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研究教育内容


研究室の三つの心得
@「ものづくり」は「人づくり」・・・企業・社会から信用・信頼される人を目指す

A一仕事一片付け・・・6Sの徹底、当り前のことを当り前にやる
                 整理・整頓・清潔・清掃・作法・躾 ができて一人前
                 研究力の向上も6Sから
                 +2S(主体性、積極性) 
                 最近は自ら進んで6Sをやるように学生に教えています。

Bほうれんそう(報連相)・・・仕事の進め方、にんじん(認迅)付き
                      品質の悪い、食べごろでない、ほうれんそうは価値がないゴミと同じ

 若い人からは煙たがられそうですが、一般社会人として恥ずかしくない人材を育成したいと思っています。


研究分野
キーワードは、「葛飾北斎」と「もののけ姫」です。

1)密度成層流体の界面安定に及ぼす流体力学的因子と物理化学的因子の影響
  ・鉄鋼製造プロセスでの連鋳パウダーの巻き込み現象や溶鋼鍋からのスラグ流出挙動などについて、 シリコンオイル/水系の水モデル実験装置
   を用い基礎研究したいと思っています。
   介在物の少ない超清浄度鋼の製造技術の向上につなげるのが狙いです。
  ・Kelvin-Helmholtzの不安定とかMarangoni効果とかの観点から現象を整理してみようと思っています。
  ・実験装置や実験方法を検討している過程で、オイルと水を使うなら、石油タンカー事故で流出した石油の効率的回収にも応用できそうに
   思いました。現在、研究ニーズがあるのか調査中です。
  ・葛飾北斎の冨獄三十六景・神奈川沖浪裏の荒波は大気と海水の密度成層界面のケルビンヘルムホルツ不安定というわけです。

2)たたら製鉄とものづくり教育
  ・素材から製品まで一貫して体験できるものづくり教育としてたたら製鉄をやります。
   学生にはこれまでは工場見学やTV等で「へぇー!」「すごい!」だったイメージから、「やったぁー!」「できた!」という思いを体感してほしいと
   思っています。 ある意味成功体験です。 ものづくりの基本は、百聞は一見にしかず、百見は一実にしかずですね。 実際にやってみるのが
   一番です。
  ・また、学生には単に実演するだけでなく近代溶鉱炉との技術比較を機械工学的にやってもらいたいです。
   そこで、 「美夜古たたら研究会」なる科学技術活動サークルを立ち上げました。
  ・もののけ姫は、映画の中でたたらが出てきましたね。 立ちふいごを踏む人を「番子」と言うそうです。 10分もすれば疲れるので、次のチームに    代わる、ここから「代わり番子」という言葉が生まれたそうです。 
  ・EXILE HIROがプロデュースの「たたら侍」が公開されましたが、事情があって上映中止になりました。

3)都市鉱山資源の再生・効率的利用
  ・1600℃まで昇温できる小型電気炉を導入し、異業種から出る廃棄物を組合わせた有効利用技術に関する研究を始めました。

研究成果
2017年度卒業研究報告
 1)オイル粘度、界面張力、オイル厚みの影響を考慮した巻き込み限界流速式の検討
   (連鋳モールドフラックスの巻込み防止技術の研究−7)
 2)水中でのガラス球の沈降速度に及ぼす界面張力の影響
   (水中での粒子の運動に関する基礎研究−5)
 3)テルミット反応を利用したマイクロ波製鉄に関する研究−1
 4)酸化スケールの環境調和型利用技術に関する研究
 5)京築地域の砂鉄分析と地質学的考察
 
2016年度卒業研究報告
 1)オイル粘度、界面張力、オイル厚みの影響を考慮した巻き込み限界流速式の検討
   (連鋳モールドフラックスの巻込み防止技術の研究−6)
 2)円筒容器中のオイル/水2層流体からのオイル流出
   (溶鋼鍋からのスラグ流出防止に関する研究−2)
 3)水中でのガラス球の沈降速度に及ぼす界面張力の影響
   (水中での粒子の運動に関する基礎研究−2)
 4)水中でのPE球の浮上速度に及ぼす界面張力の影響
   (水中での粒子の運動に関する基礎研究−3)
 5)水中での気泡の浮上速度に及ぼす界面張力の影響
   (水中での粒子の運動に関する基礎研究−4)
 6)たたら製鐵炉の小型化と熱物質収支
 7)テルミット反応を利用したマイクロ波製鉄に関する研究−1

2015年度卒業研究報告 
 1)オイル/水2間の界面不安定に及ぼす界面張力とオイル厚みの影響 ← 改良実験装置+低粘度側を実験
   (連鋳モールドパウダーの巻込み防止技術の研究−3)
 2)オイル巻込み水モデル実験における実験装置のサイズ因子の影響 ← 新しい実験装置
   (連鋳モールドパウダーの巻込み防止技術の研究−4)
 3)円筒容器中のオイル/水2層流体からのオイル流出挙動
   (溶鋼鍋からのスラグ流出防止に関する研究−1)
 4)水中での粒子の沈降・浮上速度に及ぼす界面張力の影響 
   (水中での粒子の運動に関する研究−1)
 5)たたら炉と近代高炉との技術比較 
   (物質収支とエネルギー収支の解析調査)
 6)高粘度域でのオイル巻き込みの実験値と理論計算値との比較 
   (連鋳モールドパウダーの巻込み防止技術の研究−5)

2014年度卒業研究報告
 1)オイル/水2層流体の界面不安定に及ぼすオイル粘度の影響
   (連鋳モールドパウダーの巻込み防止技術の研究−1)
 2)オイル/水2層流体の界面不安定に及ぼす界面張力の影響
   (連鋳モールドパウダーの巻込み防止技術の研究−2)

 
[対外発表]
1.日本鉄鋼協会 第170回秋季講演大会 九州大学
    瀬々昌文,中島潤二,井口学:「モールドパウダー巻込みに及ぼす界面張力の影響に関する水モデル実験」,CAMP-ISIJ,Vol.28(2015),
    687.
 2.瀬々昌文,北村信也:「溶鋼中へのスラグ巻込み現象に及ぼす物理化学的因子の影響」,物質・デバイス領域共同研究拠点 研究報告書
    (平成27年度),(2016),2015146[CD-ROM]
 3.北村信也,瀬々昌文,中島潤二:「特集 製鋼プロセスにおける液/液系の混相現象」,混相流,Vol.30(2016),No.3,pp.266-273.
 4.日本鉄鋼協会 第174回秋季講演大会 北海道大学
    瀬々昌文,中島潤二,井口学:「オイル/水系密度成層流体におけるオイル巻込み限界流速」,CAMP-ISIJ,Vol.30(2017),
    638.