巫女様、触手様(5)私を愛した触手様
アルマが神殿に預けられて四日目になった。先日は昼間から湖のほとりで触手様に犯され、さらに夜も生贄として祭壇で触手様の相手をする羽目になった。あんな異常なことはもうあるまいとアルマもローレリカも思っていたがそれは間違いだった。始まりに過ぎなかったのだ。
生贄としての勤めを終え、ローレリカに体を清めてもらった後、アルマは食堂に座ってローレリカが朝食の準備をするさまをぼんやりと眺めていた。触手様がやってきたのはそのときだった。まさか触手様が巫女用の住居へ姿を現すなどということは考えられず、ローレリカなどはしばらくの間唖然とした表情で立ち尽くしていた。その間にアルマは逃げる間もなく、椅子に座ったまま四肢を絡め取られてしまっていた。
「触手様! いけません、ここは触手様がいらっしゃられるような場所じゃありません!」
ようやく気を取り直したローレリカが慌てた様子で駆け寄ったが、無駄だった。四本の触手がすばやくローレリカの手足に絡みつき、体ごと持ち上げて、まだ食器が並べられる前だったテーブルの上に大の字に磔にされた。そして、「いけません、触手様!」となおも叫ぶローレリカの口を、一本の男根が塞ぎ、さらに開かれた太股の間に、もう一本の男根が潜り込んでいった。
椅子に縛り付けられたまま呆然と見守るしかないアルマの目の前で、男根が蠢き、少女の体が悶えた。ローレリカはなおも巫女としての責任感からか激しく抵抗していたが、最初の射精が口の中と股間に注ぎ込まれ、溢れた白濁液がゴボゴボと音を立てながら、唇と股の間のテーブルを汚すと、その抗いもひどく弱々しいものになってしまった。
次はアルマの番だった。アルマの体は体中に絡みついた触手によって軽々と持ち上げられ、ローレリカの上に覆いかぶさるようにして、四つん這いにさせられた。すぐ下に、口の中を犯され、精液に汚れたローレリカの顔がある。その陵辱はまだ続いていた。ローレリカが目を開き、哀願するような、あるいは謝罪するような哀れっぽい表情を見せた。
ローレリカの表情に、何かゾクリとするものを感じたとき、股間の感じやすい部分に触手が触れた。
「あっ…」
アルマは反射的に背後を振り返ったが、無数の触手が蠢いていること以外、何も分からない。だが、見ることはできなくても、自分が何をされているのかは分かった。
割れ目が何本かの触手によって左右に大きく広げられている。背後に陣取っている触手様からは、きっといやらしい穴の中まで見えてしまっているだろう。
「いやぁ…」
アルマは恥ずかしさに思わず声を漏らした。
昨日とは打って変わって、今日の愛撫は入念だった。乳房がやさしく揉みしだかれ、クリトリスにはたっぷりした粘液が塗りたくられた。太股の内側を撫で回されると、アルマはたまらずに声を上げ始めた。
「あ…あぁ…はぁ…はぁ…あぁ…んっ…」
羞恥が全身を覆った。自分の体の下で、犯されながらもローレリカがこちらをじっと見上げているのである。
「だめ…見ないで…や…ぁ…」
溢れた唾液がぽたぽたとローレリカの顔に滴り落ちた。
やがてアルマの中が十分な愛液に満たされ、股間から雫となって垂れ始めると、ようやく男根が押し入ってきた。
「あっ…ひっ…ぐ…ぅ…ぁ…あぁ…」
ゆっくりと進入してくる異物に、全身がこわばる。硬く勃起した乳首とクリトリスが痺れるような快感を発した。
十分に分泌された愛液と粘液が、ほどよい潤滑液となって、男根が行き来するのを助けた。貫かれるたびに、体がゆらゆらと揺れる。リズミカルな快感が、次第にアルマを催眠的な悦楽の世界へと引きずり込んでいった。もはやローレリカに見つめられていることも忘れ、ただ自らの快感に酔い、淫らな声を上げるのだ。
「あっ…はあっ…はっ…ああっ…あくっ…うっ…ぁ…あっ…あぁああっ…んんっ」
どくどくと子宮の中に精液が注ぎこまれる。するといったん男根が引き抜かれ、別の男根がまたアルマを犯し始める。その度にアルマの腹は精液で膨れていき、収まりきらないそれが、割れ目から吹き出して、下にいるローレリカの股間のあたりにぶちまけられた。
陵辱はいつまでも続くかと思われたが、午後に入ると終わりを告げた。客人が訪れたのだ。触手様は巫女達の職務を邪魔するつもりはないというように二人を解放した。
翌朝、アルマは満ち足りた気分で目を覚ました。客人は娘を一人連れてきており、神殿の掟に従って、アルマとローレリカの二人がかりで、その娘を一晩中犯し続けたのだ。目覚めたアルマのすぐ目の前のあたりに、娘の細い腰があった。まだ胸がふくらみ始めたばかりの幼い少女だった。耳を済ませると、遠くからかすかな喘ぎ声が聞こえてきていた。この娘の母親は、まだ生贄として触手様に犯され、子種を授けられている最中なのだ。
アルマは下腹部が疼くのを感じ、むくりと上半身を起こした。まだ娘もローレリカも眠っている。
アルマは娘の片方の膝を持ち上げ、淫らな格好に太股を開かせた。その動きに応じて、割れ目がぱっくりと開く。顔を近づけると、昨晩さんざん吸った少女の匂いがした。
人差し指を口に含んで十分に濡らし、そっとその割れ目に差し入れる。それからゆっくりと出し入れを繰り返す。次第に動きがスムーズになってきた。愛液が溢れ始めたのだろう。
「んっ…」
少女が小さく身じろぎした。だがアルマはかまわず、指を抜き、代わりに唇を近づけて舌を伸ばした。先端を割れ目に差し入れるようにして、愛液をちろちろと舐める。
淫らな夢でも見ているように、少女が小さく喘ぎ始めた。背筋がぞくぞくし、アルマは夢中になってより深く舌を挿入した。だが、そのために、遠く聞こえていた生贄の喘ぎ声が、いつの間にか途絶えていることに気づかなかった。
突然ドアが開き、触手を揺らめかせた触手様が寝室に侵入してきた。アルマは一瞬、体をこわばらせたが、それだけだった。触手がアルマの体を絡め取り、ベッドから持ち上げて運び去る。アルマは悲鳴も上げなかった。心のどこかで、再びこうなることを期待していたのかも知れなかった。
それはアルマを抱えたまま、寝室を出て、さらには巫女用の住居からも離れ、森の中へと入っていった。
朝霧の中、木々の香りと、小鳥たちの鳴き声の中で、アルマは犯された。巫女見習いの服は裾が極端に短い。その裾が捲り上げられ、自分の割れ目に触手がじゅぶじゅぶと音を立てながら入り込んでいくのが見えた。広く開いた脇から進入した触手が、乳房を嬲っている。やがて霧が晴れて陽の光が差し始めると、ほとんど透明な触手の群れが、宙に飛び散った水飛沫のように美しく輝いた。
「あぁ…はぁ…はあっ…んっ…触手…様…ぁ…」
アルマは犯されながらも、陶然とした喘ぎを上げた。無理やりさらわれてきた挙句、隠れる場所もない屋外で陵辱されているというのに、どういうわけかロマンティックで幻想的な気分がアルマを包んでいた。
女陰が愛液と粘液でぐちゅぐちゅと音を立て始めると、触手が引き抜かれ、男根が突き入れられた。引き抜かれた触手の先端と割れ目の間に、愛液と粘液の混合物が糸を引き、きらきらと光っている。やがて精液が注ぎ込まれ、逆流したそれが、割れ目の隙間からどぷっと音を立てて吹き出した。
「あぁあああっ…あっ…あひっ…」
顔に擦り付けられていた男根からも精液が吹き出し、巫女服の上から全身を汚していく。だが、この木漏れ日の中では、その淫猥な付着物さえ、美しい純白に輝いて見えた。
次々に新しい男根がアルマを犯し、アルマの体は次第に精液によって美しく染め上げられていった。この森の中には自分と触手様しかいないのだという観念が次第に強くなっていき、アルマは羞恥を忘れて激しく喘ぎ声を上げた。事実、ローレリカもアルマを助けには来なかった。もう自分は触手様の愛玩物として、誰にも知られることなく永久に犯され続けるのだ。
だが、それは幻想に過ぎなかった。気がつくと、森は暗闇に包まれつつあり、木々の向こうには真っ赤な夕日が見えた。そしてローレリカが「アルマ様、アルマ様」と心配そうに呼びかけ、アルマの体をゆすっていた。
アルマが倒れていた場所は、神殿のすぐそばの森の端だった。犯し終わった後、触手様がここまで運んでくれたのだろう。アルマは森の中を振り返ったが、もちろん触手様の姿はどこにもなかった。
その日はローレリカの当番だったので、アルマは一人ベッドに横たわり、暗闇の中を見上げていた。遠くから地下の祭壇で犯されているローレリカの声が聞こえてくる。アルマは昼間の出来事を思い出し、そっと自らの秘所を慰め始めた。
六日目の朝は何事もなく過ぎた。アルマはローレリカを介抱し、朝食を作り、二人で食べた。それから二人は掃除道具を抱えて、汚れた祭壇を清掃するために出かけた。二人は雑談をしながら歩いていたが、その中でローレリカが思い出したように言った。
「そういえば、アルマ様、触手様に愛されていますよね」
「えっ」
アルマは真っ赤になって思わず立ち止まっていた。
「だってそうでしょう? 昨日も一昨日もその前も、触手様、どう見てもアルマ様がお目当てでしたよ」
「でも、ローレさんだって…」
「昨日はアルマ様だけだったじゃないですか。うらやましいです。やっぱりアルマ様は巫女になるべきですよ」
アルマは微笑を浮かべて年下の少女を見た。
「だめだよ、私は奴隷だから」
祭壇へと続く地下通路へと降りていくにつれ、二人は異様な気配があたりに立ち上ってくるのに気づいた。二人の歩みは次第に遅くなり、階段の最後の一段を降りたところで完全に止まってしまった。
ローレリカを振り向くと、相手も自分と同じ不安そうな視線でこちらを見た。この向こうに触手様がいる。姿を見るまでもなく、それは明らかだった。まだ朝だというのに、今日の生贄であるアルマを待ち構えているのだ。
アルマは搾り出すようにしていった。
「…私…いかなきゃ」
「でも…」
「触手様が、待ってるもの…」
アルマは掃除道具をローレリカに手渡すと、重い足を引きずるようにして奥へと進んでいった。
触手様はその七本の触腕を一杯に伸ばして石造りの床に立ち、祭壇を背にしてアルマを待っていた。立ち上がったその身長はアルマよりも少し高い。
「触手様…」
アルマは思わずひざまずき、両手を組んで祈りを捧げていた。
やがて触手の一本がアルマの手に触れ、立ち上がるように促した。アルマがそうすると、左右から数本の触手が延び、アルマを抱き寄せるようにして背中を押した。
触手様に愛されているというローレリカの言葉が脳裏に蘇った。本当にそうだろうか? そうならばこんな優しいそぶりなどせずに、泣き叫ぶアルマを滅茶苦茶に犯しているのではないだろうか。
アルマはふと、目の前の高さにある二つの乳房に気づいた。それは触手様の中で唯一の人間的な部分だった。本体と同じく、ほとんど透明な組織でできているが、その先端付近は溜まった母乳で白く染まっている。そして、よく見れば、勃起した乳首からときどきミルクが飛び出しているのが分かった。
アルマは好奇心に駆られ、我知らず左右の手を伸ばして乳房に触れていた。粘液でぬるぬるしているのを除けば、人間の乳房と同じようにやわらかい。そっと揉んでみると、ピュッと母乳が飛んで、アルマの頬にかかった。
アルマは何かに操られるように、その乳首を唇に含んだ。強く乳房を揉みしだくと、勢いよく母乳が吹き出してくる。ごくごくと喉を鳴らして飲み干していくと、母乳の催淫効果によってアルマの体は急速に熱を帯び始めた。
「触手様…」
乳房から手を離し、熱っぽい呟きを漏らす。
だが、触手様はまだアルマを犯そうとはしなかった。自らの乳房に触手を巻きつけて揉みしだき始める。吹き出した母乳が、シャワーのようにアルマの全身に降り掛けられ、アルマの体は耐え難いほどに淫らな熱を発した。
「はぁ…はぁ…触手様…お願いです…」
アルマは息も絶え絶えになりながら哀願した。それでようやく触手様はアルマの体に触手を絡ませ、いつものように宙に抱え上げた。触手に操られるのももどかしく、アルマははしたなく股を広げた。頭の中に蒸気が立ちこめたように熱い。早く犯されたくてたまらない。ぱっくりと開いた女陰から、たらりと愛液が滴り落ちた。
男根が鎌首をもたげ、股間に狙いを定めた。
「あ…あぁ…」
アルマの顔が淫らな歓喜の色に染まる。
次の瞬間、男根は勢いよく女陰を貫いた。とろとろになっていた割れ目は、ほとんど何の抵抗もなく、男根の侵入を許した。じゅぶるるると音を立てながら男根が膣襞を蹂躙し、子宮口へ突き当たる。
「あっ…あぁあああああっ!」
アルマはそれだけで逝ってしまっていた。
じゅぶっ、じゅぶっ、リズミカルに男根が突き上げてくる。
「あっ…あひっ…はっ…はあっ…あぁああっ」
頭の中が真っ白になり、何も考えられない。絶頂により全身の感覚がおかしくなり、体の中を貫いていく男根の感触だけがいやらしいほどはっきりと分かった。それは熱い快楽の矢となって何度も何度もアルマを貫いた。
いったいどれほどの時間がたったのだろう。一時間? 一日? 一週間? それとも、もう何年もたってしまったのだろうか。口の中に精液を放った男根が、じゅぶりと音を立てて引き抜かれた。アルマは親鳥に餌を与えられた雛のように、そのどろりとした淫猥な液体を飲み干した。飲み干しきれない白濁液が口元から流れ落ちていく。
「あ…ぅ…」
切なげに声を上げると、新たな男根が口の中へ入ってきた。のろのろと舌を動かして、そのぬるぬるした粘液をしゃぶり始める。
そうしている間にも、全身は無数の触手に犯されていた。お腹の中で男根がうねっている。先端を子宮口に擦り付けているのだ。体内を掻き回されるような異様な感覚は、快感となってアルマの全身を痺れさせた。
アルマは幸福だった。あたたかで優しい触手に絡め取られ、何も考えずにただ快感だけを感じていればいいのだ。
ここは天国だろうか? それとも夢の中だろうか? 一晩の間に、一生犯され続けた夢を見ることになるのだろうか?
だが、夢には終わりが来るものだ。アルマは何かの予感を感じて、どれだけ涙を流したか知れない瞳を、重そうに開いた。
人が立っていた。アルマやローレリカが着ている、裾の短い見習い服ではない、ちゃんとした巫女服を着た美しい女性だった。霧がかかったようなアルマの意識は、それがこの神殿の正式な巫女であるアルルネアだということを思い出すまでに、しばらくかかった。
「触手様、いったい何をなされているのですか!」
アルルネアの口から、明白な叱責の言葉が飛んだ。
絡み付かれた無数の触手を通じて、アルマは触手様がその言葉に激しく動揺したのを感じた。全身を犯していた触手の動きがピタリと止まった。アルマの体もまたその声に反応した。きゅっと膣がすぼまり、体内に注入されていた精液が、じゅぶりという淫らな音とともに、女陰から噴き出した。
「あ…ぁ…あぁ…ひ…」
アルマはアルルネアの前で最後の絶頂を迎えた。アルルネアがなおも触手様を叱責しているが、その声はもう聞こえない。ただ、めくるめく快感の中で、自分へ決して巫女様にはなれないだろうということを知った。自分は奴隷に過ぎないのだ。
次に意識を取り戻したとき、アルマは馬車に揺られていた。誰かの肩に頭を預けている。目を開けなくても匂いで分かった。自分の主人の匂いを忘れるものではない。「奥様…」
アルマが目を開けると、エトランシーヌが微笑みを返した。
「アルマさん、起きたのね」
「はい」
「あなたを迎えに来たの」
「でも、確か明日じゃありませんでしたか?」
「ふふ」エトランシーヌは意味ありげな笑みを浮かべた。「あなた、丸一日以上、触手様のお相手をしていたのよ。だから、今日で合っているの」
アルマは陵辱の記憶を思い出して、顔を真っ赤に染めた。あれは夢でも何でもなかったのだ。
「いろいろと大変だったみたいね。ローレリカさんから聞いたわ」
さらに追い討ちをかけられる。触手様だけではなく、ローレリカにされた諸々の陵辱の記憶が蘇り、アルマは穴があったら入りたいような気分に駆られた。無意識のうちに体を縮め、太股もピタリと閉じる。あそこがじわりと濡れてきたのが分かった。
「でも」と主人は続けた。「たくさん子種をいただけて、よかったわね」
それを聞いて、アルマはようやく当初の目的を思い出した。神殿の手伝いをする代わりに、触手様に子種をいただく約束だったのだ。確かに約束は守られた。どころか、溢れるほどの子種をもらったではないか。
誇らしげな気分が沸き起こり、アルマは元気よくうなずいた。
「はい、奥様!」