挨拶用語

挨拶用語の正しい使い方は難しい。

(1)明けましておめでとうございます

◇「新年 明けましておめでとうございます」とは言わないと言う人あり。
 「謹賀新年」とは いっしょに書かない。
◆年末にこれを使う人があった。
 12月の 30日ごろにタイの学生からこう言われた。
 これは Happy New Year は日本語で何と言うか、と聞かれた人が
 それは「明けましておめでとうございます」だと教えたからだろう。
 これは間違いである。Happy New Year は「よいお年を」である。
 これは年末に使う。
 しかし、年があけてからも Happy New Year と言うからややこしい。
◇Merry Christmas も Buon Natale(イタリア語のクリスマスの挨拶)も
 数日前から 12月 25日 当日まで言う。25日を過ぎたら言わない。
◇「明けましておめでとうございます」は1月1日にならないと言わない。
 1月1日の午前に0時になると、すかさず こう言う。
 テレビだと、字幕が出る。では、いつまで言うか。15日ごろまでだろうか。

(2)おはようございます

◇日本の習慣では相手に向かって「おはようございます、○○さん」とは言わない。
 相手を言うなら、「おはようございます」の前に付ける。
 「先生、おはようございます」のように。
「おはようございます」は「Good morning」ではない
 「おはようございます」は「Good morning, Mr.(Ms.)〜〜」だ。
 「Good morning」だけだと「おはよう」に当たるような
ぶっきらぼうな言い方だそうだ。
 

(3)使う時刻

◇「おはようございます」は、何時ごろまで使えるか、という話になると、
 必ず、芸能人は 昼でも夜でも その日 最初に会ったときに そう言う
 という話になる。知ったかぶりをしたがる人は必ずこう言う。君の友達にも
 こういういやな奴がいるだろう。
◇それはおいといて、一般の人は 10時ごろまでだろうか。
 「早い」という意味を意識すると、あまり遅くには使いづらくなる。
 11時ごろ「おはようございます」と言うと、「なによ、遅いわねえ」などと
 言われかねない。
◇1日のうち、最初に会ったときにだけ、「おはようございます」と言い、
 2回目 以後に会ったときはなにも言わない。
 これは大切なルールだが、知らない学生が多い。
 教えていないからだ。
 教えるべきであるということにさえ 気が付かない教師がいる
 2回目、廊下で会ったときも「おはようございます」と学生に言われて
 面食らってから気が付く。

(4)「オッス」

 タイでアジア大会があったとき、アルバイトに行ったタイの学生が、
 日本選手が「オッス」と挨拶しているのを聞いて、びっくりした、と言う。
 体育会系の(元気のいい)若者が使うことばであって、教科書には出ていない。
 これも知ったかぶりの人は「はようございます」の最初と最後の音をとった
 略だと言う。
 

(5)「ありがとう」と「すみません」

◇ハンケチを落としたのを指摘されたとき、どう答えるのが適切か、
 という話になると、たいていは「ありがとう」と言うべきだ、
 「すみません」と言うのはおかしい、という話になる。
◇気が付かなかったのを気づかせてくれたとき、
 最初に出ることばは、「あ、」である。
 「あ、どうも」とか「あ、すみません」である。
 この「あ、」が大切である。気が付いたという意味だからだ。
 「あ、」がなく、いきなり「ありがとう」では、
 わざとハンケチを落としたようだ。
 そうかといって、「あ、ありがとう」のように
 「あ、」のあとにすぐには「ありがとう」が出てこない。
 一番ありそうなのは「あ、どうもすみません。どうもありがとう」 だろう。

残りの難しい問題

(6)ありがとうございます と ありがとうございました
(7)おめでとうございます と おめでとうございました
(8)ごくろうさま  おつかれさま

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