英国便り from 出見世先生
ココでは出見世先生より届いたメールや写真なんかをご紹介しております。
英国便り Vol.5〈7月15日〉
出見世ゼミの皆さん、お元気ですか。
今日は、久しぶりに「おぉ明治」と校歌を歌いました。英国在住の明大卒業生の集まりに参加してきました。聞くところによると、3年ほど前より正式な校友会の支部 としての機能は停止していたそうです。今回は、商学部の石田貞夫先生のゼミを出られた吉岡さんのご尽力により、12名が集まり楽しいひと時を過ごすごとができま した。ロンドンのパブで明治の校歌がバックに流れ、肩を組み、手を叩きながら大 きな声をあげることができるとは正直思ってもみませんでした。おそらくロンドンのパブの長い歴史において、明大の校歌が流れたのはこれが初めてなのではないでしょうか。
中村那詮先生と諸上茂登先生のゼミを出られた方や卒業後に改めて語学など勉強しに英国に来ている方がいらっしゃって、教員としては大変うれしく思いました。中村ゼミや諸上ゼミがグローバル・ビジネス・コースに属することはいうまでもありませんが、石田ゼミは、私の学生の頃、商学部の「三大ゼミ」の一つで英字新聞と貿易実務を徹底的に学ぶことで知られていました。吉岡さんは、これからは母校に恩返しがしたい趣旨の発言をされ、私が学生時代に先輩方から伺った、「明治の伝統は上が下の面倒をみることだ」という言葉がまさに生きていると思いました。ロン
ドンから離れたヨークシャーから参加した先輩も、提携校であるシェフィールド大学で明大生が学んでいる際、お手伝いできることであればお手伝いしますと話されていました。海外で生活をしているものにとって、こうした人が身近にいるとわかるだけでも心強いと思います。
一方で、大学と卒業生との関係をどのようにすればより密になるかについては考えさせられました。梅津先生の属する慶応大学の卒業生は、英国でもほぼ毎月集まっているそうです。他にもこうした集まりを頻繁に行っている大学もあります。それに比べて、わが明治大学はどうしたのだろうと、会に参加した人すべてが思っていたようです。これは、在学中の過ごし方の違いから生じることなのでしょうか。校友会組織など、卒業後の仕組みの違いから生じているのでしょうか。あるいは、大学の規模の相違により起こるのでしょうか。それとも、何か他に要因があるのでしょうか。これは一つの要因に特定することが難しい問題かもしれません。 ただ、卒業しても大学に訪れたいと思える場所が変わらずに存在するということが必要なのかもしれません。出見世ゼミでは、毎年の新年会がそれに当たるかもしれませんし、今回から卒業生も参加してくれたように合同ゼミもそうかもしれませ ん。また、昨年末から今年の1月にかけて開催した卒業生を招いての就職懇談会や卒業生、現役ゼミ生に加え、大学院生や教養演習の学生を交えた大勉強会がそれに当たるかもしれません。私自身は、大学教員というのは、他者に教えるばかりでなく 他者から教わり学ぶ立場にあると考えているので、卒業生の考えや意見を聞けることはとても貴重なことだと思っています。ゼミでのつながりが母校へのつながりへと発展することを願うばかりです。なお、写真はロンドンのパブのものですが、今日の集まりとは関係ありません。
