受水槽の搬入組立


■搬入・組立開始
・基礎を事前に構築する(コンクリート構造)。基礎の高さは、受水槽の架台(鉄骨製:写真基礎に回っている銀色の部分)を含めて60cm以上確保されていることが必要。
・受水槽の部材を搬入し、部材リストを確認した後、組立作業開始。
・架台(H型鋼材)を基礎にセットし、レベル調整を行い、アンカーで固定する。
・パネルの底板を組み立てる。
■パネル組立
・パネル「底板」→「側板・中間仕切」→「天板」の順番で組み立てる。
※仲間仕切とは受水槽の内部を2層に仕切るためのパネルで、水槽の内部清掃を行う際、断水しないよう片方づつ作業が出来るようにする役割がある。
※パネルは主に「FRP製」「ステンレス製」の素材がある。
※FRP製は「単板」「複合板」と2種類の断面構造があり、単板はFRP素材の1枚構造、複合板はFRPの外側に断熱材が張付けてある構造となっていて、外気からの熱を断熱する用途となっている。(少し前は、単板は太陽光を透過させるため、水槽内部で藻など繁殖するトラブルがあったが、今の単板製品は太陽光の透過がないような素材となっている。)
■パネル拡大
・パネルはフランジ構造となっていて、ボルト接合となっている。また構造補強で鋼材を使用している。
■配管作業
・水槽に配管を接続する。
@水槽への流入配管
A水槽からの吐出配管
B水槽からのオーバーフロー配管
C水槽仲間仕切りの連通配管(バイパス管)
D水槽からの水抜き配管
E水位制御用ボールタップ配管
F水位制御、警報用電極工事
※水位制御:ボールタップによるFMバルブ制御、電極棒による電磁バルブ制御などがある。
※FMバルブとは、ボールタップによる水位検出で、大容量の給水を行う際、取り付けるバルブ。
※一般には電極による警報管理を行い、「満水」「減水」「渇水ポンプ停止」などを建物管理室に設置した「警報盤」で表示出来るようにしてある
■受水槽 完成
・配管に断熱材を巻いて、ラッキングで化粧を行う。冬季の凍結防止として必要な作業である。

<今までのまとめ>

・水道水を水道本管より一時的に蓄える水槽
・FRP、ステンレス構造のものがある。内部は2層に隔てる仕切板が入っていて、2層をつないでいるバイパス管を閉じることで内部清掃の時など断水にならないよう片方の水槽を使用することが出来る。
・容量はその建物に供給する1日あたりの半分の大きさに設定されている。
・設置基準があり「上方1m以上」「下方と4側面は60cm以上」のメンテスペースが必要となっている。
・「加圧給水方式」「重力方式」などの場合に設置される。