発病〜退院 

  平成6年     
     
     9月 5日  発熱の為、幼稚園を欠席する。小児科へかかる。  
        20日  また、発熱する。幼稚園を欠席。  
        30日  幼稚園より電話があり熱があるとの事で早退する。  
    10月 1日  この日は由佳の長い闘病生活の始まりとなった。  
   小児科で受診したが、耳下腺が腫れており、肝臓も異常に大きくなっているとの事。         
   血液検査の結果、血小板、白血球が少ない。すぐ、浜松医大へ行くように言われる。
   由佳は大好きなアナキちゃん(由佳が命名したぬいぐるみ)を抱えて入院した。
         3日  エコー検査。大きくなっている肝臓の周りに黒い影がたくさんある。
   ばい菌かカビか?
         5日  CTスキャン。おとなしく、おりこうさんにできたそうです。
   骨髄検査(マルク)。泣き叫ぶ声が聞こえる。
   「お願いだから、やめてください」って泣いている。
   4才の子が、丁寧語でお願いしている。涙が止まらなかった。
         6日  じんましんがでる。まだ、病名が分からないらしい。
         8日  肝臓とリンパ腺の腫れはひかない。リンパ腫の疑いがあるらしい。なぜ?
        12日  骨髄採取とその周りの骨組織の生検。
   今日は麻酔をして行ったので、泣き声はなかったが、
   検査室に入る前大変だった。前回の痛さに怯えていた。
        13日  今日は検査が続いた。
   のどの粘膜、心電図、心臓のエコー、全身のレントゲン。すごく疲れていた。
   検査と聞くだけで、「痛くないの? 注射するの?」と不安がる。かわいそうだが・・・・。
        14日  ようやく病名が分かった。 急性リンパ性白血病(ALL)。    
   治療期間は1年6ヶ月、完治する確率は、70〜80%。
   決して不治の病ではないので、頑張りましょう。
   と言われた。どうして、由佳が・・・・。信じられない・・・。
        16日  1回目の治療が始まった。
   頑張ろうね、由佳!!お母さん、ずっと一緒にいるからね。
        21日  ステロイド(プレドニン)の副作用で食欲が旺盛になる。
   肝臓で大きくなったお腹はパンパンなのに、食欲があり、胃まで大きくなる。
   起きているのは苦しいらしく、ずっと横になったまま。
    11月 8日  腰椎検査(ルンバール)をはじめてしたが、1時間以上かかり泣き疲れ 
   くたくたになった。今後何回もやらなくてはならない検査治療です。 
   プレドニン、ファンキゾン、飲みにくいお薬・・・  
   入院は、痛い事と辛い事ばかり。早く元気にな〜れ。  
        19日  はじめての外泊。50日ぶりにお家に戻れました。        
   1泊だけでしたが、由佳大喜びです。
        29日  骨髄検査の結果、白血病の芽球はほとんど見えず0%だったそうです。
   順調に寛解(白血病細胞が見えない状態)に入っています。
    12月13日  2回目の治療はじまる。
            クリスマス会があり、由佳の病室にもサンタさんがプレゼントを持って来ました。
   由佳は「あのサンタさん、先生に似てるね。声がそっくりだね。」
   と真剣に言ってました。
   
 平成7年      
     
     1月 1日  あけましておめでとう♪     
   採血に時間がかかる。幾度もの採血で血管が細くなっているからとの事。 
         13日  2ヶ月ぶりの外泊です。  
   ずっと病院にいた由佳は「寒い寒い」と言ってましたが、元気に過ごせました。 
        17日  早朝、地震がありました。5Fの病室もすごくゆれました。阪神淡路大地震でした。 
        20日  3回目の治療はじまる。           
        30日  病室から出る許可がおりました。
   ナースステーションへ行ったり食堂へ行ったりと少しもじっとしていません。
        31日  5日間の外泊。元気に過ごせました。お兄ちゃんもとても優しかったね。
     2月 7日  4回目の治療はじまる。
        13日  5才のお誕生日です。由佳ちゃん、おめでとう♪
        14日  5日間の外泊です。お家でお誕生日をお祝いしました。
   今までの外泊より、ずっと元気で入院する前と変わりません。
        21日  5回目の治療はじまる。
        23日  抗がん剤(ロイナーゼ)のアレルギーが出た。遊んでいた由佳が急に叫びだす。
   体中じんましんができ、あっという間に体がむくみだした。
   すぐに投薬を中止したが、今日はじめて抗がん剤の薬を怖いと思った。
   この薬は、白血病に一番効くとの事で、先生も残念と言われた。すごく不安になった。
     3月 1日  5日間の外泊。クッキーを焼いて大喜び。病院に戻ってみんなにプレゼントした。
         7日  6回目の治療はじまる。
        8日  最後のルンバールをした。この検査治療は今日で終わり。頑張ったね、ゆか!
        15日  5日間の外泊。
        21日  7回目の治療はじまる。最後の治療です。
     4月 6日  同室の加藤将貴君と、魚釣りゲームを楽しむ。
        18日  将貴君が退院しました。大好きなマー君がいなくなって、由佳は寂しそうです。
        26日  由佳も、退院しました。先生、看護婦さん、長い間お世話になりました。
   7ヶ月の入院でした。
治療は、痛みと我慢ばかりで本当に辛かったと思いますが、由佳はよく頑張ってくれました。
骨髄検査、腰椎検査など何度も行い、その度に「ゆか、頑張るから、泣かないから」とよく言ってました。
小さいながらも、病気を直す事というか、今やらなくてはいけない事に、前向きでした。
病気の怖さを知らないぶん、頑張れたのかもしれませんが・・・。
私(ママ)は、ずっと由佳に付き添っていました。その方が安心できましたが、兄が熱を出したりすると、
そちらも心配になります。家に戻れば戻ったで、病院の由佳が気になり、本当に体が二つ欲しいと
思いました。また、付き添いのベットは寝返りもうてず、いつも腰痛に悩まされていました。