奴隷少女は触手がお好き(55)








淫らな館(5)罰



それは一見普通の晩餐の光景だった。大きなテーブルに、シルルヴィーアただ一人が席に着き、メイドたちが給仕している。アルマもその一人だった。

普通ではないのは、部屋の一角に舞台がしつらえられ、そこで淫らなショーが行われているということだった。

目隠しをされた一人の少女が、後ろ手を縛られ、膝立ちになった姿で犯されているのだった。少女は全裸だった。一人のメイドが少女の秘所に触手の形をした柔軟性のある長い張形を挿入し、もう一人のメイドが背後から形のいい胸を揉みしだいている。

シルルヴィーアは食事を口に運びながら、時折ショーを見つめていた。一見無表情だが、潤んだ瞳と火照った頬が、彼女の興奮を表していた。

やがて彼女は足元にうずくまっている「犬」と呼ばれている半裸の少女の首紐を軽く引いた。「犬」はそれだけで自分の役割を理解したのか、テーブルの下に潜り込み、主人のスカートの中へ頭を突っ込んだ。

何が行われているのかは明白だった。シルルヴィーアの表情が快感に歪み、唇から小さな声が漏れ始めた。

愛撫に耐えながら、彼女はかたわらのメイドにスプーンを手渡した。すると、そのメイドはそれでスープをすくい、主人の口元に運び始めたのだった。

そうやってシルルヴィーアは愛撫を受けながら、食事を続けた。それはエロティックな光景だった。まるで口の中に食事を挿入することで、性交を行っているかのようにも見えた。スープを飲み込むたびに、少女の口からは切なげな喘ぎが漏れた。

それらのすべてを、アルマは驚きと興奮を覚えながら、落ち着きのない様子で見ていた。

見ているだけで体が熱くなる。目を閉じても無駄だった。犯されて今にも逝きそうになっている少女の、ひっきりなしの喘ぎ声が追いかけてくる。割れ目から溢れた生温かいものが、腿を伝って流れ落ちていくのを感じて、アルマは居ても立ってもいられなくなった。

「アルマさん、空いた食器を下げましょう」

フェルンルンナにいわれ、アルマは慌てて「はい」とうなずいた。股間がヌルヌルするのを我慢してテーブルに近づく。

「失礼します」

一礼して皿を手に取った瞬間、犯されていた少女が絶頂の叫び声を上げた。アルマの体は反射的にびくりと震えた。その拍子に皿がアルマの手を離れ、床に激突して派手な破壊音を響かせた。

アルマはしばらくの間呆然と立ち尽くしていた。皿が割れる音とともに、軽く逝ってしまったのだ。



翌朝、アルマはメイド長に呼ばれ、「罰」を命じられた。

廊下の端に彫像を飾るための場所があるが、そこには彫像は置かれておらず、変わりに「罰」のための椅子がひとつ置かれている。アルマはその椅子に座らされ、拘束された。背もたれの後ろで両手を縛られ、両足を左右それぞれの椅子の脚にくくりつけられたのだ。

そうした上でメイド長はアルマのメイド服の胸をはだけさせ、スカートを捲り上げて股間がよく見えるようにした。

「いいこと、何をされても逆らってはだめよ」

そういい残してメイド長は去っていった。

入れ替わるようにしてフェルンルンナがやってきて心配そうな顔で言った。

「アルマさん、がんばってね。大丈夫よ、みんな、そんなひどいことはしないから」

彼女が去った後、しばらくの間は誰もやっては来なかった。

一人きりだったが、アルマは恥ずかしさでどうにかなりそうだった。この場所は、廊下の向こうからもよく見えるのだ。溢れ出した愛液で、椅子が濡れ始めているのが分かった。

やがて誰かが向こう側の角を曲がって現れた。隣室のエミミアーナとユーナリーナだった。

アルマは震えながら二人が近づいてくるのを待っていた。二人ともすぐにアルマの存在に気づいて「あら」という顔をするのが分かった。近くまでやってくるとエミミアーナは立ち止まってアルマを見下ろした。

「さしずめ、昨日お皿を割っちゃったことへのお仕置きといったところかしら」

「は、はい」

アルマはびくびくしながら答えた。

「エミ、かわいそうよ、行きましょう」

ユーナリーナがうながしたが、エミミアーナはいたずらっぽく笑って言い返した。

「罰なら仕方ないでしょう。それにあなただって経験があるでしょう? 放っておかれるよりも、ちゃんとしてもらった方がいいもの。それに、私、この子にはちょっと興味があるの」

エミミアーナはアルマの背後に回りこむと、両手を回してアルマの乳房に触れた。

「あっ」

すでに固くなっていた乳首が、びりびりと痺れたような快感を発した。

「んっ…ぅ…」

必死で声が出そうになるのを我慢する。

エミミアーナはやさしく乳房を撫で回しながらいった。

「ほら、思ったとおり、とっても気持ちいいわよ。触っただけでゾクゾクしちゃう」

「仕方ないわね」

ユーナリーナはアルマの前にひざまずくと、太腿に両手を這わせた。

「…あら、本当だわ」

「でしょう?」

「ふふ、それにこの子、もうこんなに濡らしているのね。分かったわ、ちゃんと逝かせてあげる」

二人の会話を耳にして、アルマはいやいやと首を振った。だが、愛撫の手は止まらなかった。ユーナリーナがすでに濡れそぼっているアルマの秘所に、そっと指を差し入れてくる。くちゅくちゅという水音が響き始めた。

「うっ…うぅ…んっ…くぅ…」

アルマは必死に愛撫に耐えた。時折、びくびくと体が震える。

「私にも入れさせて」

背後からエミミアーナが身を乗り出し、アルマの股間に手を伸ばした。

「あっ、やあっ!」

アルマは思わず声を上げた。二人の指先が、絡み合いながらアルマの中をまさぐっている。

「すごい締め付けね」

「エミ、やさしくしてあげて」

「分かっているわよ。でも、この子を見てるとなんだか虐めたくなっちゃう」

二人がかりの愛撫に、アルマは逃げ場と求めて体を捩じらせた。だが、二人の指先はアルマの中で蠢き続けている。堪えきれない快感に、アルマの瞳からはぽろぽろと涙が溢れ出した。

「うっ…やっ…あくっ…ぅ…ぁ…うぅ…」

しばらくすると、ユーナリーナがいった。

「そろそろ逝かせてあげましょう」

「分かったわ」

不意にクリトリスに誰かの指先が触れ、アルマの体は電撃を受けたように跳ね上がった。

「あっ、あぁあああ! あっ! あぁあっ!」

アルマの悲鳴のような声にもかかわらず、指先は容赦なく敏感な肉芽をまさぐり、責め立てた。びりびりと背筋に痛みとも快感ともつかないものが流れ、視界が明滅した。頭が真っ白になり、今にも意識が途切れそうになる。アルマはよがり声が廊下全体に響き渡っていることも忘れて、激しく身悶えした。

愛撫から開放されると、アルマはぐったりと首を落とした。ハァハァと苦しそうな息遣いが漏れ、涙と唾液が入り混じったものが、大きく開かれた股の間にポタポタと落ちていく。

「逝ったみたいね」

「今度は私たちの番」

「ええ、でも続きは部屋に戻ってからよ」

「はぁい」

二人の足音が去っていくと、再びアルマは一人で取り残された。



次にやってきたのは、昨日の晩餐で犯されていた少女だった。彼女は初めからアルマを嬲るつもりだったらしく、やってくるとメイド服のポケットから、昨晩彼女自身が犯されていた、触手型の張形を取り出した。

彼女は興奮し、顔を真っ赤に上気させながら、張形の細い先端を、アルマの割れ目に挿入していった。

男根型に比べて長さがあり、触手に似せてやわらかく作られているそれを挿入するために、少女は小刻みにピストン運動を繰り返した。

「ぅ…うぅ…ぁ…はぁ…ぁ…」

触手の先端は徐々に奥へと入り込んでくる。アルマは朦朧とした頭で、必死に耐えていたが、触手の先端が子宮口へ入り込んでくると、背筋を弓形に仰け反らせた。

「あっ…ひっ…ぁ…あぁあ…ぁ…」

少女はかまわずに張形を操って、先端を子宮へと押し込んだ。触手に犯されるときに感じるのと同じ、子宮の中に異物が入り込む感覚が襲い、背筋を伝って異様な感覚が這い登った。やわらかな張形の先端が、子宮の中で柔軟にくねり、とぐろを巻いてたまっていく。得体の知れないものが体内に居座っているという感覚は、アルマを恍惚とした恐れと快楽の狭間にいざなった。

女陰を捏ね回すようにして、少女が張形を波打たせ始めると、その動きは淫らなうねりとなって、アルマの膣から子宮へと直接に伝わっていった。体内を掻き回されるような、眩暈にも似た快感がアルマを襲った。

「あ…あぁ…ぐ…ぅ…」

声にならない喘ぎとともに、アルマの体は絶頂の痙攣に震えた。まるで失禁したかのように愛液が止め処もなく溢れ出し、アルマの意識は途切れた。



その後もメイドたちが一人で、あるいは二人、三人で通りかかり、アルマの体を弄び、慰み物にした。その間、アルマの意識は、恥ずかしさと、そして快楽のために、ずっと朦朧としていた。

「あら、この子、こんなに濡らしているわ。私たちも可愛がってあげましょう」

そんな声とともに、アルマの体は何人ものメイドたちによってまさぐられるのだった。

いつしか日は傾き、窓からはオレンジ色の夕日が差し込んで、古い廊下に不気味な陰影を作り出していた。

アルマは磨耗しきった様子で、そんな陰鬱な風景の一部と化していた。メイド服はほとんど原型を見分けられないほどに汚れ、もはや衣服というよりも、少女の肉体のいやらしさを、よりいっそう掻き立てるための小道具となって、アルマにまとわりついていた。そして、その体は涙や唾液や愛液といった淫らな液体によって汚され、古びた人形のように打ち捨てられた雰囲気を漂わせていた。

アルマの瞳は空ろだった。唇から流れ落ちている唾液は、アルマ一人のものではなかった。勃起した乳首は誰かの唾液でてらてらと光り、そのまわりには赤く歯形が残っていた。

ときおり、アルマの体はかすかに痙攣した。かすかな吐息が漏れ、開かれた位置で固定された股の間で、女陰が蠢いては割れ目から温かな液体を溢れ出させるのだ。椅子の上は愛液で濡れ、端からぽたりと落ちた淫らな水滴が、磨き上げられた床に染みを作っていった。

アルマのぼんやりとした視界に、白い影が写り、かすかな足音が静寂の中に響いた。アルマの外見は何の反応も見せなかったが、その視線は近づいてくるものにひきつけられた。輪郭が次第にはっきりとし、出し抜けにアルマの胸に激しい鼓動が蘇った。

オレンジ色の光の中に、純白のドレスを身にまとった天使が舞い降りたのだ。天使が脚を運ぶたびに、銀色の髪がゆらゆらと揺らめく。レースに包まれた華奢な太腿の上で、短いドレスの裾がひらひらと踊っている。紫色の瞳は何の表情も浮かべてはいないが、アルマをまっすぐ見つめていた。

もうアルマは完全な覚醒状態にあったが、蛇に睨まれた蛙のように、身動きすることができなかった。羞恥と恐怖がアルマを金縛りにしていた。自分は、美しく高貴な少女の前に転がされた、卑しい汚れたメイドに過ぎないのだ。そして何よりも、この少女は人間を犯すために生まれてきた存在であり、今のアルマは犯されるためのあらゆる条件を備えていた。

「気持ちよさそうね」

鈴の鳴るようなシルルヴィーアの声を聞いて、アルマの体はびくんと震えた。少女の声には、感情がこもっていた。まるでアルマをうらやましがるように。

アルマは顔を上げ、主人を見返した。

シルルヴィーアはアルマの頬にそっと触れ、それから無防備なアルマの秘所を手でまさぐった。

「んっ…」

アルマはこの場で陵辱されることを覚悟したが、シルルヴィーアの指先は、ちょっとの間、割れ目の中を掻き回しただけで、すぐに引き抜かれた。

目を開けると、シルルヴィーアはアルマの愛液に汚れた指先を、幼い唇に含み、静かにねぶっていた。その姿はアルマに得体の知れない快感を感じさせた。背筋がゾクゾクし、割れ目から愛液が溢れ出した。乳首が痺れて、今にも母乳が噴き出しそうだった。

シルルヴィーアは指をしゃぶり終えると、アルマに顔を近づけ、唇を押し付けた。

少女の唇はどことなくミルクの香りがした。だが、次の瞬間、軟体動物のように蠢く舌が、アルマの口内に入り込んできた。

アルマは恍惚として、唇を少女に犯されるがままになっていた。触手特有のかすかな甘い匂いが次第に強くなり、徐々に五感を狂わせていく。

びくっ、びくっ、アルマの体が絶頂に震えた。キスをされているだけなのに、悲しいほどに感じてしまう。涙が溢れて止まらなかった。

やがてシルルヴィーアは何事もなかったように立ち去っていったが、唇の淫らな感触はいつまでも消えなかった。

暗くなるとメイド長がやってきて「罰は終わりです」といい、アルマは開放された。


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