●其の八 「熊?戦車」


はい。だんだん載っけるモンが無くなってきました。

そもそもこれは「趣味」に入るのか? ん〜、まあいいや。



ちゅーのがね、これは現会社のグループ全体パーティ(6年程前)での出し物、
「仮装コンテスト」の為に作ったからだ。

「出場する会社は、1チームにつき本社から材料費10万円支給。」というおふれが出て、我が会社は1チームが出場願いを申請した。申請したのは他の開発チームだったんだけどそれを着て出場したがっていたのが(可愛い)女の人で、しかもその本人直々に頼みに来たのであっさりOKした。
・・・まあ男ですからね、私も。


それはさておき、東京へ搬入する為の往復輸送料が○万円で、
材料購入すんのに○万円位かかるかな?
で、ワシが今試してみたい材料が○○○○円なので…
合計9万○○○○円也、ちゅーとこか。結構ギリギリ。

必要な道具はそのチームのディレクターの首をしめて購入させた。



んでもって、定時後のみという条件で我がチームのディレクターからOKをもらい作業開始。


結局まる五日間会社に缶詰でした。 (すまんのォ、ゴン太。)




頭部は発砲スチロールを球状に削って中をくりぬき、厚さ5oのウレタンシートを巻きつけた後
表面は「スパンデックス」という伸縮性の高い布をミシンで縫い合わせて装着。
ボディは30o、手足は5oのウレタンシートを使用し、後は頭部と同じ方法で加工。
覗き穴はメッシュ(レース状の布)を使い、形を保つ為に裏には金網を使用。
あっそうそう、靴は型紙を作り硬質ウレタンシートで靴状に形成しその表面にウレタンシートを接着。
表側は同じ型紙から布に写してミシン加工、それを装着。
砲台部分も硬質ウレタン製、マジックテープにて取り外し可能。

ピンクの手さげ袋は、この着ぐるみの中に入っている本人のお手製。(ひまわりのアップリケ付き)
その中に入っている縫いぐるみは、わが社の商品。


「お腹の部分(左側)を縫い損ねたけど、材料も無いし社内のお遊び用なのでこんなモンでエエじゃろ。」
・・・と思っていたら、当日そのイベント会場にて立食パーティの最中、○月CEO(雲の上の方)から、

「この着ぐるみを使ってTVコマーシャルを作りなさい。」と言われたらしい。
まあ当時、発売前のタイトルでしたからねェ、これ。
で、ズルズルCMデビュー決定。 (え〜ッ)


天上人がこう言った限りはもう止まりませんわな。
うちの広報は「はッ、では早速手配を」って事になるし、そのチームの人は喜んじゃってるし。

うちのCEOに逆らえる人間はこの世に存在しない。



マジかよ。



…あの、作り直していいですか?(CMクオリティに)


●其の一 「酒呑童子」
●其の二 「福蔵」
●其の三 「愛は、言葉を跳び越えて・・・」
●其の四 「ハロウィン・パーティー」
●其の五 「恩人」
●其の六 「ボツ。」
●其の七 「おさる」
●其の八 「熊?戦車」