英国便り from 出見世先生
ココでは出見世先生より届いたメールや写真なんかをご紹介しております。
英国便り Vol.20〈3月10日〉
出見世ゼミの皆さん、お元気ですか。
英国は、日本に比べて緯度が高いので、冬の時期は日没が早く日の出も遅く、雨や曇りの日も少なくないため、長い冬は人の気持ちを憂鬱にするといわれてきました。春から夏にかけての日が長い時期があるから、余計にそう感じるのかもしれません。しかしながら、今年のロンドンの気候は、世界的な温暖化の影響のためか、暖かく晴れ間の出ることも少なくありません。昨年4月に渡英したときよりも暖かく感じるぐらいです。その一方で、夜に音を立てて雨が降ったりゲールと呼ばれる強風が吹いたりします。我が家でも、戸外に置いてあったビンと呼ばれるゴミ籠が飛ばされたり、隣家との間にある板塀が壊れたりしたこともあります。ゴミ籠も板塀も、自分の所有物ではないので、板塀については、不動産屋に連絡して修理を依頼し、ゴミ籠はほぼ半日、家の周辺を探し回りました。同じものを買って弁償しなければならないかと、探すのをあきらめかけたとき、向かいの家の玄関のところに、我が家にあったゴミ籠が戻っていました。それ以来、ゴミ籠の上には、ゲールに飛ばされないよう、レンガが置いてあります。
また、今年は回数が少ないとのことですが、朝、車のフロントガラスなどが凍りついていることがあります。こちらでは、ディアイサーと呼ばれる氷を溶かすためのスプレーが売られていて、エンジンをかけてしばらくしても氷が溶けないときにはこれを使います。車がそういう状態のときには、路面が凍っていることもあります。こうしたことを経験すると、ロンドンの冬の寒さを実感するのですが、今年はその回数が少ないため、助かっています。ロンドンの冬の生活で日本ではわからないことを知ることもあります。一つは、芝生についてです。写真にあるように、冬でも芝生は枯れることはないのですが、夏とは状態が違うのです。それは、冬の芝生は水分を多く含んでおり、その上を歩くだけでも靴がどろどろになることです。息子は、毎週、サッカー教室に行くので、サッカーの後は、ボールとスパイクに付いた芝と泥を取ることが日課になっています。もう一つは、部屋の密閉性です。現在、借りている家には、窓枠の一部にすきまがあったり、庭へのドアにもすきまがあったりします。それでも、暖房をつけていると家の中は汗をかくほど暖かいのです。暖房器具は、現在では、和泉キャンパス第2校舎でしか見ることができない、熱湯を利用するボイラー式のものです。微妙な温度調整ができない分、温度が高くなるのかもしれません。
さて、私は、英国の冬の時間を利用して、出見世演習室と題したホームページを作成しています。アドレスは、以下の通りです。
http://homepage2.nifty.com/demiseseminar/
日本語と英語を併記する形で作成しています。5期生の皆さんが卒業されると、このホームページを更新することが困難になるでしょうから、6期生の方が入室されるまでの間、私自身のことや研究活動、ゼミの活動などについて紹介する予定です。こちらのページに比べたら、とてもシンプルなものですが、落ち着いたら定期的に更新するようにしていきたいと思います。ゼミのホームページ作成に関わってくださった方々に改めてお礼申し上げます。
追伸
パソコンの作業中、突然、停電に見舞われました。私達の住んでいる地域で停電が起きたようです。暖房も電話も使えなくなりました。問い合わせたところ、最大4時間以内に復旧するとのことでしたが、1時間ほどで電気が使えるようになりました。こちらにいると、いろいろなことが経験できます。
