YURUのドレスデン奮闘記
(15:03.01.05〜09.01.05)


03.01.05(Montag)
今日は、仕事始めである。7時過ぎに起きて、朝飯食って、9時前に出社した。予想通り、多数のメールが届いており、処理しなきゃなぁ...なんて思いながら、まずは、日記の更新からスタート。体裁を整え始めて、ほどなくすると、コーヒーブレイクの時間になった。今日のブレイクは、長かった。1時間くらい、おしゃべりしていたような気がする。まぁ、俺は、まだ、オブザーバだけど...自室に戻ると、何故か、インターネットがつながらない。どうも、サーバの不具合らしく、同僚のオラフも、つながらないと言っていた。仕方ないので、先月の出張の書類を整理した(まだ、送ってない...)。昼前になり、バスに乗って、大学の本屋へ。それから、昼食のパンを買って、IFBへ戻った。

午後は、インターネットも復活したので、ひたすら、メールを打ちまくった。しかし、5時半までかかっても、全部のメールを処理できず、残りは明日ということにして、退社した。今日の、夕食は、スーパーで買った、冷凍のGemuese(野菜)のバター炒めに、Reisをぶちこんで、チャーハンを作ってみた。少し、塩加減が足りなかったものの、結構いける味。しかも、大盛りで、70セントと格安である。また、たまに作ってみよう。あと、今度は、番外編で、激安料理教室でもやってみるか。でも、これやっちゃったら、毎日、何食べてるか、バレちゃうな(笑)。
(終わり)


04.01.05(Dienstag)
俺の記憶が確かならば、今日を以って、ドイツへ来てから、通算100日目となる...何か、これを書いていたら、2002年夏の、北北海道での徒歩旅行のことを思い出した。その年の7月、俺は、旭川〜宗谷岬間約300kmを、徒歩で旅行したのであるが、その途中、国道41号線の距離標識「旭川から100km」の写真を撮り、その場で、東京のKollegeにメールを送った記憶がある。その旅、旭川駅を出発したときは、本当に歩き切ることができるか、とても不安だったが、いざ、旅を終えてみると、あっという間に感じたように思う。おそらく、今年9月に、この留学を終えた時も、同じような思いを経験するのであろう。だから、今は、毎日を大切に、一歩一歩着実に、ゴールへ向かって、歩こうと思うのである。

今日の一限は、電気工学基礎の授業。昨年12月17日以降の、久々の授業である。本日のお題は、やっと出てきました、キルヒホッフの法則と節点方程式。ドイツでも、やはり、これは勉強するのね。日本の授業とは、若干式の運びが違うのだが、やっていることは、基本的に同じ。各枝の電圧、閉回路の電圧降下、節点へ流れ込む電流の総和...お決まりのパターンだけど、ドイツ語の授業で聞くと、何だか、新鮮である。授業の後は、バスに乗って、IFBへ向かった。

IFBに着くと、すぐにコーヒーブレイク、コーヒーを一杯飲んで、今日は終日、メール処理に明け暮れた。これで、年賀の挨拶もほぼ終了し、明日からは、交流回路の計算に戻れそうだ。今日は、早めの4時過ぎに退社して、Deutsche Postを探して、中心街へ出かけた。途中、ROSSMANN(マツキヨみたいな店)が、閉店セールで、全商品25%OFFだったので、よく使うボディーシャンプーを買い溜めした。これで、半年くらいは大丈夫かな。あと、洗顔も欲しいなぁ、なんて思いながら、それっぽいGELを持って、店員に聞いてみたのだが、それは、体用よと言われた。親切な店員さんで、いくつか洗顔フォームを紹介してくれたが、どれも高かったので、やめることにした。その後、結局、中心街には、Deutsche Postを見つけられず、トラムに乗って、一度寮へ戻り、夕食の買いものへ出かけた。

Dredesnの夕焼け

今、カプチーノ(ビールではない)を飲みながら、日記を書いている。この、YURUのドレスデン奮闘記も、よくここまで、続いたものだ。我ながら、感心である。こうなったら、もう、最後まで、書き通すしかないでしょう。とか言ってると、明日なんかに、飲み会があったりするんだよな...
(終わり)


05.01.05(Mittwoch)
今日は水曜、ビールの日。というわけで、スーパーの安ビールにて、晩酌中である。

今朝は、ゆっくり7時半に起床。カプチーノを飲みながら、ゆっくりと朝食を取った。その後、準備をして、講義に出席するため、大学へ行った。電気機械の授業では、相変わらず、磁気回路の計算が続いている。日本で、電気機械(機器)の授業というと、変圧器に始まり、誘導機、直流機、同期機なんて順番で、いろいろ紹介するのだが、ここでは、何故か、磁気回路の細かい計算にこだわって、そればかりやっている。少し、的外れな気もするのだが...もしかしたら、別名の授業で、そういうのがあるのだろうか?授業の後は、途中でパンを買ってから、IFBへ向かった。到着したのは、昼前である。

メール処理をして、ネットニュースを見ながら、昼食を取った。また、午後は、先日来滞っていた、PSpiceによるAutotransformer解析を再開した。今日は、マーティンにいろいろ教わりながら、無負荷における、電流ー電圧特性の計測。しかしながら、無負荷状態では、回路のインダクタンス分が非常に大きくなる関係で、時定数が非常に大きくなり、回路が定常状態に至るまで、かなり長い時間を要するようだ。まぁ、その辺は、シミュレータの解析時間を長く取れば良いのだが...マーティンと、結果をにらめっこしたら、まぁまぁまぁ、それらしい結果が出たので、良かった。明日は、短絡試験の場合を計測してみよう。今日は、帰りに、Deutsche Postに寄って、日本のKollegeに、先日の学会の書類やら、年賀状やらを郵送した。

今日の夕食は、Kartoffelnmues, Brateier mit Schinken, Gurken und Broetchen(マッシュポテト、ハムエッグ、きゅうりとパン)であった。結構腹がふくれた。
(終わり)


06.01.05(Sonnerstag)
今日は、7時過ぎに起床した。サンドウィッチを食べ、同じメニューだが、弁当も作って、9時前に出社した。午前中は、メール処理と、昨日の続きで、Autotransformerの短絡試験での、電流ー電圧特性の計算。しかし...55kV用のトランスに1100Vしか印加していないのに、なんで定格電流の10倍も流れるねん、しばくぞ、こらぁ...なんて、コンピュータを殴っても、正しい結果がでるわけはない。結局、そのまま、時間切れになってしまい、講義に出席するため、大学へ向かった。

今日は、電気機器制御の授業。前回に引続き、ディジタル制御のお話のようである。s平面とz平面か...なんか、昔、勉強したなぁ...しかし、この授業、先生の弾丸トークは聞き取れないが、OHPの図と単語の意味するところは、大方想像がつくので、助かる。あと、授業の中で、MATLAB/SIMULINK(回路計算用の高額ソフトウェア)の話も出ていた。やはり、どこに行っても、このソフトは、制御屋の愛用品らしい。

授業の後は、バスに乗り、スーパーで買いものをしてから、寮へ帰った。最近、また、鬚を伸ばし始めたのだが、夕食後、洗い物をしにキッチンへ行くと、ベトナム人のウィーに、「鬚剃れよー」と言われた。なんでかなぁ?怖く見えるからかなぁ?理由はよく分からない...
(終わり)


07.01.05(Freitag)
今日は、8時半過ぎに出社。メールの処理を開始し、途中、コーヒーブレイク。コーヒーを飲んだ後、昨日、シュテファン教授に貸してもらった、Strassenbahn(路面電車)の写真と資料について、少し質問をしてみた。貸してもらった写真は、主に、Dresdenの西に位置する街、Halle、Leipzig、および、ChenmnitzのStrassenbahnと、Dresdenの東にある、Bad Schandauという街の、ちいさなチンチン電車であった。この中で、Bad Schandauのチンチン電車は、以前から、マーティンとの会話の中でも、よく聞いていた。Bad Schandauまでは、Sバーンで50分位だから、この週末にでも行ってみるか。あと、Halle、Leipzig、Chemnitzにも、機会を見つけて、ぜひ、行ってみたいものである。その後は、メール処理の続きと、前回のドイツ語教室で分からなかった単語を調べて、今日の授業に備えた。2時前になり、授業に出るため、IFBを退社。途中で、パンをパクつきながら、教室へ向かった。

今日は、最初に、四季(Fruehling:春、Sommer:夏、Herbst:秋、Winter:冬)を習った。あと、Maerz(3月)はFruehlingだね、とか、NovemberはHerbstだよ、と言ってみたり、何月生まれ?と聞かれ、Im Dezember!と答えたりした。それから、一日のスケジュールを、ドイツ語で言ってみたりした。例えば、
なんて感じでね。まぁ、まだ、幼稚な文章だけれど、少しずつ、うまくなりましょう。しかし、im(=in dem)やら、um(=un dem)やら、am(=an dem)やら...とにかく、数多くの前置詞が出てくるので、時々、発狂しそうになるのだが、これも慣れやろね。季節はim、時間はum、曜日はam...うぉー、絶対忘れる...

授業の後は、一度寮へ戻って、それから、買い物に出た。帰ってきて、夕食を済ませ、今、今日のドイツ語のノートとにらめっこしながら、この日記を書いている。
(終わり)


08.01.05(Sonnabend)
今日は、9時半前に起きた。天気は快晴。せっかくの週末だから、出かけるか...ということで、朝飯食って、中央駅でコーヒー飲んでから、11発のSバーンに乗って、Bad Schandauへ向かった。Bad Schandauに到着したのは、12時少し前。フェリーで対岸へ渡り、早速、チンチン電車の乗り場を目指した。Stadtparkのそばに、チンチン電車、正式には、Kirnitzschtalbahnの乗り場はある。運用中ではない車両が、数両置いてある。時刻表を見ると、現在冬ダイヤで、運行間隔は1時間10分。少し前に、列車が出たばかりだった。次の列車を待つ気にはなれなかったので、歩いて、反対側の終点へ向かうことにした。このKirnitzschtalbahnが走る、Bad Schandauの北東の地域は、Saechsische Schweitz国立公園であって、数多くの山道が整備されており、絶好のハイキングポイントなのである。今度は、きちんと地図を買って、歩きに来たいと思っているのだが、今日の本命はKirnitzschtalbahnなので、本格的な歩きは、次回に取っておく...はずであった。


Stadtprak駅(左)、ここから道路へ出る(右)

単線のKirnitzschtalbahnは、細い道路の路肩を走る。普通の道路を歩いて行くのはつまらまいので、途中から、ハイキングコースの一つに入ったのだが...これが、まずかった。急な坂道を登り始める。20分ほど登ると、小高い丘の上に出た。今日は、雲一つない快晴で、丘の上は気持ち良い。しかも、景色も申し分なくきれいで、丘の上を通る道路を、Kirnitzschtalbahnの終点目指して歩いていく。ここまでは、良かったのだが、途中から、山道に入ってしまい、本格的なハイキングの様相を呈してきた。今日は、ダウンジャケットにセーターだったので、本格的に歩くには、少々厚着である。途中で、セーターを脱いでしまい、覚悟を決めて、歩くことにした。1時間ほど歩いたかな、??山(名前忘れた...)の頂上に着いた。さすがに、ここまで来ると、言葉は要らない感じである。ただただ、景色を眺めるだけであった。その後は、1時間くらいかけて、参道を下りてきた。参道の出口から、Kirnitzschtalbahnに沿って、200mくらい歩くと、終点のLichtenheiner Wasserfallである。


丘の上へ向かう坂道(左)、丘の上からの風景(右)


山道へ入ってしまった(左)、頂上付近の様子(右)


頂上からの風景(左)、頂上の岩場(右)


岩肌むきだし(左)、Kirnitzschtalbahnと並行して流れる小川(右)


終点付近(左)、Lichtenheiner Wasserfall駅(右)

停留所で20分くらい待つと、レールのきしり音をさせて、チンチン電車がやってきた。列車は、モータ付き車両1両とモータ無し車両1両の2両編成。駅に着くと、運転手は、この2両の車両を切り離し、モータ付き車両だけ、一旦、停留所の奥へ引き上げる。それから、側線を戻り、モータ無し車両の逆側にくっつけるのである。連結器は、電気自動連結器(連結の際、車両制御用の伝送回路も同時に連結する機構を持つ連結器)だと思われた。写真を何枚か撮ってから、チンチン電車に乗車。料金は大人片道3ユーロ(往復4ユーロ)であった。車内は木製、アンティークな感じである。車両は2軸なので、カーブへさしかかると、グラッと揺れる。また、路肩走行なので、車とすれ違うらしく、頻繁に減速する。あと、Stadtparkへ帰ってくるまで、2ヶ所、行き違いの場所があった。今は、冬で、観光客も少ないことから、列車の行き違いはないのだが、夏のオンシーズンには、列車本数も増え、途中での行き違いもあるのだろう。所要時間約25分、Stadtparkへ帰ってきた。


KIrnitzschtalbahnの運行列車(左)、車両前にて(右)


終点での、モータ付き車両の付け替え

帰りは、また、フェリーとSバーンを乗り継ぎ、Dresden Neustadt駅のスーパーで買いものをしてから、寮へ帰ってきた。そうそう、帰りに、Bad Schandau駅で、警察官に、パスポートの提示を求められた。最近、また、鬚生やしたから、怪しかったかなぁ?まぁ、Bad Schandauは、チェコとの国境に近いからだと思うけど...今日は、予定外に、長く険しい道を歩いてしまったが、結構楽しかった。今度は、Saechsische Schweitz国立公園の地図を買い、本格的なハイキングへ出かけることにしよう。
(終わり)


09.01.05(Sonntag)
昨夜、夜更ししてしまったせいで、起きたら、12時過ぎだった。昼飯食って、昨日のKirnitzschtalbahnの写真を整理した。それから、Cafeへ出かけ、1時間半ほど、読書を楽しんだ。舟橋聖一の新・忠臣蔵などにはまっており、それらの本と、休日の午後をCafeで過ごすのが、おきまりのスタイルになりつつある。その後、Dresden Neustadt駅のスーパーで買い物をしてから、寮へ帰った。

今日の夕食は、月曜日にも食った、チャーハンであった。「YURUの激安料理教室」を開催すべく、写真を撮りながら調理。今回は、塩加減もバッチリで、おいしかった。
(終わり)


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