触手姫物語(1)








触手と奴隷少女(前編)



アイリのふくらみかけた胸には、主人の女性らしいほっそりした指がからみついていた。

「あっ…あぁ…ハァハァ…」

締め切った部屋の中に、少女のむずかるような喘ぎが、断続的に響いている。閉ざされたカーテンの隙間から、明るい光が糸のように室内に差しこんでいた。まだ、昼間なのだ。宿屋に面した通りからは、行き交う人々のざわめきが聞こえてくる。

彼女の主人は、彼女を嬲り続けながら、ちょっと途方にくれたようにささやいた。

「アイリさん、あまり大きな声を出すと、外に聞こえてしまいます」

アイリは主人の欲情したような艶っぽい声に、健気に抗議の声を上げようとした。

「…だって…ご主人様が…あぁ…ご主人様が、いけないこと…いけない…こと…あっ…」

「ごめんなさい、アイリさん…私、我慢できないから…変ですよね…」

彼女の主人は申し訳なさそうにいいつつも、手を止めようとはしなかった。

全裸のアイリは、ベッドの上で背後から主人に抱きすくめられるような格好で、嬲られていた。すぐ耳元で聞こえる主人の声は、彼女がかなり興奮してきていることをはっきりと示していた。荒い息遣い。首筋に熱い唇が押し付けられ、アイリは切なそうに喘いだ。

アイリの胸は主人の愛撫に敏感に反応した。その大きさにもかかわらず、マシュマロのようにやわらかで、二つの中心は早くも固くなっている。主人はそのつぼみをつまむと、指の間で大事なものでも扱うように転がした。

「あっ…シール様…私…私…」

「アイリさん、その名前で呼んではだめです」

「だって…あっ…んっ…」

アイリは小さな肩を激しく振るわせながら、苦しそうに呼吸していた。嬲られつづけたおかげで、あそこは完全に濡れそぼり、喘ぐようにひくひくと脈打っている。それにもかかわらず、アイリは必死に耐えつづけた。性奴である彼女にとって、そこは主人の許しがなければ触れてはならない場所なのだ。アイリには太股をぎゅっとつかみ、両足をもじもじとすり合わせることしかできなかった。

やがて、彼女の主人は優雅に手を伸ばしてアイリの太股の間に滑り込ませ、両側へ大きく開いた。ひんやりとした空気が、あそこに当たる。主人の手はアイリの期待通りに、濡れた股間をすべって、一番敏感な部分をまさぐり始めた。

「んあっ…あっ…んくっ…ひっ…ああぁ…」

美しいピンク色の突起が、愛液にまみれて、くちゅくちゅと淫靡な音を立てた。その度に、アイリは頬を真っ赤に染め、我慢できずに声を上げる。

彼女の主人はアイリの股間と胸を同時にまさぐりながら、その愛らしい耳から首筋にかけてのラインに、いとおしそうに舌を這わせた。

「…とても可愛いです…好きです、アイリさん…」

アイリは興奮してかすかに震えている主人の美しい声を耳元で聞きながら、次第に絶頂が近づいてくるのを感じた。

「ああっ…ご主人様ぁ…シール様ぁ…私…私…あっ…んあっ…もうだめ…ひゃっ…ああぁ…いっ…いっちゃう…いっちゃうよぉ…ああぁぁ……」


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