慢性前立腺炎の悪化因子と改善方法
慢性前立腺炎は、日頃の生活習慣によって症状が悪化したり、ますます治りにくくなってしまう場合があります。
お酒は、飲んだ直後は全身の血行が促進されますので、前立腺に生じている腫れや充血などの炎症をひどくなり、痛みの発作が起こりやすくなったり、排尿時に痛みを引き起こすようになるなど、症状を悪化させてしまう原因になると言われています。
また、飲んだ後に酔いがさめてくると、筋肉が弛緩した状態のまま血行が低下していき、酔っている時の発汗によって体温が低下していきますので、お酒を飲む前に比べて体が冷えた状態になります。
そのため、骨盤内の組織の血行が悪くなり、免疫力の低下によって細菌感染が起こりやすくなったり、神経性の痛みやしびれがひどくなる場合があります。
たばこも、毛細血管が収縮して、全身の血行を悪くしてしまったり、筋肉の動きを司る神経への血液が供給されにくくなるため、前立腺やその周囲の痛みをひどくしてしまう原因になります。
お酒やたばこを少しでもずるずると続ける事で、慢性前立腺炎の不快な症状を長期的に引きずるよりは、症状が快方へと向かうまでは、きっぱりと止めてしまう方が、より早い改善が期待できたり、辛い症状を緩和できるようになる事があります。
また、長時間デスクワークで座りっぱなしでいる事や、車やバイクの運転を続けている事が多い場合も、前立腺の周囲の組織が圧迫され、うっ血を起こす事によって痛みが頻繁に起こるようになったり、前立腺の炎症によって起こる灼熱感や圧迫感などの違和感が生じやすくなります。
そのため、適度に休憩を挿むなどして、体操やストレッチを行い、下半身の筋肉の緊張を解きほぐす事で、下腹部やその周囲の血行を促進する事が大切です。
極端な運動不足も、下半身の筋肉量が低下して、骨盤周囲の血行が悪くなる原因になりますので、定期的にウォーキングやジョギングなどの軽い運動を行う習慣を作り、適度に汗を流す事も、慢性前立腺炎の改善効果があると言われています。
負荷の高い運動は、長続きしにくく、精神的にも大きなストレスになりますので、最初のうちは負荷が軽い運動でも、長期的に続けられるようにして行う事が大切です。
運動による適度な疲労感が得られると、睡眠の質も向上するため、心身の健康増進においても高い効果が得られるようになります。
他にも、肥満、高血圧、高血糖、高脂血症(高コレステロール血症)などの生活習慣病によって、免疫力の低下や自然治癒力の低下によって、症状の悪化を招く場合もありますので、日々の食生活を見直したり、適度に運動するなどして、規則正しい生活習慣を送る事も大切です。

