性を追求したものもある。樹脂で出来ていて、ジャバラ構造になっているもので、その間に穴が開いている。造成工事や道路工事などに良く使用されるらしい。
■浸透トレンチの敷設状況
(在来工法)
・断面を1m角で掘削して有孔管(VUまたはフレキタイプ)を雨桝間に接続する。有孔管の周りには約1m角の断面で採石を敷き詰めその外郭を浸透シートでくるんでいる。流れた雨はこの採石部分で瞬時に吸収され、周りの敷地に時間をかけて浸透させる用になっている。
・基本的にこの工法で敷設される場合が多く在来工法と言える。
・浸透量は各都市役所の建築課などで確認するため、勝手に敷設量を変更しない事も重要となる。
■成型コンクリート(浸透タイプ)
・上記在来工法は掘削量が多く断面が複雑なため、施工時間がかかり、工事期間全体に影響することがあるため、コンクリートの成型製品で、右写真の様な浸透材料もある。
・この材料は各都市役所の建築課などにより採用「可能」「不可能」があるので、採用検討の際は確認を取ってから決定する様に注意が必要となる。
■浸透トレンチの敷設状況
(コンクリート成型タイプ)
・製品を並べる程度の掘削をした後、並べるだけで施工完了。
・施工性は良いが、実は掘削した底面は平らに整えないとまっすぐ並ばなく、また周辺の土をきれいに整えてないと崩落した土が施工中コンクリート成型材の間にかんでしまってしっかりジョイントできないなど、仕事なれしていないと気を使う製品といえる。
・また1個約60Kgと重いため、小型ユンボ(ブルトーザー)でつり込む作業出来る条件が必要となる。
■浸透井戸
・上記雨水の浸透トレンチと同じで雨水処理をもっと多く行わなければいけない場合は井戸形状の浸透設備が必要となる。

・また都心ではめったにないが、公共下水道が無い場合、自営設備で浄化槽を設置して処理水を放流する場合このような浸透井戸を敷設する。この場合は雨水と違い、絶対処理能力が不足してはいけないので(雨は処理仕切れなければ、道路にあふれるけど・・)余裕のある浸透量を計算で確認する事が必要である。今回の写真は浄化槽の処理水を放流するための浸透井戸で約110人の生活排水を処理する容量を持った井戸である。
・掘削状況(深度4M) ・浸透井戸据付状況