英国便り from 出見世先生
ココでは出見世先生より届いたメールや写真なんかをご紹介しております。
英国便り 番外編(1)〈7月4日〉
出見世ゼミの皆さん、お元気ですか。
私たちは、今、米国のシアトルに来ています。独立記念日ということもあって、街全体がとてもにぎやかな感じがします。英語を話すことでは、英国と変わりはありませんが、その規模の大きさについては、比べるまでもありません。ショッピングセンター、高速道路、建物、キャンパスなどの大きさばかりでなく、食べ物、飲み物の大きさにも圧倒されます。普通に食事を注文して、一人前を食べきることができないのです。こちらの方は、こんなに食べるのだろうかと思っていると、残ったものを箱に詰めて持ち帰れるところもあるそうです。宿泊しているホテルの隣にシ
アトル大学があるのですが、キャンパスは広いです。さらに、ワシントン州立大学になると、シアトル観光の名所の一つとなっており、近くには「ユニバーシティ・ビレッジ」という名の大きなショッピングセンターがあります。
さて、皆さんはシアトルと聞いてどのような企業を思い浮かべますか。まず、現在、アメリカの航空産業で事実上の独占状態を享受している航空機メーカーのボーイングがあります。半分観光で、見学をしてきたのですが、ボーイング社が運営する航空博物館やボーイング社の工場はシアトル観光の名所のひとつとなっていま
す。写真はそのときに撮った超音速旅客機のコンコルドです。入場料は、英国の基準からすると大人12ドルと安価で、同社の創業からの歴史を紹介しているばかりでなく、軍用機なども展示されており空軍を退役されたと思われる方が時折説明をしてくれます。次に、スターバックスです。観光名所であるマーケットの近くにその一号店があり、大勢の人が来ていました。あまりに人が来るので、現在は、椅子をすべて取り払い立ち飲みしかできなくしています。
最後は、マイクロソフトです。創業者で先ごろ経営の一線からの引退後に社会貢献活動に専心することを表明したビル・ゲイツは現在でも生まれた街であるシアトルに住んでいるそうです。シアトルが米国でもっとも住みよい街として評価されていることとも無関係ではないでしょうが、個人と地域社会との関係が日本とは異なるように思いました。シアトル市内に関しては、マイクロソフトやビル・ゲイツの存在は至るところで感じるわけではありません。すでに複数の成功した企業があり、企業ばかりでなく芸術家も多数輩出しているシアトルは、日本的な「企業城下町」のイメージは当てはまらないようです。
シアトルは、任天堂によるマリナーズへの出資、イチローの活躍などもあって、とても親日的なところです。商学部の先生方でもこちらにあるワシントン州立大学に
留学された方が何人もいらっしゃいます。太平洋に面した西海岸にあり、地理的に近いところも日本との関係をよいものにしていると思います。こうしたシアトルで、7月7日に日本のコーポレート・ガバナンスや企業倫理について紹介を行いま
す。報告内容等については、次の英国便りで紹介したいと思います。
