英国便り from 出見世先生
ココでは出見世先生より届いたメールや写真なんかをご紹介しております。
英国便り 番外編(3)〈7月15日〉
出見世ゼミの皆さん、お元気ですか。
合同ゼミ、日頃の研究成果がうまくまとめられていたと思います。現代GPのプログラムで関わっている老舗の経営についての発表ができてとてもよかったと思います。
さて、シアトルから英国に戻りしばらくたちましたが、今回もシアトルで考えさせられたことについて書きたいと思います。シアトル大学は、すでに卒業式を終え、9月に始まる新学期まで一般学生の授業はないとのことでした。聞くところによると、米国の大学の授業料は高いので、休みの期間を利用して学生たちは学費を得るためにアルバイトやインターンシップに行っているそうです。しかしながら、平日のキャンパスに大勢の人がいました。その中には、日本からの留学生と思われる若者も多数いました。以前に勤めていた大学では、何十人もの学生を米国の大学に派遣し ていましたが、それと同じよう仕組みでシアトル大学に来ていたのかも知れません。また、グラウンドや中庭には、小学生ぐらいの子供たちも大勢いました。これは大学主催のサマースクールに参加しているのだそうです。私たちのパネルを総括してくれたベン先生は、この時期、ボーイング社やマイクロソフト社で働く人たちを対象に夜間に授業を行っているとのことでした。
昨今の日本では、半期に15回の授業を行うことを基準とすることが多く、私の学生の頃と比べて学生の休みの期間が少なくなっているように思います。その一方で、
多くの学生が昼間、大学の授業を受けて、授業後にアルバイトに行っているように思います。授業のことに集中させる仕組みを考える際には、いつアルバイトをできるようにするかも考えなければならないように思います。
ベン先生や企業倫理を担当しているジョン・ディーンハート先生が属するビジネス・スクールの正式な名前は、“Albers
school of Business and Economics”でその建物は、William Pigott Buildingでした。これは、アルバースさんやピゴットさんが大学に多額の寄付をしていることを示していると思われますが、先生方からはこうしたことについての説明は一切ありませんでした。シアトル市の中心部には、巨大な公立図書館があり、観光名所ともなっているのですが、この建物は、
ビル・ゲイツ氏により寄贈されたものだそうです。シアトル・マリナーズの本拠地であるセーフィコ球場の見学ツアーに参加した家族からは、任天堂の創業者の肖像画が飾られていたとの話を聞きました。マリナーズを他の州へ売却する話が出た際に彼が資金を球団に提供することによってそれを免れることができた話は有名ですね。
さて、コンファレンスの参加者から明治大学はどんな大学ですかと尋ねられた
際、東京の中心部に位置し、23階建ての校舎を有していると答えました。これには、「23階だって」と皆さん驚いていました。しかし、明治大学の特徴はこれだけではないですよね。皆さんであれば、どのように答えるでしょうか。今日は、ここまでにしておきます。なお、写真はキャンパスにあった巨大な木と噴水です。脇に小さく見えるのが息子です。
