奴隷少女は触手がお好き(31)








道連れは陵辱魔(4)別れ道



道は二股に分かれていた。傘のように大きく枝を張り出した木が一本、その別れ道の傍らに立っていて、ふりそそぐ陽光の中でくっきりとした影を作っていた。

カンナランナが足を止め、真剣な表情でアルマを見た。

「ねえ、アルマ。お願い、私と一緒に来て。私は真剣よ。あなたが好き。あなたと一緒に暮らしたいの。毎日あなたを犯して上げたいの」

アルマの心臓は、その言葉に高鳴った。頬が熱くなる。だがやがて、アルマはゆっくりと首を振った。

「だめだよ、カンナ。私は」とアルマは右側の道を指差した。「行かなくちゃいけないの」

「どうしても?」

「どうしても」

「見かけによらず、頑固なのね。私の触手よりいいものが、あっちにあるというの?」

「うん」

アルマがためらいもなくうなずくと、カンナランナは絶句し、しばらくの間、アルマをじっと見つめていた。

カンナランナの様子が微妙に変化したことに気づいたときには、もう遅かった。アルマの体は草むらに押し倒されていた。

「だめっ…カンナ…」

アルマは必死でもがき、のしかかってくるカンナランナから逃れようとした。手首を掴まれ、押さえ込まれる。人間でしかないアルマがかなうわけがなかった。カンナランナの熱い息が首筋にかかる。かすかな甘い香り。触手に変態しかかっている。

「お願い、アルマ」

ぽたぽたと頬に、冷たいものが当たった。

(涙?)

アルマはハッとして、そむけていた顔をカンナランナの方へ向けた。

カンナランナの瞳には、悲しみと、飢えた野獣のような欲望が入り混じって光り輝いていた。

「最後のお願いよ、アルマ。あなたの体の気持ちよさを、私の触手に刻み付けておきたいの。だから、お願い。犯させて」

目が合った瞬間、アルマの体は蛇に睨まれた蛙のように、自由を失っていた。これから受ける恥辱に恐怖し、心より先に体がすくみあがっているのだ。

抵抗をやめたことを了解の印と受け取ったのか、カンナランナはアルマの体を抱きかかえて、木陰へと歩いていった。その間、アルマは震えながら彼女にしがみついていることしかできなかった。

やがて、カンナランナは、大きな木の幹を背にして腰を下ろし、胡坐を組んだ上にアルマの体を下ろした。アルマの両脚を開いて、自分の体をその間に割り込ませる。

「アルマ、好きよ」

カンナランナの腕が、アルマの体をしっかりと抱きしめた。アルマもそれに応じてカンナランナの首筋に回した腕に力を込めた。

腹の辺りで何かがもぞもぞと動き始めた。カンナランナの触手だろう。

「ひゃっ」

ぬるりとした感触に、アルマは思わず声を上げていた。服の裾から、触手がどんどん潜り込んでくる。腰に巻きつきながら、上半身へ。別の一群はスカートの中へ入り込み、太腿に巻きつきながら踝へと伸びていく。

「やっ、だめっ、やっぱりだめっ」

アルマは涙声で訴えたが、すでに触手に絡め取られている手足は、まったく自由が利かなかった。

乳房にとぐろを巻いた触手が、柔らかな肉に微妙な圧力を加え始めた。カンナランナの胸のふくらみに押しつぶされ、ブラジャーの中に閉じ込められている乳房が、さらに触手の圧迫を受けて喘ぐ。触手の動きに従って乳房が蠢くと、乳首がブラジャーに擦れてジンジンとし始めた。

「やめて、カンナ…声、出ちゃう、誰かに見られちゃう」

「大丈夫よ、アルマ。誰か来たら、その子も一緒に犯しちゃうから」

「そんな…だって…」

アルマの体が反射的にびくんと震えた。背中からパンティの中へ触手が入ってきた。お尻の谷間をもぞもぞと通り抜け、割れ目に食い込むようにして前進し、ぷっくりと勃起したクリトリスに達する。

「やあっ、だめっ、だめぇえっ!」

アルマは切羽詰った絶望的な叫びを上げた。最も敏感な部分がぬるぬるした触手に擦り上げられる。クリトリスが痛いほどの快感を発した。腰から背中に向かって、ぞわりとした感覚が這い登ってくる。思わず脚を閉じようとするが、カンナランナの腰を挟み込むばかりでどうすることもできない。

「あっ…あぁあああ…んっ…やっ…だめっ…いやぁ…ゆるして…やっ…ああっ…」

ぽろぽろと涙が溢れ出て、頬を汚した粘液に溶け込んだ。腰に回されたカンナランナの腕が、苦しいほどにアルマを抱きしめてくる。

「アルマ…好きよ…もっと声を聞かせて…」

股間を擦っていた触手が動きを変えた。その先端を女陰の中へ潜り込ませようとしてくる。淫らな唇は、まだ完全にはほころんではいなかったが、触手は何度も突進を繰り返し、少しずつ穴を広げ、回転運動を加えては徐々にアルマの中に入ってきた。

「だっ、だめっ…おねがいっ…ゆるして、カンナ…これ以上されたら…私…私…あっ…ぁあああ…はいってくる…はいってくるよぉ…やっ…いやぁあああっ!」

関門を突破すると、触手はずぶずぶと一気にアルマを貫いた。一本目に続き、二本目、三本目が膣壁を削り取るようにして入ってきた。

「ひっ!…あ…あぁあ…あぁああああ…ぁ…」

アルマはぎゅっと目を閉じて首を振った。半開きの口から触手が入り込んで、口の中を舐め回す。三本の触手は子宮口に達すると、その尖った先端を潜り込ませ、抵抗する肉壁をこじ開けて深奥部へと侵入してきた。体の最も奥まったところへ異物が入り込んでくる感覚に、アルマの肉体は戦慄し、その心はすべてを汚され犯される恐怖に震えた。だがそれと同時に、アルマの肉体は快感に悶え、その心は屈服させられ思うがままに蹂躙されるという恥辱に背徳的な喜びを覚えた。

腹の中で何かが蠢き続ける異様な感覚に、アルマの意識は次第に朦朧とし始めた。何が現実で、どこまでが自らの生み出した淫らな白昼夢なのか。快楽に背筋を仰け反らせ、虚ろな瞳で見上げる頭上には、木々がさわさわと揺れ、明るい木漏れ日が差し込んできている。胸元から飛び出して蠢き続けている触手の先端が、その粘液で陽光を反射して、きらきらと美しく光っていた。

「あっ…あうっ…うっ…ぐっ…うぅ…ぅ…ひゃぁっ…あぁ…あぁあ…あ…ぁあ…」

アルマの体はもはや本人の意思とは無関係に、快楽に対して反応するだけの肉人形と化しつつあった。頭の片隅で誰かに見られたらという羞恥と恐怖がまだ残っている。だがその一面で、この広い台地の上にはもう自分とカンナランナの二人きりしかいないのだという幻想が心を侵食しつつあった。誰もいないこの世界で、いつでも、どこででも、自分はただ肉人形となってカンナランナに犯され続けていればいいのだ。

幾度もの絶頂が、波のようにやってきては引いていった。だが、カンナランナはそんなことにはお構いなしに、容赦なくアルマを犯し続けた。意識が次第に途切れ始めた。激しく突き上げられていたかと思えば、次の瞬間には、カンナランナの唇が穏やかにアルマの唇を舐めていた。はだけられた胸をカンナランナの手がじかに揉みしだいていたかと思うと、次の場面ではアルマは四つんばいになって後ろから触手に貫かれていた。

やがて、すべてが終わり、自分がこれ以上ないほど、ぼろぼろに犯されつくしたという、おぼろげな感覚があった。暗闇の向こうで誰かの泣き声が聞こえていた。そして、その声は、小さくささやいた。

「…さよなら、アルマ」



アルマは慌てて目を覚ました。頭上には明るい木漏れ日。起き上がると同時に、服の内側で、どろりとした物が皮膚の表面を流れ落ちる淫らな感覚があった。そのカンナランナに犯された刻印は、全身をくまなく覆っており、まだその生々しさを失ってはいなかった。触手特有の甘い香りに、思わずむせそうになる。陵辱が終わって、まだほとんど時間がたっていないのだ。

だが、アルマの傍らには、自分の荷物以外何もなかった。アルマは動くたびにずり落ちていく触手の粘液に耐えながら、立ち上がって、木の裏側へと回った。

アルマの視線は分かれ道の向こう側をさ迷った。カンナランナが歩いていったはずの道を。だが、誰の姿も見つけることはできなかった。彼女は去ったのだ。永久に。

「さよなら、カンナ」

小さくつぶやいてみると、それに合わせて涙が溢れ出した。

やがてアルマは、荷物を持って歩き出した。カンナランナとは別の道へ。


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