小さな花弁(4)
シーア姫は背中を母親の胸に寄りかからせ、苦しそうに喘いでいた。ぐったりとした未成熟な体が、ときおり耐えかねたようにびくりと痙攣する。激しい運動中のように荒い息遣い。額には汗が浮かんでいる。瞳には恍惚としているような靄がかかり、今にも気を失いそうだった。「お母様ぁ…」
シーア姫は哀願するようにいった。
「その調子ですよ、シーア」
背後から母親のあたたかい声が励ます。
ファン王妃は声ばかりではなく、快感も与えていた。あらわな少女の胸に、王妃の手が添えられている。その繊細な指先は、ほとんどふくらんでいない胸の中で、唯一のアクセントになっている、ピンク色の乳首を、擦ったりつまんだりしながら、ずっと弄繰り回しているのだ。
シーア姫の前方に突き出された二本の脚は、膝を曲げたまま、はしたなくも左右に広げられ、秘部への挿入を待ち受ける女のような姿になっていた。
だが、人間的な意味での女性器はそこには存在していなかった。シーア姫の下腹部にあるのは、股間から臍まで達する巨大な女陰型の、透明で、ぶよぶよとし、粘液の染み出してくる、奇怪な触手の苗床だった。
無数の触手が、ぞっとするような淫らさで蠢いていた。その一部は、シーア姫自身の腰や、子供らしい華奢な脚に絡み付いている。そして、その大部分は、シーア姫の視線の先にいる、一人の少女に襲い掛かっているところだった。
「あっ…やぁ…ハァハァ…」
王妃の侍女フィルリーナは、ベッドの上にぺたりと座り込み、自分の胸をかばうようにして両腕を胸の前で交差させていた。まだ、メイド服を着てはいたが、その姿はひどく乱れている。裾や襟、そしてふくらんだ袖から入り込んだ触手が、メイド服の下で蠢いているのだ。
息遣いが激しくなるにつれて、侍女の体はしだいに前かがみになった。一本の触手が舐めるようにしてその顔を撫で、眼鏡に粘液を塗りつけた。その奥の瞳は、耐えがたい愛撫のために涙を浮かべている。
王妃がシーア姫の耳元でささやいた。
「さあ、シーア、落ち着いて。今度は、フィルリーナの服を脱がせてみましょうね。フィルリーナの体はとてもきれいですもの、シーアももっとよく見てみたいわよね」
「は、はい…お母様」
シーア姫は悩ましげに眉をひそめ、それから苦しそうに小さなうめき声をあげた。
突然、びりびりと音がして、フィルリーナのメイド服が裂けた。力の加減を誤ったのだ。触手の力の前には、衣服など破れやすい紙切れに等しいのだ。
「あっ…あっ…」
シーア姫の表情が、まるで苦痛に耐えているように歪んだ。ハァハァと苦しそうな呼吸。触手が暴走しようとするのを必死で抑えているのだ。
フィルリーナのメイド服は、一瞬の間に、脈絡のない布の切れ端の集合体になってしまっていた。彼女はまだ手で胸のあたりをかばっていたが、それはあまりにもむなしい行為だった。触手は彼女の抵抗とは無関係に、すでに胸のふくらみの丸い曲線に沿って、粘液を分泌しながら這いずり回っている。
「あうぅ…姫様…だめぇ…」
フィルリーナの哀願にも関わらず、そしてシーア姫の我慢にも関わらず、触手の動きは激しさを増しつつあった。胸のあたりにまとわりついていたブラジャーが、フィルリーナの必死の抵抗にも関わらず、触手に奪い去られてしまう。
侍女の無残な姿にも関わらず、王妃は娘にやさしい言葉をかけていた。
「いいのよ、シーア。もっと練習すれば、ちゃんとお洋服も脱がせられるようになりますからね。次はフィルリーナの中も触ってみましょう。フィルリーナの体は気持ちいいでしょう?」
「は、はい、お母様。フィルリーナのからだ、やわらかくてきもちいいです」
たちまち侍女の太腿に触手が巻きつき、仰向けに引きずり倒した。
「あっ、いやぁああ」
メイド服のスカートがめくり上がり、純白のパンティがあらわになった。触手は太腿に粘液をこすりつけながら這いずり、ざわざわと股間に襲い掛かった。幾重にも侍女の脚にまとわり付き、その先端が続々とパンティの隙間から中に入っていく。
すぐにパンティははちきれんばかりの触手によって盛り上がり、蠢き始めていた。フィルリーナは反射的に膝を閉じようとするが、シーア姫の触手は断固として両足を引っ張り、彼女の股間を限界まで広げていく。
「ああぁ…フィルリーナの中、とてもきもちいい…ひくひくして…とてもあたたかい…」
シーア姫は恍惚とした様子で言った。
一方のフィルリーナは、今や全身を触手に絡め取られ、喘ぎ声を上げる淫らな肉の塊と化しつつあった。びりっと音がして、パンティが破れた。何本もの触手を飲み込んで蠢いている、みずみずしくも淫らな陰部がさらけ出される。
「あぁあああ、だめっ…姫様…もう入りません…あっ…んっ…うぅ…」
「お母様…お母様…なんだか、ヘンなきもちになってきました…お母様…しょくしゅが…しょくしゅがひらいて…」
シーア姫は自分の触手の一本が、自分の意思とは無関係に動き始めたのを見て、不安げな声を上げた。その触手はフィルリーナの方へは向かわず、植物のように伸び上がったかと思うと、先端のふくらみをゆっくりと開き始めたのだ。
「お母様…しょくしゅが、お花に…」
「落ち着いて、シーア」
王妃は娘のさらさらな髪に口付けすると、その触手を捕まえて、シーア姫の顔の前に引き寄せた。真っ赤な色合いは、まさに花弁のようだったが、その表面は、無数の微細な襞が蠢いていて、淫靡なことこの上ない。滲み出る愛液が、ぽたぽたと垂れて、シーア姫の胸元を濡らした。
王妃はやさしくいった。「これは、あなたのアソコですよ。人間のアソコも素敵だけど、触手のアソコはとても綺麗でしょう? ここに男の人のアレが…」
王妃が指先を近づけると、花弁の中心の穴から生えている無数の触毛が、獲物を捕らえるようにして「ぴゅっ」と伸び上がり、その指先に絡みついた。
王妃の声に満足げな調子が加わった。
「…そうよ、こんな風にして、あなたの中に入っていくの」
王妃が力を加減すると、シーア姫の触毛は、母親の指先を、その細さには似合わない恐ろしい力で、生殖茎の内部へと引きずり込み始めた。
「あっ…あっ…」シーア姫が泣き出しそうな顔で声を上げる。
「すごいわ、シーア。あなたはまだ小さいけれど、ここはもう立派な女ですよ。もう、いつでも卵が産めるわ」
だが、シーア姫はもう聞いてはいなかった。ぼろぼろと涙を流し、苦しそうに喘ぎながら訴える。
「あっ…お母様の手が…わたしのなかに…なかにはいって…あぁああ…」
シーア姫の花弁が閉じ、王妃の手を包み込んだ。それだけでは飽き足らず、花弁の襞が蠢いて、王妃の手を、さらに奥深くへといざなおうとする。王妃はくすくすと嬉しそうに笑った。
「素敵よ、シーア。こんなにすごい力で。あなたはわたくしに似て、とてもエッチな女の子だわ。欲しくてしょうがなかったのね。わたくしの可愛い子。愛していますよ。ご褒美に、とても気持ちよくしてあげますからね」
「あっ…あっ…やっ…やぁああっ…あぁっ…あぁあああっっ」
王妃が娘の生殖茎の中で、指と手を動かし始めると、シーア姫はその幼い体を仰け反らせて、悲鳴に近い喘ぎ声を上げた。触手たちが、びっくりしたかのように、勝手に暴れ始める。そして、シーア姫の喘ぎに、フィルリーナの断末魔のようなよがり声が重なった。