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ビンラディン容疑者の孫ら、秘密保護のため外出制限か 2011年 05月 10日 11:34 JST [イスラマバード 9日 ロイター] 米海軍特殊部隊によって殺害されたウサマ・ビンラディン容疑者の孫ら子ども約16人が、同容疑者が潜伏していた居住施設からの外出を制限された上、学校への通学を許可されていなかったことが分かった。パキスタン治安当局者が明らかにした。 米軍特殊部隊は今月2日、首都イスラマバード東方約50キロのアボタバードにあるビンラディン容疑者の居住施設で急襲作戦を実行し、同容疑者を殺害した。 パキスタン当局は、殺害作戦後に施設を家宅捜索し、施設内に暮らす子どもたちの教室として使われていたとみられる部屋を発見。そこでは、学習用のボードなどが見つかった。 治安当局者は「足がつかないようにするため、子どもたちは近くの学校に通うことを許可されていなかった。大人たちは彼らを常に守り、秘密にしていた。想像できるだろうが、(通学していれば)子どもたちがうっかり何かを口走っていた可能性はある」と話した。 パキスタン当局は殺害作戦後、同容疑者の妻3人を拘束。1人はイエメン人、残りの2人は高等教育を受けたサウジアラビア人で、捜査当局は、そのうちイスラム法の博士号を取得した妻が子どもたちの教育に当たっていたとみている。 当局は、邸宅で生活していた子どもたちの中にビンラディン容疑者の孫4人が含まれているとしているが、残りの全員が同容疑者の子どもだとはみられていないという。米政府は、同容疑者の成人の息子1人がアルカイダ関係者2人とともに、特殊部隊に射殺されたとしている。 居住施設近くの住民の話では、邸宅内の子どもたちは近所の子どもと遊ぶことは一切なく、近くの店へ出掛けるところは時折見かけられたが、常に大人と一緒だったという。
潜伏確証なかったが…ビンラーディン殺害迷わず 2011年5月9日22時02分 読売新聞 【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は8日放映の米CBSテレビのインタビューで、米軍によるビンラーディン急襲作戦について「人生で最も長い40分間だった」と振り返った。 「緊張したが、ビンラーディンを排除することに迷いはなかった」とも語った。 大統領によると、パキスタン北部アボタバードの邸宅にビンラーディンが潜伏しているとの確証はなく、側近には作戦への反対意見もあった。大統領の脳裏にも、イランの米大使館人質事件など過去の特殊作戦の失敗がよぎった。「もし大きな打撃を与えられる可能性があるなら、政治的、人的リスクを取る価値はある」と作戦を決行したという。 作戦中、ホワイトハウスの戦況報告室は張りつめた空気だったが、特殊作戦チームからビンラーディン殺害の連絡があって初めて和らいだ。大統領は知らせを聞いて「ウィー・ガット・ヒム(彼をしとめた)」と語ったことを明かし、「米本土で大量殺人を犯した犯人への報いであることを疑う人は、頭を検査した方がいい」と、殺害の正当性を強調した。
「米国に攻撃続ける」ビンラディン容疑者、最後の声明か 2011年5月9日10時47分 朝日 米軍に殺害された国際テロ組織アルカイダ指導者のオサマ・ビンラディン容疑者が、生前に音声で吹き込んだ最後のものとみられる声明が8日、インターネットのイスラム過激派系サイトで公表された。AFP通信が伝えた。 声明でビンラディン容疑者は、オバマ米大統領に向けて「パレスチナの兄弟たちが安全に暮らせないのに、米国が安全なのは不公平だ」と米国の中東政策を批判。「イスラエル支援を続ける限り、米国への攻撃を続ける」と警告した。 さらに、2009年12月の米機爆破テロ未遂事件について「もし言葉で伝えることができていれば、代わりに航空機を使ってメッセージを伝えることはなかった」としたうえで、「(テロ未遂事件を起こした)英雄を通して伝えようとしたことは、9月11日(の米同時多発テロ)の英雄たちを通じて伝えようとしたことと同じだ」と述べた。
ビンラディン容疑者:「殺害成功喜び」 独首相発言に批判 毎日新聞 2011年5月9日 11時00分 【ベルリン篠田航一】ビンラディン容疑者殺害の報を受け、「殺害の成功に喜んでいる」と2日にコメントしたドイツのメルケル首相に対し、身内の与党・キリスト教民主同盟からも「どんな悪人であれ、人の死について公に喜びを表すのはキリスト教徒として不適切だ」と批判の声が上がっている。 同党は基本綱領でキリスト教精神に基づく政治をうたっており、メルケル首相も父がプロテスタントの牧師という家庭に育った。発言に対し、野党や教会関係者だけでなく、キリスト教民主同盟のカウダー連邦議会議員も「まるで中世のような復讐(ふくしゅう)の思想だ」と非難した。 発言は、死刑を廃止した法治国家の長として問題だとの指摘もあり、ザイバート政府報道官は会見で「首相も人の死と喜びを結びつけるのは不適切だったと認識している」と釈明した。 ドイツでは今回の米国の作戦に批判的な意見も根強く、シュミット元首相はテレビ番組で「主権国家であるパキスタンの領土での殺害は(善しあし両面ある)両刃の剣だ」と問題視した。
米の親イスラエル政策批判=ビンラディン容疑者が「遺言」 時事通信 5月9日(月)8時24分 【カイロ時事】米軍に殺害された国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が生前に収録した最後のものとされる音声テープが8日、イスラム系ウェブサイトに掲載され、この中で同容疑者は米国の親イスラエル的な政策を批判した。AFP通信が伝えた。 それによると、ビンラディン容疑者は「われわれがパレスチナで安全に暮らすまでは、米国は安全を夢見ることはできない。ガザの兄弟たちが不安の中で暮らす間、あなたたちが平和に暮らすのは不公平だ」と主張。「イスラエルを支援し続ける限り、われわれは攻撃を継続する」と警告した。
米、次の標的は「皇太子」か=ビンラディン容疑者息子 2011/05/08-16:21 【イスラマバード時事】米軍に殺害された国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者の息子の一人で、同容疑者の遺志を受け継ぐ「皇太子」とも呼ばれるハムザ・ビンラディン氏(推定20歳)に注目が集まっている。米国は2日の邸宅襲撃でハムザ氏も殺害したとみられていたが、地元メディアが報じたパキスタン当局の分析では死亡したのは2歳年上の兄ハリド氏。ハムザ氏は当時邸宅を離れていて、逃亡中とされる。米国が今後、ハムザ氏捕獲作戦を本格化させるとの観測が出ている。 ハムザ氏の人物像は謎に包まれているが、テロ問題に詳しいパキスタンの著名記者ミル氏が8日までに地元紙ニューズに寄せた記事によれば、ハムザ氏はアフガニスタン駐留外国軍へのテロ関与容疑で、米当局に行方を追われている。 2005年にパキスタン北西部の南ワジリスタン地区で起きた治安当局襲撃事件を撮影したビデオ映像でその姿が確認できるほか、同年7月のロンドン同時テロから3年を「記念」した08年の別のビデオ映像でも、米英両国を破壊せよと訴える様子が写っている。07年に暗殺されたパキスタンのブット元首相も生前、ハムザ氏に命を狙われていると漏らしたという。
ビンラディン隠れ家特定、糸口は連絡係の電話 2011.05.08 09:44 JST CNN 6日付米紙ワシントンポストが米情報当局者の話として伝えたところによれば、米当局はある時、クウェイティが電話で古くからの友人と近況を伝え合うやり取りを傍受した。当局はクウェイティが同容疑者と一緒に暮らしているとみて情報収集を進めた結果、首都イスラマバードの北方のアボタバードにある隠れ家を突き止め、1日の米軍急襲作戦に至ったのだという。
18歳でビンラディン容疑者と結婚 妻の親類に独占取材 2011.05.08 Sun posted at: 13:43 JST CNN
18歳で結婚してイエメンからアフガニスタンへ渡った、アマル・サダハさんは「おとなしくて礼儀正しく、おおらかで自信にあふれた」女性だった――。国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害時、一緒にいた同容疑者の妻について、親類の男性が6日、CNNの独占インタビューに応じた。親類のアハメドさんは、サダハさんを子ども時代から知っていた。一族はイエメン西部イッブの名家として知られていた。アハメドさんによれば、サダハさんの家族は保守的な考えを持つ一方、暮らしぶりは近代的で、過激派思想とはかかわりがなく、サダハさんが同容疑者と結婚するまでアルカイダとも縁がなかった。この結婚をめぐっては、アルカイダ幹部が2008年、イエメン紙とのインタビューで、「仲人」を務めたと話している。同幹部は、サダハさんは自身の教え子で「信心深い」生徒だったと説明。サダハさんの家族に5000ドル(約40万円)の結納金を払い、00年7月にアフガニスタンへ連れて行ってビンラディン容疑者と結婚させたと語った。 サダハさんは、当時43歳だった同容疑者の5番目の妻となった。ビンラディン容疑者の父親らの出身国であるイエメンとのつながりを意識した政略結婚だったとみられる。サダハさんは間もなく妊娠し、01年の米同時多発テロの直後にアフガン南部カンダハルで女児を出産。サフィヤと名付けられたこの子どもは今月1日、ビンラディン容疑者の隠れ家となっていたパキスタンの邸宅で、同容疑者が射殺される場面を目の当たりにしたと伝えられる。ビンラディン容疑者は同時テロ後のパキスタン人ジャーナリストとのインタビューで、「9月11日の後、娘が生まれた。預言者ムハンマドの時代にユダヤ教徒のスパイを殺害したサフィヤと同じ名を付けた。娘も将来、サフィヤのようにイスラム教の敵を殺すだろう」と話していた。アハメドさんは、同容疑者とサダハさんの間にほかにも子どもが生まれたと語ったが、詳細は不明。アハメドさんによれば、イエメン当局は当初、ビンラディン容疑者との結婚が目的とは知らずにサダハさんのパスポートを発行したとみられるが、その後ずっと家族らの監視を続け、サダハさんのことを口にしないよう圧力をかけてきた。家族はサダハさんの消息もほとんど知らされていなかったという。サダハさんはビンラディン容疑者が死亡した作戦で負傷し、同容疑者の子どもらとともにパキスタン当局に身柄を確保された。
襲撃作戦で軍用犬も活躍 2011.5.7 23:01 産経 米メディアは7日までに、国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者がパキスタンの潜伏先で殺害された際、急襲作戦を担った米軍特殊部隊に軍用犬が加わっていたと報じた。 爆弾の臭いをかぎ分けたり、パラシュートで空中から降下したりするなど特別な訓練を受けた軍用犬のうち、最も能力があり実戦での経験が豊かな“エリート犬”が選ばれたとみられる。素顔はベールに包まれており、米国内でどんな犬だったのか話題を呼んでいる。作戦決行後、オバマ大統領との面会も果たしているという。
ビンラディン容疑者殺害:米政権の説明にぶれ 不自然さも 毎日新聞 2011年5月7日 19時13分 【ワシントン白戸圭一】国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者(54)の殺害を巡り、オバマ米政権の説明がぶれている。遺体の扱いなどイスラム教の常識とは相いれない措置もあり、当局者の発言内容が食い違うなど不自然さが際立っている。
オバマ大統領は6日夜放映の米CBSテレビのインタビューで、ビンラディン容疑者を殺害した場合、「どのように遺体を処理するかを事前に考えておくことが重要だと思った」と発言、イスラム法の専門家らに相談して水葬に付す方針を作戦前に決めていたことを明らかにした。当初は、遺体を引き受けるイスラム国がなかったため水葬されたと伝えられていた。 遺体の扱いを巡っては、ブレナー大統領補佐官(対テロ担当)が2日の記者会見で「複数の(イスラム教の)専門家に相談し、全員が海に葬ることに賛成した」と述べていた。だが、土葬が常識のイスラム社会では海へ葬ったことへの反発が強まっており、墓所がテロリストの「聖地」になることを懸念した政権の作為が疑われている。 一方、ビンラディン容疑者殺害の状況について、ブレナー補佐官は2日の会見で「抵抗しなければ生きたまま拘束する準備をしていた」と述べたうえで、同容疑者が「銃撃戦に加わっていた」と明言した。ところが、カーニー大統領報道官は翌3日の会見で、同容疑者は「武装していなかった」と発言。「他に武装した人物が多数おり、銃撃戦が発生した」と釈明し、殺害を正当化した。
しかし、各国メディアによるパキスタンでの取材などで、米特殊部隊が一方的に容疑者を殺害した疑いが浮上。米NBCテレビは5日、米政府高官の話として、部隊の任務は当初から「殺害」だったと伝えた。NBCによると、部隊が潜伏先の建物を急襲した際、ビンラディン容疑者側で発砲したのは1人だけだったという。 4日発表された米紙ニューヨーク・タイムズとCBSテレビの世論調査では、ビンラディン容疑者の殺害を受け、オバマ大統領の支持率は57%と、4月の前回調査から11ポイント上昇した。だが、作戦に関する政権側の不自然な説明に、米メディアは殺害は計画的だったとの疑念を深めており、批判の矛先が政権に向かえば、支持率上昇は一過性の現象に終わる可能性がある。
ビンラディン容疑者 首都近郊に7年半潜伏か…妻証言と報道 2011年5月7日 17:22 スポニチ
国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者とパキスタン北部アボタバードの隠れ家で同居していた妻の一人が、パキスタン当局の調べに、同容疑者らはアボタバードに移動する前、同国北部ハリプール近郊の村で暮らしていたと話した。7日付のパキスタン紙ドーンが当局者の話として報じた。 ハリプールはアボタバードの南西約30キロ。首都イスラマバードにアボタバードより近い。ハリプールから約2キロの村に2年半近く暮らした後、2005年末にアボタバードに移動したとこの妻は話したという。事実とすれば、同容疑者は首都近郊に約7年半にわたり潜伏していたことになる。 またビンラディン容疑者は腎臓病を患っていたとみられていたが「(夫は)弱っていなかった」とし、旧タリバン政権下のアフガニスタンで治療を受けた後、回復したと話したという。 29歳のイエメン人で名前はアマルとされるこの妻は、米軍の作戦の際、足を撃たれ負傷。パキスタン当局は作戦後、隠れ家に取り残されていたところを同容疑者のほかの妻2人や子ども、孫らとともに拘束した。 これまで米大統領補佐官が同容疑者は5、6年前から隠れ家に住み始めたと述べる一方、同容疑者の妻の一人は「5、6カ月前に移動してきた」と語ったとも報じられていた。(共同)
「もうちょっとひどくないやり方はなかったの」…10歳少年がオバマ大統領に“苦言” 2011.5.7 12:13 産経 殺害が適切だったかどうか内外で疑問の声が上がる中、オバマ氏は子どもからも厳しい声を突き付けられた。 少年は、生後10カ月だった2001年9月11日に発生した同時テロで消防隊員だった父を亡くしたクリストファー・カニザーロ君。献花を終えたオバマ氏にビンラーディン容疑者が死亡したことを「どう思う」と聞かれ、率直な感想を語ったという。(共同)
Photo credit: Newsday/Alejandra Villa | President Obama meets 10-year-old Christopher Cannizzaro, who lost his father, NYC firefighter Brian Cannizzaro, on 9/11. (May 5, 2011)
英 イスラム系団体が抗議デモ 5月7日 6時54分 NHK 国際テロ組織アルカイダを率いるオサマ・ビンラディン容疑者がアメリカ軍に殺害されたことを受けて、イギリスのロンドンでは、過激なイスラム系団体のメンバーがアメリカ大使館の前に集まり、抗議のデモを行いました。 ロンドン中心部のアメリカ大使館前には、6日、ビンラディン容疑者を支持する過激なイスラム系団体のメンバーおよそ200人が集まり、アメリカ軍によるビンラディン容疑者の殺害に抗議しました。参加者は「アメリカ政府こそテロリストだ」などと書いたプラカードを掲げて行進したあと、「アメリカは代償を支払うことになるだろう」などと気勢を上げました。さらに、アメリカ政府がビンラディン容疑者の遺体を海中に水葬にしたと発表したことについて、「発表は信じられない」として、直ちに遺体を遺族に引き渡すよう求めました。大使館の前には、イスラム系団体に反発する極右団体のメンバー数十人も集まりましたが、双方が接触しないよう警察が警戒にあたったため、大きな混乱には発展しませんでした。
側近、地元民と交流も ビンラディン容疑者殺害 2011年5月7日 朝刊 東京新聞
【アボタバード=杉谷剛】国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者(54)が潜伏していたパキスタン北東部アボタバードでは、同国に通告なく容疑者殺害作戦を実行した米政府の主権侵害行為に強い反発が広がっていた。一方で、地元住民らは、容疑者の側近二人は医師と両替商であると“自己紹介”した、と証言。外で会うと丁寧にあいさつをかわしたといい、容疑者居住を気付かせない巧みな偽装工作も浮かび上がった。 「クリケットのボールが塀を越えて中に入ると、ボールを返してくれる代わりにいつも五十ルピー(約五十円)をくれた」 ビンラディン容疑者が潜んでいた邸宅から約百五十メートル北側の住宅地に住む大学生ビラルさん(18)は、側近二人を何度も目撃していた。 二人はモスク(イスラム教礼拝所)で会った人たちに兄弟だと語っていた。四十五〜五十歳の年齢に見える兄が医師、弟は三十五〜四十五歳ほどで両替商だと説明。パキスタンの国語ウルドゥー語を話していたという。現地生産の日本の白い小型四輪駆動車と赤のワゴン車に乗り、妻や幼い子どもと車で外出する姿は多くの住民も目撃していた。 幹線道路から少し入った田園地帯にある邸宅は、敷地面積では付近でもトップクラス。ただ建物自体は突出して大きいわけではない。邸宅西側の農家サジャッドさん(40)は「防犯上、高い塀は珍しくない。ただ敷地が広いので、密貿易か何かで稼いでいるのかと思った」と話す。 北隣の農民は、兄弟に頼まれ敷地内で野菜を栽培。弟はナン(薄焼きパン)を売る窯を毎日訪れて八枚購入し、牛乳は商店で一回二十リットル買っていたという。 ビンラディン容疑者を見かけた人はいなかったといい、「軍がどこまで知っていたかは分からないが、われわれの国が彼を隠していたなんてありえない」と話した。 裁判所職員のタイルさん(29)は「外国領内に入るにはルールがあるのに、米国は国際法を無視して侵入した。ビンラディンは丸腰だったのに『攻撃してきた』とウソもつくなど、まったく信用できない」と怒りをあらわにした。
反撃は側近1人だけ 1階以外、銃撃戦なし 2011年5月7日 朝刊 東京新聞
【ワシントン=久留信一】米海軍特殊部隊がウサマ・ビンラディン容疑者の邸宅を襲撃した際、武器を持って反撃したのは同容疑者の側近ただ一人だったことが明らかになった。米メディアが一斉に報じた。米政府は当初、激しい銃撃戦があったとしていたが、容疑者殺害を正当化するための恣意(しい)的な説明だったとの疑問も浮上している。 五日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、二十人以上の特殊部隊が邸宅内に突入。敷地内のゲストハウスから反撃があったが、銃を撃った側近は即座に射殺される「極めて一方的な襲撃だった」という。AP通信はこの際、一緒にいた女性が銃撃戦に巻き込まれ死亡したとした。 米政府は「特殊部隊は作戦展開中、終始銃撃戦に巻き込まれていた」(カーニー米大統領報道官)と説明していたが、特殊部隊はこの後、一度も反撃を受けることなく階上に駆け上り、三階の寝室にいた丸腰のビンラディン容疑者を射殺した。 米三大ネットワークのABCニュースは、「銃撃戦は一階で行われただけ」と指摘。同容疑者射殺の瞬間を、背後で十三歳の娘が目撃していたと報じた。 米世論調査会社ギャラップ社などが作戦翌日の二日に行った世論調査では、作戦の結末として回答者の60%が「殺害」を選び、「生きたまま拘束すべきだった」の33%を大きく上回っていた。
エジプト・カイロで追悼集会、市民の反米感情が徐々に高まる 05/07 13:12 FNN
国際テロ組織アルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者が殺害されて、初めての金曜日を迎えた6日、エジプト・カイロでは追悼集会が開かれるなど、反米感情が高まりを見せている。カイロ市内のモスクでは、金曜礼拝が終わるとすぐに、ビンラディン容疑者に対する追悼集会に姿を変えた。市民は金曜礼拝のあと、モスクでビンラディン容疑者に祈りをささげ、中には涙を流す人もいるなど、アメリカへの怒りをあらわにしていた。カイロ市民は「ビンラディン容疑者は殉教者となったが、彼に続くイスラム教徒は多い」などと話した。その後、市民はモスクの外に出て、「卑劣なオバマにビンラディンの血を!」などと声を上げながら、カイロのアメリカ大使館を目指してデモ行進を行った。ビンラディン容疑者殺害後は、比較的冷静に事実を受け止めていたカイロ市民だが、時間がたつにつれて、反米感情が徐々に高まってきている。
敷地ではウサギ、牛、犬 2011.5.6 19:02 産経 AP通信によると、潜伏施設が建つアボタバードの土地は、米軍に殺害されたパキスタン人側近が「叔父のため」として04年から2年かけて段階的に約5万ドルで購入。施設は05年に建てられた。容疑者や息子、側近ら4世帯が個別の台所などを備えた別棟で暮らしていたとの報道もある。敷地ではウサギ、牛、犬が飼われ、畑もあったようだ。 周囲から不審感をもたれないようにするためか、たまに近所の子供のボールが敷地内に入ると、容疑者の側近が出てきて、金を与えて人払いしていたとされる。小遣い目当てで子供たちが何度もボールを投げ込んでも毎回金を与えるほどだったという。
人を殺し市民がそれを祝う国 アメリカ 2011.05.06 19:00 getnews.jp 犠牲者の遺族が、ビンラディンの罪は死をもって償うべし、という心情をいだくのは、いたしかたないような気もする。程度の差こそあれ、殺された側が殺した側に復讐の念をいだくのは、ある意味で当然のことでもある。そう考えない遺族もいるとは思うが……。とはいえ、ビンラディンにも遺族がいて、その遺族にとってはアメリカが「殺した側」になるという点を忘れてはいけない。「USA!」と叫ぶ人びとの様子は、まるで祝祭のようであった。ビンラディンを擁護するつもりは一切ないが、国のトップが人を殺したことを堂々と発表し、それを祝う群衆の姿を見ているうちに、筆者は「ほんとにこれでいいのか」という割切れない気持ちになってしまった。読者のみなさんは、どんな気持ちで声明を聞き、群衆の姿を見ていたのであろうか。(谷川 茂)
米は人権法順守の証拠開示を=国連専門家 2011/05/06-21:05 【ジュネーブ時事】国連人権理事会で超法規的処刑問題などを担当するハインズ特別報告者は6日、米軍による国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者殺害に関し、「米国は(作戦が)国際人権法を順守したと判断できる証拠を開示すべきだ」との声明を出した。 同報告者は、テロとの戦いなどでは例外的に「国際人権法を順守した上で最後の手段として殺傷力の行使は是認される」と指摘。今回の作戦が「ビンラディン容疑者の拘束を(選択肢の一つとして)認めていたのかどうかを知ることが極めて重要だ」と強調した。 同容疑者は殺害された時に無抵抗だったとの報道もあり、作戦が人権を無視したのではないかとの批判が一部で出ている。
ビンラディン容疑者殺害作戦、米特殊部隊は丸腰の3人を射殺か 2011年 05月 6日 12:50 JST [ワシントン 5日 ロイター] 米海軍特殊部隊によるアルカイダ指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者殺害作戦で、同容疑者を含め死亡した4人のうち、銃で応戦したのは1人だけだったことが分かった。米政府の情報に詳しい関係筋が5日、ロイターに明らかにした。 この関係筋の説明によると、パキスタン首都近郊アボタバードの同容疑者宅で繰り広げられた40分に及ぶ作戦で、特殊部隊は武装していたと判断した住民1人に対しても発砲したが、実際には武器を所持していなかったとみられる。 ビンラディン容疑者の様子について、同関係筋と別の関係筋は、先にカーニー米大統領報道官が説明した通り、射殺された際は武器を持っておらず、特殊部隊に直接危害を与えるような姿勢は示さなかったと述べた。 関係筋の情報や米政府の発表を基に、殺害作戦の一部始終を時系列でまとめた。特殊部隊は1日夜、ビンラディン容疑者の居住施設にあった2棟の建物のうちの離れに侵入。部隊はそこで銃撃に遭いながら、建物内に入り男1人を射殺した。この男は後に、アルカイダの使者アブ・アフメド・アルクウェイティ氏と判明。同氏は、米中央情報局(CIA)をはじめ、米情報機関の捜査対象にされ、同氏を追跡したことによってビンラディン容疑者の所在の特定に至ったとされている。 アルクウェイティ氏殺害後、部隊は3階建ての母屋に移動。建物内に侵入すると、手を後ろに回していた男を発見し、背後に武器を隠している可能性があるとみて、男を射殺した。 この男はアルクウェイティ氏の兄弟で、アルカイダの使者とみられている。射殺された際、実際には武器を手にしていなかったが、部隊が近くで武器を見つけたという。 2人目の男を射殺後、部隊が階段を上り始めたところ、別の男が階段を駆け下り、隊員に襲いかかった。この男も射殺されたが、米政府当局者はビンラディン容疑者の息子とみている。 その後、部隊は階段を上に進み、ドア越しかバルコニー越しに顔を突き出すビンラディン容疑者とみられる男を発見。部隊は男に対し銃で少なくとも1発撃ち、男は元いた部屋に下がっていった。 部隊は3階に到着し、男が戻った部屋に侵入しようとしたところ、女が隊員に飛び掛かった。ビンラディン容疑者の妻とされるこの女は、部隊に脚を撃たれ部屋の脇に寄せられた。 この際、同容疑者が実際に取った行動、部隊が侵入してきたことや妻が撃たれたことに対する同容疑者の反応については明らかになっていない。ただ、政府の見解に詳しい関係筋によると、部隊は同容疑者の反応をほとんど待たず、即座に射殺したという。
一方的に殺害か 激しい銃撃音聞かず 毎日新聞 2011年5月6日 11時40分
【アボタバード(パキスタン北部)西尾英之】国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者が2日未明、潜伏先のアボタバードの邸宅で米軍の急襲を受け死亡した事件で、邸宅のすぐ近くに住む少年(16)が5日、毎日新聞に当夜の模様を詳しく証言した。激しい銃撃戦の音などは聞いておらず、米軍は短時間のうちに一方的に容疑者を殺害し、遺体を運び去ったとみられる。
午前0時過ぎ、畑の中に着陸したヘリコプターのごう音で多くの住民が自宅を飛び出した。その前から地域は停電していた。「暗闇でほとんど何も見えない中、兵士の銃の先からレーザー光線が放たれた。映画のようだった」。ビンラディン容疑者の潜伏先とされた邸宅から畑を隔てて約100メートルの場所に住む少年は、父親とともに自宅わきから兵士たちを目撃した。 「兵士は『ザーマラ、ザーマラ』とぼくたちを制止した」。「ザーマラ」はアフガニスタンとパキスタンにまたがって暮らすパシュトゥン人の言葉で「立ち去れ」という意味だ。「兵士は10人はいた。暗かったのでアメリカ人なのかパシュトゥン人なのかわからない」。米軍は暗視装置を使っていたようだ。 闇の中、邸宅の方向から女性と子供の叫び声が聞こえ、小さな爆発音が3回ほど響いた。これと前後して2機目のヘリが飛来。現場付近に静けさが戻り、20〜30分後、さらにもう1機、ローターが二つある大型のヘリが飛来した。ほどなく2機が離陸し、その直後に大きな爆発音が響き、敷地の中から火の手が上がった。 少年は、銃撃音は記憶にないという。だが隣に住む少年の友人は「2機目のヘリが来たころ、10発くらい銃声を聞いた。すぐに静かになった」と話した。 2機目のヘリは、敷地の壁に接触し着陸に失敗。米兵は3機目の大型ヘリに遺体などを収容して飛び立つ直前、意図的に2機目のヘリを爆破した模様だ。地元のパキスタン兵や警官が地区に来たのは数時間後。少年の友人は警官の一人に「事件のことをしゃべれば刑務所行きだぞ」と脅されたという。 記者が5日、高い壁の外側から見える範囲で確認した邸宅は、2階のバルコニーに面した窓ガラスが割れている以外には火災や銃弾の痕はなく、激しい交戦がなかったことを推測させた。
ビンラディンの妻が証言
遺体やヘリ残骸の写真を配信 ロイター、作戦直後の現場
Photos from the Bin Laden Compound ロイター
暗号名は侮辱 米先住民が抗議 5月5日 14時43分 NHK
オサマ・ビンラディン容疑者を殺害したアメリカ軍の特殊部隊の作戦で、ビンラディン容疑者を表す暗号名に、アメリカ先住民の戦士の名前と同じ「ジェロニモ」が使われたことについて、先住民の団体が「侮辱」だとしてオバマ大統領に抗議しました。パキスタンでビンラディン容疑者を殺害したアメリカ軍の特殊部隊作戦について、アメリカのCIA=中央情報局のパネッタ長官は、3日、容疑者を表す暗号名に「ジェロニモ」が使われたことを明らかにしました。ところが、この「ジェロニモ」という名前が、19世紀後半に白人への抵抗運動に身を投じたアメリカ先住民の戦士の名前と同じだったことから、南部オクラホマ州にある先住民アパッチの団体は、3日、オバマ大統領に宛てて抗議の手紙を送りました。この中で、「ジェロニモはわれわれの最も偉大な象徴だ。テロリストであるビンラディン容疑者と同等と見なされることは苦痛であり、われわれに対する侮辱だ」と不快感を示しています。そのうえで、「全米の先住民の子どもたちが最も尊敬している人物を、何千ものアメリカ人の命を奪ったテロリストと結びつけられてどんな思いをしているか考えてほしい」として、オバマ大統領に対しジェロニモの親族や先住民への謝罪を求めています。これについて、アメリカ国防総省はAP通信に対し、「暗号名は作戦に支障がない形で無作為に選ばれる。先住民を侮辱するつもりはなかった」とコメントしました。
パキスタン 弁護士ら抗議集会
ビンラディン容疑者殺害:遺体の証拠を パキスタン北部・殺害場所の住民、いぶかる声
露ブロガーら 米国でビンラディンの死を喜ぶ姿に「野蛮」 ロシアのブロガーたちは、ビンラディン氏の死をアメリカ人たちが熱狂的に歓迎する姿について、それぞれの異なる政治的信条を超えて、一様に野蛮な行為であると非難している。ニューヨークでの同時多発テロの際に、アメリカ人の死をイスラム原理主義者らが喜んだことの裏返しだと指摘されている。
またほかのブロガーは、一人の人間の死を喜ぶアメリカ人は「非人間的」であると非難している。ブロガーたちはまた、ビンラディン氏の死によって、国際テロリズムの問題はなにも解決されない、と考えている。 ロシアのブログ空間では、ビンラディン氏の殺害が、NATOのリビアでの行動から注意をそらせるために行われたものだ、という意見も見られる。リビアではNATO軍の空爆によって、カダフィ氏の息子と3人の孫が殺害されている。 一人のブロガーは、「現在NATO軍がリビアで行っていることは、ウサマが行っていた事と同じことだ。イデオロギーを理由に、誰でも無差別に殺してしまう。しかし、オバマはノーベル平和賞受賞者で、一方のビンラディンは悪の象徴とされている。」と書いている。 心理学者であるマルク・サンドミルスキー氏は、このような事件を「遺骨を舞台にしたディスコだ」と述べ、アメリカ人の行動の不道徳性を指摘している。また殺人をお祭りに変えてしまうようなアメリカ政府による世論操作を非難し、「中世の教会を通り越して、洞くつの中の異教的儀式にまで逆戻りした。」とコメントしている。
ビンラディン容疑者殺害:米単独行動主義の延長−−最上敏樹・早稲田大教授(国際法) 米軍は安保理決議に基づき、アフガニスタンではかなり自由な行動が認められているが、パキスタンでは政府の同意がなければ軍事行動はできない。パキスタンが今回の作戦を了解していたなら、その同意の下で米国が「警察行動」をしたことになり、パキスタン国内法上の問題として法的には処理が可能になる。 しかし、了解なく作戦を実行したのであれば、パキスタンの主権を侵す軍事作戦だったと位置づけられ、国際法上、正当化できない。 「テロとの戦い」といえども、国際法や当事国の国内法を無視した行動は許されない。米国はオバマ政権になって単独行動主義が和らいだと言われたが、今回は同主義の延長線上にある。その意味で、米国の同盟国であっても、ビンラディン容疑者殺害の「成果」を単純には評価しにくい面もある。【聞き手・真野森作】
米軍、生け捕り後に「処刑」?=ビンラディン容疑者の娘が証言−パキスタン紙
ビンラディン容疑者の妻か 20代医師のパスポート発見
A woman photographs her daughter at a gate of the compound where Osama bin Laden was caught and killed
パキスタン 米作戦懸念の声明
ビンラディン容疑者の“最期”明らかに 2011年5月4日 06:00 スポニチ 米国防総省高官によると水葬の儀式は米東部時間2日午前1時10分からアラビア海北部に展開中の原子力空母カール・ビンソンの甲板で50分かけて執り行われた。イスラム教の慣習にのっとって遺体を清め、白い布で包んだ。袋に収めた後、米軍士官が英語で弔いの言葉を読み上げ、アラビア語に翻訳。遺体はエスカレーターでゆっくりと海中に下ろされた。
ビンラーディン襲撃作戦、明らかに ヘリ故障でホワイトハウス一時緊迫
ビンラディン射殺、娘が目撃か=ISI当局者証言−英BBC 2011/05/04-20:00 時事 英BBC放送(電子版)は4日までに、国際テロ組織アルカイダのビンラディン容疑者殺害を、傍らで同容疑者の娘が目撃していた可能性があると伝えた。パキスタン軍の情報機関、3軍統合情報局(ISI)当局者が語った。 同当局者によると、アボタバードの邸宅内には殺害時、17〜18人がいた。父射殺の瞬間を見た娘は12〜13歳とみられる。米軍は作戦終了後、同容疑者の息子らしい人物1人を連れ去った。 夫人や子供は置き去りにされたが、米軍のヘリコプターが故障したためと同当局者は推測した。夫人はイエメン人で、同容疑者の家族以外にも手を縛られた母娘、8〜9人の子供が残されていた。
家族はパキスタンに 2011.5.4 00:16 産経 ロイター通信は3日、パキスタン軍の情報機関、3軍統合情報本部(ISI)の当局者の話として、ビンラーディン容疑者が潜伏していた家に同居していた同容疑者の家族約10人の身柄をパキスタンが確保していると報じた。妻1人と最大8人の子供といい、このうち12〜13歳とみられる娘は、米軍の作戦で父親である容疑者が殺害される現場を目撃していたという。この当局者は、妻らは取り調べを受けた後、それぞれの出身国に戻されるとの見方を示した。(ニューデリー 田北真樹子)
「抵抗した」が武器持たず ホワイトハウス、射殺判断の正統性強調 2011.5.4 09:35 産経 カーニー報道官によると、施設の襲撃はヘリコプター2機で行われ、2部隊に分かれて住居部分と別棟を急襲した。住居部分の1階で交戦が始まり、側近2人を射殺、女性1人も交戦に巻き込まれて死亡した。 部隊は2〜3階部分でビンラーディン容疑者と家族を発見。側にいたビンラーディン容疑者の妻が隊員に飛びかかり、足を撃たれて負傷。その後、丸腰で「抵抗した」ビンラーディン容疑者を射殺したという。同容疑者の射殺をめぐっては、パネッタ長官が3日に出演したテレビ番組で、「手を挙げて投降し、脅威となる様子がなければ拘束する方針だった」と説明した。
タリバン「死亡声明は時期尚早」 5.04 22:00 日本経済 タリバン報道官はAFP通信の電話インタビューに「もし彼が殉教したならば、我々は死に報いてアメリカとパキスタン両政府と軍に対し攻撃を始める」と警告した。
ビンラディン容疑者殺害:信じられない…いぶかる住民ら 毎日新聞 2011年5月4日 20時59分 高原都市アボッダバードは植民地時代、大英帝国軍が拠点として開いた町。1947年の独立後に引き継いだパキスタン軍は、エリート養成機関となる士官学校を設立した。軍や軍情報機関(ISI)幹部の多くがここで学び、退役した元幹部が多く移り住む軍の「城下町」だ。周囲には約200軒の裕福な家々。ビンラディン容疑者が潜み、殺害されたとされる家屋は地区の最奥。ジャガイモやグリーンピースの畑が広がる中の一軒家だった。 周囲の家屋との違いは広い敷地と約5メートルの高い外壁。外壁上にはぐるりと鉄条網。しかし地元住民は「自宅を堅固な外壁で守るのは山間部の住民の伝統。金があれば広い家は建てられるし、それだけで不自然とはならない」と話した。 近所の商店主によると、この家には2人の兄弟と妻、4、5人の子供が生活していた。家族は買い物の際には言葉はパキスタンの共通語のウルドゥー語を話していたという。容疑者らしき人物は誰もが「見たことない」と口をそろえた。 別の住民は当日の模様について「突然夜中にヘリコプターが飛来し、銃撃音が聞こえた。一方的に撃ったのみで、交戦にはなっていない。時間も15分程度」と証言した。「ビンラディンはすでに死んでいて、殺害劇はでっちあげだったのではないか」という臆測も飛び交っている。
ビンラーディン殺害に抗議、千人規模のデモ 2011年5月4日17時51分 読売新聞 【ヨハネスブルク=中西賢司】ビンラーディンが1991〜96年に滞在したスーダンの首都ハルツームで3日、1000人規模の抗議デモが起き、参加者は「米国に死を」と訴えた。98年のケニア、タンザニア米大使館同時爆破テロ後、報復としてハルツームの工場を爆撃し、スーダンをテロ支援国と非難する米国への嫌悪感は、住民の間で根深い。ビンラーディンを今も肯定的に評価する住民も多いという。
ビンラディン容疑者殺害:インドネシアで追悼の集会 毎日新聞 2011年5月4日 23時33分 【ジャカルタ佐藤賢二郎】インドネシアのジャカルタで4日、米軍に殺害されたウサマ・ビンラディン容疑者の死を悼む集会が開かれ、約500人が参加した。イスラム組織「イスラム防衛戦線」(FPI)が主催。集会では容疑者のポスターなどが掲げられ、「ウサマは殉教者」「イスラムを守った真の戦士」などとたたえた。オバマ米大統領の写真も登場し、参加者は「彼こそ本当のテロリスト」と批判した。
「ビンラディン水葬」でアラブ諸国に同情論強まる (05/04 11:55) ANN アラブ諸国にはオサマ・ビンラディン容疑者への同情が集まっています。 同時多発テロ以降、イスラム教徒が偏見や差別を受けたのはビンラディン容疑者が原因だと考える人も多く、当初は殺害を歓迎する声が多く聞かれました。しかし、遺体が海に沈められたと伝えられると、一転、信仰上の理由で土葬が一般的なアラブ諸国では同情が強まっています。 カイロ市民:「ビンラディン容疑者はテロリストだが、水葬したことは容認できない。人間として遺体には敬意を表するべきだ。水葬はそれに反するひどい扱いだ」 遺体の扱いをめぐる同情論から、アラブ諸国では反米感情がさらに強まる可能性があります。
2011.05.03 18:00 gizmodo 火曜ホワイトハウスは「盾にしたか、たまたま間にいたのかは分からない」と当初の発言を後退させました。寝室で一緒にいたのは同居している一番年下(29歳)の妻Amal Ahmed Abdul Fatahさん(写真、他の妻3人は国外)で、米軍に突進した際に足を撃たれて怪我。殺された息子はアルカイダの後継者と目されていた最年少(20歳)のHamza bin Ladenです。
作戦わずか40分、命令はビンラーディン殺害 2011年5月3日01時16分 読売新聞 パキスタンの首都イスラマバードに近いアボタバードの「100万ドル(約8100万円)の豪邸」(米政府高官)だった。その巨大な豪邸をヘリコプター数機に分乗した米特殊作戦チームの精鋭が急襲したのは、現地時間2日午前1時(日本時間同5時)過ぎだった。
ヘリで急襲、爆音、銃声 2011.5.3 01:18 産経 ヘリコプターによる急襲に続き、爆発音と激しい銃声が響いた−。パキスタンの首都イスラマバード近郊アボタバードで1日に米軍が実施した国際テロ組織アルカイダ指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者殺害作戦について、インドのPTI通信などは2日、周辺住民の証言を伝えた。 パキスタン北西部の空軍基地を飛び立った米軍ヘリ4機による攻撃が始まったのは現地時間2日午前1時15分ごろ。数回の爆発音と激しい銃声が聞こえ、地元メディアなどは隠れ家とみられる建物の屋根から同容疑者のボディーガードがヘリに銃撃したと報じた。 ヘリのうち1機が墜落し大きく炎上。ヘリから地上に降りた米特殊部隊員はボディーガードらと激しい銃撃戦の末、ビンラーディン容疑者らを殺害した。容疑者の妻とされる女性や生き延びた他の子どもは敷地内から連れ出された。(共同)
ビンラディン容疑者殺害、パキスタンに広がる陰謀論 2011年05月03日 20:43 AFP アボタバードはパキスタン北西部の他の地域と違って、住民は西洋風の衣服を着ているし、ビンラディン容疑者の出身国サウジアラビアと違って車を運転する女性もいる。AFPの取材に応じたアボタバードの住民たちも、この街でアラブ人を見たことはないと口をそろえる。
ビンラディン容疑者殺害:パキスタンでは批判の声も 毎日新聞 2011年5月3日 21時09分 【ニューデリー杉尾直哉】国際テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が潜伏していたパキスタンでは、容疑者殺害を歓迎する雰囲気はなく、野党指導者らは急襲作戦を「米国による主権侵害」と批判する。国民の間に高まる反米感情が背景にあり、ザルダリ政権は、米国から迫られている「対テロ戦」への協力とのはざまでジレンマに立たされている。 アルカイダ壊滅を目標に掲げたオバマ米政権は、米中央情報局(CIA)によるパキスタン国内での無人機空爆を激化させ、パキスタン軍が3月に「容認できない」と批判していた。そこへ1日の米軍特殊部隊による急襲作戦があり、「主権がないがしろにされている」(野党指導者イムラン・カーン氏)との反発を招いた。同氏は、「米軍はビンラディン容疑者殺害で任務を完了した。この地域から即刻撤退すべきだ」と述べた。 ザルダリ大統領は2日、米紙ワシントン・ポスト(電子版)への寄稿文で、「(急襲作戦は)合同作戦ではなかった」と述べ、パキスタン側の関与を否定した。一方、「我々の(米側への)支援で、アルカイダの使者(連絡役)を特定できたことが最終的にこの日(作戦成功)につながった」と、内外双方への苦しい配慮をみせた。 パキスタンでは過去数年間に民間人約3万人、軍兵士ら5000人以上がテロ攻撃などで死亡し、「世界最大のテロ犠牲国」(ザルダリ大統領)だ。だが、CIAの無人機空爆などから、「米国の方がアルカイダなどの武装勢力より大きな脅威だ」と考える市民は多い。 そもそもパキスタン周辺で活動する武装勢力は、同国軍から支援・育成された経緯がある。80年代、アフガンに侵攻した旧ソ連軍と戦った「イスラム聖戦士」がそうで、ビンラディン容疑者も支援を受けた。90年代にはタリバンを支援した。建国(47年)以来の敵国・インドをけん制するため、後背地のアフガンを押さえる狙いからだった。だが、この独自の安全保障戦略が、武装勢力の拡散を招き、今日のパキスタンを苦しめている。
墜落・爆発・銃撃戦…ビンラディン容疑者の極秘殺害作戦 2011年5月2日20時46分 朝日 同容疑者が潜伏していた邸宅は3階建てで、有刺鉄線のついた高さ3〜5メートルの塀に囲まれていた。闇をついてヘリコプターが低空で2機飛来し、その後、さらに大きな1機が加わった。うち1機はその後、邸宅付近に墜落、炎上した。 パキスタンの地元テレビ「ジオ」が報じた目撃談では、ヘリからの爆撃か地上からのロケット砲の発射とみられる爆発音が、3度聞こえ、その後に大きな爆発もあった。最後の爆発がヘリの墜落だったという。
ビンラディン容疑者殺害:米軍ヘリ急襲、銃撃40分 毎日新聞 2011年5月2日 21時44分 米政府高官によると、作戦は約40分間続き、抵抗したビンラディン容疑者側との間で銃撃戦となった。容疑者と息子、身の回りの世話をする男性2人、「盾」になった女性1人の計5人が死亡し、女性2人が負傷した。米CNNテレビによると、容疑者は頭を撃たれて死亡した。米側に負傷者はなかった。
ビンラディン容疑者殺害発表 5月2日 13時10分 NHK アメリカのオバマ大統領は、現地時間の1日午後11時半ごろ(日本時間2日の午後0時半ごろ)ホワイトハウスで緊急の声明を発表し、アメリカが主導する作戦で、同時多発テロ事件の首謀者で国際テロ組織アルカイダを率いるオサマ・ビンラディン容疑者を殺害し、遺体を収容したことを明らかにしました。
A Pakistan army soldier stands on top of the house in the compound where it is believed al-Qaida leader Osama bin Laden lived in Abbottabad, Pakistan on Monday, May 2, 2011. (AP Photo/Anjum Naveed) http://blog.chron.com/newswatch/files/2011/05/APTOPIX_Pakistan_Bin_Laden.JPEG-022a71.jpg http://blog.chron.com/newswatch/2011/05/reuters-buys-releases-bloody-photos-of-raid-aftermath/
A crashed military helicopter is seen near the hideout of Al-Qaeda leader Osama bin Laden after a ground operation by US Special Forces in Abbottabad on May 2.
Activists of Jamaat-ud-Dawa offer funeral prayers for Osama bin Laden on a street in Karachi on Tuesday
People gather outside the White House chanting and singing the Star-Spangled Banner following President Obama's announcement of the death of Osama bin Laden.
Pindi Gheb, Pakistan: A resident walks past fuel tankers which have been set ablaze. The eight trucks were transporting supplies to Nato forces in Afghanistan guardian.co.uk, Monday 2 May 2011 17.18 BST
パキスタンで海軍狙った攻撃相次ぐ、バス爆発で死傷者 2011年 04月 28日 16:41 JST [カラチ 28日 ロイター] パキスタンのカラチで28日、海軍のバスを狙った爆弾攻撃があり、海軍のメンバー4人が死亡した。海軍当局者と病院関係者によると、通行人1人も犠牲になったほか、5人が負傷した。 カラチでは26日にも海軍関係者が乗ったバスを狙った爆発が相次ぎ、計4人が死亡、56人が負傷していた。26日の2件の爆発については、タリバンが犯行を認めている。 アルカイダやタリバンとつながりのある武装勢力はこれまで、アフガニスタンとの国境付近で武装勢力掃討の最前線に立つパキスタン陸軍と空軍を狙った攻撃を仕掛けることはあっても、海軍を攻撃することはなかった。 ここにきて海軍狙いの爆弾攻撃が相次いでいることについて専門家は、武装勢力側が新たな戦略の一環として攻撃対象を広げている可能性があり、比較的防御の薄い海軍が格好のターゲットになっていると指摘している。
パキスタン:NATO補給路遮断 住民、無人機攻撃に抗議 毎日新聞 2011年4月26日 東京朝刊 【ムンバイ杉尾直哉】パキスタン北西部のペシャワル郊外で23、24の両日、米国による無人機空爆に反発する市民数千人が幹線道路に座り込み、アフガン駐留の北大西洋条約機構(NATO)軍に送られる補給物資の通過を遮断した。 これまで武装勢力がタンクローリーなどを攻撃し、NATOへの補給を停止に追い込んだことはあるが、住民が補給路を断ったのは初めてだ。 現地からの報道によると、抗議行動は、パキスタンのクリケットチーム元主将として世界的に知られ、野党「正義のための運動」を率いるイムラン・カーン氏(58)が呼びかけた。物資輸送再開は25日以降になる見通しだ。 NATO側は、2日間の補給路遮断では、アフガンでの作戦展開に影響はないという。だが、米・パキスタン両軍の関係がぎくしゃくする中、住民が実力行使に出たことで、米国のアフガン戦略はますます困難となりそうだ。 カーン氏の党は08年の総選挙をボイコットしたため、議会に議席を持たないが、親米とみなされるザルダリ大統領・ギラニ首相の現政権が不人気を極める中、「反米」を強く打ち出したカーン氏が存在感を強めている。 パキスタン軍トップのキヤニ陸軍参謀長は3月、米中央情報局(CIA)がパキスタン北西部の部族地域を無人機で空爆し、民間人ら約40人が死亡したことを「許されない」と指弾していた。 キヤニ氏は今月20日、パキスタンを訪問した米軍トップのマレン統合参謀本部議長と会談し、空爆停止を求めたとみられるが、その2日後には同じ地域で空爆が再度実施され、住民の怒りを招いていた。
「無人機基地」から米軍要員が撤退か、パキスタン西部 2011.04.23 Sat posted at: 16:17 JST CNN イスラマバード(CNN) パキスタン情報機関当局者は22日、米軍無人武装偵察機の出撃、給油拠点として使っていたとみられる同国西部バルチスタン州南部にあるシャムシ空軍基地から米軍要員が撤収したと述べた。CNNに明らかにした。 米軍当局者もシャムシ基地に米軍はいないと述べた。要員撤退の時期や、パキスタン政府の要請に応じた撤収なのかなどは不明。パキスタン内に存在する米無人機の基地の数なども分かっていない。米軍は、アフガニスタンから移動し、パキスタン北西部の部族地域に拠点を築いた国際テロ組織アルカイダやイスラム過激派タリバーン系の勢力への無人機攻撃を加速しているが、民間人が巻き込まれて死亡する例が絶えず、パキスタン内で反発がくすぶっている。また、同国では最近、米中央情報局(CIA)の契約要員がラホールでパキスタン人2人を射殺する事件が起き、反米感情が強まっていた。部族地域の北ワジリスタン地区では22日、無人機によるとみられるミサイル攻撃があり、25人が死亡、うち8人は民間人との情報がある。3月17日には、44人が死亡し、その大多数が一般住民とされる攻撃もあった。22日の民間人死亡について米政府当局者はこれを裏付ける証拠はないと反論している。部族地域などでの無人機攻撃についてはパキスタン政府は黙認しているともされるが、民間人死亡の多発による国内世論の硬化でパキスタン軍幹部や政府高官からも批判が出始めている。CNNの集計によると、パキスタン北西部などで起きた米無人機の攻撃は今年これまで20件。昨年は計111件だった。オバマ大統領の就任後、件数は激増していた。
米国:パキスタン軍を批判 「タリバンと関係維持」 亀裂深刻化 毎日新聞 2011年4月22日 東京朝刊 【ニューデリー杉尾直哉】米軍トップのマレン統合参謀本部議長は20日、パキスタンで会見し、パキスタン軍情報機関(ISI)がアフガニスタンの旧支配勢力タリバン一派と「関係を維持している」と指摘、「(米パ関係を)非常に困難にしている」と批判した。パキスタン軍トップのキヤニ陸軍参謀長はこれに先立ち、米国がパキスタン側で続ける無人機攻撃を「許されない」と指弾しており、7月のアフガン駐留米軍撤退開始を前に「対テロ」同盟の亀裂は一層深刻化している。 マレン氏は戦況などを確認するためアフガンを訪問後、パキスタンで21日にキヤニ氏と会談したとみられるが、内容は不明だ。 報道によると、マレン氏が会談に先立つ会見で、ISIが「関係を維持している」とした武装集団は通称「ハッカーニ・ネットワーク」。旧ソ連のアフガン侵攻期(79〜89年)にパキスタンを通じ、米国の支援を受けてソ連軍と戦ったアフガン人のジュラルディン・ハッカーニ師が率いる。01年のアフガン戦争開始直前に当時の支配勢力タリバンに同調。現在は、アフガン政府幹部らの暗殺や駐留米軍を狙った自爆攻撃を強化している。 マレン氏は、ハッカーニ師らが潜伏しているとされるパキスタン北西部の部族支配地域「北ワジリスタン地区」への攻撃をパキスタン軍が避けているとの認識を示し、パキスタンの姿勢を批判した。 米パ関係が特に悪化した発端は、今年1月、米中央情報局(CIA)嘱託職員がパキスタン東部ラホールで地元の若者2人を射殺した事件。この職員が遺族に和解金を払うなどして釈放された直後の3月、CIAが無人機でパキスタン北西部を空爆した。 一方、こうした情勢下、アフガンのカルザイ大統領は16日、同国を訪れたギラニ・パキスタン首相と会談し、タリバンと和解を目指す合同委員会の設置で合意。オバマ米政権はカルザイ政権を「汚職体質」などと非難し溝を深めており、「米国抜き」で当事国同士が和平構築を模索する動きが進んでいる。 マレン氏のいら立ちは、こうした動きへの米国の焦りも反映しているとみられる。
パキスタン・アフガン:対タリバン和解合同委の設置で合意 毎日新聞 2011年4月18日 東京朝刊 【ニューデリー杉尾直哉】パキスタンのギラニ首相は16日、訪問先のカブールでアフガニスタンのカルザイ大統領と会談し、アフガンの旧支配勢力タリバンとの和解を目指す合同委員会の設置で合意した。米軍が両国で、タリバンを含む武装勢力掃討作戦を進める中、パキスタンとアフガンはそれぞれの事情もあり「米国抜き」の和平構築を狙っている可能性がある。
ギラニ首相は、会談後の共同会見で「我々は兄弟であり、両国民はこれ以上(武装勢力による攻撃に)苦しむべきではない」と述べ、合同委設置の意義を強調した。 パキスタンでは先月17日、米国が同国北西部で無人機による空爆を実施したが、多数の民間人が死亡する誤爆だった。住民の反米感情が一層強まり、パキスタンはアフガン問題に関する米国、アフガンとの3カ国政府間会議(同26日)を欠席している。 一方、アフガンでは、カルザイ大統領が2010年以降、国民和平会議(ピース・ジルガ)の開催や、高等和平評議会の設置でタリバンとの和解を探ってきたが、成功していない。タリバンの最高指導者オマル師との和解を視野に入れているが、オマル師は対米強硬派とされ、「タリバン和解」の試みは米国など国際社会に受け入れられていないのが大きな要因だ。 合同委設置は、7月に予定されるアフガンからの米軍撤退開始をにらみ、パキスタン・アフガン主導の治安確保を探る目的もある。アフガンは、武装勢力が潜むパキスタン側からの協力を得る必要性にも迫られていた。 しかし、アフガン国境に接し部族支配地域でもあるパキスタン北西部は、事実上パキスタンの政府や軍の支配が及ばない。軍が昨年、米側の強い要請を受けて武装勢力掃討作戦を実施して以降、軍や軍情報機関ISIを狙ったテロ攻撃も続発している。 地元ジャーナリストは「最近の武装勢力は、タリバンや(国際テロ組織)アルカイダなどさまざまなグループが入り交じり、パキスタン軍の影響力がますます及ばない状態だ」と指摘しており、合同委設置により、タリバンとの和解促進につながるかは疑問視する向きが強い。
CIA要員の大幅削減要求=高まる対米不信−パキスタン軍 2011/04/14-14:22 【ニューデリー時事】パキスタンで強大な権限を握る軍の事実上のトップ、キアニ陸軍参謀長が、国内で武装勢力の掃討作戦を続ける米中央情報局(CIA)に対し、活動要員を大幅削減するよう異例の要求を行ったと米ニューヨーク・タイムズ紙などが14日までに報じた。パキスタン軍とCIAの関係は1月にラホールで起きたCIA契約要員によるパキスタン人射殺事件をきっかけに冷却化していたが、米側に対する反発を一層強めた形。同紙は「両者の関係がほぼ崩壊状態にあることの証左」としている。 1月の事件では、殺人容疑などで拘束された米国人がパキスタン軍の情報機関、3軍統合情報局(ISI)の把握していないCIA契約要員だったことが判明。軍は米国が同様の秘密要員を大量入国させているとみて不信感を募らせた。 また、3月には北西部でのCIA無人機による空爆作戦で、政府支持者の長老ら多数の民間人が巻き添えで死亡。キアニ参謀長が異例の非難声明を出した。 同紙によれば、CIA要員の削減はキアニ氏自らが要請。削減幅は本要員や契約要員など300人以上に上る。米側の招きで訪米したISIのパシャ長官は11日、パネッタCIA長官らと会談、この際に削減問題も話し合われたとみられる。米国務省のトナー副報道官代行は12日、両国が「人員規模」について協議中と認めた。
米無人機爆撃で民間人ら41人死亡 パキスタン紙が報道 2011年3月18日22時23分 朝日 【イスラマバード=五十嵐誠】パキスタン主要各紙は18日、同国北西部で、米国の無人機による爆撃で民間人ら41人が死亡したと報じた。キアニ陸軍参謀長は声明で「人間の命を軽視した不注意かつ無情な攻撃だ」と非難。同国での無人機による誤爆としては最悪規模で、反米感情がさらに高まるのは必至だ。 報道などによると、誤爆は17日にアフガニスタンに近い部族地域北ワジリスタン地区であった。米国は、同地区がイスラム武装勢力の拠点になっているとして、無人機攻撃を激化させている。 17日の爆撃についてAP通信は当初、パキスタン当局者の話として、死亡したのは武装勢力メンバーとみられると報じていた。
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http://blogs.yahoo.co.jp/yuji873/27866407.html