奴隷少女は触手がお好き(32)








少女狩り(1)メイドの甘い罠



その宿屋はごく普通の宿屋で、危険が隠されているという兆候は全く感じられなかった。普通とは異なることが起こったのは、明かりを消してベッドに潜り込んだ直後だった。

控えめにドアをノックする音がする。

アルマは怪訝な表情で起き上がり、ドアの外に声をかけた。

「どなたですか?」

「メイドのサラランドと申します」

(宿屋にメイド?)

アルマはその奇妙な取り合わせに、さすがに首を傾げた。だが、危険を感じるよりも、好奇心が先に立った。

ドアを開けると、確かにメイド服を着た少女が、明かりを持って立っていた。アルマは相手を見上げて、ポッと顔を赤らめた。綺麗な女の子だったのだ。

「お邪魔します」

サラランドはお辞儀をすると、中に入ってきてドアを閉めた。

「この宿屋では、初めてのお客様には夜のサービスをさせていただいています」

「夜のサービス?」

メイドの澄ました顔に始めて微笑が浮かんだ。優しそうな笑みに、アルマは引き込まれそうになる感覚を覚えた。

「何だと思います?」

「えと…夜の、だから…」

アルマは自分自身の想像に顔を赤らめた。

「お客様を気持ちよくするサービスですよ」

「え、でも…」

アルマがはにかんでいると、サラランドはアルマのその手を取って、顔を覗き込んだ。

「見れば分かります。あなたはエッチなことがお好きですね。それも、いじめられるのが好きなんじゃありませんか?」

「それは…」

「ご安心ください。私、こう見えてもテクニックには自信があるんです」

サラランドはメイド服を脱ぎ始めた。やがて、髪飾りと靴下だけを残して、美しい裸身が小さな明かりの中に照らし出された。

その間アルマは、どうすることもできずに…というよりも、むしろメイドが一枚一枚衣服を脱ぎ去っていくエロティックな光景から目をそらすことができずに…じっと立ち尽くしていた。

次はアルマの番だった。サラランドの指先がパジャマのボタンに掛かる。裸にされていく間、アルマはなすがままになっていた。恥ずかしさよりも、快楽への期待が、アルマの心と体を金縛りにしていた。

やがて、二人の少女の裸体は、ベッドの中にあった。アルマの体は押さえ込まれ、その唇にはメイドの唇が吸い付いていた。舌が絡み合い、唾液が行き来するじゅるじゅるといういやらしい音が響く。

メイドはアルマの唇を吸いながら、体を蠢かせ、擦り付けて来た。乳房と乳房が揉み合い、捏ね回される。勃起した乳首が、やはり勃起した乳首と擦れ合って快感を生み出した。乳房全体が熱くなり、もどかしさがアルマの腰をよじらせる。

「うっ…んっ…んんっ…んぁ…っ…うぅ…」

サラランドの手がアルマの乳房を揉み始めた。最初はやさしく、そして次第に激しく。やわらかいふくらみが捏ね回されると、アルマの背筋は反り返り、塞がれていた唇が開放され、可憐な喘ぎ声が薄暗い部屋の中に溢れ出した。

「んはっ…あっ…あぁああっ…やっ…あぁあぁ」

メイドはアルマの乳房を揉みしだきながら、脚を絡ませた。アルマは本能的に股間を相手の太腿に擦り付けた。ぬるりとした愛液の感触。胸の奥で自分のはしたない体に対する羞恥が湧き上るが、腰の動きを止めることはできない。

「はあっ…あっ…んっ…くっ…ぁああっ…ああっ…」

頭が次第に朦朧とし始めた。快楽の電流が背筋を行き来する。サラランドの手のひらが股間を撫で回している。クリトリスが擦れて頭の中で淫らな閃光がひらめく。

くちゅり、音を立てて指先が入ってきた。十分に濡れきった秘所は、ほとんど何の抵抗もなしに、その異物を受け入れる。スムーズな挿入。膣の内側が押し広げられ、まさぐられる異様な感覚に背筋が戦慄する。

「あぁああっ!」

アルマは激しく身をよじらせた。自分のもっとも恥ずかしい部分が掻き回されていくにつれ、アルマの声は次第に大きくなった。

「うっ…うぁ…ぁあああ…あくっ…ぐっ…やっ…いやぁああ」

いやいやと激しく首を振る。固く閉じた瞳から涙が溢れ出し、唾液が飛び散った。

腰が熱くなり、痺れが全身を包む。頭の中が真っ白になり、快楽以外のすべてが蒸発した。体の感覚は希薄になっているが、押し付けられ捏ね回されている互いの乳房の感触と、自分の中を執拗にまさぐり続ける指先の感覚だけは強烈に体を貫いていく。

「…だめ…いやぁ…あぁああぁっ…あっ、ああっ…おねがい…ゆるして…はあっ…はっ…ひっ…ぃやああっ…あっ…あぁああ…ぁ…」

その絶頂の感覚は、永遠とも思えるほど長く続いた。メイドはあらゆるテクニックで、アルマを逝かせ続けたのだ。

愛撫が終わったとき、アルマは完全に朦朧とし、目蓋を持ち上げることはおろか、指一本動かすこともできない無防備な姿で、ベッドの上に横たわっていた。

サラランドが体を離す感覚があり、やがて目蓋の向こう側が明るくなった。明かりを持ってきて自分の裸を見ているのだ。かすかに残っている理性がそう告げていた。羞恥心がゆっくりともたげたが、それは愛液の量を増やすだけの力しかなかった。

「…すばらしい娘だわ。これならお嬢様もお喜びになるでしょう」

メイドが呟く声が聞こえたが、アルマの意識はそれきり闇の中に沈みこみ、それからのことは何も分からなくなった。


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