英国便り from 出見世先生


ココでは出見世先生より届いたメールや写真なんかをご紹介しております。


英国便り Vol.2〈5月28日〉

 出見世ゼミの皆さん、お元気ですか。
 今日は、私が身を寄せいているサリー大学セントメリーズ・カレッジについて紹介し たいと思います。創立150年ほどの歴史を有しているそうです。カレッジというと 単科大学を想像しがちですが、複数の学部を擁しているところで、「サリー」という のはロンドンの南にある州の名前を意味しています。有名なケンブリッジ大学やオ ックスフォード大学でもそうですが、大学として実質的な機能を果しているのはカレッジで、大学はそのカレッジの連合体のようなものになっています。ただ、英国においても、「カレッジ」という言葉で「高校」を意味することもあり、ある銀行で口座を開設しようとした際、高校の先生と間違われました。セントメリーズ・カレッジは、サリー大学の傘下にありながら、カソリックの影響を受けています。そのため、アイルランドに関係する学科も設置され、キャンパスの中に礼拝堂もあります。キャンパスの一部には、元々は貴族の邸宅だったところもあり、その古さから映画のロケにもよく利用されているそうです。英国の大学は3年制で、現在、一部の大学で2年制に改編することが発表され、話題となっています。
 さて、先日、こちらの大学で「企業倫理」を担当しているカーニー先生と話をしました。「企業倫理」自体は、3年次配当の科目ですが、こちらの経営学部では、1年次の経営学入門、2年次の労使関係論などにおいても、それぞれの授業の一部で企業倫理やCSRに関係することを教え、最終学年である3年次において、その集大成と も言うべき「企業倫理」を教えているそうです。カーニー先生によれば、これは英国の他の大学ではあまり見られないことで、カソリックの影響を受けているカレッジ ならではのことであるとのことでした。こちらの大学は、現在、試験期間中なので、後期になったらカーニー先生の「企業倫理」に参加させてもらうことになりました。