YURUのドレスデン奮闘記
(18:25.01.05〜30.01.05)
25.01.05(Dienstag)
今日は、6時半前に起床。急いで、朝食用のサンドウィッチだけ準備して、講義に出席するため、大学へ向かった。毎週、火曜日の朝は、時間がない。教室に着き、10分ほど時間があったので、作ってきたサンドウィッチで、即席の朝食を取ると間もなく、講義が始まった。今日の、電気工学基礎の授業では、ひたすら、熱伝導の話。電気工学なのに、なんで熱伝導?なんて思ったりもするのだが、電力用トランジスタの放熱の例題なんかが出てくると、そういうことなの、と納得してしまうのである。

授業の帰りに見つけた作業用トラム

Dresdenの冬景色
授業の後は、バスに乗り、途中でパンを仕入れて、IFBへ出社した。午前中は、メールの処理と、昨日の写真の整理をした。途中、マーティンがやってきて、Autotransformerについて、少々議論。やはり、相互インダクタンスの値が、電流に大きな影響を与えるので、できるだけ、計算途中の近似をなくして、精密な計算をやってみる、ということになった。昼食を取り、午後は、写真の整理と、先日UPした、空港アクセス路線のマップの修正。どうも、成田エクスプレスの経路が間違っていたらしく、古関研のOBから、その旨指摘があったので、修正した。その後、シュテファン教授と議論をしたかったのだが、他のKollegeとの相談が終わらない様子だったので、メールだけ差し出してから、今日は退社となった。
帰宅後、昨日の日記を整理してから、夕食の調理をしていたら、ウィーが、俺の食おうとしていた肉の塊を見て、なんだこれは?と聞くので、多分?Beef Steakみたいなやつ?と答えた。また、1個33セントで安いから、と言うと、今度は、隣で調理をしていたアーマーが、33セントが安いって?と言ってきた。この寮に来て、毎日のように感じるのは、物価の捉え方の違い。同じドイツの物価を捉えるにしても、日本人と中国人、ネパール人にベトナム人、国が違うことで、全く感覚が違うのだ。だから、日本人の俺からすると、安いと思える100gで33セントの肉の塊も、ネパール人のアーマーから見てみれば、高いと感じられるらしい。うちの寮みたいに、多くの国からの留学生が住んでいる場所だと、そういうことを肌で感じられる。留学で勉強すること、もちろん、専門の研究もそうなんだけれども、それよりも大切なのは、留学生が、どういう気持ちで、外国暮らしをしているのか、ということを肌で感じることなんだと、この寮に住んでいて、思うのである。
(終わり)
26.01.05(Mittwoch)
ここ1週間ほど、Dresdenは、非常に寒い毎日が続いており、終日小雪が舞う日が多い。また、俺はと言えば、月曜のBerlin訪問で張り切り過ぎたせいで、週半ばであるにも関わらず、お疲れモードに入ってしまって、口内炎ができており、少し痛い。どうも、お疲れモードになると、口内炎ができるらしい...
今日の午前中は、交通工学科の授業に出てみた。本当は、電気鉄道理論?の講義に出る予定だったのだが、休講っぽかったので、近くの教室で開かれていた、"Verkehroekologie(交通エコロジー?)"の授業に出てみた。本日の内容は、交通における騒音の話だった(と思う)。騒音を示す値の単位[db]が出てきて、道路では?db、ジェットエンジンは??dbなんて、いろいろ例を出しながら説明をしてた。しかし、TU Dresdenでは、交通における騒音なんかが、一つの講義の内容として、きちんと成立してしまっているというのは、俺にしてみると、少し驚きだったりする。日本の大学でも、このような授業があるのだろうか?
授業の後は、IFBに出社。今日は、あまりメールも来ていなかったので、本格的に、Autotransformerの特性計算をやった。Autotransformerでは、無負荷試験の計算は簡単なのだが、通常のtransformerとは異なる位置に磁気結合を持っているので、短絡試験の計算は、結構厄介である。しかし、自己/相互インダクタンスの値が、ほぼ同一であるという観点に立って、相互インダクタンスの値が自己インダクタンスの値と一致する際の回路定数を求め、その回路定数の近傍で特性値を変化させて、電圧/電流特性を満足する回路定数を探索するという方法を考えてみた。また、これを行なうには、C言語でプログラムを書いてみないといけないので、午後のほとんどの時間は、プログラムの作成に費やした。プログラムは、まだ、完成していないが、続きは、明日ということにして、退社した。
今晩は、パスタで夕食。明日は、また、スープでも作ってみるか。今度は、ブロッコリーでも入れてみようかな。
(終わり)
27.01.05(Sonnerstag)
今日で、ドイツ入国後4ヶ月、留学生活の3分の1(以上)が終ってしまったことになる。あと、本日、寮でネットに繋がった。これで、週末も、メールのやりとりができるぞ!
今朝、少し寒さが緩んだような気がした。朝飯を食って、9時前に出社。午前中は、コーヒーブレイクに、メール処理と、昨日の日記の整理。それから、同僚のNeumannさんから、日本の鉄道車両の踏面(レールと車輪の接触面)形状に関して、在来線車両と新幹線車両の形状はどうなっているのかという質問を受けたので、HPをあさってみた。これに関しては、以前、東大での講義の宿題のため、一度調べたことがあったり、以外と簡単に見つかったので、そのHPを基に、Neumannさんと議論をした。
昼少し前にバスに乗り、Zwinglistrasseまで、パンを買いに行った。今日買ったのは、揚げパンと、Rosinenbrot(レーズンパン)、Steuselschnecke(説明しにくい...)を買った。今日は、全体的に甘い系だったが、ほど良い甘さで、俺好みであった。午後は、昨日に引き続いて、Autotransformerの特性計算。一応、プログラムは書いてみたものの、出てきた値を以って、PSpiceで計算してみると、どうも、電流の値が合わない。明日、解法を含めて、もう一度、検討してみよう。
会社の帰り、外へ出ると、また、厳しい寒さで、雪まで降っていた。野菜スープを作るため、スーパーで、Moehren(にんじん)とRosenkohl(ちびキャベツ)を買った。寮へ帰り、インターネットの設定をしながら、スープ作り。先日買った、鳥殻スープでまとめてみたら、あっさりしていて、結構いい感じに仕上がった。しかも、ヘルシーだしね。

スープの材料・ちびキャベツ
(終わり)
28.01.05(Freitag)
今日は、ドタバタと、一日が終ってしまった。
9時前に出社、メール処理とコーヒーブレイクの後、先日、東京のKollegeから来た、ドイツにおける、鉄道運行のための安全保安システムについて、Nuemannさんに質問をしてみた。ドイツの鉄道では、先日、正面衝突事故のあったイタリア国鉄と同様、地方閑散線区では、ATSのような安全保安システムは無く、信号所間の係員による電話連絡により、閉塞を保っているようだ。電話連絡にミスがあると、衝突が起きる可能性があると、Nuemannさんは言っていたけど、その程度の管理感覚でいいのかなぁ?まぁ、ただ、システムにかけるコストの問題もあるからなぁ...難しいところやねぇ。
昼食を取ってから、今度は、シュテファン教授と、少し議論。先日来、シュテファン教授は、とても忙しいらしく、あまり、議論をする時間がなかったのだが、今日は、大丈夫だった。議論の内容は、東京地区の空港アクセスに関するHPの説明、それから、来月下旬に、古関先生がDresdenにいらっしゃるので、そのことについて打ち合わせ。あと、明日は、シュテファン教授の40歳の誕生日パーティーということで、俺も、参加させていただくことになった。その後、明日のパーティー会場の場所を調べてから、大学でのドイツ語教室に参加するため、大学へ向かった。
今日のドイツ語教室は、テスト?だった。7枚の問題を渡され、ひたすら辞書を引きながら、解答解答...でも、結局、全部終らずに、残りは、来週解答があるとのことであった。しかし、2時間ぶっ通しだったので、さすがに疲れたね。授業の後は、一旦、寮へ戻ってから、買い物に出かけた。
夕食は、昨日のスープの残り。一人暮らしだとねぇ、一度スープ作っちゃうと、2、3日、スープだからなぁ。でも、まぁまぁうまいから、良いということにしておこう。
(終わり)
29.01.05(Sonnabend)
(運休)
(終わり)
30.01.05(Sonntag)
昨日は、シュテファン教授の誕生会で、帰って来たのが2時前だったので、日記を運休。なので、今日、昨日の分もまとめて書くことにします。
昨日は、9時過ぎに起床。朝飯食ってから、シュテファン教授の誕生日プレゼントを買いに出かけた。お目当ては、先日、Karstadtで見つけたSchal(マフラー)。黒とベージュとオレンジがあったのだけど、黒は地味だし、オレンジは少し派手過ぎると感じたので、ベージュにした。レジで、"Ich moechte schal fuer Present"というと、包装はサービスセンターでやるということだったので、会計を済ませて、サービスカウンターへ。カウンターのおばちゃんに、さっきと同じ文句を言うと、今度は、ドイツ語の弾丸トークが返ってきた。一瞬、はぁ?という感じになっていると、奥の包装紙を指さして、"Red, Green or Blue?"と言われたので、あっ、包装紙の色を聞かれていたんだなぁ、と思い、青を注文して、10分後に来いと言われたので、お買い物へ。マフラーを少し見から、ミルクとビスケットを購入、マフラーを受け取ってから、寮へ帰った。
帰ってから、メールの処理をして、スープの残りで昼食。さすがに、3食目になると、飽きてくる。その後、居眠りをしてしまい、4時になったので、少し早めだったが、誕生日パーティーに出かけることにした。誕生日パーティは、Dresdenの北西にある、Weissigという小さな街で行なわれるということであったので、トラムとバスを乗り継ぎ、Weissigに到着したのは、5時過ぎであった。パーティは、6時からだったので、少し、街を歩いてみることに。Weissigには、小高い山があって、スキーやソリを楽しんでいる家族連れがいた。ここ2年ほど、スキーをやっていなかったので、うらやましかった。それから、アジアン料理店に入り、コーヒーを飲んで時間を潰すことにした。店内では、ビール片手に、おっちゃんグループが話をしていた。俺は、その横で、窓の外を眺めながら、コーヒーを飲んだ。コーヒーは60セントだったが、どういうわけか、店長のおっちゃんが50セントにまけてくれた。なんでかなぁ?でも、人の良さそうな感じの人であった。
6時前になったので、アジアン料理店をあとにして、今日のパーティ会場である、Hoftheaterというところへ向かった。あとから、聞いた話だと、ここは、ずっと昔、farmerの作業場であったようだが、現在は、ミニ画廊?となっており、今日のパーティは、その一室(昔は、飼料置場?)で行なわれた。パーティを行なうには、何とも、いい感じの部屋であり、即席のミニステージまで用意されていた。部屋では、シュテファン教授の家族をはじめ、多くの人々がきており、もちろん、IFBの同僚も参加。まずは、皆シャンパンを持ち、シュテファン教授のあいさつの後、乾杯をした。それから、皆、好きな料理を頬張った。料理は、とてもおいしくて、はずかしながら、俺は、3回もおかわりしてしまった。そして、食事が落ち着いてきたところで、シュテファン教授の知り合いが、次々に芸を披露した。オルガンを引きながら歌を歌う人、リズムに合わせてラップをする女性、それから、シュテファン教授のパパとママも、オルガンと歌を披露。特に、パパさんのオルガンは、結構うまいものであり、感心してしまった。それから、シュテファン教授も、ギターを手に、知い合いの男性がひくオルガンとともに、10曲くらいのミニコンサートを披露。いままで、仕事をするシュテファン教授しか見る機会がなかったが、シュテファン教授に、こんな一面があるのだなぁ、と感心してしまった。今日のパーティで思ったこと、それは、ドイツ人、芸がうまい一面を持っているということ。皆、うまく笑いをとりながら、しかも、うまく楽器も演奏して、パーティを盛り上げていく。だから、パーティもとても楽しかった。また、俺はと言えば、そんなドイツ人の芸達者なところに憧れたりもするのであった。
そんなこんなで、1時過ぎになり、シュテファン教授にあいさつをしてから、同僚の車に便乗させてもらい、2時前に寮へ帰ってきたわけである。帰宅後、ネットをしてから、シャワーを浴び、床に就いたのは、4時前であった。

シュテファン教授(右)は船長役?

シュテファン教授のパパとママが共演

華麗な?パフォーマンス
今日は、1日グータラ。とりあえず、起きたら1時前で、昼飯を食ってから、メール処理。それから、<番外編>の編集をしようと思っていたのだが、どういうわけか、ないのよ、デジカメが...きっと、パーティー会場に忘れたか、同僚の車の中だと思うんだけれど、なくなったらショックだなぁ...明日、同僚に聞いてみよう。その後、居眠りをしてしまって、6時を回ってしまった。夕食を取り、現在に至る。今日は、何もできなかったなぁ。また、明日から、通常の出勤。また、今週で冬学期の授業は終了である。早いものだ。
(終わり)
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