道連れは陵辱魔(2)森の中の触手
馬車も通れないような細い道は、薄暗い森の中をくねくねとどこまでも続いていた。アルマはカンナランナと並んで歩きながら、ぼんやりと昨晩のことを考えていた。初対面のカンナランナにいきなり犯されてしまったのだ。激しい陵辱だった。一体何本あるのか分からないほど多くの触手がアルマの体に絡みつき、肌という肌を粘液で汚したのだ。
そんなことを考えていたからだろう。
「アルマ、何を考えているの? 顔、赤いけど」
カンナランナの問いかけに、思わずこう答えてしまっていた。
「カンナの触手、何本あるのかなあって。昨日は暗くて分からなかったから…」
突然、カンナランナは立ち止まった。アルマを見つめる彼女の唇の端が、かすかに釣り上がる。アルマは彼女の中で何かスイッチが入ってしまったことを知った。本能的な恐怖に背筋が凍りつく。
「わかったわ」
カンナランナはいうと、アルマの手を掴んで歩き出した。道に沿ってではなく、道から外れた森の中へ向かって。
「か、カンナ…」
カンナランナの手は万力のような力でアルマを掴んでいて、振りほどくなど思いもよらない。転びそうになりながらも木々の根が這い回っている森の中をついて行く。
「カンナ、どこへいくの」
「触手が何本あるのか、見せてあげる」
「でもっ、まだ昼間だし」
「このくらい離れればいいわね」
アルマの抗議を完全に無視すると、カンナランナは、アルマの両手を一本の太い木の幹に押し当てさせた。
「つかまってて」
そういいながら、自分はアルマの背後に回り、おもむろに乳房を鷲掴みにした。
「きゃっ」
アルマは思わず悲鳴を上げた。
「だっ、だめだよ、カンナ!」
「だめじゃないわよ。だって、アルマが言い出したんだもの。触手を出すにはこうするしかないの」
話しながらも、カンナランナの両手は服の上からアルマの乳房を揉みしだいていた。
「あっ…やっ…だめっ…」
「やっぱり、アルマの胸、やわらかい…」
服をたくし上げて、中へ手を突っ込んでくる。無理やりブラジャーをずり上げられる。すでに火照り始めているアルマの肌に対して、ひんやりとしたカンナランナの手が、じかに乳房を掴んだ。
「はあっ…あっ…だめ…だめだよぅ…」
服の下で胸が蠢いている。背筋が熱くなり、下腹部が疼き始めた。
「アルマ、もう乳首立ってるよ」
「あっ…だめ…あんまり擦らないで…」
「ほら、こっち向いて」
カンナランナの手がアルマのあごを掴み、強引に振り向かせた。頬が上気し、目尻は早くも快楽に濡れている。
「アルマ、すごくエッチな顔になってる。気持ちいい?」
「気持ち…いいけど…こんな場所でするなんて…」
「私、外でするのも好きよ」
乳房からカンナランナの手が離れた。代わりにスカートが捲り上げられる。
「ほら、もっとお尻を突き出して」
カンナランナが腰を掴んで引っ張ったので、否応なしに尻を突き出す格好になってしまった。続いてパンティがずり降ろされ、無防備になった股間に、すかさずカンナランナの手が入り込んできた。
「あっ…」
ぬるりとした感触。すでに濡れそぼっているのだ。
「アルマ、本当に感じやすいのね。もう、こんなに濡れてる」
「やあっ、いわないで…」
股間全体を揉むようにまさぐる。カンナランナの手のひらがアルマの愛液で汚され、それがアルマの股間に塗りたくられる。
「うっ…ぅ…くっ…あっ…ん…」
下腹部が熱くなり、背筋に痺れが広がっていく。硬くなった乳首に服がかかって擦れ、痛いほどの快感を伝えてきた。
ちゅぷ…音を立ててカンナランナの指先がアルマの秘所へ潜り込んできた。
「あっ」
思わず腰を引こうとするが、カンナランナのもう一方の手が、しっかりとアルマの腰を掴んで離さない。きゅっと膣がすぼまり、異物を押し返そうとするが、溢れ出す愛液に助けられてカンナランナの指先は、遠慮なくアルマの中をまさぐり始めた。
「くっ…ううっ…やっ…あっ…」
静かな森の中に、淫らな喘ぎ声が消えていく。異常な状況で犯されているという事実は、羞恥と快感を増大させ、ただでさえ感じやすいアルマをよりいっそう過敏にさせた。
「やっ…ああっ…あっ…はあっ…んっ…!!」
一瞬、目の前が真っ暗になり、木の幹を掴んでいた手から力が抜けた。崩れ落ちる体を必死に立て直そうとするが、絶頂に達して弛緩した体は言うことを聞かなかった。木にしがみつくような格好で、ずるずると落ちていく。くちゅ、という音とともに、カンナランナの指先が自分の中から抜けたのが分かった。
「ハァ…ハァ…」
胸が苦しい。こんなところで逝ってしまった自分が恥ずかしくて涙が出た。
これで陵辱は終わったのだろうかという思いが浮かんでくると同時に、背後で衣擦れの音がした。泣き顔のまま振り向くと、カンナランナが服を脱ぎ捨てているのが分かった。すでに上半身は裸で、形のいい乳房が、木漏れ日で白く光っていた。その乳首はすでに硬く勃起している。木に掴まって短い半ズボンを脱ぎ捨てる。最後に残った白いパンティを、恥ずかしげもなく下ろし、丸めて他の衣服の上に投げ捨てると、アルマの前に全身を晒して立った。
変化はすぐに始まった。恍惚を感じたのかカンナランナは目をつぶって天を仰いだ。割れ目がめくれ上がり、その亀裂はへそを通り越して二つの乳房の間にまで進行した。腹部全体に広がった、女陰の形をした肉色の苗床にぶつぶつが生じ、無数の触手となって伸び上がった。
アルマは我を忘れてその幻想的な光景に見入った。美しい少女の体が二つに裂け、秘められた淫らな肉があらわになっているのだ。そしてそこから無数のほとんど透明の触手が、かすかな木漏れ日を浴びてきらめきながら、深い森を背景として放射状に広がっていった。
トクン…トクン…アルマは自分の心臓の音を痛いほど意識した。美しく魅惑的な触手が揺らめきながらアルマを誘っていた。その最下部には、人間のまま変化していない秘所が、これから始まる陵辱の喜びに震えながら、甘く淫靡な蜜を滴らせていた。そしてアルマの体は、逃れられない陵辱への恐怖と絶望と期待のために、蛇に睨まれた蛙のように身動きひとつすることができなかった。
「アルマ、数えて」
カンナランナが完全な優位を自覚した視線でアルマを見下していった。
アルマは震えながら首を振った。
「数えて」
カンナランナはアルマにゆっくりと近づきながら繰り返した。
アルマは彼女から少しでも遠ざかろうとしたが、その結果はわずかに全身を縮こまらせただけだった。アルマの背中には木の幹が当たっていて、逃げ場は最初からなかった。
「た…たくさん?」
アルマが涙声で何とか答えると、カンナランナの顔に微笑が浮かんだ。
「その通りよ」
触手が伸びてきて、すでに半脱ぎにされていたアルマの腰に巻きついた。そのまま軽々と持ち上げられる。全身から力が抜けたまま、抵抗することもできない。触手はそんなアルマを、ゆっくりと裸にしていった。
全裸になったアルマは、もうカンナランナの玩具以外の何物でもなかった。太腿に巻きついた触手が、アルマを大股開きにする。そのアルマの股間を見上げながら、カンナランナは興奮に頬を染めながら言った。
「アルマのここ、すごくいやらしい。エッチなお汁が垂れてる」
アルマは泣きながら空中でもがいた。
「いや、見ないで」
「ひくひくしてる」
「いやぁ…」
触手は次々にアルマに絡みつき、拘束していった。螺旋を描きながら、腕に、脚に、巻きつき、這い登ってくる。ぬるぬるとした感触。肌が汚されていくおぞましさと快感。二本の触手が左右の脇の下から乳房に触れ、柔らかな肉を圧迫しながらその先端に向かって巻きついていく。正面から近づいた別の触手が、すでに硬くなっている乳首を、舐めるようにして刺激し始めた。
「あ…あぁあ…ぁあああ…ぁ…いや…いやぁ…」
触手の蠢きにつれ、乳房がいやらしく変形し、何か別の生物でもあるかのように蠢いている。乳首は触手の先端で舐められ、弾かれるたびに、その弾力に従ってプルプルと震えた。
「あっ…はあっ…だめっ…だめぇ…」
「はあ…アルマの体、すごく気持ちいい…アルマも気持ちいいでしょ?」
アルマは喘ぎながら、いやいやと首を振った。
「うそ。もう自分で腰、動かしてるじゃない」
「ちっ、ちが…」
「遠慮しなくていいのよ。私とあなたの仲じゃない。すぐに入れてあげる」
カンナランナが言い終わると同時に、秘所にぬるりとしたものが押し当てられた。
「ひっ」
思わず体が反応する。だが、すでに快楽に染まった割れ目は、異物の侵入を拒むどころか、いやらしく蠢きながら、にゅるりと触手の先端を受け入れていた。
「あっ…やめっ…ぁあ…あぁあああ」
アルマは深く潜り込んでくる異様な感覚に、ぎゅっと目を閉じて天を仰いだ。涙が零れ落ち、喘いできる口元から涎が溢れ出す。
股間の辺りからカンナランナの興奮した声が聞こえた。
「すごい…アルマの中に、私の触手がどんどん入ってく…明るいところで見ると、こんなにエッチなんだ」
アルマは居ても立ってもいられないような恥ずかしさに身悶えした。おかげで全身に絡み付いている触手が不規則に揺すられ、ぬるぬるとすべっては、よりいっそうの快感を伝えてくる。
「あっ…だめっ…見ないで…お願い…」
「アルマ…見られて興奮してるのね」
「やっ…いや…はずかしい…はずかしいよぉ…」
「アルマ、見て。私も入れるから」
カンナランナの言葉にうっすらと目を開けると、カンナランナはアルマを触手で持ち上げたまま、地面に腰を下ろすところだった。両手を後ろについて体を支える。それから恥ずかしげもなく、股間がよく見えるように、両足をM字に広げた。股間の中心では、人間のままの女陰が愛液を垂れ流しながら淫らに息づいていた。
その女陰に、数本の触手が近づいた。次の瞬間、触手は割れ目を押し広げながら、少女の中へと潜り込んでいた。
「んっ…!」
カンナランナが頬を染めて、小さく喘いだ。
触手は一瞬躊躇したかのように動きを止めたが、すぐにズボズボと挿入されていった。
「すごい…カンナの中に…どんどん…入ってく…うっ…」
アルマは興奮のために膣がきゅうっと締め付けるのを感じた。中の触手が苦しげに暴れ、膣の中を掻き回す。
「あっ…あっ…だめっ…そんなに掻き回さないでっ…あっあっあぁああ…」
「うっ…くっ…あっ…アルマっ…いっしょにっ…いっしょに逝こっ!」
触手は激しくアルマの中を蹂躙し始めた。大きくうねり、内臓もろとも掻き回したかと思うと、じゅぶっ、じゅぶっ、といやらしい音を立てて何度も突き上げる。
「あっ! あっ! あっ! あぁああ!」
見ればカンナランナも自身の触手によって激しく責め立てられていた。ぐっちゅ、ぐっちゅと淫らな音を立てて触手が往復運動を繰り返す。その度に愛液が飛び散って、下草を水滴で汚した。
「あっ…はぁ…はぁ…はああっ! アルマっ! アルマぁあ!」
「カンナぁ! あっ! あっ! いっちゃう! いっちゃうよぉおおっ!」
「私も! 私も、いきそう! あっ…ひっ…きもちいい! あっ、あぁああっ!」
「あっ! あっ! あぁあっ! ひゃあっ! あぁあああっ! あぁぁぁあああああっっ!!!」
「あっ! あぁあっ! アルマっ! アルマぁあああっっ!」
頭が真っ白になり、アルマは恥ずかしさも忘れて絶叫した。わずかに遅れて、カンナランナが自分を呼びながら逝く声が聞こえた。
一瞬の空白の後、アルマは草の上に投げ出されている自分に気づいた。心臓はまだ激しく脈打っている。息が苦しい。火照った肌は粘液にまみれたまま。触手はまだ全身に絡み付いていたが、力が入っていなかった。
「カンナ…?」
よろよろとおぼつかなげに上半身を起こす。
同じように上半身を起こしたカンナランナと目が合った。カンナランナは恥ずかしそうな笑みを浮かべていった。
「…逝っちゃったね…気持ちよかった…」
アルマも恥ずかしそうに胸を隠しながら小さくうなずいた。
「…うん」
「外でするのもいいでしょ?」
「えっ? えーと、それは…」
アルマが答えにくそうにしていると、再び触手に力が戻り、アルマの体を締め付けた。カンナランナの口元が嗜虐的な笑みに歪む。
「あっ…だめっ…」
抗議する間もなく、アルマの体は触手によって引き寄せられ、カンナランナの腕の中に抱きしめられていた。耳元でカンナランナの楽しそうな声が囁く。
「分からないなら、分からせてあげる」
「あっ!」
アルマは思わず叫び声を上げた。再び触手がアルマの中を突き上げ始めたのだ。体が跳ね上がり、どこかに飛んで行きそうになる。
「あっ! ひっ! やっ、だめっ!」
再開された陵辱に、アルマはどうすることもできなかった。アルマがどれほど哀願しようとも、カンナランナは好きなだけアルマを汚し、辱め、犯しつくすだろう。アルマにできることは、カンナランナをもっと感じるために…そして自分を貫く触手をより深く迎え入れるために…カンナランナの首筋に手を回して、しっかりとしがみついていることだけだった。