私のお嬢様(8)二人の夜
休みの間、アルマはフェルンルンナと出かけたり、彼女の友人たちと遊んだりして過ごした。そうしている間のアルマは、奴隷ではなく、ただの少女に過ぎなかった。休暇の最後の日の夜のことだった。
アルマはフェルンルンナと一緒に、夕食の後片付けを手伝っていた。玄関で声がして、フェルンルンナの母親のフェルアンナが出て行った。それから彼女の慌てたような声が聞こえた。
「ルンナ、アルマさん、領主様よ!」
アルマはフェルンルンナと顔を見合わせ、それからはしたない足音を立てながら玄関へ急いだ。
確かにそこにはシルルヴィーアがいた。フードをかぶり、顔を半ば隠してはいるが、その特徴的な紫色の瞳は隠しようがなかった。彼女の傍らには、メイド姿のユーナリーナが影のように付き添っていた。
シルルヴィーアがフードを取ると、銀色の髪があらわれ、ランプの明かりにきらめいた。
「うわっ、本物のシルル様だ」
フェルンルンナとフェルアンナがひざまずいている傍らで、アルマは突っ立ったまま馬鹿みたいに口を開けた。この妖精のような少女が現れる場所として、庶民の家ほど不似合いな場所はなかった。白昼、幽霊でも見たような気分だった。
シルルヴィーアはアルマの姿を認めると、無表情な視線を向けて一言いった。
「元気そうね、アルマさん」
それから彼女はフェルンルンナに向かっていった。
「ルンナさん、一晩家を貸してください。アルマさんと話がしたいの」
フェルンルンナ親子はあわただしく荷物をまとめて出て行き、ユーナリーナも「明日の朝、迎えに来ます」と言い残して屋敷へ帰っていった。三十分後には、アルマは人気のなくなった家の中で、シルルヴィーアと二人きりになっていた。「狭いのね」
シルルヴィーアは家の中を見回して物珍しげにつぶやいた。
フェルンルンナの部屋に案内すると、彼女は外套を脱ぎ捨てて、可憐なドレス姿になった。膝上でレースのフリルの裾が揺れている。剥き出しになった肩に、頼りない肩紐がかかり、ブラジャーもつけていないふくらみかけの乳房から、ドレスがずり落ちるのを防いでいた。
「シルル様、今日はどうしたんですか?」
アルマがたずねると、シルルヴィーアはじっとアルマを見つめた。アルマの顔が火照り始めたころになって、彼女はようやく言った。
「あなたの様子を見に」
「え…」
アルマがその言葉の意味を考えるまもなく、シルルヴィーアは少し背伸びして、アルマに口付けしていた。アルマの頭は一瞬真っ白になった。少女の愛らしい唇の感触。ひさしぶりのキスは、ひどく甘い味がした。
それから小さな舌がアルマの唇をつつき、アルマも唇を開いて舌を伸ばした。二人の少女の舌が絡み合って、くちゅくちゅと音を立てる。
ようやく唇が離れ、アルマは潤んだ瞳でシルルヴィーアを見つめた。相手もまた、潤んだ瞳でアルマを見つめ返していた。その瞳には、紛れもない欲情の色があった。
シルルヴィーアをベッドの端に座らせると、アルマもその隣に腰掛けた。再び軽いキス。それからアルマはシルルヴィーアの肩に手を触れ、肩紐を二の腕の方へずらした。ドレスの胸元がずり落ちて、ふくらみかけの乳房があらわになった。
「んっ…」
乳房をそっと撫で回すと、シルルヴィーアは切なげな吐息を吐いた。その唇を、自分の唇でふさぎながら、乳房をまさぐる。震えている肩を、もう一方の手で強く抱きしめた。
手のひらに、固くなった乳首が当たり始めた。その先端を擦るようにして撫で回し、それから乳房全体を手のひらに収めて、ゆっくりと揉みしだいた。
「ん…んんっ…ぅ…」
舌を絡ませたまま、シルルヴィーアがくぐもった喘ぎ声を上げる。
アルマは乳房から手を離すと、その手でドレスの裾を腰まで捲り上げた。何かおかしい。
「えっ」
アルマは驚いて唇を離した。シルルヴィーアの腰に目をやると、下着を着けていない少女の秘所があらわになっていた。
「シルル様、パンツ…」
アルマが改めて主人の顔に視線を移すと、相手は羞恥に頬を染め、哀願するような上目遣いでアルマを見つめていた。
「私、淫らでいやらしいでしょう?」
アルマは胸が高鳴るのを感じた。この高貴な少女は、下着もつけていない破廉恥な姿で、街の中を通り抜けてここまでやってきたのだ。アルマはこくりとうなずいた。
「はい、シルル様はとても淫らでいやらしいです」
アルマは少女の股間に手を差し入れた。
「あっ」
シルルヴィーアは反射的に太股を閉じたが、アルマの手を拒むことはできなかった。なぜなら、彼女の股間は溢れ出した愛液でぬるぬるになっていたからだ。アルマの手は愛液にまみれながら、にゅるりと股間へ入り込んだ。いやらしく突き出された指先が、ちゅぷりと音を立ててシルルヴィーアの中へと入っていく。
「あっ…アルマさんっ…」
シルルヴィーアはアルマの服にしがみついてきた。アルマは湧き上がってきた愛おしさに突き動かされて、再び唇を重ねた。挿入した指先をいやらしく動かして、熱くとろけそうな膣の中を掻き回す。
「うっ…うぅ…んっ…んんっ!」
アルマの指先の動きに反応して、少女の体がびくびくと震えた。少女の反応は次第に激しくなり、アルマの腕の中で悶え始めた。相手の絶頂が近いことを感じて、アルマは唇を離した。
「あっ、はっ、ああっ…うくっ…あっ、ああっ、あっ、あぁああああっ!」
少女の絶頂の声が、部屋の中に響き渡った。
アルマは彼女の体をしっかりと抱きしめた。絶頂のさなかにある少女の顔は、これ以上なく淫らで、そして痛々しいほどに無垢だった。涙に濡れ、焦点の定まらないうつろな瞳が、アルマを見つめ返していた。半開きの口元からは、アルマと彼女の唾液が入り混じったものが溢れ、のど元まで流れ落ちていた。
アルマは抵抗できない人形のようになった少女の体から、ドレスを取り除き、ベッドに横たえた。それから自分も裸になり、その上に覆いかぶさった。
ゆっくりと上下している胸に舌を這わせる。ふくらみかけた乳房の弾力を、舌いっぱいに感じ取る。勃起した乳首を舐め回すと、シルルヴィーアが小さく喘ぎ始めた。
長い時間をかけて少女の体を舐め回していった。入浴係のときのように、全身を舌で清めるのだ。ただ、いつものように六人がかりではなく、今日はアルマただ一人だった。この少女のすべて、体のすみずみまでもが、アルマ一人のものなのだ。
股間は特に念入りに舐め回した。ピンク色のきれいな襞に沿って舌を這わせていき、勃起したクリトリスに口付けした。割れ目には舌を挿入して飽きるまで愛液を啜ったが、シルルヴィーアの愛液は止め処もなく溢れ続けていた。
最後は少女の華奢な足を恭しく手に取り、その指を一本一本丹念にしゃぶっていった。そうしているうちに我慢できなくなり、しゃぶりながら自らの股間をまさぐった。少女の足の指を口に含んだまま逝った。
いつの間にかランプが消えていた。暗がりの中で影が動いた。シルルヴィーアが上半身を起こしたのだ。そして自分の足を咥えたままのアルマの頭をそっと撫でた。絶頂が過ぎ去ると、アルマも体を起こした。
「シルル様、触手にならないんですか?」
シルルヴィーアの瞳が、星明りを浴びて無機質に輝いていた。
「犯してほしいの?」
アルマは一瞬躊躇したが、結局は素直にうなずいた。
「…はい」
「じゃあ、もっと激しくして」
「はい、がんばります!」
アルマはこぶしを握り締め、意気込んで言った。
フェルンルンナの引き出しを漁って、何度か自分自身が犯された事のある双頭の張形を取り出した。ベッドに戻って、淫具を装着すると、シルルヴィーアはアルマにお尻を向けて四つん這いになった。肩越しにアルマを振り返る。その瞳は、早く犯して欲しいと、淫らに哀願していた。
アルマはシルルヴィーアの腰を両手で掴むと、股間から突き出した張形を、押し込んだ。愛液を滴らせた少女の割れ目は、じゅぶりと音を立てて、スムーズに作り物の男根を飲み込んでいった。少女の背中がびくりと震えた。
「あっ…んっ…んんっ…う…ぅ…はっ…はあっ…うぐ…ぅ…」
アルマが腰を前後に動かし始めると、シルルヴィーアはベッドにうつむいて、小さな声を漏らし始めた。
次第にアルマの胸にはどす黒い欲望が湧き上がってきた。もっとこの少女を滅茶苦茶にしたい。もっと激しくよがり声を上げさせ、淫らに悶える様を見たい。高貴で可憐で美しいこの少女が、肉奴隷のように無残に犯しつくされる姿を見たい。
アルマの動きは次第に速く、そして強くなっていった。それにつれてシルルヴィーアの声も大きく、そして切羽詰ったものになっていった。
「あっ…はあっ…あっ…あっ…あぁあっ…ひっ…くっ…あああっ!」
少女の背中がしなやかに反り返り、いやらしく突き上げられた腰に、アルマは飽きることなく男根を突き入れた。ひと突きごとに男根は少女の奥まで貫き、少女の体はがくがくと揺れた。
溢れ出したシルルヴィーアの愛液が、二人の腰がぶつかり合うたびに飛び散ってアルマの顔を汚した。反対側の男根がうずめられたアルマの割れ目からも、愛液は絶えることなく湧き出し、張形の固定具の隙間から流れ出して太股の内側を流れ落ちていった。
シルルヴィーアが犯される姿が、差し込み始めた月明かりの中に青白く浮かび上がった。悲痛なよがり声を上げながら、悶え、蠢いている少女の肢体は、あまりにも淫らで、そして美しかった。アルマの背筋にぞくぞくする快感が走り抜けた。アルマは激しい嗜虐心に突き動かされて、少女を滅茶苦茶に貫いた。
「あっ! あっ! ああっ! ひっ! やっ! ああっ! あっ! あぁああっ! ああああああっ!!!」
絶叫とともに少女の全身が痙攣し、絶頂を迎えたことを示した。アルマは男根をこれ以上ないほど深く突き入れたまま、しっかりと少女の腰を自分の腰に引き寄せた。シルルヴィーアの性器の淫らな蠢きが、張形を伝って、直接アルマの性器に伝わってきた。
やがてシルルヴィーアはがっくりとベッドに突っ伏した。アルマもそれにつられるようにして前へ倒れ込み、慌てて両手をベッドについて、何とか体を支えた。その動きに伴って、男根が少女の性器からずぼりと抜けた。
二人の少女の荒い息遣いだけが聞こえていた。シルルヴィーアはうつぶせに突っ伏したまま、犯された少女にふさわしい横顔を見せていた。瞳からは涙が流れ落ち、口元から溢れた唾液がシーツを濡らしていた。
アルマはそのシルルヴィーアの上に覆いかぶさるようにして、かろうじて四つん這いの姿勢を保っていた。もっと犯し続けたかったが、背筋が痺れるような快感と、疲労のために、体が動かなかった。半開きの口元から垂れた涎が、シルルヴィーアの頬に糸を引いて落ちていった。
やがてシルルヴィーアが身じろぎし、体を仰向けにしてアルマを下からまっすぐ見上げた。その瞳に見つめられた瞬間、アルマの全身がびくりと震え、蛇ににらまれた蛙のように身動きできなくなった。
シルルヴィーアの股間から生えた触手が、アルマの太股に巻きつき、ゆっくりと這い上がり始めた。
「アルマさん…キスして…」
シルルヴィーアがか細い声で言うと、アルマは操り人形のようなぎこちなさで、少女の体にのしかかり、唇を重ねた。
シルルヴィーアのほっそりした腕が、アルマの首筋に回された。互いの肢体が密着し、舌と舌が絡み合った。愛し合う恋人同士のような情熱的な口付けだった。
だが、その間にも、シルルヴィーアの触手はアルマの体の曲線に沿って、火照った肌を這い上がってきた。二人の少女の密着した肌と肌の間にも、触手は粘液を分泌しながらやすやすと侵入してきた。脇腹をくすぐりながら背中へ回り込んだ触手が、ぐるりと体を一周し、脇の下を潜り抜けて乳房に巻きついた。
「んっ…んんっ…」
アルマは全身を触手にまさぐられる快感に身じろぎしたが、唇を離すことはできなかった。シルルヴィーアの腕が、彼女をしっかりと抱きしめていた。
二人の間に挟まれ、押し潰された乳房が、触手に揉まれていやらしく変形した。粘液のぬるぬるした感じが広がり、密着している肌と肌に新たな快感を生み出していく。固くなった乳首を触手の先端が弾くと、花火のように突発的な快感が走り抜け、アルマの体はびくびくと震えた。
股間をまさぐっていた触手が、クリトリスを探り当て、その腹で擦り始めた。アルマはたまらずに背筋を仰け反らせて声を上げた。
「あっ! あぁああっ!」
勃起した肉芽が、びりびりと電流を流し込まれたような快感を生み出している。
「あひっ…あっ…ああっ…ひぐっ…やっ…らめぇっ!」
アルマの体は痙攣し、何度も跳ね上がった。涙が溢れ出し、唾液がぽたぽたと零れ落ちてシルルヴィーアの顔を汚した。女陰が淫らに口を開け、だらだらと愛液を垂らした。
やがて、アルマは無意識のうちに腰を突き上げ、触手の動きに合わせて、淫らに蠢かし始めた。
「アルマさん…気持ちよさそう…」
シルルヴィーアがうっとりとつぶやき、次の瞬間、アルマの割れ目に、シルルヴィーアの生殖茎が勢いよく突き入れられた。
じゅぶっ、じゅぶぶぶぶっ。押し潰された花びらは、その表面の微細触手を蠢かせながら、強引にアルマを貫いた。
「ひっ…!」
頭の中が真っ白になり、アルマの肢体は絶頂に震えた。前触れもなく圧倒的な力で蹂躙された膣が、体の中で激しく悶えている。
「あ…あぁ…アルマさん…」
シルルヴィーアが切なげに喘いだかと思うと、生殖茎がアルマの中に大量の愛液を吐き出していた。熱いものがアルマの体内を満たした。子宮が一杯になり、下腹部がふくれ上がった。だが次の瞬間、愛液は生殖茎を突き入れられたままの割れ目から、勢いよく吹き出して、みるみるシーツを濡らしていった。
「あ…ぁ…ハァ…ハァ…うっ…んっ…あぁ…ぁ…」
愛液が流れ出すにつれて、アルマはぐったりとシルルヴィーアの上に沈みこんだ。まだ視界は白黒に明滅し、いまだ続いている絶頂が、ときおり肢体を痙攣させた。密着したシルルヴィーアの頬が、少しひんやりとして気持ちよかった。
「アルマさん…」
シルルヴィーアが粘液にまみれた手で、やさしくアルマの背中を撫で回した。
「シルル…さま…」
「じっとしていて…」
アルマの中でシルルヴィーアの性器がゆっくりと動いていた。アルマは言われたままに目を閉じ、ぐったりとして、されるがままになっていた。犯されている膣だけが、活発に蠢いて、自らを犯しているシルルヴィーアの分身を強く抱きしめていた。
シルルヴィーアは何度かアルマの中に愛液を溢れさせ、アルマの肢体はその度に快感に震えた。こんな時間がいつまでも続けばいいと願いながら、アルマは眠りに落ちていった。
朝の気配でアルマは目を覚ました。うっすらと瞳を開けると、アルマと同じように、ベッドに横たわったまま、眠そうな瞳でこちらを見つめているシルルヴィーアの姿が見えた。二人の少女は、そのままお互いを見つめ合っていた。やがて、シルルヴィーアが体を起こした。肩にかかっていた毛布がずり落ちて、未成熟な裸体が朝の光の中にあらわになった。彼女はベッドから出ると、裸のまま窓の前に立って外を眺めた。
アルマはベッドに入ったまま、シルルヴィーアの後姿に見とれていた。長い銀の髪が朝日を反射して、美しく輝いていた。その下には小さな可愛らしいお尻が剥き出しになっていて、その下に伸びている華奢な太股とともに、蠱惑的な曲線を描いていた。
やがてアルマが眠い目を擦りながら起き上がると、シルルヴィーアがくるりと振り向いて、唐突にたずねた。
「アルマさん、エルランシア様に会いたい?」
「え?」
アルマは突然のことに驚いたが、まだ何も考えられないでいるうちに、体の方が勝手に答えていた。
「は、はい! 会いたいです!」
それからアルマは自分の言ったことに気づき、慌てて付け加えた。
「…ご、ごめんなさい」
「どうして謝るの?」
「今のご主人様はシルル様なのに…」
シルルヴィーアはアルマの隣に腰掛けると、頬にそっと手を這わせた。
「いいのよ。私も、いい主人とはいえないから」
「シルル様…」
「あなたをエルランシア様に合わせてあげる」
「えっ?」
「あなたを都へ連れて行ってあげる」
「本当ですか!?」
アルマは思わず、主人の細い肩を掴んでいた。今にも押し倒しそうな勢いだった。シルルヴィーアは奴隷の無礼など気にした様子もなく、無表情にアルマを見つめ返していった。
「あなたを本当のご主人様に返すことにしたの」