YURUのドレスデン奮闘記
(19:31.01.05〜06.02.05)
31.01.05(Montag)
今日のDresdenは、終日小雨模様で、その雨が雪を融かし、地面は、クチャクチャであった。
8時過ぎに出社したら、土曜日、寮まで送ってくれた同僚がやってきて、デジカメを渡してくれた。どうも、車に忘れたらしい。本当に良かった。午前中は、コーヒーブレイクを挟んで、DAADの留学生への手引き作成のお手伝い、と言っても、自分の体験記をまとめただけだが...それから、メール処理をして、バスに乗り、講義出席するため、大学へ向かった。今日の電力用半導体の授業では、各素子(ダイオード、サイリスタ、GTO、IGBT等)の代表的な電流電圧特性を説明していた。しかし、学期の終わり頃になってから、これを説明するのかぁ...ちょっと不思議である。
授業の後は、バスで、IFBへ戻った。自室に入ると、同室のZingeさんと同僚が、何やら、ディスプレイをいじくっていた。どうも、Zingeさんのディスプレイがおかしいらしく、他の部屋から、バカでかいディスプレイが登場し、交換となった。僕はと言えば、その作業の横で、非線形の連立方程式の解き方を探っていた。インターネットで検索すると、「ニュートン法」の単語が...学部の頃、やったなぁ...明日、早速やってみることにしよう。
4時半に退社し、最寄りの停留所からトラムに乗ろうとすると、止まっているのよ。どうも、何か事件がおきたらしく、一度、乗り込んでみたものの、動く気配がなかったので、逆向きでWasaplatzへ行き、そこから、75番バスとトラムを乗り継ぎ、駅前のスーパーで買い物をしてから、寮へ帰ってきた。しかし、一体、何だったんだろう?
帰宅後、またまた懲りずに、スープを作った。だって、そろそろ、野菜を消費し切らないと、限界みたいだったから。今日は、奮発して、Bockwurst(ソーセージ)も入れた。まぁ、味付けは変わらないけど、Bockwurstが入った分、少し、豪華だったかなぁ。
(終わり)
01.02.05(Dienstag)
今朝は、6時に起床。スープで朝食を取り、1限の授業へ出席するため、大学へ向かった。今日は、電気工学基礎の最終広義。最初30分ほど、電力用トランジスタにおける、簡単なヒートシンク設計の例題をやり、すべての広義内容が終了。それで、終わるのかと思いきや、残りの時間で、授業内容のアンケート?の集計結果が発表された。授業中に発表しちゃうのかよ、と思いながら、良く分からない数多くのグラフを眺めていたが、時々、笑いも起き、先生、学生共々にとって、面白い結果になっていたようだ。ちなみに、コメントをいくつか紹介すると、
- zu viele Beispiele(例が多過ぎる...)
- Experimente sind gut und wichtig.(授業中の実験は、面白くて大切。)
- 1. Dopplestunde ist zu zeitig.(1限は早過ぎる。<==確かに!)
- langweilig(つまらねぇ...)
- Beispiele ins Internet.(例をインターネットにUPして!)
なんていうのがあったね。試験は3月2日らしい。持ち込みは不可のようだが、留学生の辞書の持ち込みは可のようだ。別に、受ける必要はないけれど、興味本意で、受けてみようかな。
バスに乗り、途中でパンを買って、IFBへ出社した。すると、今日のコーヒーブレイクでは、パンとぶどうが振る舞われた。来る前に、パンを買ってしまっていたが、俺も、パン2個と、ぶどうをいただき、満腹。その後、今日は、退社まで、Autotransformerの回路定数を求めるための、非線形連立方程式を書くプログラムを作成した。一応、完成に漕ぎつけ、定数を求めてみたものの、電流が、思っていたよりも少ない。プログラムのバグなのか、それとも、等価回路の考え方に問題があるのか。明日、この結果を見せながら、マーティンに相談してみることにしよう。
5時前に退社、寮へ帰って来た。郵便受けを開けると、Deutsche Postから、郵便物預り票が届いていた。幸い、近くのDeutsche Postだったので、トラムに乗り、取りに行った。すると、古関助教授から、新京成電鉄(東大で共同研究を行なっている)のカレンダーが送られてきていた。寮に帰り、早速飾ってみた。しかし、何とも、マニアックなカレンダーやなぁ。このカレンダーもっている人、日本中探しても、そんなに居らへんで。
今日は、午後に晴れ間ものぞき、少し寒さが緩んだ。このまま、暖かくなってくれると良いのだが...
(終わり)
02.02.05(Mittwoch)
今日は、ゆっくり7時半に起床。スープとパンで朝食を取り、9時過ぎに出社した。コーヒーブレイクの後、午前中はメール処理。ドイツで知り合いになった井上さんが、日本にお帰りになる旨、連絡がきていた。できれば、もう一度、鉄道談義をしたかったが...また、帰国後、機会があれば、会えるだろう。
昼食後、マーティンと、Autotransformerの回路定数について確認。昨日、PSpiceでシミュレーションした時は、電流が少なかったのだが、定数の代入ミスだったようで、定数を入れ直し、再度計算したら、1%程度の誤差で、ほぼ合っていた。良かった。その後、マーティンの書いているシミュレーションプログラムを見せてもらったのだが、どうも、C++という言語で書かれているらしかったが、プログラムおんちの俺には、あまり理解できない。これは、一度、C++を勉強した方が良いな、ということになり、明日以降、まずは、C++を勉強するということになり、今日の打ち合わせは終了。時間も5時前となったので、退社した。
買い物をしてから帰宅。今週、まだUPできていなかった日記の体裁を整え、ようやく、UPした。それから、晩飯を食おうと、冷蔵庫のハンバーグを見た瞬間、唖然となった。カビが生えているではないか...でも、まだ、賞味期限過ぎてないやんけ(怒)。しょうがないので、Buttergemueseとサンドウィッチで夕食。うぉー、肉が食いてぇ、肉が。
(終わり)
03.02.05(Sonnerstag)
今日は、午前中、病院と散髪へ行った。病院は、入国後2回目。持病のアトピーの薬が切れたので、診察と、処方箋書いてもらいに行った。今度は、迷わず、皮膚科の窓口へ。しかし、受付のねえちゃんに、ここじゃないと言われ、仕方なく、案内された違う受付へ行った。しかし、その受付で、「ここ、皮膚科?」と聞くと、最初行った受付へ行けと言われ、しょうがなく、戻ることに。今度は、さっきのねえちゃんと、別のねんちゃんの2人が対応してくれ、「前回、ここだった(推測)」と聞かれたので、そうだと言うと、受付をしてくれ、待合室で待つように言われた。少し待っていると、放送で名前を呼ばれ(とても、言いにくそうだった...)、診察室へ。薬がなくなったことを告げ、診察をしてもらう。肌の具合は悪くないようだ(もともと、そんなに悪くない)。前回と同じ薬の処方箋をもらい、病院をあとにして、Apotheke(薬局)へ。薬を購入してから、Altmarktのショッピングモールへ行った。ついでだから、伸びていた髪を切りに、前回と同じ床屋へ。10分ほど待って、前回と同じく、散髪前の(あまり、意味のない)シャンプーをしてから、丸坊主製作開始。"Mit mechanical schneiber, alles kurz, 10mm(バリカン、全部短く、10mm)"なんて、適当にドイツ語?を話すと、納得してもらえたらしく、10分ほどで、丸坊主が完成した。しかし、床屋のねえちゃんは、クシとバリカンという、日本では考えられない組み合わせで、器用に、裾を整えていく。
散髪の後は、一度寮へ帰り、シャワーで、細かい毛を落としてから、トラムに乗り、途中でパンを買って、IFBへ出社した。今日は、退社まで、C++というやつと格闘した。今日、プログラムを書いてみるまで、C++はC言語の発展版だと思っていたが、どうも違うらしい。確かに、共通している部分もあるのだが、プログラムの構成そのものが、結構違うらしい(と言っても、まだ、あまり理解していない)。しばらくは、こいつと格闘することになりそうだ。
夕食の後、ヨーグルトを食べながら、ぼんやり、考えごとをした。今月24日、古関先生がDresdenに来られるわけで、その時に、東大での研究に関する議論をしなければならないのだが、先日いただいた結果を見ながら、いくつか疑問点が生じた。まぁ、これが、今後の研究を進めるための材料になるかは分からないが、明日、早速、東京のKollegeにメールを書いて、少し、議論してみることにしよう。
というわけで、今日は、病院、散髪、C++、東大での研究と、いろいろあった一日であった。
(終わり)
04.02.05(Freitag)
今日は、Wasaplatzでパンを買ってから、9時前に出社した。コーヒーブレイクの後、会議室でIFBのミーティングらしきものがスタートし、俺も、居た方が良いのかなぁと思って、席に着いていたのだが、シュテファン教授の弾丸トークの後、皆、たんざくみたいな紙に、何やら書き始めた。どうも、これには、ついていけない気がしたので、自室へ退散して、メール処理を始めた。先日、東京から届いた資料に目を通しながら、昨晩思いついた疑問点をまとめ、東京のKollegeに送った。その後、会議の途中で振る舞われたソーセージをいただけることになり、会議室で軽食。しかし、あまり腹が膨れなかったので、自室に戻って、朝買ったパンを食べた。その後、少しメール処理をしてから、ドイツ語教室へ出席するため、大学へ向かった。
今日は、今学期最後のドイツ語教室。そして、今学期最後の授業である。まずは、先週のテストが帰ってきた。結果は、正解率50%。まぁ、こんなもんかなぁ、と思いながら、もう少し、勉強しなきゃなぁ、とも思うのであった。それから、少し教科書を読んで、先生の出した問題に答え、その後、テストの解答をして、最終授業は終了した。何だが、冬学期、いろいろあったが、あっという間だったなぁ。きっと、夏学期も、あっという間に終ってしまうんだろうなぁ...

一番左が、ドイツ語教室の先生
授業の後、バスで寮へ戻り、それから、夕食の買い出しへでかけた。部屋にじゃがいもがあったので、ミンチを買って、大好物のコロッケ(もどき)を作ることにした。寮へ帰り、早速、じゃがいもをboil。また、それと並行して、ミンチを炒めた。じゃがいもをつぶして、ミンチと混ぜ、コロッケのネタを作る。本来は、ここで、油で揚げるべきなのだが、揚げ物をしちゃうと、片付けが大変なので、フライパンに油をひいて、表面をこんがり焼いてみた。まぁ、ネタはコロッケだし、塩・こしょうの加減も良かったので、まぁまぁうまかったが、やっぱり、コロッケは、揚げた方がいいな。コロッケ(もどき)じゃ駄目らしい...
(終わり)
05.02.05(Sonnabend)
今日は、一日、のんびり。
とりあえず、起きたら昼だった。昼飯食って、部屋が汚かったので、掃除した。それから、少しゲームして、恒例の読書のため、Dresden Neustadt駅のBurger Kingへ。1時間半ほど読書をして、隣のスーパーで買い物してから、寮へ帰ってきた。
今日の夕食では、昨日のミンチの残りを使って、Spaghetti Bologneseという奴を作ってみた。作り方は、いたって簡単。ミンチを炒めたら、そこへ、水を250cc投入、沸騰してきたら、即席Bologneseの粉を入れて、かき混ぜながら温めたら出来上がり。それをSpaghettiにかけて食ってみると、結構いける味。しかも、高級(っぽい)感じもするし。しかし、今日は、ミンチ量が少し多かった...
最近、少しずつ、日が長くなってきたようだ。早く、春になってくれることを願う、今日この頃である。
(終わり)
06.02.05(Sonntag)
今日は、快晴だったので、ミニ・ハイクを決行した。
朝7時に起きる。朝飯を食って、HBf(Haupt Bahn Hof:中央駅)へ向かう。売店でコーヒーを買ってから、9時ちょうどのSバーンに乗った。途中、検札が回ってくる。すると...ないのよ、財布が...この時初めて、寮に財布を忘れたことに気が付いた(コーヒーは、ポケットの小銭で買ったので...)。車掌に、財布がないと(英語)で弁解し、次の駅で下車(見逃してもらえた...)。しょうがないので、向かいのSバーンに再度乗車し、Hbfまで帰ってきた。一旦寮へ帰り、財布を持って、再び、Hbfへ。1時間遅れの10時のSバーンに乗り、目的地、Schmilkaへ到着したのは、11時であった。長かった。
本日のコースは、SchmilkaからBad Schandauまで。Schmilkaの中心から、東へ500mくらい行くと、ハイキング道の入口がある。最初は、Kahntuelkeと呼ばれる、急な階段が続く。この辺りは、あまり日が当たらないらしく、雪が残っており、しかも、それが凍っているので、歩くには、最悪のコンディションである。それでも、何とか階段を登り終え、Kleine Basteiという展望台へ出た。そこからは、Elbe川と、その両側にある街とSバーンが展望できる。すばらしい景色である。しばし、景色を眺めながら、ショートブレイク。それから、本格的に歩き始めた。

Kleine Basteiからの眺め
ハイキング道には、先週降った雪が、まだ、残っていた。しかし、誰かが歩いたのか、雪は踏み固められており、歩きにくくはない。こんな日にハイキングに来るのは、俺だけだろうなぁ、と思っていたが、途中、何度か、ハイカーとすれ違った。1時間ほど、雪道を歩いただろうか、Falkensteinという大きな岩に出会った。子供達が、雪を被った岩を滑り台代わりにして遊んでいた。岩は、とてつもなくでかい。俺を入れて写真を撮ってもらったが、写真に写った俺は、豆粒?のよう。その後は、細いハイキング道が続く。しかも、雪が凍結しており、しかも下りだったので、滑る滑る。幾度となく、転んでしまった。30分ほど、歩いたところで、一旦、自動車道へ出て、また、すぐに、ハイキング道へ。15分くらい歩くと、以前訪れた、Ostrauの駐車場へ出た。この辺りまで来ると、何組かの家族連れが居り、日曜の午後、ゆっくりと散歩を楽しんでいるようであった。

こんな道を歩きました。

木々の間に垣間見るElbe川の対岸(左)、でけぇ岩(右)

Falkenschteinのそばで

俺が小さいでしょ!

こんな小径もあった(左)、何のためのトロッコ?(右)

Ostrau付近、雪の平原
駐車場から、少し車道を歩いた。その後、また、ハイキング道へ入り、これまた、半分凍った、急な階段を降りると、Elbe川のほとりへ出た。Elbeの川面には、冬の太陽の輝きが反射し、とてもまぶしい。Elbe川沿いの遊歩道では、多くの人が、日光浴をしながら、散歩を楽しんでいる。冬とは言え、太陽の光が降りそそぐ場所は、暖かく、俺も、日光をいっぱい受けながら、遊歩道を歩き、Bad Schandauへ到着した。正味の歩行時間は3時間半、距離は推定15kmといったところか。

Elbe川のほとりへ出た(左)、Elbe川沿いの遊歩道(右)
フェリーで対岸に渡り、3時過ぎのSバーンでDresdenへ帰ってきた。今日は、結局、15kmも歩いてしまったわけで、決して、「ミニ」ハイキングとは言えない感じだが、とても楽しかった(財布は忘れたが...)。また、春、夏と、Saechsische Schweitzを訪れ、Sachsenの四季を満喫することにしよう。
(終わり)
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