触手の国のメイドさん(21)








姫君にお仕置き(9)



リルン姫の小さな体は、牢獄の冷たい鉄のベッドの上に、無力に横たわっていた。

ファーナ姫は革袋から王の精液をすくい取ると、それを口に含み、リルン姫に覆い被さって口づけした。リルン姫が眠ったまま小さく身じろぎし、次の瞬間、少女の喉は父親である触手王の精液を飲み込んでいた。

二度、三度、淫猥な生命の儀式は続いた。

やがて、ファーナ姫はフィズを振り返っていった。

「これで十分です。リルンを鎖に」

フィズはリルン姫を抱き上げて運び、いつものように鎖に繋いだ。

「あの、姫様は…」

フィズは依然として意識のないリルン姫を、不安げに見つめながらたずねた。

「もうすぐ目覚めます。血の気が戻っているのが分かりませんか」

答えるファーナ姫の声は、いつも通り冷たかったが、フィズはその声の中に奇妙な興奮の色が隠されているような気がして、胸騒ぎを感じた。ファーナ姫はいった。

「フィズリリーナ、こちらへ来なさい。よい考えがあります。そこの拘束台に手をつきなさい」

フィズは拷問部屋の一角に置かれている、腰ほどの高さの横木を見てためらった。横木には革のベルトがついており、両手を固定できるようになっている。そこに手をつくということは、両手の自由を奪われて、なすがままに犯されるということを意味していた。そして、リルン姫が意識を失い衰弱状態に陥ったのも、この拘束台に拘束されて、犯されている最中だったのだ。

「どうしました、フィズリリーナ?」

ファーナ姫の催促はお茶のお代わりを頼むときのようにさりげなかった。この高貴な姫君にとっては、肉奴隷のメイドが犯されることなどなんでもないのだ。フィズは口答えする事もできず、いうとおりにした。ファーナ姫が「よい考え」というのなら、きっとリルン姫の役に立つことなのだ。

ファーナ姫はフィズの両手を固定すると、注意を促した。

「見なさい。リルンが目覚めます」

フィズが首をひねって視線を向けると、リルン姫は何かにうなされるように声を上げ始めていた。

「ん…うぅ…はあ…あ…」

ゆっくりとリルン姫の瞳が開いた。焦点の定まらない潤んだ瞳。可愛らしく小首を動かし、ファーナ姫の顔を向ける。急速に瞳に光が戻る。

「お姉様…」

リルン姫の声は、まるで欲情しているかのように艶めいていた。

「気がつきましたか、リルン」

ファーナ姫は問い返したが、リルン姫にはその言葉は聞こえていないようだった。

リルン姫は熱に浮かされたようにいった。

「…お姉様、あそこが熱いの。お願いです、お姉様。けだもののリルンを犯してください」

「それはできません」

ファーナ姫は冷たくいった。

「私はこれからフィズリリーナを犯さなければなりませんから。それが終わったら、あなたも犯してあげます」

「いやです、お姉様。リルン、もうがまんできません。リルンのあそこ、はやくお姉様の触手でぐちょぐちょにしてほしいの」

リルン姫はなおも訴えたが、ファーナ姫はそれを無視してフィズに向き直った。

「フィズリリーナ、あなたもお父様の精液を飲むのです」

「いえ、わたくしは…」

フィズはいったが、ファーナ姫に顎を掴まれると、もうそれ以上は抵抗できなかった。ファーナ姫は革袋から王の精液をすくい取ると、そのスプーンをフィズの口の中へ強引に押し込んだ。

甘くむっとする匂いに、フィズは思わず顔をそむけようとした。が、できなかった。ファーナ姫に掴まれた顎はぴくりとも動かない。

精液の匂いは強烈で、フィズはその匂いだけで頭が朦朧としてきた。その匂いから逃れたくて、何とか飲み込もうとするが、どろりとした感触が喉を通過する間もなくむせてしまう。

ファーナ姫の平手打ちが飛んだ。フィズは小さな悲鳴を上げる。

「きちんと飲み込むのです」

「も、申し訳ありません」

再び白濁した液体がたたえられたスプーンが突き入れられた。フィズは舌を動かし、そのどろりとしたものを綺麗にすくい取って、一気に嚥下した。

何杯かの精液を飲むうち、フィズは自分の体がしだいに熱くなり始めていることに気づいた。

ファーナ姫はすでに次の行動に移っていた。フィズの背後に回り、メイド服のボタンを外している。やわらかな胸が剥き出しにされる。

「うぅ…」

フィズは恥ずかしさというよりも、むしろ恐怖と嫌悪感に呻き声を漏らした。ファーナ姫は何かぬるりとしたものを、乳房に塗りたくっている。見なくてもそれがなんなのかは、そのむっとする匂いだけで分かった。王の精液にまみれ、無惨な姿となったリルン姫やファーナ姫の姿がちらちらと脳裏に浮かぶ。

さらにファーナ姫は、後ろからスカートをまくり上げ、パンティをずり下げて、臀部や股間、太股の内側にまで精液を塗りたくった。さらに白濁液にまみれた指を、秘所に挿入して膣内にも塗布する。

「ん…んくっ…」

フィズは目を固く閉じて、この屈辱的な仕打ちに堪えた。涙があふれ、頬を伝って流れていく。

ファーナ姫はフィズの前に戻ってくると、顔を上げなさいと命じ、さらに顔と、髪にまで精液を塗り込んだ。

「気分はどうですか」

ファーナ姫は見下していった。

むせ返る甘い匂いの中で、フィズは自分の体に変調が生じていることに気づいた。体の奥底で生まれた熱が、今や体全体に広がり、その中心部では鉄もとろけるほどの熱さになっている。

「あ…あ…」

うまく言葉が出てこない。下腹部が熱い。今すぐ犯してほしい。

フィズは両脚を擦り合わせた。塗りたくられた精液がぬるぬるとする。すぐにその感触が変化した。自分の愛液が混じり始めたのだ。

言葉のでない半開きの口元から、だらしなく唾液が垂れた。今や秘所は泉となり、止め処もなく愛液を垂れ流し始めている。熱い液体は太股を流れ、ストッキングを濡らし、靴底にまで達した。

フィズはついに立っていられなくなり、横木に手を固定されたまま膝をついた。その瞬間、固くなっていた乳首が横木に擦れ、フィズは悲鳴のような声を上げた。

「あっ、あああっ」

乳首で発生した電撃が背筋を走り、フィズは硬直したように仰け反った。乳房がぶるぶると震え、失禁かと思うほど愛液が溢れ出る。

絶頂の痙攣が収まった後も、溢れ出してくる淫欲は衰えなかった。それどころか、欲情と興奮はいよいよ高まり、もはやリルン姫の、

「お姉様、わたしも…わたしも犯して」

というすすり泣きも耳に入らなくなった。

「あ…ああ…う…おねがい…です…ファーナ…さま…」

フィズはファーナ姫を見上げ、哀願の声を上げた。その精液にまみれた顔は、鮮やかなバラ色に染まり、淫らな牝の顔になっている。眼鏡の奥の黒い瞳は、高貴で無慈悲な姫君に対する卑しい屈従と、陵辱に対する期待で美しく潤んでいた。

ファーナ姫はフィズの痴態を、さげすみと愛情の入り混じった目で見下しながら、ドレスを脱いでいった。

「あわてることはありません、フィズリリーナ。すぐに嫌というほどあなたを犯してあげます」

闇の中にファーナ姫の白い裸身が浮かび上がった。ファーナ姫は自らも父王の精液を飲み、さらに全身にその白濁液を塗りつけていった。形のいい乳房と股間には、特に念入りに擦り込む。ファーナ姫の肌は、リルン姫やフィズと同様に、美しく上気し始めた。

「立ちなさい、フィズリリーナ」

フィズリリーナはよろめきながら命令に従った。拘束台の高さが腰よりも低いため、立ちあがると尻を突き出した格好になってしまう。

ファーナ姫はその突き出されたフィズの臀部に、自分の腰を押しつけるようにして密着すると、手を伸ばして後ろからフィズの乳房を鷲掴みにした。

「あっ、ああっ、いやっ、いやっ、あああっ」

フィズは喘ぎながら腰を淫らによじった。逃れようとしても逃れられない。拘束されているベルトの金具がガチャガチャと鳴る。

すぐ耳元で、「はあはあ」というファーナ姫の喘ぎが聞こえる。

「フィズリリーナ、あなたを犯したい。あなたは私の肉奴隷です。あなたは犯されるために生まれてきたのです。なぜあなたの体はこんなにも淫らなのでしょう」

ファーナ姫はもういつもの冷静で冷酷な支配者ではなかった。その声は熱病にかかったかのようにうわずり、恋する少女のように情熱で震えている。

フィズもその言葉に、激しいよがり声を持って答えた。

「はあっ、ああっ、わたくしを犯してください、わたくしは卑しいメイド、淫らなメイドです…くっ、んあっ、はああっ、あっ、ああっ」

ファーナ姫の手の中で乳房が変形する。ぬるりとした精液で指先が滑るたび、固くなった乳首がコリコリと擦れる。

「あっ、ああっ、だめっ、いくっ、いっちゃう、いやっ、いやあ、ファーナさま、あっ、ひっ、やっ、ああっ、あああっ、あああああっ」

フィズは全身をびくびくと痙攣させながら、背中を仰け反らせた。一瞬目の前が真っ白になり、全身の力が抜ける。

だが、くずおれそうになるフィズの腰を、ファーナ姫がつかまえて引き上げた。

「フィズリリーナ、まだこれからです。もっと腰を上げるのです」

「はあ、はあ…はい…ファーナさま」

フィズがいうとおりにすると、腰を掴んでいるファーナ姫の手の感触がぬるぬるとしたものに変化した。触手の群れが腰に巻き付き、さらに上半身へと這い上がって乳房を締め付けた。

「ああっ、はあっ、あくっ」

母乳を絞り出すような淫靡な触手の動きに、フィズは身をよじった。

そうしている間にも、ファーナ姫の股間からは、次々と触手が溢れ出していた。それはフィズの太股を這いずり、女陰に絡みついてその入り口を大きく拡げた。

「あ、あああ」

フィズは挿入の予感に怯えるように、涙を流しながらいやいやをした。耳元でファーナ姫が熱っぽくささやく。

「ああ、フィズリリーナ、私の愛を受け止めてください」

ぞわり。太く淫靡なものが突き入れられた。それはファーナ姫の唯一の生殖茎だった。じゅる…じゅる…真紅の花びらの表面を覆う微細な襞が、収縮するフィズの膣壁を擦りながら、次第に奥へ奥へと潜り込んでくる。

「あっ…ああっ…フィズリリーナ…もっと締め付けてください…もっと…」

ファーナ姫が喘いでいる。

フィズは気が狂いそうな快感に、背中を仰け反らせた。拘束具が激しく音を立てる。

「あっ、はあっ、はいってくる、いや、いやぁ」

「ああっ、あああ、んくっ、ううっ、んっ、だめ、フィズリリーナ、私は、私は」

生殖茎がフィズの体内にすっぽりと収まった瞬間、体のあらゆる部分に巻き付いた触手が硬直し、生殖茎の先端から勢いよくファーナ姫の愛液が噴き出した。愛液はフィズの子宮の奥に打ち付け、激しく渦巻きながら逆流して、股間から音を立てて噴き出した。

「だめっ、いやぁあああああああっっ」

フィズは全身をびくびくと痙攣させながら、悲鳴のような喘ぎ声を上げた。

「はあ、はあ、まだです、フィズリリーナ。もっと、もっとあなたを犯さなければ」

「いや、いやぁ、ゆるして、いやぁ、ああ、はあっ、んくっ」

ファーナ姫の生殖茎は、激しくフィズの中で前後運動を繰り返しながら、二度、三度と愛液を噴き出した。フィズは休む間もなく、何度も絶頂に達してしまう。

「はあっ、はあっ、あっ、ひっ、くはっ、あぁああっ、ああっ、あああっ」

目の前が真っ白になる。くずおれそうになる体を触手が絡み取り、さらに激しい愛撫が全身を覆う。体はびくびくと快楽に反応するだけの肉人形となり、股間からは愛液と粘液が入り混じった液体が、止め処もなくあふれ続けた。



どれほどの陵辱が続いたのか。

フィズはゆっくりと意識を取り戻した。気を失っていたのだ。上半身は拘束された両手首に支えられてぐったりと沈み、腰は触手に絡み取られて突き上げられていた。

依然として触手はフィズを犯し続けていたが、フィズはもう声を上げる力も失っていた。

「フィズリリーナ、もっと悲鳴を上げるのです。リルンが聞いていますよ」

ファーナ姫の催促にも、フィズは答えることができなかった。

「う…うぅ…」

触手が膣の中を圧迫するたびに、声が漏れるが、それはもう弱々しい呻きにすぎない。

どこかですすり泣く声が聞こえる。リルン姫だろう。

不意に、ずるりと生殖茎が抜き取られた。触手の拘束を失って、フィズの体が床に崩れ落ちる。

フィズは弱々しく喘ぎながら、うっすらと目を開けた。虚ろなその視線の先に、両肩と股間から無数の触手を生やしたファーナ姫の姿があった。生殖茎の先端には、まるで血を吸ったかのような真紅の花弁が美しく開いている。

ファーナ姫は触手を伸ばして革袋を取ると、口を開いて何本かの触手を突き入れた。精液を掻き回し、触手の先端に付着させる。そうして白濁液にまみれた触手を、ファーナ姫はフィズの女陰へと潜り込ませた。

「あう…うぅ…くっ」

フィズは抵抗する気力もなく、触手を受け入れた。じゅる、じゅる、触手は膣の中を這い上がってくる。

「うぐ…ひっ…」

フィズはかすかに体を震わせた。触手が子宮の内側をねぶっている。精液を内側に塗りつけているのだ。

そうして何本もの触手を挿入させながら、ファーナ姫はフィズの顎を持ち上げた。

「飲むのです」

いうなり、ファーナ姫は革袋をフィズの口元にぶちまけた。フィズは溢れ出してくる精液を、必死で飲み込んだ。喉をどろりとした感触が通過していく。苦しさに顔はゆがみ、飛び散った白濁液が眼鏡を汚していく。それでも大量の精液が飲み込まれずにあふれ、喉を伝って胸元から下腹部までを白く汚した。

「けほっ、こほっ」

フィズは苦しそうに咳をしつつ、再び止め処もない淫欲が戻ってきたことを感じた。膣が収縮し、全身があぶられたように熱くなる。

フィズはよろよろと立ちあがると、哀願した。

「ファーナ様、おねがいします…ファーナ様…」

「いい子です、フィズリリーナ」

ファーナ姫が冷たい微笑みを浮かべると、フィズはそれだけで軽く絶頂に達した。

「趣向を変えましょう。淫乱なメイドには、もっとふさわしいお仕置きがあります」

ファーナ姫は壁に掛かっているいくつもの淫具のうち、革の鞭を取った。柄に触手を絡ませ、思い切り床を打つ。

ピシッ!

フィズの位置からは、ファーナ姫が何をやっているのか見えなかったが、その音だけで十分だった。恐怖のため体がすくむ。

「いや…ファーナ様、ゆるして…あっ、うぅ…」

フィズは身をよじった。再び生殖茎が中に入ってくる。

高ぶりを隠したファーナ姫の冷たい声がいった。

「鞭の音を聞いて、こんなにも感じているではありませんか。大丈夫です、フィズリリーナ。あなたなら、きっと気に入ってくれるはずです」

次の瞬間、

ピシッ!

という空気を切り裂く音とともに、フィズの背中には灼けるような痛みが走った。

「いやぁあああああああああっっ!!」

フィズは絶叫した。背筋が仰け反る。全身が感電したようにビクビクと震え、膣がキュッと収縮した。愛液が溢れ出し、ほとんど同時に挿入された生殖茎が淫液を噴出する。

「あっ…あぁ…あああ…」

フィズの開かれた口元から、涎が流れ落ちた。見開かれた目は、何も映していない。

絶頂の痙攣は長い間続いたが、それが終わり、フィズの首ががっくりとおれた瞬間、次の鞭が飛んだ。

「きゃぁああああああああっっ!!」

二度、三度、フィズの背中を鞭で打ちながら、ファーナ姫は明らかに高揚した様子でいった。

「そうです、フィズリリーナ。もっと悲鳴を上げるのです。聞いていますか、リルン。これがフィズリリーナの悲鳴です。ああ…素敵ですよ、フィズリリーナ。あなたの悲鳴をもっと聞かせてください」



フィズの悲鳴が拷問部屋の冷たい壁に跳ね返り、響き渡る中、リルン姫は叫び続けていた。

「お姉様、やめて! フィズをいじめないで!」

拘束から逃れようともがくが、鎖がガチャガチャと音を立てるばかり。

やがて、叫び疲れたリルン姫は、声を上げて泣き始めた。

「いやぁ…いじめないで…お姉様なんてきらい…ひっく…」

そうしている間にも、ファーナ姫の鞭は、次々とフィズを打ち続ける。

その光景を見ているうち、リルン姫は体の奥から得体の知れない興奮が沸き上がってきたことに気づいた。

ピシッ!

と鞭が振り下ろされるたび、リルン姫の幼いからだがピクリと震える。

「あぁ…はあ…はあ…」

すでに愛液を溢れさせていた秘所が、激しく収縮し始める。

リルン姫は戸惑ったように声を上げた。

「私、フィズがいじめられるのを見て感じてるの?…いやぁ…そんなのいや…はっ…はあ…んくっ…私、いっちゃう…こんなのいやなのに…いや…あっ…はっ…はっ…あっ、あっ、いやっ、だめぇ、いく、いっちゃう、あっ、あっ、あっ、やっ、ああああっ、やぁあああああああ…」

目の前が真っ暗になる。体が動かない。

リルン姫は変身が始まったことを知った。ゆっくりと視界が回復する。それは、人間の目ではない、全身に散らばる受光器官が見ている物だ。

触手特有の強烈な性欲が沸き上がる。それと同時に、変身に対する深刻な恐怖心が襲ってきた。拘束服がもたらす灼熱の痛みは、リルン姫の幼い心に、消すことのできない深い傷を与えていたのだ。

だが、リルン姫は、いつもとは違う別の感情が、その恐怖心を圧倒するのを感じた。

(フィズをいじめないで!)

リルン姫は次第に触手へと変化していく心の中で絶叫した。

フィズへの愛情、独占欲、そして飽くことを知らない性欲が入り混じって、一つの強力な感情を作り出していた。

フィズは私のもの、フィズは私のメイド、フィズは私のご主人様、私がフィズを見つけた!

変身が完了した。

拘束服が触手の皮膚と接触して灼熱の熱さをほとばしらせる。

だが、リルン姫はその痛みをいつまでも甘受してはいなかった。なぜこれまでできなかったのだろうと思う間もなく、体は自然に動いていた。

何本もの触手が拘束服の股間に開けられた穴から飛び出し、鞭を振り下ろそうとしていた姉の足に絡みついた。続いて、その足を支点に、拘束服から本体を引きずり出す。その流れるような動作にはほんの一秒しかかかっていない。

ついにリルン姫は拘束服からの脱出を成し遂げたのだ。

だが、彼女はその事実に喜びを感じることもなく、次の行動に移っていた。鞭を持った姉の触手に自分の触手を絡ませ引きずり倒す。そして、その抵抗を封じ込めるため、姉の上にのしかかった。

陵辱が始まった。これまで鎖につながれ、封じ込められていた凶暴な性欲が解放されたのだ。

ファーナ姫の白い裸身は、たちまち妹の粘液に濡れた。その白い乳房は乱暴な触手によって変形し、一つしかない花弁は、幾重にも絡め取られ、何本もの触手によって蹂躙された。

「リルン…できたのですね…リルン…」

ファーナ姫は犯されながらいったが、たちまちその口にも何本もの触手が突き入れられた。

ファーナ姫に鞭打たれ、うずくまっていたフィズが、ようやく顔を上げた。痛みに耐えているような儚げな顔に、かすかな笑みが浮かぶ。

「姫様…とうとう…」

リルン姫はその声に敏感に反応した。触手の半数が矛先を変え、フィズに襲いかかる。拘束されたまま身動きのできないフィズはたちまち触手に絡み取られ、その秘所には何本もの触手が群がり、潜り込んでいった。

「ああ…姫様…ひめさま…あっ…あっく…んくっ…うっ…だめ…そんなにしたら…あっ…あっ、あっ、ああっ…ひっ、やっ、ああっ、あああっ、あああああ」

絶頂に達したのか、フィズの背中が跳ね、ビクビクと全身が震える。だがそれでも触手の責めは終わることがない。

リルン姫の生殖茎が一斉に花を咲かせた。真紅の花弁は痙攣しながらフィズとファーナ姫に愛液を注ぎかける。その淫靡な液体にまみれながら、二人の少女の姿は、次第にのたうつ触手の群れに飲み込まれていった。触手に犯されるじゅぶじゅぶという淫らな音と、少女たちの喘ぎ声が、いつまでも暗い地下牢に響き続けていた。


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