奴隷少女は触手がお好き(4)








奴隷少女に大切なこと(2)



「それで、何があったんですか?」

ベルルリースはやさしく微笑んでたずねた。

アルマはベッドの端に腰掛けて、恥かしそうにもじもじしていたが、やがて顔を赤くしながらも、思い切っていった。

「あの…お嬢様が、その…オナニーしろっていうんです。いくら奴隷だからって、酷いと思いませんか」

「確かに、酷いですね」

うなずいたものの、ベルルリースの笑顔は崩れない。彼女は椅子から立ち上がると、アルマの隣に腰を下ろした。諭すようにいう。

「でも、あなたは奴隷なんですから、ご主人様の命令はきかなければなりませんよ」

「そんな…」アルマは衝撃を受けた様子で言い返した。「だってオナニーですよ。お嬢様の見ている前でですよ。そんなことしたら、私、恥かしくて死んじゃいます」

「大丈夫、死んだりはしません。わたくしも、昔はよくやらされましたから」

「えっ」

アルマが驚きの声を上げるのと同時に、ベルルリースの手が肩にかかり、その唇がアルマの唇を塞いだ。

「んっ…」

もがいたのは最初の三秒間だけ。いい匂いとやさしいキスに、頭がぼうっとなる。

唇が離れると、アルマは戸惑ったようにいった。

「あの…ベルルさん…」

「じっとしていてください」

相手の手が自分のスカートに伸びてきたのを見て、アルマは慌てた。

「ベルルさん、駄目です。誰か来ちゃいます。それに、お嬢様に知られたら…」

「大丈夫ですよ。あなたがちゃんとした奴隷になれるまで面倒を見るように、お嬢様にいわれているんですから」

「でも、それとこれは…あっ」

アルマはびくりと肩を震わせた。いつの間にか捲くれ上がったスカート。その股間へ、ベルルリースの手が入り込み、パンティの上から割れ目をなぞったのだ。

「もう濡れていますね」

「あ…やぁ…」

パンティが引っ張られる。アルマは最も敏感な部分への愛撫に身構えた。ベルルリースのメイド服を握り締め、ぎゅっと目をつぶる。

にゅるり。

アルマの秘所は、恥かしいほどのあっけなさでベルルリースの指先を飲み込んだ。オナニーの話をしているうちに、秘裂の中は淫らな液体で満たされていたのだ。

「はあっ…あくっ…んっ…んんっ…く…うぅ…」

自分の中でゆっくりと指先が動いている。その異物を溶かそうとでもするかのように、どんどん愛液が溢れていくのが分かる。くちゅくちゅといういやらしい水音。

突然ベルルリースの指が引き抜かれた。

「あ…」

切なげな声を上げるアルマ。ベルルリースの顔を見上げる。

それからアルマは顔を真っ赤にした。自分が物欲しげな顔をしているのが分かったのだ。

ベルルリースはアルマの愛液に濡れた指先をぺろりと舐めると、たった今まで淫事に耽っていたのが嘘のようなにこやかさでいった。

「さあ、アルマさん。続きは自分でしてください。お嬢様の前でオナニーする練習です」

「そ、そんな…できません」

声が今にも泣き出しそうに震えている。

再びベルルリースの唇が重なった。軽く、やさしいキス。

「できないと思い込んでいるだけですよ。あなたは立派な奴隷になれます」

背中から回された手が、アルマの乳房を優しく包み込んだ。

「あっ…だめ…」

メイド服の上から、軽く撫で回す。それだけでもう、すでに固くなっていた乳首がブラジャーに擦れて、びりびりという快感を乳房全体に広げていく。

「はっ…やっ…やあぁ…そんなにされたら…私…おかしくなっちゃいます…ひゃっ」

追い討ちをかけるように首筋にキスされる。音を立てながらベルルリースの舌が白い肌をねぶっていく。

膣がどくどくと脈動し、愛液が溢れ出していくのが分かる。パンティに押さえつけられている淫核がジンジンと痺れる。半ば無意識のうちに、太腿を擦り合わせ、腰をよがらせている。

もう我慢できない。自分の淫らさに涙が出てくる。

手が股間へ伸び、指先が秘所へ差し込まれた。

ぐちゅ、ぐちゅ、じゅぶ

「あっ、はああっ、はっ、はあっ、ああっ」

背筋をびくびくと振るわせる。快感が全身を電撃のように走り抜けていく。気持ちいい。

それと同時に、どうしようもない恥かしさ、情けなさが胸を焦がしていく。涙が溢れて止まらない。自分は今、人前で自分の一番恥かしく浅ましい姿を晒しているのだ。

「その調子ですよ、アルマさん」

愛撫を続けながら、耳元でベルルリースが励ます。

「あっ…いやっ…見ないで…見ないでください…やっ…いやあっ」

ぼろぼろと涙を流しながらも、指先の動きはどんどん激しさを増していく。

「あっ…あっ…だめえっ…止まらない…止まらないよお…恥かしい…こんなに恥かしいのに…あっ…はああっ」

アルマの声が次第に高まっていくにつれ、乳房を揉みしだくベルルリースの手も力強さを増していった。メイド服がしわになるのもかまわず、粘土のように捏ね繰り回される。痛みが快楽となって乳首がびくびくとブラジャーに擦り付けられる。自らを蹂躙する指先の動きはより激しくなり、グチュグチュという淫らな音がより高らかに響いて、アルマの羞恥を一掃煽り立てた。

アルマの体は全身を駆け回る快感のために、跳ね上がり、仰け反り、淫らにくねっては、壊れた肉人形のようにびくびくと震えた。

「あっ、あひっ、やっ、いやあっ、いやああっ、あっ、あああっ、あああああああああああ!」



アルマはぐったりとベルルリースの抱擁に身を任せ、しゃくりあげながら泣いていた。無理やり犯されるのとは違う、自らの淫らさを晒してしまった口惜しさで涙が止まらない。

ベルルリースがやさしく抱きしめながらいった。

「そんなに泣かないでください。とても可愛らしかったですよ」

アルマは恐る恐るといった様子で、ちらりと顔を上げた。涙に滲んだ視界の中で、ベルルリースがまるで母親のように優しく微笑んでいる。

「ほんと?」

涙声でたずねると、ベルリリースはにっこりとうなずいた。

「本当ですよ。あなたは立派な奴隷になれます。お嬢様もきっとお喜びになるでしょう」

それからベルルリースはそっとアルマの頬に触れ、優しく口付けした。

唇が離れると、アルマは顔を真っ赤にしていった。

「あ、あの…私、もういかなくちゃ」

「はい。また、いつでもいらしてください」

ベルルリースの優しい声を背中に聞きながら、アルマは逃げるようにして部屋を出て行った。


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