ドモ日記4月
04/04/13
ビデオ/機動戦士ガンダム劇場版T〜V
 何でいまさら、という疑問にお答えします。いまさらながらに見ました。
 同世代のうちでは、見てなくても珍しい方ではないと思うのですが(?)、子供のころからプラモデルなどは結構作りましたし、話題にもよく上ります。よって、一般教養として、やはり見ておかなくてはならないのではないかと思いまして、見ました。
 で、感想はと言うと、面白う御座いました。
 放映時期は自分が子供のころよりも、さらに前のころだと思います(違うかな?)。当然古いはずなのですが、時々出てくる「巨人の星」ライクな絵柄以外は、特に古さを感じませんでした。というよりも、逆に格好いいとさえ思ってしまいました。何故そう思うのか、はっきりとは言えませんが、やはりアクションの展開、構図の凝り方に、センスが感じられるからでしょうか。印象的な一枚の絵にたどり着くために、途中のアニメーションが存在しているようにも見受けられ、それもある意味正しいと好感を持ちました。
 メカデザインも最高です。ガンダムの側は、流石に使い古されて、今となってはレトロと言ってもいいですが、ジオン側は本質的に前衛的過ぎます。それがリアルに動こうとするんだから、たまらん。
 物語は、今回初めて通して見たのですが、ちゃんと繋がっているんですね(失礼)。特にこれといった感慨も浮かばなかったのですが、作成された年代を考えれば、すごいな、と思います。
 で、一番印象に残ったのはセリフ回しですな。普通に登場人物の会話を追っていると、会話の流れに沿ってないようなセリフがポンっと出てくる。しかも意味が、あまり分からない。見ていて、かなりギョッとする瞬間です。しかしながら、そういったセリフが妙に印象に残るから不思議です。ガンダムの作中に出てきたセリフが、他のところで引用されているのを見る機会は多いですが、作中では、さほど、そのセリフに必然性があるようにも思われない。つまり、印象的なセリフを出すように、作り手が心がけているからであり、なおかつそのセリフの出現にも、ある種の工夫があるように思われるのです。この技術には、かなり興味を惹かれました。
 この作品は、ある意味普遍的な作品であるとも言えますね。当然のごとく話題に上りますし、誰でも知っている。これ以降のアニメ作品に多大な影響を与え、この作品を基盤にした作品も多い(続編という話にとどまらず)。それでいて、なおかつ、この作品自体が独自の色、オリジナリティを持っています。
 何もないところから、こういう凄いものを作り出したクリエイターの方々、こういう方々が競い合って、今の日本のアニメ業界を作っていったのだなあと、それも深く感動した次第です。
04/04/01
 突然のことでは御座いますが、このサイト、閉鎖することにいたしました。
 嘘です。
 エイプリルフール(^_^)v
 とかいいながら、このサイトにおいては、全然洒落になってないことを、ネタ振る前から切実に感じていた私(>_<)
ビデオ/『トレーニングデイ』
 映画は映画館でというこだわりがありまして、今までビデオでみたものはレビューしなかったわけですが、まあ、サスペンスは別によろしいでしょうと…。
 『トレーニングデイ』映画の導入は、今日初めて刑事に新任されたばかりの若い警察官が、伝説的とも言えるベテラン麻薬捜査官のもとにつき、実践的な捜査手法を教わるところから始まる。それから、ああなって、こおなって、…サスペンスの映画って、話のスジ=面白さにつながるから、説明しづらいです。レビューできないじゃん。
 以下、とても抽象的な感想になります。
 映画のタイトルにもなっているよう、新任刑事生活開始の訓練日とも言える第一日目。この一日の、新任刑事、ベテラン刑事の関係という要素がこの作品のサスペンス性、最大のキモとなっている。この要素がなかったら、絶対にサスペンスは成立しなかったし、面白みも無かったと思う。それくらい重要。
 主人公である、新任刑事の気持ち。新しい未知の社会に踏み込む不安と期待感。憧れの刑事に少しでも認められたいという願望。自分の至らなさに対する羞恥の念。その中で揺れ動く、新任刑事の中の「正義」の観念。そういった泥臭いまでに人間的な、複雑な思いがあるからこそに作品が盛り上がっている。この新任刑事を演じるのが、イーサン・ホーク!久し振りに聞く名前ながら(失礼)、良く覚えているのは、僕の大好きな映画『生きてこそalive』の主人公だったからだろう。これだけでも好印象ながら、今回の役もハマリ役です。見るからに純粋そうな外見、挙動。それでいて時折見せる迫力のある視線。これ以上ないほどに理想的な配役と言える。
 で、ベテラン刑事の方は、デンゼル・ワシントン。自分的にはいい役者さんだと思っていたけど、なんとなく潔癖な印象が強くて、この役はどうかな、似つかわしいかなとか疑問に思っていました。
 で、実際のところどうだったか言うと、力業ですな。この人は物凄い役者様です。めちゃくちゃ複雑な役なのに、なりきってます。
 ベテラン刑事の性格は、とても複雑です。捜査官としては超一流のプロフェッショナル。人間的には素直にいただけない部分もあり、それでいてそれを納得させるだけの信念もある。もちろん悪人ではないし、それでいて善人でもない。立場を縛るシガラミも多いし、それを振り切る強さもある。仕事によっては鬼畜のごとく非情になり、それでいて新任刑事に対する思いやりも忘れない。何とも不気味なほど複雑でリアルな人間像である。
 それを、完璧に表現してますよ、デンゼルは…。
 このあまりに世知辛い二人の人格が、作品のサスペンスを動かす歯車となっているのですよ。熱いっす。
 実際、この作品のサスペンス性には、相当なものがあります。私なんて、本当に言葉通りに、心臓がバクバクいってました。あまりにリアルで、かつ意表をつく展開でした。
 これらサスペンスを盛り上げるのに、もう一役かっているのが、作品舞台のリアルさ。ロサンジェルスのストリート描写が、あまりに真に迫っていて、とても怖かったです。こんなところに居たくないです。とは言え、どことなく魅力的でもある。生活美とでもいいましょうか。メイキング見たら、本当のギャングさんが撮影に協力してました…いいのか?
 もう、どこをとっても無駄のない作品と言えますね。芸術的なまでに完璧なサスペンス映画です。これを見て、やっぱり僕はサスペンスが大好きなんだな、と再認識しました。
 の、割には「サスペンス」って入力する際、絶対に打ち間違えてるんですが…。さすおpえんす(>_<)なんだこりゃ
 もう、見逃している人は(例えば俺)、絶対に見た方がいいですよ。特別に気の利いた教訓なんかないですが、胸がドキドキして、心奪われることになるのは必至ですから。
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