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学習プロセスの応用

このプロセスの中で、大人・子供問わず、学習で最初に学んでいくのは意識の領域である。仕事で「一軒でも多く飛び込み営業する方が顧客を獲得しやすい」ということを学んだとする。いざ行動しようとした時、予想以上にうまくいかない、その時何を考えるか。飛び込みの数が絶対的に少ないのであれば、ある程度意識の範囲内で修正できる。それ以外の場合は振り返りが必要だ。

そこで、顧客とのやりとり(HOW)に注目する。しかし、何が問題となっているかわかれば苦労はしない。「早口でモノを売りつけようと感じさせる」など、顧客からフィードバックをもらえればいいが、普通は自分で探さないといけない。いろいろと考える間に、他の案が浮かび、「もっと効率的なやり方があるのでは」という疑問に変わり、論点がずれる。また、考えてもすぐに仮説がたてられないことが多い。それは、自分が答えを持っていても、無意識領域であるから、自分で“気づく”ことが困難になるからである。

やり方が悪いとわかっていても、どうすればいいかわからないのは、答えを他に無理やり結びつけようとすることである。商品の良さを理解できない客が悪い、留守が多くコンタクトがとれないから、とか。そこで、自分の中で、感情→観察・洞察→分析→仮説→行動→振り返り(LSC=ラーニング・スパイラル・サイクル)、を行い、必要な無意識領域の情報をとりだすことも方法である。

そこで、『ラーニングプロセス学』は、自分の意識領域を把握し、無意識領域を検証したり、個々が一連のLSCを通して、素直に感じて気づくポイントを探っていくことがテーマである。

<プロセス境界線>※モノの場合は読み取れる領域と、読み取れない領域

プロセスに影響を与える関係を整理すると、大きく3つに分けられる。
2・3は受け手の経験や感受性によって違ってくる。

1.対人関係(自分や他人)
2.対環境関係(自然や建物など)
3.対情報関係(文字・音など)

 自分と他の関係によっても、プロセスは変わってくる。同じアーティストであっても、コンサートも直接ライブで見るのと、ラジオで聞くのとは受けるものが違ってくる。ライブでは直接アーティストを目にする、周りのファンと見る(対人)、コンサート会場の設備(対環境)に触れる、ことができるからだ。これは上記の同じ対関係内でもいえ、雑誌によって商品の説明を読んで知るのと、他人から説明を聞くのでは感じ方が違ってくる。どちらが良いということではなく、お互いの差異を意識し、それにあったラーニングプロセスを考えていくことが必要である。「教室で先生と生徒、生徒と生徒という人の交流が学習するための最も効果的な方法」と考えられているが、他の形態も模索しながら、ケースバイケースの提案をしていくことがラーニングプロセスをより深めていくことになる。

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